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春雨物語

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新編 日本古典文学全集
春雨物語
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【現代語訳】
春雨降り続いて今日で幾日やら、静かなうえに趣もある。使いならした筆硯取り出してはみたものの、思いめぐらしてみて、書くべきほどのこともない。物語のさま真似てみるのは初めてのこと、しかしながら、わたしのようにあって甲斐なき者、どのようなことが記せよう。昔近頃の出来事など、まことと読んで人に欺かれてきたものを、己また、こうして偽りと知らずに人を欺いている。それもよい。絵そらごと語り続けて、正史であるとありがたく読ませる人もあるのだからと、ものを書き続けていると、春雨は外にひとしお降りしきることである。

【目次】
春雨物語(扉)
凡例

血かたびら
天津処女
海賊
二世の縁
目ひとつの神
死首の咲顔
捨石丸
宮木が塚
歌のほまれ
樊かい 上
樊かい 下
校訂付記



国史大辞典
春雨物語
はるさめものがたり
江戸時代後期の読本。上田秋成作。十巻。作者の晩年にあたる寛政末期から文化初期にかけて書かれ、文化五年(一八〇八)に一度十篇にまとめられた。さらに作者の没する文化六年夏まで推敲が続けられた。作者が序文で、古い物語を手本にして創作するには、まだ初心者であると卑下しながらも、勇気を出して書き続けたといっているように、「物語」を意識して執筆されている。巻頭は「血かたびら」であり、以下「天津処女」「海賊」「二世の縁(にせのえにし)」「目ひとつの神」「死首の咲顔(しにくびのえがほ)」「捨石丸」「宮木が塚」「歌のほまれ」と続き、「樊〓」が巻尾に据えられている。これらは日本の古代に材を得た「血かたびら」「天津処女」などの歴史物語系と、当時実際にあった事件や、流布していた巷説から取材した「二世の縁」「死首の咲顔」などの本格的物語系に分けられうる。歴史物語系では、古代社会の帝位や運命や文学などを主題にして、歌道や古学に対する作者の思うがままが記されている。本格的物語系では、恋愛・蘇生・主殺し・仇討ち・殺人鬼の遁世など、実にさまざまな問題をテーマにして、構成に苦心し技巧が弄されている。ともあれ、『春雨物語』は雄勁蒼古(ゆうけいそうこ)な文章で表現された、きわめて高度な内容をもつ知識的、近代的文学といえよう。『日本古典文学大系』五六や『新潮日本古典集成』などに翻刻がある。→上田秋成(うえだあきなり)
[参考文献]
森山重雄『幻妖の文学上田秋成』、浅野三平『上田秋成の研究』
(浅野 三平)


日本大百科全書(ニッポニカ)

春雨物語
はるさめものがたり

上田秋成 (あきなり)作の小説集。作者最晩年の1808年(文化5)に一度まとめられたあと、没年である翌年にかけて全面的な改稿が行われていた。薬子 (くすこ)の乱に取材し、新来の中国文化と古代の心性 (エートス)の衝突を描いた「血かたびら」、遍昭 (へんじょう)や清麿 (きよまろ)の点描を交えつつ王朝初期の時代相を記した「天津処女 (あまつおとめ)」、剛直な海賊文屋秋津 (ふんやのあきつ)と紀貫之 (きのつらゆき)の対話を戯述した「海賊」、掘り出された禅定 (ぜんじょう)僧の乾いた生を描いた「二世 (にせ)の縁 (えにし)」、古怪な野の神の口を借りて自説を開陳した「目 (め)ひとつの神」、女性の首を斬 (き)り落とすことによって悲恋に結末がつけられた物語「死首 (しくび)の咲顔 (えがお)」、恩讐 (おんしゅう)をのりこえた東北 (みちのく)の野生児と若者の話「捨石丸 (すていしまる)」、伝説の遊女宮木 (みやぎ)の入水 (じゅすい)を語った「宮木が塚」、万葉の類歌を論じて自己の歌論を述べた「歌のほまれ」、親殺しの大罪人大蔵が全国を放浪したあと開悟するまでの魂の遍歴を描いた晩年の代表作「樊噲 (はんかい)」の10編からなる。時代の流行とかかわりないところで書かれ、写本の形で伝えられてきた。完本は第二次世界大戦後になって発見された。

[中村博保]



世界大百科事典

春雨物語
はるさめものがたり

読本。上田秋成作。10巻。寛政(1789-1801)の末年ころから最晩年までの約10年をかけて書かれた物語集で,1808年(文化5)10巻にまとめられたあと,翌年にかけて全面的に改稿された。文化6年の最終自筆本のほか,数種の文化5年本(稿本)が伝えられる。内容は三つに大別され,(1)薬子(くすこ)の乱に取材し,平城(へいぜい)帝の内面の推移を描いた〈血かたびら〉,列伝ふうの人物批評をまじえながら,良岑宗貞(のちの僧正遍昭)を中心に平安初期の時代相を描いた〈天津処女(あまつおとめ)〉,紀貫之に対して,自由人文室秋津(ふんやのあきつ)の口をかりて作者の持説を語る〈海賊〉など冒頭の歴史物語,(2)妖異な神々が,都を志す旅の若者に歌道伝授の無意味を諭す〈目ひとつの神〉,歌の遇不遇を論ずる万葉類歌論にあわせて自己の歌道論を記した〈歌のほまれ〉など,作者の学問研究の成果を芸文のかたちに変換した寓言(ぐうげん)小説(〈海賊〉をこれに含めることもできる),(3)蘇生した入定(にゆうじよう)僧の聖性脱落のさまを描いた〈二世の縁〉,結婚を阻まれた妹の首を兄が婚家の庭先で斬り落とす悲劇を描く〈死首の咲顔(えがお)〉,野性の男が主殺しの誤解をうけて逃亡ののち,一念発起して青の洞門を開削する〈捨石丸〉,悲恋の遊女が入水して節をとおす〈宮木が塚〉,奔放無頼な野性児大蔵が悪業を重ねながら全国を放浪し,のち頓悟するまでの魂の遍歴と成長を描いた〈樊噲(はんかい)〉上下など,口碑巷説に取材した物語である。

 はじめ歴史物語集として構想されたといわれ,冒頭3編にそのかたちが残されている。なかでも〈血かたびら〉は結晶度が高く,蒼古雄勁の評(芥川竜之介)に恥じない。後半の諸作では,一度凝縮した小説的修辞をつき崩すことによって新しい語りの地平が模索されており,作者の人間認識の深みが独自なかたちで形象されている。特に〈樊噲〉は生涯の最後を飾る大作で,自由で剛直,行動的な人間像が躍動的に描き出されていて,近世文学の一つの到達点をそこにうかがうことができる。
[中村 博保]

[索引語]
上田秋成
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6. はるさめものがたり【春雨物語】
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8. あか‐はだか【赤裸】
日本国語大辞典
裸にされた」*咄本・軽口御前男〔1703〕五・四「あかはだかにうちなされ、袖ごひのかしまだち」*読本・春雨物語〔1808〕死首のゑがほ「只今思ひたえよかし。さら
9. あがな・う[あがなふ]【贖・購】
日本国語大辞典
する。あがう。*和玉篇〔15C後〕「贖 アカナフ」*いろは字〔1559〕「贖 アカナフ」*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「御罪の事は、五佰くゎんの馬買ひてあ
10. あさはか‐ごと【浅事】
日本国語大辞典
〔名〕考えの浅いこと。未熟な考え。*読本・春雨物語〔1808〕海賊「浜成が和哥式に云(ふ)は、十体也と云も、同じ浅はか事也」
11. あさ・む【浅】
日本国語大辞典
見る人、あざけりあさみて、世のしれ者かな、かく危き枝の上にて安き心ありて眠るらんよ」*読本・春雨物語〔1808〕二世の縁「法師はいかりて、『いつはり事也』と云あ
12. あざれ‐ある・く【戯歩】
日本国語大辞典
〔自カ四〕「あざれありく(戯歩)」に同じ。*読本・春雨物語〔1808〕天津処女「みかど、宗貞が色このみてあざれあるくを、あらはさんとて」
13. あ〓し【悪】
日本国語大辞典
受くる」*蓮如上人御一代記聞書〔16C後〕末「あしき事をしても、心中をひるがへし本願に帰すれば」*読本・春雨物語〔1808〕血かたびら「御心の直きに、あしき神の
14. あじろ‐がさ【網代笠】
日本国語大辞典
酒〔1705〕二・一四「さるしゅっけ、くびにじゅずをかけ、あしろ笠(ガサ)きて通る」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・下「あじろ笠深くかがぶりて
15. あそび【遊】
日本国語大辞典
参れる」*更級日記〔1059頃〕「そこにあそびども出で来て、夜ひとよ、歌うたふにも」*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「酒うる家に入て、遊びに酌とらせ、たはれ
16. あだあだ‐〓し【徒徒】
日本国語大辞典
それは御心のまめやかなるにもあらねど」(3)中身がなく、いいかげんである。内容が空虚で浮薄だ。*読本・春雨物語〔1808〕二世の縁「扨も仏のをしへは、あだあだし
17. あつ・い【厚・篤】
日本国語大辞典
取かはし入ふりを五郎見やって、扨も、兄きあついわろ」(6)(篤)病気が重い。危篤状態である。*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「我が家の母あつき病にふし給へば
18. あつ・い【熱・暑】
日本国語大辞典
*源氏物語〔1001~14頃〕夕顔「御ぐしも痛く身もあつき心ちして、いと苦しくまどはれ給へば」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「やうやう
19. あつかい‐ごと[あつかひ‥]【扱言】
日本国語大辞典
〔名〕仲裁の口をきくこと。仲裁に立つこと。*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・下「かれら首にしてかへり、主の君にわびん。扱ひ言して法師も命損ずな」
20. あつか・う[あつかふ]【扱・〓・刷】
日本国語大辞典
(アツカ)へども弟聞入ずして」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・下「今はたがひに無やくの戦ひ也
21. あてど も 無(な)い
日本国語大辞典
んにてかしらせんじのあがる時」*浄瑠璃・用明天皇職人鑑〔1705〕四「ハテ彌あてどもないこと」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「ここより
22. あと‐な・し【跡無】
日本国語大辞典
〕五〇「はやく跡なき事にはあらざめりとて、人を遣りて見するに、おほかた逢へる者なし」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「けふは雨降りて
23. あふ・れる【溢】
日本国語大辞典
*浄瑠璃・蝶花形名歌島台〔1793〕七「其頃浪花(なには)の市中をあぶれありく五人男といふ者あり」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「今はあぶ
24. あやう‐が・る[あやふ‥]【危─】
日本国語大辞典
わびしくおぼゆ」*寛永刊本蒙求抄〔1529頃〕七「有識は物知た者ぞ。太平にあるまいとてあやうかるぞ」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「母あやうがりて
25. あらわ・す[あらはす]【表・現・顕・著】
日本国語大辞典
徳三年点〔1099〕八「大なるかなや、悲智の妙用、得て言ひ象(アラハス)こと无けむ」*読本・春雨物語〔1808〕天津処女「謀反ある事を、阿保親王のもれ聞て、朝廷
26. あり や 無(な)し
日本国語大辞典
りやなし〈蕪村〉」*雑俳・柳多留‐一一〔1776〕「常の日はわたし守さへありやなし」*読本・春雨物語〔1808〕目ひとつの神「かしら髪面におひみだれて、目ひとつ
27. あわれみ を 蒙(こうむ・こうぶ)る
日本国語大辞典
muru (アワレミヲ カウムル)」*読本・春雨物語〔1808〕天津処女「帝の御心に叶ひちかう召しまつはさせ、時々、文よめ、歌よめと御あはれみかうぶりしかば」
28. い【意】
日本国語大辞典
」(3)わけ。意味。また、文章などで言おうとしている点。主旨。*読本・春雨物語〔1808〕海賊「汝が名、以〓一貫
29. いい‐こ・す[いひ‥]【言越】
日本国語大辞典
・好色五人女〔1686〕三・二「かならず其折を得てあひみる約束いひ越(コシ)ければ」*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「手とりて帰れと、情なく云こさるるに、い
30. いい‐ささやめ・く[いひ‥]【言─】
日本国語大辞典
〔他カ四〕「いいさやめく」に同じ。*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「河守の此在(あり)さまに、心劣りせられて、宮木がかたちよし、ねたしなど言ささやめく中に」
31. いい‐さやめ・く[いひ‥]【言─】
日本国語大辞典
〔他カ四〕言い騒ぐ。言いさざめく。*読本・春雨物語〔1808〕二世の縁「『扨も扨も仏因のまのあたりにしるし見ぬは』とて、一里又隣の里々にもいひさやめくほどに」
32. いい‐なが・す[いひ‥]【言流】
日本国語大辞典
見たてまつり置きて、亡くなりなば、いとどいかなる有様にて、天の下にいひながされ給はん」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓「くはしく書き
33. いい‐わた・す[いひ‥]【言渡】
日本国語大辞典
ataxi, su, aita (イイワタス)〈訳〉他人に伝言を言う、または与える」*読本・春雨物語〔1808〕死首のゑがほ「とく帰らせよ。そこ掃清むべし、と云
34. いえ‐の‐こ[いへ‥]【家子】
日本国語大辞典
下「光衡先立ちて、子どもいゑの子以下、本寺の前に下り居つつ、馬引き並めたるさまなど」*読本・春雨物語〔1808〕捨石丸「さすがに刀は当ざれど、おのが血の流て、長
35. いかに せん
日本国語大辞典
四一八「上つ毛野佐野田の苗の占なへに事は定めつ今は伊可爾世母(イカニセモ)〈東歌〉」*読本・春雨物語〔1808〕血かたびら「兄のみ子いかにせん、御位に昇らせしを
36. いかに も
日本国語大辞典
にもあらんずらん」*苔の衣〔1271頃〕二「小太夫がいかにもしたる事にやとおぼせば」*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「いかにもせよ、稚きものは母が手離れて、
37. いき‐づ・く【息衝】
日本国語大辞典
はつきぬ かくのみや 伊伎都枳(イキヅキ)居らむ かくのみや 恋ひつつあらむ〈山上憶良〉」*読本・春雨物語〔1808〕宮木が塚「花はまだ盛と見しを、此嵐に今は散
38. いくさ‐だち【軍立】
日本国語大辞典
す」*平家物語〔13C前〕九・三草勢揃「朝夕のいくさだちに過ぎゆく月日は知らねども」*読本・春雨物語〔1808〕血かたびら「我、兵衛のかみ也、奈ら山、泉川に軍だ
39. いく‐ひさ【幾久】
日本国語大辞典
大物主(おほものぬし)の 醸(か)みし御酒 伊句臂佐(イクヒサ)伊句臂佐(イクヒサ)」*読本・春雨物語〔1808〕血かたびら「三輪の殿の神の戸をおしひらかすもよ
40. いけん‐ふうじ【意見封事】
日本国語大辞典
*本朝文粋〔1060頃〕二「意見封事 公卿意見六箇条 格〈略〉意見十二箇条 善相公」*読本・春雨物語〔1808〕海賊「三善の清行こそ、〈略〉意見封事(イケンフウ
41. い‐げ[ヰ‥]【遺偈】
日本国語大辞典
形質朽〓、貫花遺偈少林春」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・下「侍者、客僧等すすみて申す
42. いさ・つ
日本国語大辞典
大に息(なけ)き涕泣(イサツ)」*御巫本日本紀私記〔1428〕神代上「哭泣〈奈岐以左津留遠毛天〉」*読本・春雨物語〔1808〕血かたびら「蜑(あま)なれや、おの
43. いし【石】画像
日本国語大辞典
または土台などの石。*日本国考略〔1523〕寄語略・地理「石 依水─在木古(イシ─ザイモク)」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・下「石高く積
44. いず‐こ[いづ‥]【何処】
日本国語大辞典
の遊び「預かりたるものなど、取り出づる事あれば、『こはいづこなりつるぞ』などいひて」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓上「いづこより来たる
45. いずち なく
日本国語大辞典
どこへともなく。*読本・春雨物語〔1808〕捨石丸「捨いしは主を殺せしよと思ひて、家にも帰らず、何地(いづち)なく逃うせたり」
46. いたずら‐ごと[いたづら‥]【徒事】
日本国語大辞典
ら当世の歌舞妓狂言いたづら事を第一にたてて不作法なる行跡(ふるまひ)をして見すれば」*読本・春雨物語〔1808〕海賊「恋の部とて五巻まで多かるは、いたづら事のつ
47. いだてん‐あし[ヰダテン‥]【韋駄天足】
日本国語大辞典
〔名〕非常に速く走ること。また、その能力を持つこと。*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「今はあぶれにあぶれて、親も兄も谷の流にけおとして
48. いだてん‐ばしり[ヰダテン‥]【韋駄天走】
日本国語大辞典
*浄瑠璃・本朝三国志〔1719〕一「坂をのぼりにいだ天走、八町三所足もためず飛んで来るは」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓・上「『にくし
49. 韋駄天走(いだてんばし)り
故事俗信ことわざ大辞典
浄瑠璃・本朝三国志(1719)一「坂をのぼりにいだ天走、八町三所足もためず飛んで来るは」読本・春雨物語(1808)樊噲・上「『にくしにくし』とて追しけど、足は韋
50. いち‐びと【市人】
日本国語大辞典
市へ行く人」(3)町に住んでいる人。*俳諧・蕪村句集〔1784〕秋「市人の物うちかたる露の中」*読本・春雨物語〔1808〕樊〓「市人(イチビ
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