1. 武者小路実篤
世界大百科事典
1885-1976(明治18-昭和51) 作家,画家,思想家。別号は無車。子爵武者小路家の末子として東京に生まれた。公卿華族の家に末子として生まれたが,父の若死
2. むしゃのこうじ‐さねあつ【武者小路実篤】
日本国語大辞典
詩人、小説家、劇作家。東京出身。「白樺」を創刊し、その代表的作家として活躍。トルストイの影響を受け、人道主義を提唱。「新しき村」を創設。昭和二六年(一九五一)文
3. むしゃのこうじさねあつ【武者小路実篤】
国史大辞典
隣接して記念館がある。『武者小路実篤全集』十八巻(小学館)が現在刊行中。→新しき村(あたらしきむら),→白樺(しらかば) [参考文献]大津山国夫『武者小路実篤論
4. むしゃのこうじ-さねあつ【武者小路実篤】画像
日本人名大辞典
1885−1976 明治-昭和時代の小説家。明治18年5月12日生まれ。武者小路実世(さねよ)の4男。明治43年志賀直哉(なおや)らと「白樺(しらかば)」を創刊
5. 武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)画像
日本大百科全書
1951年文化勲章受章、1952年芸術院会員(再選)。東京・調布市の旧邸内に武者小路実篤記念館、埼玉県毛呂山(もろやま)町に武者小路実篤記念新しき村美術館がある
6. 武者小路実篤[文献目録]
日本人物文献目録
紅野敏郎『武者小路実篤』瀬沼茂樹『武者小路実篤』平野仁啓『武者小路実篤覚え書』米田利昭『武者小路実篤君』加藤一夫『武者小路実篤君の真価』江口渙『武者小路実篤研究
7. 武者小路実篤[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
国立国会図書館所蔵
8. 武者小路実篤(むしゃこうじさねあつ)
日本大百科全書
→武者小路実篤
9. しゅうさくじん【周作人】(Zhōu Zuòrén)
世界人名大辞典
設立する一方,雑誌《新青年》などを舞台に国語創出,文学革命の理論家として活躍.口語詩《小河》を執筆,武者小路実篤の新しき村運動に共鳴して宮崎県の同本部を訪問[1
10. あい‐こ[あひ‥]【相子】
日本国語大辞典
島も面色土気色で目が血走りて居るから、あいこでせへで御坐います」*世間知らず〔1912〕〈武者小路実篤〉一一「どっちがひどく好きでせう、相こにしておきませうね」
11. 愛慾
日本大百科全書
武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)の戯曲。4幕。1926年(大正15)1月『改造』に発表、同年3月改造社刊。同年7月築地小劇場で、友田恭助、山本安英らにより
12. あい‐よく【愛欲・愛慾】
日本国語大辞典
島崎藤村〉下・八「愛慾の為に衰耄(すゐまう)したやうな甥の姿が」【二】(愛欲)戯曲。四幕。武者小路実篤作。大正一五年(一九二六)発表。同年築地小劇場で初演。佝僂
13. 新しき村
日本大百科全書
水田や果樹園に加え養鶏が始まった。村内生活者は50名を超え、1980年には、武者小路実篤の書画、書簡、著書等を収めた「武者小路実篤記念 新しき村美術館」が開館し
14. 新しき村
世界大百科事典
白樺派の文学者武者小路実篤が提唱した生活共同体の村。1918年宮崎県児湯郡木城村に建設したが,その後,ダム工事で農地の大半が水没することになったため,39年埼玉
15. あたらしき‐むら【新しき村】
日本国語大辞典
宮崎県児湯(こゆ)郡木城町に建設された生活共同体の村で、大正七年(一九一八)トルストイの人道主義に基づき、武者小路実篤を中心に、全国から四〇余名が集まって生活し
16. あたらしきむら【新しき村】
国史大辞典
広げ、同二十三年財団法人となり、経営も安定して、今日に至っている。→武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ) [参考文献]武者小路実篤『この道を歩く』、木村艸太『
17. 新しき村
日本史年表
1918年〈大正7 戊午〉 11・14 武者小路実篤ら、「 新しき村 」を宮崎県児湯郡木城村に建設。
18. 我孫子[市]
世界大百科事典
など平将門に関する史跡が多い。明治~昭和初期には南に手賀沼を望むこの地を愛して,志賀直哉,武者小路実篤,杉村楚人冠らが移り住んだ。菊地 利夫 布佐
19. 我孫子(市)画像
日本大百科全書
ゴルフ場などが進出し、都市化が著しい。大正初期から昭和初期にかけて、志賀直哉(しがなおや)、武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)らが居住し、その旧跡も多い。手
20. あびこし【我孫子市】千葉県地図
日本歴史地名大系
まで編成され、成田線沿線の農村から都内各地に行商が行われた。大正時代手賀沼湖畔に志賀直哉・武者小路実篤・柳宗悦が一時期住み、文人らの往来があった。明治四一年布佐
21. あぶら を 注(そそ)ぐ
日本国語大辞典
動をさらにあおりたてる。人をほめそやしておだてる。火に油を注ぐ。*世間知らず〔1912〕〈武者小路実篤〉二「自分は油を注がれないでもいい加減に興味をもってゐた所
22. 油(あぶら)を注(そそ)ぐ
故事俗信ことわざ大辞典
さらにあおりたてる。人をほめそやしておだてる。油を掛ける。油を差す。 世間知らず(1912)〈武者小路実篤〉二「自分は油を注がれないでもいい加減に興味をもってゐ
23. あまっ‐たれ【甘─】
日本国語大辞典
、気持の上で人によりかかること。また、そういう人。あまえんぼう。*世間知らず〔1912〕〈武者小路実篤〉二〇「あまったれで、何処までもつけ上る」*大道無門〔19
24. アメーバ画像
日本国語大辞典
〕〈内村鑑三〉七「最初にまずアメーバのやうな原生動物が出でてから」*人間万歳〔1922〕〈武者小路実篤〉一「それならアミーバーでも一疋地球の水のなかに入れて見た
25. 有島武郎画像
日本大百科全書
教えるかたわら、北欧文学や社会主義の文献などを耽読(たんどく)した。 1910年(明治43)4月、武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)、志賀直哉(しがなおや)
26. ありしまたけお【有島武郎】
国史大辞典
その前後から信仰に対する懐疑をいっそう深め、同四十三年信仰を棄てて札幌独立協会を脱会するとともに、同年四月武者小路実篤らにより創刊された『白樺』に加入、文筆活動
27. 有島武郎[文献目録]
日本人物文献目録
と有島武郎』江口渙『有島君の死について』吉田熊次『有島さんの最後』厨川白村『有島さんの死』武者小路実篤『有島さんの手紙とその前後 』浦上后三郎『有島事件の頃』和
28. 池大雅[文献目録]
日本人物文献目録
』高橋竹迷『大雅堂と蕪村 1‐2』大閑山房主人『大雅堂に就いて』河野通勢『大雅堂について』武者小路実篤『大雅堂の遺跡』-『大雅堂の逸話』森銑三『大雅堂の面影』熊
29. いしがわちごう【石河内郷】宮崎県:児湯郡/木城町
日本歴史地名大系
「日向地誌」では合併後の石河内村は戸数九六・人数五三二、牛四六・馬八二、池一。大正七年(一九一八)一一月、武者小路実篤は白樺派の理想郷を石河内に定め、城に「新し
30. 居候(いそうろう)三杯目(さんばいめ)にはそっと出(だ)し
故事俗信ことわざ大辞典
居ります。居候置いて合はず居て合はず 居候三杯目にはソッと出し」気まぐれ日記(1924)〈武者小路実篤〉八月一八日「一月位いは籠城出来るやうにしておきたい。よく
31. 一休宗純[文献目録]
日本人物文献目録
奇行笑談』-『修養禅話 一休奇行録』高橋竹迷『一休禅師論語』久保正章『一休・曽呂利・良寛』武者小路実篤『一休和尚伝』高島米峰『歴史家のみた講談の主人公』芳賀幸四
32. いっししげき【一志茂樹】
国史大辞典
校長職や松本市教育会長などを歴任。教職についたころから『白樺』を知り、白樺教育を推進した。武者小路実篤・岸田劉生らと交わり、大正十一年には文芸誌『創作』の発行に
33. 一寸(いっすん)の虫(むし)にも五分(ごぶ)の魂(たましい)
故事俗信ことわざ大辞典
パーソナリチーに犬にも幽霊有る事は予も十数年研究して聊か得た処有るが」真理先生(1949~50)〈武者小路実篤〉二九「通用しないとは僕の口から断定したくない。僕
34. いっ‐とう【一等】
日本国語大辞典
也」*趣味の遺伝〔1906〕〈夏目漱石〉一「一等の待合へ来てみると」*世間知らず〔1912〕〈武者小路実篤〉八「自分達は一つの車が一等と二等にわかれてゐるボーギ
35. い‐の・る【祈・祷】
日本国語大辞典
くぞ、祈れただ、すはすは動くぞ、祈れただ」(3)心から希望する。願う。*友情〔1919〕〈武者小路実篤〉三四「僕は君の幸福を祈ってゐるよ」(1)元来、言霊(こと
36. 井原西鶴[文献目録]
日本人物文献目録
註)『俳諧史の研究』潁原退蔵『西鶴』麻生磯次(編註)『西鶴』栗山理一『西鶴』-『井原西鶴』武者小路実篤『西鶴』暉峻康隆『現代語訳西鶴好色全集 4巻4冊』吉井勇(
37. いんばい‐ふ【淫売婦】
日本国語大辞典
淫売婦なぞから、種々な浮世の話を聞く事は、最も深い興味を感ずる」*世間知らず〔1912〕〈武者小路実篤〉一二「C子を淫売婦が化けて来たのだとすら思った」
38. うえの-みつる【上野満】
日本人名大辞典
1907−1985 昭和時代の農業指導者。明治40年11月6日生まれ。武者小路実篤(むしゃのこうじ-さねあつ)の「新しき村」にくわわる。昭和22年から茨城県東(
39. うのじゅうきち【宇野重吉】
国史大辞典
民芸を創立して中心人物となる。リアリズムの新しい展望を一貫して追求し、ソビエト演劇の紹介、武者小路実篤・岸田国士・小山祐士らをふくめた日本近代劇の再検討を指針に
40. 梅原竜三郎[文献目録]
日本人物文献目録
画全集 13』-『アトリエの梅原竜三郎』白洲正子『梅原芸術の限界』植村鷹千代『梅原と安井』武者小路実篤『梅原と安井 新春美術放談』里見勝蔵『梅原の近作』中河与一
41. うら‐がえし[‥がへし]【裏返】
日本国語大辞典
手軽うてうつくしう見えるやうに、一変させてもらひたいものじゃ」*お目出たき人〔1911〕〈武者小路実篤〉四「自分以上の人格者が鶴を恋してゐると云ふことは大なる疑
42. う・る【売】
日本国語大辞典
すべ)てのものに対して云ふ可からざる『売られた』と云ふ感を懐ゐて居た」*友情〔1919〕〈武者小路実篤〉下・七「しかし僕は親友の恋してゐる女を横取りには出来ませ
43. エターナル
日本国語大辞典
〔形動〕({英}eternal )永遠に続くさま。永久に変わらないさま。*お目出たき人〔1911〕〈武者小路実篤〉一「誠に女は男にとって『永遠の偶像(エターナル
44. おおえ-けんじ【大江賢次】
日本人名大辞典
1905−1987 昭和時代の小説家。明治38年9月20日生まれ。武者小路実篤(さねあつ)の「新しき村」に共鳴,のち片岡鉄兵の影響でプロレタリア文学をめざす。昭
45. おおぎまち-きんかず【正親町公和】画像
日本人名大辞典
明治-大正時代の小説家。明治14年10月14日生まれ。正親町実正(さねまさ)の長男。志賀直哉,武者小路実篤(むしゃのこうじ-さねあつ)らと明治43年「白樺(しら
46. おかざき-せいろう【岡崎精郎】
日本人名大辞典
1898−1938 昭和時代前期の農民運動家。明治31年12月21日生まれ。武者小路実篤(むしゃのこうじ-さねあつ)の影響をうけ,郷里高知県に所有の田畑を小作人
47. おぐに-ひでお【小国英雄】
日本人名大辞典
1904−1996 昭和時代の脚本家。明治37年7月9日生まれ。武者小路実篤の「新しき村」の思想に共鳴し参加する。大正12年日活にはいり「あなたと呼べば」「青い
48. おこ・す【起・興・熾・発】
日本国語大辞典
su (ヲコス)」*俳諧・炭俵〔1694〕序「火桶にけし炭をおこす」*幸福者〔1919〕〈武者小路実篤〉五「囲爐裡に火を熾して湯をわかし」(4)寄席芸人の用語。
49. おざききはち【尾崎喜八】
国史大辞典
数年間銀行・会社へ勤めたが、文学への志望止みがたく、大正二年(一九一三)ころ高村光太郎を知り、ついで武者小路実篤・千家元麿らと交わり、『白樺』に翻訳や詩を発表す
50. おざき-きはち【尾崎喜八】画像
日本人名大辞典
1892−1974 大正-昭和時代の詩人。明治25年1月31日生まれ。武者小路実篤(さねあつ)ら白樺派の影響をうけ,大正11年第1詩集「空と樹木」を刊行。大正末