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ツルレイシ

ジャパンナレッジで閲覧できる『ツルレイシ』の世界大百科事典のサンプルページ

改訂新版 世界大百科事典
ツルレイシ
balsam pear
Momordica charantia L.

ウリ科の一年草で果皮が苦いためニガウリ(苦瓜)とも呼ばれる。インド原産で熱帯アジア,中国,日本で栽培される。中国には明のころ南方から入り,日本へは江戸時代に中国から導入された。一般には観賞用として栽培されているが,南西諸島や九州では食用として栽培している。つるは細いが分枝は多く,よく繁茂する。葉は小さくカエデ状で互生。花は雌雄異花で葉腋(ようえき)につき,黄色で径2cmぐらいの小花。果形は長さ50cmにも及ぶ長円筒形と15cm前後の楕円形のものとがあり,表面にこぶ状突起のあるものが多い。乾燥に強く,栽培は容易である。4~5月に種まきし,棚か支柱に誘引し,7月以降,開花後15~20日の未熟果を収穫する。未熟果は油いため,三杯酢,漬物などで食す。完熟果は種子を包む果肉が甘く,食用になる。観賞用としては棚仕立てや垣根仕立てにして熟した果実を観賞する。中国では果実を薬用にする。
[金目 武男]

[索引語]
balsam pear Momordica charantia
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検索ヒット数 37
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検索コンテンツ
1. ツルレイシ画像
日本大百科全書
ウリ科(APG分類:ウリ科)の一年生つる草。熱帯アジア原産。果実を食用とするが、苦味があるためニガウリ(苦瓜)ともよばれる。茎は細く長さ2~5メートル、巻きひげ
2. ツルレイシ[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
ニガウリ(苦瓜)、ゴーヤーともよばれる ©Shogakukan
3. ツルレイシ
世界大百科事典
ウリ科の一年草で果皮が苦いためニガウリ(苦瓜)とも呼ばれる。インド原産で熱帯アジア,中国,日本で栽培される。中国には明のころ南方から入り,日本へは江戸時代に中国
4. つるれいし[苦瓜]
古事類苑
植物部 洋巻 第2巻 638ページ
5. つる‐れいし【蔓茘枝】
日本国語大辞典
草〔1709〕七「錦茘枝(ツルレイシ)一名苦瓜と云」*書言字考節用集〔1717〕六「錦〓ツルレイシ 本名苦瓜。又癩葡萄」*博物
6. ツルレイシ(白レイシ)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
白皮種のツルレイシ。サラダゴーヤーともいう ©Shogakukan
7. ツルレイシ(太レイシ)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
短楕円(たんだえん)形のツルレイシ ©Shogakukan
8. ツルレイシの果実[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
長さは10~30cm。両端がとがり、表面に瘤(こぶ)状の突起が目だつ。別名ニガウリ(苦瓜)。沖縄ではゴーヤーとよばれ、郷土料理に用いられる。写真は若い果実 ©S
9. ツルレイシの花[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
葉は掌状に裂け、夏、葉腋(ようえき)に黄色の小花をつける ©Shogakukan 撮影/広瀬雅敏
10. ウリ(瓜)画像
日本大百科全書
さすことも多い。さらに意味を広げて、キュウリ、スイカ、カボチャ、トウガン、メロン、ユウガオ、ツルレイシ(ニガウリ)、ヘビウリ、ハヤトウリ、ヘチマなどもウリに含ま
11. ウリ画像
世界大百科事典
ン類(マクワウリ,メロン,シロウリ)のように多様に分化した栽培種ができてきたのであろう。→ツルレイシ →トウガン →ハヤトウリ村田 源+藤下 典之 民俗 ウリは
12. 鹿児島(県)画像
日本大百科全書
もっぱら、野山の鳥やけもの類、川や海の魚貝類がタンパク源であった。なお、熱帯原産のニガゴイ(ツルレイシ)やイトウリ(ヘチマ)もよく食べられる。いも焼酎や黒糖酒は
13. 花壇地錦抄・草花絵前集 142ページ
東洋文庫
(妻)イワレンゲ、ベンケイソウ科、多年草。本州中部、九州原産で、山地に生ずる(美)レイシ、ツルレイシ、一名ニガウリ、ウリ科、一年草。旧世界熱帯地の原産、中国では
14. 中国野菜画像
世界大百科事典
この中にはすでに日本に入ってきているが,一般化していないものも多い。たとえば苦瓜(にがうり)(ツルレイシ)などは中国では重要野菜であるが,日本では沖縄県や鹿児島
15. なが‐れいし【長茘枝】
日本国語大辞典
〔名〕ツルレイシの栽培品種。果実が細長くて、長さ五〇センチメートルほどになるもの。*重訂本草綱目啓蒙〔1847〕二四・菜「苦瓜〈略〉一種長れいしは、長さ一尺五六
16. ニガウリ
日本大百科全書
ツルレイシ
17. ニガウリ
世界大百科事典
ツルレイシ
18. にが‐うり【苦瓜】画像
日本国語大辞典
茘枝(つるれいし)〈略〉皮の味甚苦し。故苦瓜と云」*日本植物名彙〔1884〕〈松村任三〉「ツルレイシ ニガウリ 苦瓜」(2)植物「きからすうり(黄烏瓜)」の異名
19. びんば【頻婆】
日本国語大辞典
〔名〕({梵}bimba の音訳。「相思」と訳す)仏語。熟して鮮紅色の果実を結ぶ植物で、一説にウリ科ツルレイシ属のナンバンカラスウリに近縁な種類という。また、そ
20. 本草綱目啓蒙 2 219ページ
東洋文庫
取二両三碗輔加二瓜婁仁天花粉蒐活紅花→墓汁煉膏、服即愈ト云。〔附録〕天羅勒 未ダ詳ナラズ。苦瓜 ツルレイシ レイシ ニガウリ阿州 ゴウリカヅラ長崎 ニガゴヲリ
21. 緑のカーテン
日本大百科全書
緑のカーテンに適した植物は、設置する場所に応じて一年草と、多年草、つる性の木本を選択する。一年草では、ツルレイシ(ニガウリ)、ヘチマ、キュウリ、フウセンカズラ、
22. ミヤマニガウリ画像
日本大百科全書
および樺太(からふと)(サハリン)、東シベリア、中国東北部などに分布する。名は、果実の形をニガウリ(ツルレイシ)に見立て、深山に生えるニガウリの意味である。小林
23. モクレイシ画像
日本大百科全書
開く。果実は楕円(だえん)形で2裂する。名は、果実が裂けて赤い種子がのぞくようすがウリ科のツルレイシ(ニガウリ)に似ており、木本であることによる。海岸近くに生え
24. 和漢三才図会 18 23ページ
東洋文庫
癩葡萄〔余加古宇里。また蔓茘枝ともいう〕『本草綱目』(菜部甑菜類糸瓜〔集解〕)に次のようにいう。苦瓜(ウリ科ツルレイシ)の原産地は南蕃であるが、今は閾・広(福建
25. 【総論】鹿児島県
日本歴史地名大系
か、イワシ、サバ、トビウオの魚介類があればご馳走であった。イトウリ(ヘチマ)とかニガゴイ(ツルレイシ)、ミガシキ(芋茎)が食され、来客をもてなすときは放し飼いの
「ツルレイシ」の情報だけではなく、「ツルレイシ」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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