1. 櫟(いちい)
古事類苑
植物部 洋巻 第1巻 192ページ ...
2. いちひ【石櫧・櫟】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕木の名。イチイガシ。実は九月頃熟し、食用となる。木の質は堅く、器などに使用。 ...
3. くにぎ【櫟】
日本国語大辞典
〔名〕植物「くぬぎ(
櫟)」の古名。*大和本草批正〔1810頃〕一二「槲 作
誤。槲当
...4. クヌギ
日本大百科全書
ブナ科の落葉高木。幹は直立し樹皮は灰黒色で深く縦に割れ、アベマキに似るが弾性はない。葉は狭長楕円(だえん)形で長さ7~15センチメートル、縁(へり)に14対前後 ...
5. くぬぎ【櫟/橡/椚/櫪】
デジタル大辞泉
ブナ科の落葉高木。山野に多く、樹皮は暗灰色で裂け目が多い。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。5月ごろ、雄花と雌花とが咲く。2年目の秋に球状のどんぐりがなり、食べ ...
6. くぬぎ【櫟・橡・櫪・椚・椢】
日本国語大辞典
樹皮は染料に用いられ、種子は食用または糊料に、材は薪炭用および、シイタケの培養原木に使われる。漢名、櫟・橡。くにぎ。ふしまき。かたぎ。ふしくれぼく。つるばみ。学 ...
7. くのぎ【櫟】
日本国語大辞典
〔名〕植物「くぬぎ(櫟)」の異名。*義経記〔室町中か〕三・書写山炎上の事「末座(ばつさ)を見れば、くの木を打ち切り打ち切りくべたる燃えさしををっ取り」*日葡辞書 ...
8. 櫟
字通
怨めり。
櫟 れきらつ 爪弾き。 朽
櫟 散
櫟 寿
櫟 樹
櫟 大
櫟 櫟 ...9. くぬぎ【櫟】[標準語索引]
日本方言大辞典
ひよぐり / ひょひょんぐり / ひょんぐり / ひょんひょんぐり / よめ の御器くぬぎ:櫟の花うめずえくぬぎ:櫟の実うつぎ / こなら / じざい / じざ ...
10. クヌギ
世界大百科事典
里山の雑木林に最も普通にみられ,大きな丸いどんぐりをつけ,樹液に昆虫が多く集まるなど,なじみの深いブナ科の落葉高木。幹は直立し,樹皮は縦に細かく裂ける。やや太い ...
11. 以レ櫟爲二神木一 (見出し語:櫟)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 1793ページ ...
12. いちいえのしょう【櫟江庄】愛知県:海部郡
日本歴史地名大系
寺蔵)に「尾州海西郡櫟江庄堤内雀森」とみえ、現立田村雀ヶ森辺りも含んでいた。初見は長治三年(一一〇六)二月七日付の東寺政所宛平盛正解(東寺百合文書)で、「故太政 ...
13. いちいきたのしょう【櫟北庄】奈良県:天理市/櫟本地区/市ノ本村
日本歴史地名大系
同免田の所在は現櫟本町(西部)と大和郡山市石川町(南部)に比定される。また、康保四年(九六七)の記文(東大寺続要録)に、東大寺尊勝院根本所領の一として「櫟北庄」 ...
14. いちいたばらむら【櫟田原村】島根県:浜田市
日本歴史地名大系
[現]浜田市櫟田原町 田橋村の南に位置し、東は鍋石村、西は横山村、南は井野村。田橋村から分村して成立し、元禄一二年(一六九九)の石見国旧三領分附村々石高記録写( ...
15. いちいだにななのじんじゃ【櫟谷七野神社】京都市:上京区/成逸学区/社横町地図
日本歴史地名大系
[現]上京区社横町 船岡山の南東にある。高砂社ともいった(坊目誌)。祭神は春日明神で天児屋根命・武甕槌命・斎主命を併祀する。旧村社。祭日は九月一六日。「京内まい ...
16. 櫟谷神(いちいだにのかみ)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1388ページ ...
17. いちいだのしょう【櫟田庄】奈良県:大和郡山市/櫟枝村
日本歴史地名大系
六条三里(三)である。以上の条里によると、櫟田庄の所在は現櫟枝町辺りに比定される。延久以後については、正治二年(一二〇〇)の興福寺維摩大会料帳(興福寺文書)の「 ...
18. いちいだのしょう【櫟田荘】
国史大辞典
大和国(奈良県)添上郡の荘園。興福寺領。延久二年(一〇七〇)の雑役免帳に所見し、添上郡五条二里・三里、六条三里にわたり、膳夫寺田・伝法院田・勧学院田・大后寺田 ...
19. 櫟津(いちいつ)
古事類苑
地部 洋巻 第3巻 511ページ ...
20. いちいのきむら【櫟木村】佐賀県:佐賀市/上佐賀上郷
日本歴史地名大系
[現]佐賀市久保泉町大字上和泉字櫟木 東は神埼郡に接し、北は川久保村、西は上和泉村、南は西尾崎村に接する。正保絵図に「一井ノ木村」とある。文化一四年(一八一七) ...
21. いちいのしょう(いちいもとのしょう)【櫟庄(櫟本庄)】奈良県:天理市/櫟本地区/市ノ本村
日本歴史地名大系
ら現大和郡山市櫟枝町東南の二地域を中心としているが、櫟本町内で興福寺領櫟本庄と多少とも交錯している。東大寺領櫟庄は櫟本庄ともよばれていたもののようで、天暦四年( ...
22. いちいののえき【櫟野駅】鹿児島県:薩摩郡
日本歴史地名大系
逓送に多大な苦労が伴うことから、その中間の薩摩郡櫟野村に駅を置くことになった。その比定地を、「鹿児島県史」は現樋脇町市比野としたが、「川内市史」はこの比定では櫟 ...
23. いちいのむら【櫟野村】滋賀県:甲賀郡/甲賀町
日本歴史地名大系
[現]甲賀町櫟野 杣川の支流櫟野川の谷に位置。村域は櫟野川に沿って鈴鹿山脈に至り、南東は伊勢国鈴鹿郡(現三重県)、伊賀国阿山郡(現同上)。那須ヶ原山(八〇〇メー ...
24. いちいはら-せっさい【櫟原
斎】
日本人名大辞典
1723−1800 江戸時代中期の儒者。享保(きょうほう)8年生まれ。美濃(みの)(岐阜県)垂井(たるい)の人。京都の久米訂斎(くめ-ていさい)にまなび,帰郷し ...
25. いちいばらむら【櫟原村】山口県:宇部市
日本歴史地名大系
小野村と合筆記載される(→小野村)。「郡中大略」には櫟原村とあり、小野村を含み門役七三軒とし、櫟原村は櫟原組のみが記される。村域内に神内社の小祠がある。現在、如 ...
26. いちいもとのしょう【櫟本荘】
国史大辞典
大和国添上郡の荘園。現在の奈良県天理市櫟本付近を中心とする地域。櫟荘ともいう。領有関係は複雑で、同一名称の五つの荘園が重なりあっていた。 (一) 東大寺領官省符 ...
27. いちえだむら【櫟枝村】奈良県:大和郡山市
日本歴史地名大系
こり、櫟本村が樋の寸法九・六寸四方の板樋を伏せることで落着している(櫟枝区有文書)。鐺子に湯沸かせ子ども櫟津の檜橋より来む狐に浴むさむ 長忌寸意吉麿(「万葉集」 ...
28. いちきもんじょ【櫟木文書】
国史大辞典
もとに同十二年、年代順に度会(黒瀬)益弘が再編したのが『櫟木文書』である。檜垣家は以前、櫟木に居住し、櫟木兵庫家とも呼ばれていた。『櫟木文書』の名称はこれによる ...
29. いちぎばるむら【櫟木原村】福岡県:築上郡/築城町
日本歴史地名大系
[現]築城町櫟原 本庄村の南に位置し、城井川上流域の山間に立地する。櫟原とも記される(旧高旧領取調帳)。「豊国紀行」には立地について「いちい木村と寒田の間、山あ ...
30. いちぎむら【櫟木村】大分県:大分郡/庄内町
日本歴史地名大系
旧高旧領取調帳では高一八二石余。長宝水井手と宝暦元年(一七五一)完成の櫟木井路の水掛りで、寛政六年(一七九四)には長宝水の水掛り三〇石余、櫟木井路は七二石余(「 ...
31. いちだにじんじゃ【櫟谷神社】京都市:西京区/上山田村地図
日本歴史地名大系
「類聚国史」巻三二(天皇遊猟)弘仁四年(八一三)一〇月七日の記事にみえる櫟原野、「和名抄」などに載る葛野郡櫟原郷は、櫟谷神社の所在地一帯と推定される。〈京都・山 ...
32. いちだむら【櫟田村】兵庫県:三原郡/西淡町
日本歴史地名大系
[現]西淡町松帆櫟田 慶野村の東、倭文川中流北岸に位置する。北部丘陵地帯の谷々の水は倭文川に入る。籠池・皿池・糟池・大池など用水池が多い。天正一四年(一五八六) ...
33. いちのむら【櫟野村】福岡県:大牟田市
日本歴史地名大系
が課されていた。村内で産する阿蘇溶結凝灰岩は櫟野石とよばれ、江戸時代後期以降社寺の石造物や石橋・灯籠・墓石などの素材として多用され、これを加工する櫟野石工の活動 ...
34. 櫟本
日本大百科全書
天理市の一地区。旧櫟本町。古代の櫟本荘(しょう)。天理市の中心地丹波市(たんばいち)の北に続く上(かみ)街道の街村として発達、名阪国道が通じ、西名阪自動車道に接 ...
35. いちのもときたのしょう【櫟本北庄】奈良県:天理市/櫟本地区/市ノ本村
日本歴史地名大系
(一)である。公田畠の条里は、六条五里(二)、七条三里(二)である。この条里によると、櫟本北庄の所在は現櫟本町(六条四里・五里)と大和郡山市新庄町(七条三里)の ...
36. いちのもとちく【櫟本地区】奈良県:天理市
日本歴史地名大系
明治二二年(一八八九)四月一日の町村制施行により六ヵ村が合併して櫟本村となり、同二七年九月三日、町制を施行し櫟本町となる。昭和二九年(一九五四)四月一日、合併に ...
37. いちのもとのしょう【櫟本庄】奈良県:天理市/櫟本地区/市ノ本村
日本歴史地名大系
里(二)である。以上の条里によると、櫟本庄の所在は現櫟本町を中心としているが、高瀬川に沿って東に細長く散在的に延び、白川溜池南辺に至っている。前掲の長寺は櫟本町 ...
38. いちはらごう【櫟原郷】京都市:山城国(京都市域)郡郷/葛野郡
日本歴史地名大系
争論山城国葛野郡櫟原郷社里水陸田文調度文書」とあって、栖(棲)霞寺・観空寺(跡地は現右京区)にも近接していた。大覚寺から観空寺にかけての嵯峨野中・北部が郷域であ ...
39. いちはらじんじゃ【櫟原神社】富山県:滑川市/滑川町/神明町
日本歴史地名大系
七座のうちの「櫟原神社」の比定社の一つとされる。天明三年(一七八三)の滑川町惣絵図(田村家蔵)に神明社、天保一二年(一八四一)の滑川町見取絵図(滑川市立博物館蔵 ...
40. いちはらのしょう【櫟原庄】和歌山県:西牟婁郡/上富田町
日本歴史地名大系
「中右記」天仁二年(一一〇九)一〇月二二日条に「氏院庄櫟原石田」とあり、応保元年(一一六一)頃と思われる某書状(京都大学蔵「兵範記」仁安二年春巻裏文書)に「抑紀 ...
41. いちはらのしょう・いちはらむら【櫟原庄・市原村】兵庫県:篠山市/旧今田町地区/市原村
日本歴史地名大系
天喜三年(一〇五五)頃とみられる丹波国庄園注文(東大寺文書)に多紀郡西県に所在する庄園として「櫟原庄」とみえる。東条川上流の市原付近に比定され、その北方の本荘も ...
42. いちはらむら【櫟原村】奈良県:生駒郡/平群町
日本歴史地名大系
[現]平群町大字櫟原 生駒山地東麓、上ノ庄村西北に立地。「譜牒余録」所収の慶長六年(一六〇一)の片桐市正知行書立には「市はし村」、慶長郷帳には「一橋村」、元和郷 ...
43. いちびのや【櫟屋】
日本人名大辞典
?−? 戦国時代の絵仏師。奈良の人で,天文(てんぶん)(1532-55)のころの僧櫟屋順禅であろうといわれる。また里村紹巴(じょうは)の手紙によると,慶長(15 ...
44. いちもとじんじゃあと【櫟本神社跡】大阪府:南河内郡/美原町/真福寺村地図
日本歴史地名大系
仁徳天皇の皇子が大櫟木にちなんで社名をつけたといい、また天正三年(一五七五)までは行基創建の多数の伽藍があったと伝える。一方、応神天皇の皇孫瑞歯別皇子が社地の櫟 ...
45. クヌギカメムシ
日本大百科全書
昆虫綱半翅(はんし)目異翅亜目クヌギカメムシ科Urostylidaeの総称、またはそのなかの1種。体は扁平(へんぺい)で、触角は長く、頭部側縁の複眼のすぐ前から ...
46. くぬぎ‐ずみ【櫟炭】
デジタル大辞泉
クヌギ材から作った良質の木炭。ささらずみ。 ...
47. くぬぎ‐ずみ【櫟炭】
日本国語大辞典
〔名〕クヌギを焼いて作った炭。佐倉炭、池田炭などが有名。ささらずみ。くのぎずみ。*俳諧・炭俵〔1694〕序「かの冬籠の夜、きり火桶のもとにより、くぬぎ炭のふる哥 ...
48. くぬぎ‐はら【櫟原】
日本国語大辞典
〔名〕クヌギが生えている原野。*今昔物語集〔1120頃か〕二五・五「此奴(やっこ)は、終夜(よもすがら)戦ひし極(こう)じて〈略〉櫪原(くぬぎはら)などにこそ死 ...
49. くぬぎ‐ばやし【櫟林】
日本国語大辞典
七里ばかりゆきてみ給へば、ひがしよりにしにいわやあり」*土〔1910〕〈長塚節〉九「彼は村外れの櫟林(クヌギばやし)の側に居たので」*千曲川のスケッチ〔1912 ...
50. くぬぎ‐もみじ[‥もみぢ]【櫟紅葉】
日本国語大辞典
〔名〕クヌギの葉の紅葉したもの。《季・秋》クヌ
モミジ
...