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室町物語草子集

ジャパンナレッジで閲覧できる『室町物語草子集』の日本古典文学全集のサンプルページ

新編 日本古典文学全集
室町物語草子集
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室町物語草子集 全体

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室町物語草子集 拡大

【現代語訳】
昔から今に至るまで、めでたいことを聞き伝えているが、わけても、いやしい者が、格別に出世して、初めから終りまでも、ついにつらいことがなくめでたいのは、常陸国に住む塩売の文正と申す者であった。
そのわけを尋ねると、都より東の関東の八か国の中でも、常陸国の十六郡の中に、鹿島の大明神といって、世にもてはやされておられる神がおありになった。その神社の神主の長にあたる大宮司は、ゆたかな長者でいらっしゃった。四方に倉を建て、楊州の金、荊州の珠、綾織物、薄絹、ありとあらゆる宝がいっぱいで、何一つ足りないこともない。田地においては一万町、牧場は十六郷にわたり、その家の数は一万八千軒である。家臣、下級の武士、雑役の下男にまじって、さまざまな身分の女房八百五十人、雑役の下女三百人、草刈の者千人が使われていたが、何よりもすぐれた宝として、若君が五人おいでになった。

【目次】
古典への招待
凡例

文正草子(扉)
文正草子
御曹子島渡(扉)
御曹子島渡
猿源氏草紙(扉)
猿源氏草紙
ものくさ太郎(扉)
ものくさ太郎
橋立の本地(扉)
橋立の本地
和泉式部(扉)
和泉式部
一寸法師(扉)
一寸法師
浦島の太郎(扉)
浦島の太郎
酒伝童子絵(扉)
酒伝童子絵
磯崎(扉)
磯崎
熊野本地絵巻(扉)
熊野本地絵巻
中将姫本地(扉)
中将姫本地
長宝寺よみがへりの草紙(扉)
長宝寺よみがへりの草紙

解説
一 室町物語草子
二 作品解題
参考文献
付録(扉)
昔話「小さ子」資料一覧
サエノカミに関する近親相姦の伝承一覧
奥付

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