1. 尾形光琳画像
日本大百科全書
江戸中期の画家。京都の呉服商の老舗(しにせ)、雁金(かりがね)屋の次男に生まれる。父は尾形宗謙(そうけん)、弟に陶芸家として名高い乾山(けんざん)がいる。名は惟 ...
2. 尾形光琳
世界大百科事典
1658-1716(万治1-享保1) 江戸中期の画家。名は惟富,通称は市之丞。35歳から用い始めた光琳のほか,方祝,積翠, ...
3. おがた‐こうりん【尾形光琳】
日本国語大辞典
江戸中期の画家、工芸家。乾山(けんざん)の兄。京都の人。絵を狩野派の山本素軒に学ぶ。光悦、宗達に私淑し、大胆、軽妙な画風により、近世装飾画の最高峰といわれる。ま ...
4. おがたこうりん【尾形光琳】
国史大辞典
一六五八―一七一六 江戸時代中期の代表的な画家。祖父宗柏の代から東福門院の御服所を勤めていた呉服商雁金(かりがね)屋の当主宗謙の次男として、万治元年(一六五八 ...
5. 尾形光琳(おがたこうりん)
古事類苑
文學部 洋巻 第3巻 825ページ ...
6. おがた-こうりん【尾形光琳】
日本人名大辞典
1658−1716 江戸時代前期-中期の画家,工芸家。万治(まんじ)元年生まれ。尾形宗謙の次男。尾形乾山の兄。狩野派山本素軒にまなぶ。本阿弥光悦(ほんあみ-こう ...
7. 尾形光琳[文献目録]
日本人物文献目録
』望月信成『尾形光琳 』-『尾形光琳』ST生『尾形光琳』大西一外『尾形光琳 1‐5』梧葉『尾形光琳』清純『尾形光琳』辻田無茶士『尾形光琳』前田健次郎『尾形光琳』 ...
8. 尾形光琳『波濤図屏風』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
1704~1709年(宝永1~6)ころ 紙本金地着色 二曲一隻 メトロポリタン美術館所蔵 ...
9. いじゅう【以十】
日本人名大辞典
の人。「光琳(こうりん)印譜」によれば,「光琳孫以十画」の款記と「光是」の朱字方印をのこす。尾形光琳風の絵をかいたというが,あきらかでない。 ...
10. いとう-じゃくちゅう【伊藤若冲】
日本人名大辞典
2月8日生まれ。はじめ狩野(かのう)派をまなぶ。宋(そう),元(げん),明(みん)の中国画や尾形光琳(こうりん)の画風を研究し,写実性を基調に装飾性をくわえた独 ...
11. 伊藤仁斎
世界大百科事典
(連歌師の里村氏)。伊藤家は京都の上層町衆で,親族,姻族には角倉了以,里村紹巴,本阿弥光悦,尾形光琳・乾山らがいる。仁斎の青年時代は儒学で生計を立てることが困難 ...
12. いとうじんさい【伊藤仁斎】
国史大辞典
宝永二年(一七〇五)三月十二日未刻に没した。年七十九。嵯峨の二尊院に葬る。古学先生と私諡された。妻は最初、尾形光琳・乾山兄弟の従姉にあたる尾形(緒方)嘉那(かな ...
13. 印籠
日本大百科全書
人々をはじめ、梶川(かじかわ)文竜斎、山田常嘉(じょうか)、塩見政誠(まさなり)、飯塚桃葉、尾形光琳(こうりん)、小川破笠(はりつ)(笠翁)、堆朱楊成(ついしゅ ...
14. いんろう【印籠】
国史大辞典
椎原市太夫、明和年間(一七六四―七二)徳島藩蜂須賀重喜に召された飯塚桃葉らがいる。山田常嘉・尾形光琳・小川破笠・堆朱楊成らも異色ある作品を残している。 [参考文 ...
15. 歌麿 74ページ
東洋文庫
、白い打ち掛けには日本の錚々たる大画家たちが絵を描くのであり、花魁のための特殊な作品として、尾形光琳が有名な薄雲太夫の着物の模様を描いたという図柄をプリントした ...
16. うちわえ【団扇絵】
国史大辞典
実用品として普及すると、貴族や富商は競って名画家に描かせたので遺品も多く、中でも価値あるのは尾形光琳の団扇絵であろう。また江戸時代後期の町人は浮世絵的な版画の団 ...
17. 江戸時代美術画像
世界大百科事典
版画に新しい展開の道を見いだすようになり,菱川師宣による浮世絵が出現した。呉服商雁金屋出身の尾形光琳は,上方の上層町衆の芸術的伝統を継いで,宗達の装飾画風をより ...
18. えほん【絵本】
国史大辞典
菱川師宣・西川祐信・喜多川歌麿・葛飾北斎らは浮世絵派の中でも優作をのこした。他に橘守国・大岡春卜・英一蝶・尾形光琳・宋紫石・渡辺崋山らの画譜・絵本が広く行われて ...
19. エム=オー=エーびじゅつかん【MOA美術館】
国史大辞典
顕彰する「MOA岡田茂吉賞」の授賞、茶道などの伝統的文化活動の推進などの活動を行う。所蔵品は尾形光琳筆「紅白梅図屏風」、野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」など国宝三 ...
20. おおさかしりつびじゅつかん【大阪市立美術館】
国史大辞典
いる。館蔵品の主なるものには、阿部孝次郎寄贈中国画百六十点(阿部コレクション)、武藤金太寄贈尾形光琳関係資料三十三点、イタリア国立先史土俗博物館との交換寄贈エト ...
21. 尾形乾山
日本大百科全書
京都屈指の呉服商雁金屋(かりがねや)尾形家の三男として生まれる。名は深省。権平、惟允とも称した。尾形光琳(こうりん)は彼の次兄である。富裕な商家に育ちながら2人 ...
22. 尾形乾山
世界大百科事典
は惟允。習静堂,紫翠,逃禅,乾山,尚古斎,陶隠などと号した。呉服商雁金屋宗謙の三男で,次兄に尾形光琳がいる。若年から学問を好み,光悦の孫空中斎光甫や楽一入に陶法 ...
23. おがたけんざん【尾形乾山】
国史大辞典
一六六三―一七四三 江戸時代中期の陶工、画家。画家尾形光琳の弟。初名は権平、のち深省と改名し、諱は惟允、のちにまた扶陸とも称し、習静堂・尚古斎・陶隠・霊海・逃 ...
24. おがた-けんざん【尾形乾山】
日本人名大辞典
1663−1743 江戸時代前期-中期の陶芸家。寛文3年生まれ。尾形宗謙の3男。尾形光琳の弟。学問,茶事を藤村庸軒(ようけん)に,画を狩野安信にまなんだといわれ ...
25. 尾形乾山[文献目録]
日本人物文献目録
形乾山筆雪梅図』水尾博『尾形乾山筆八橋図解』-『尾形乾山筆花籠図』-『緒方乾山筆絲瓜図』-『尾形光琳・乾山に関する一資料 妙顕寺蔵漆塗螺鈿経箱に関して』石田一良 ...
26. 尾形氏[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:3件 『尾形光琳家譜』-『小形光琳並尾形家の事』相見繁一『緒方、本阿弥両家略系譜』小田雨畦 ...
27. おがた-そうけん【尾形宗謙】
日本人名大辞典
1621−1687 江戸時代前期の豪商。元和(げんな)7年生まれ。尾形光琳(こうりん)・乾山(けんざん)の父。家業の呉服商雁金(かりがね)屋3代をつぎ,東福門院 ...
28. かきつばた‐ず[‥ヅ]【燕子花図】
日本国語大辞典
〔名〕燕子花を主題にした絵。特に「伊勢物語」の八橋(やつはし)から取材した六曲一双の屏風(尾形光琳作、国宝、根津美術館蔵)は有名。 ...
29. 歌仙絵画像
日本大百科全書
・喜多院(きたいん))などが残る。このほか狩野探幽(かのうたんゆう)筆『新三十六歌仙画帖』や尾形光琳(こうりん)筆『三十六歌仙図屏風(びょうぶ)』なども有名であ ...
30. 歌仙絵
世界大百科事典
古典的素材の一つとなり,《休息歌仙》や群像の三十六歌仙絵など新奇な表現様式のものも生まれた。尾形光琳の《三十六歌仙図》屛風は,とくにそのパロディ精神が注目される ...
31. 狩野派画像
世界大百科事典
狩野派を破門されたといわれる久隅(くすみ)守景や英(はなぶさ)一蝶は風俗画に新生面を開き,琳派の尾形光琳や酒井抱一,南画の彭城(さかき)百川や谷文晁,円山派の円 ...
32. かみごりょうなかのちょう【上御霊仲町】京都市:上京区/室町学区地図
日本歴史地名大系
上古京下中筋組差配町の立売五町組に属し、藪之内町は一五軒役、御霊仲之町は四五軒役を負担。当町に尾形光琳の屋敷があった。禁裏御用水筋図(藤井正雄氏蔵)の「藪内」の ...
33. 雷画像
世界大百科事典
ことがわかる。また京都の建仁寺にある俵屋宗達の描いたものや,元禄時代(1688-1704)の尾形光琳の筆になるものもある。彫刻では日光の東照宮にあるものや,京都 ...
34. 贋作
日本大百科全書
、どこまでが真作であるか、その範囲に関して専門家の見解に一致はない。下って江戸時代に入っても尾形光琳(こうりん)のような独立的な画家で、近代になってから高い評価 ...
35. きたがわそうせつ【喜多川相説】
国史大辞典
生没年不詳 俵屋宗達と尾形光琳との間の画系を継ぐ江戸時代前期の宗達派(または光琳派)の画家。記録・文書にはその存在が確認されていないが、元禄―享保年間(一六八 ...
36. きょう‐まきえ[キャウまきヱ]【京蒔絵】
日本国語大辞典
〔名〕京都でつくられる蒔絵。優美な図柄を特色とする。幸阿彌家など伝統的な精巧な蒔絵と、本阿彌光悦、尾形光琳らの琳派風のものが代表。キョーマキエ ...
37. 京焼
日本大百科全書
ん)は、仁清の陶法を伝授されて、1699年(元禄12)、近くの鳴滝泉谷に本焼きの窯を開き、兄尾形光琳(こうりん)と組んで独自の琳派画風を加えた加飾陶器をつくり、 ...
38. きんこう‐せんにん[キンカウ‥]【琴高仙人】
日本国語大辞典
琴の名手で宋の康王の舎人となって仕え、鯉を巧みに乗りこなしたという。「琴高乗鯉」の画題で知られ、狩野元信、尾形光琳などの作がある。 ...
39. きんせい【近世】画像
国史大辞典
で復活したのが本阿弥光悦と俵屋宗達であり、その方向を元禄時代の富商的生活感情で再復興したのが尾形光琳と尾形乾山であった。この四名は書・画・陶の達人であったにして ...
40. 近世俳句集 237ページ
日本古典文学全集
、べたりとかきつばたの葉の上に白い糞を落とした。紺青の空の下に、濃い紫色の花が群がり咲く図は尾形光琳の絵を思わせるが、そこに落ちた鳶の糞は、一点の胡粉を画中に投 ...
41. けんざん‐やき【乾山焼】
日本国語大辞典
以て焼はじむ。鳴滝山は王城の乾(いぬひ)にあたれり。よって乾山(けんざん)を名とす。〈深省は尾形光琳の弟にして現在也〉」 ...
42. 元禄時代
世界大百科事典
仕事となりえたところにあったと考えられる。その前代からの推移は,京都上層町衆の家系に生まれた尾形光琳・乾山兄弟が,町衆として身につけた素養を生かしつつ,しだいに ...
43. 元禄文化画像
日本大百科全書
貴族的サロン文化に通じる雅の創造がすでに存在した。この伝統の下に元禄の美術工芸を代表するのは尾形光琳(おがたこうりん)で、その作品『八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはしま ...
44. げんろくぶんか【元禄文化】
国史大辞典
なお懐月堂安度らの華麗な立姿美人図はこの時代の肉筆浮世絵の代表である。さて京都町衆芸術の伝統をつぐ尾形光琳は「燕子花図屏風」「紅白梅図屏風」などに斬新豪華な装飾 ...
45. 江漢西遊日記 267ページ
東洋文庫
貝原益軒、新井白石、荻生徂徠、杉田玄白、本居宣長、三浦梅園、本多利明のような学者たちから、尾形光琳、平賀源内、上田秋成、與謝蕪村、菅茶山、池大雅、伊藤若沖、曾 ...
46. 好色一代女(井原西鶴集) 525ページ
日本古典文学全集
糯米・陳皮・山椒・茴香の粉末を湯に浮かべたもの。当時流行した京の画工宮崎友禅の似せ絵を描いた扇。友禅は尾形光琳の画風を学んで、友禅染・友禅扇をはじめた。元文元年 ...
47. こうずけのくに【上野国】群馬県
日本歴史地名大系
吾妻郡山田村(現中之条町)の町田延陵が寛政期(一七八九―一八〇一)の双璧とよばれた。絵画では尾形光琳の門下であった酒井抱一(前橋藩主酒井忠恭の弟)が出ているが、 ...
48. こうはくばい‐ず[‥ヅ]【紅白梅図】
日本国語大辞典
〔名〕紅梅、白梅二種を描いた絵。特に尾形光琳(おがたこうりん)筆の二曲一双(いっそう)の屏風は国宝で、中央上方から流れくる曲水をはさみ右に紅梅、左に白梅を配する ...