1. 与謝野晶子画像
日本大百科全書
歌人。明治11年12月7日、大阪府堺(さかい)市に菓子の老舗(しにせ)駿河屋(するがや)の三女として生まれる。旧姓は鳳(ほう)、本名志(し)よう。10代の初めか
2. 与謝野晶子
世界大百科事典
1878-1942(明治11-昭和17) 歌人,詩人。大阪府堺市生れ。本名しょう。旧姓鳳(ほう)。堺女学校補習科卒業後,家業の菓子商を手伝いながら古典を独習した
3. よさの‐あきこ【与謝野晶子】
日本国語大辞典
歌人。堺の出身。本名志よう。旧姓鳳。鉄幹の妻。新詩社に加わり「明星」に詩歌を発表。大胆な官能の解放を歌い、その奔放で情熱的な作風は浪漫主義運動に一時代を画し、ま
4. よさのあきこ【与謝野晶子】画像
国史大辞典
白桜院鳳翅耀大姉。『与謝野晶子全集』全十三巻(昭和九年、追補一巻を加えて四十七年再版)、『定本与謝野晶子全集』全二十巻(昭和五十六年)がある。 [参考文献]木俣
5. よさの-あきこ【与謝野晶子】画像
日本人名大辞典
1878−1942 明治-昭和時代前期の歌人。明治11年12月7日生まれ。鳳(ほう)秀太郎の妹。与謝野鉄幹主宰の東京新詩社社友となり,「明星」に短歌を発表。明治
6. 与謝野晶子[文献目録]
日本人物文献目録
華ひらく合理主義 与謝野晶子 1‐2』島本久恵『与謝野晶子』岩野喜久代『与謝野晶子』奥野信太郎『与謝野晶子』兼常清佐『与謝野晶子』長谷川泉『与謝野晶子』山崎敏夫
7. 与謝野晶子[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©小学館ライブラリー
8. 与謝野晶子蔵書印[図版]画像
国史大辞典
晶子 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
9. あい‐ぼ【哀慕】
日本国語大辞典
哀慕之至
」*舞姫〔1906〕〈
与謝野晶子〉「わが哀慕(アイボ)雨とふる日に
10. あえ‐か
日本国語大辞典
はし給はず」(3)自然の景物や夢、希望などのはかなげで美しいさま。*晶子新集〔1917〕〈与謝野晶子〉「冬枯の木立あえかになまめかし後(うしろ)に朝の歩み寄る時
11. あお‐あし[あを‥]【青葦・青蘆】
日本国語大辞典
〔名〕四、五月ごろ、若葉が伸びて青々としているアシ。《季・夏》*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「夕ぐれのさびしき池をわかやかに青葦(アヲアシ)ふきぬ初夏の風」*
12. あおがい‐ずり[あをがひ‥]【青貝摺】
日本国語大辞典
〔名〕「あおがいぬり(青貝塗)」に同じ。*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉はたち妻「柳ぬれし今朝門(かど)すぐる文づかひ青貝(アヲガヒ)ずりのその箱ほそき」
13. あお・む[あをむ]【青】
日本国語大辞典
da (アヲム)〈訳〉草や木が緑色である」*春泥集〔1911〕〈与謝野晶子〉「蜂蜜の青(アヲ)める玻璃のうつはより初秋きたりきりぎりす鳴く」(2)顔色が青ざめる
14. あから‐おぶね[‥をぶね]【赤小舟】
日本国語大辞典
「なこがれよみすりもすまにかき積みてあからを舟の灘通る日ぞ〈源俊頼〉」*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「燭さして赤良小船(アカラヲブネ)の九つに散り葉のもみぢ積
15. あき‐ひめ【秋姫】
日本国語大辞典
、〈略〉次に夏高津日神、亦の名は夏之売神、次に秋毘売(あきビメ)の神」*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「清滝(きよたき)の水ゆく里は水晶の舟に棹して秋姫の来る」
16. あけ【赤・朱・緋】
日本国語大辞典
ソム」*浮世草子・色里三所世帯〔1688〕中・三「姫百合(ひめゆり)のあけに咲し」*恋衣〔1905〕曙染〈与謝野晶子〉「精好の紅(アケ)としら茶の金襴のはりまぜ
17. あけ の 涙(なみだ)
日本国語大辞典
血の涙。涙が出尽くした後に出る血の涙。特に女性の流す涙にいう。*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉臙脂紫「さて責むな高きにのぼり君みずや紅(アケ)の涙の永劫(え
18. あげ‐ど【揚戸】
日本国語大辞典
〔名〕(1)縦みぞに沿って上下に開閉する戸。*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「春の月椽の揚戸(アゲド)の重からば逢はで帰らむ歌うたへ君」(2)上部が蝶番(ちょう
19. あげは‐ちょう[‥テフ]【揚羽蝶・鳳蝶】
日本国語大辞典
のあるものが多い。学名は Papilionidae 《季・春‐夏》*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉舞姫「さしかざす小傘に紅き揚羽蝶(アゲハテフ)小褄とる手に
20. あさぎ‐じ[‥ヂ]【浅葱地・浅黄地】
日本国語大辞典
かきぢ)の小釣(こづる)、浅黄地(アサキヂ)の花兎(はなうさぎ)」*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉舞姫「浅黄地に扇ながしの都染九尺のしごき袖よりも長き」
21. あさざくら‐みち【朝桜路】
日本国語大辞典
〔名〕桜の咲いている朝の路。*恋衣〔1905〕曙染〈与謝野晶子〉「くれなゐの蒲団(ふとん)かさねし山駕籠(やまかご)に母と相乗る朝ざくら路」
22. あさふね‐びと【朝船人】
日本国語大辞典
〔名〕朝、船に乗っている人。朝、船を漕いでいる人。*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「うすものや六根きよめまつらむとしら蓮風す朝船人(アサフネビト)に」
23. あさ‐みずいろ[‥みづいろ]【浅水色】
日本国語大辞典
〔名〕薄い水色。薄い青色。*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉臙脂紫「額(ぬか)ごしに暁(あけ)の月みる加茂川の浅水色(アサミヅイロ)のみだれ藻染(もぞめ)よ」
24. あさ・む【浅】
日本国語大辞典
、『いつはり事也』と云あさみて、説法すれど、聞人やうやう少く成ぬ」*恋衣〔1905〕曙染〈与謝野晶子〉「こころ懲りぬ御兄なつかしあざみては博士得ませと別れし人も
25. あずま‐や[あづま‥]【四阿・東屋・阿舎】
日本国語大辞典
亭(ちん)の遠眼鏡を取持(とりもち)て、かの女を偸間(あからさま)に見やりて」*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉蓮の花船「あづまやに水のおときく藤の夕はづしま
26. あそさん【阿蘇山】熊本県:総論
日本歴史地名大系
三好達治「草千里浜」、草野心平「阿蘇山」があり、短歌では川田順・斎藤瀏・釈迢空・与謝野鉄幹・与謝野晶子・吉井勇・若山牧水・土屋文明らがあげられる。美術では岡田三
27. あつ・い【熱・暑】
日本国語大辞典
するさま。情熱のはげしいさま。感動や感激などの度合がはげしいさま。*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉臙脂紫「やは肌のあつき血汐にふれも見でさびしからずや道を説
28. あめの 子(こ)
日本国語大辞典
羽をつけ、天上を舞うという子供の天人。*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「朝ぼらけ羽ごろも白の天(アメ)の子が乱舞するなり八重桜ちる」
29. あめ‐の‐さい【天才】
日本国語大辞典
生まれつき持っているすぐれた才能。また、それに恵まれた人。てんさい。*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉春思「天(アメ)の才(サイ)ここににほひの美しき春をゆふ
30. あやめ【菖蒲】画像
日本国語大辞典
ハナアヤメ 渓
」*舞姫〔1906〕〈
与謝野晶子〉「日は暮れぬ海の上にはむらさきの菖蒲(アヤメ)に似たる夕雲のして」(2)サトイモ科のショウブの古名
31. いいざかおんせん【飯坂温泉】福島県:福島市/旧飯坂町地区/上飯坂村
日本歴史地名大系
利用した木賃宿が内湯旅館になっていった。同二六年七月正岡子規が芭蕉の跡をたどって宿泊した。与謝野晶子が十綱橋を詠み、宮本百合子は当地に宿をとって小説「禰宜様宮田
32. 生田長江
世界大百科事典
1906年,同誌に発表した〈小栗風葉論〉で論壇の注目をあつめた。その後,孤蝶,森田草平らと与謝野晶子をいただく閨秀文学会をおこして《青鞜》発刊のきっかけをつくり
33. い‐こぞ・る[ゐ‥]【居挙】
日本国語大辞典
離山住南都事「興福寺の方には人おほく居こぞりて、いみじうにぎやかなり」*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「おん舟に居こぞる人の袴より赤き紅葉の島さして来ぬ」
34. 石川啄木[文献目録]
日本人物文献目録
新編石川啄木全集 10巻10冊』吉田孤羊(編)『新編石川啄木全集月報・啄木研究 1‐10』与謝野晶子等『啄木鑑賞読本』大井光夫(編)『啄木短歌評釈』矢代東村,
35. いし の 獅子(しし)
日本国語大辞典
石造の獅子。神社の両脇に立っているこま犬など。*恋衣〔1905〕曙染〈与謝野晶子〉「頬(ほ)よすれば香る息はく石の獅子ふたつ栖むなる夏木立かな」
36. 伊豆山[温泉]
世界大百科事典
れな横穴式源泉を再現している。相模灘に面したながめのよい閑静な温泉で,多くの文人に愛され,与謝野晶子は《明星》同人とともにここで歌を残し,谷崎潤一郎はここを舞台
37. いそ‐くさ【磯草】
日本国語大辞典
*俳諧・発句題叢〔1820~23〕冬中「磯草のかげも恃みて霜の庵〈葛三〉」*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「磯草にこほろぎ啼くや夕月の干潟あゆみぬ人五六人」(2
38. うす・い【薄】
日本国語大辞典
我扇八景〔1711頃〕紋尽し「こよひ見へぬはうんのうすいお人やと」*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉はたち妻「二十(はた)とせの我世の幸はうすかりきせめて今見
39. うすいろ‐ぞめ【薄色染】
日本国語大辞典
〔名〕薄紫色に染めた布や衣装。*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「灯(ひ)に遠きうすいろぞめのあえかさの落花に似るを怨女(ゑんにょ)と云ふや」
40. うす‐づき【薄月】
日本国語大辞典
「木の間を洩れる薄月(ウスヅキ)に、顔すかし見て莞爾(にっこり)笑ひ」*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「君が家(や)につづく河原のなでしこにうす月さして夕(ゆふ
41. うす‐どうしん[‥ダウシン]【薄道心】
日本国語大辞典
〔名〕信仰心や道徳観念などがあまり強くないこと。仏道に帰依する心が不十分なこと。*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「夕にはちるべき花と見て過ぎぬ親もたぬ子の薄道心
42. うすら‐あかじ[‥あかヂ]【薄赤地】
日本国語大辞典
〔名〕織物などの地色が、淡い赤色であること。薄くれないの地色。*舞姫〔1906〕〈与謝野晶子〉「水を出でて白蓮(しらはす)さきぬ曙のうすら赤地の世界の中に」
43. うわ‐ぎ[うは‥]【上着】
日本国語大辞典
垣魯文〉三・上「上着おなじくごまからじまに、まがひさらさの下タ着」*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉春思「湯あがりを御風(みかぜ)めすなのわが上衣(ウハギ)ゑ
44. うわ‐じろ・む[うは‥]【上白】
日本国語大辞典
〔自マ五(四)〕「うわじらむ(上白)」に同じ。*春泥集〔1911〕〈与謝野晶子〉「楽(たのしみ)はつねに変ると云ふ如く桃いろの衣上(ウハ)じろみつつ」*芋粥〔1
45. 栄花物語 358ページ
日本古典文学全集
事実はともかく、こういう噂が立つということだけで、東宮後宮での争いの激しさが知られる。なお、与謝野晶子『新訳栄華物語』は、原子が娍子を呪ったため、ばちが当って死
46. え‐がや[ヱ‥]【絵蚊帳】
日本国語大辞典
〔名〕絵のかいてある蚊帳。*恋衣〔1905〕曙染〈
与謝野晶子〉「この恋びとをしへられては日記(にき)も書きぬ百合にさめぬと画蚊
(
47. え‐だくみ[ヱ‥]【画工】
日本国語大辞典
済の国〈略〉画工(ヱタクミ)白加を献る」(2)絵かき。絵師。画家。*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉春思「恋と云はじそのまぼろしのあまき夢詩人もありき画だくみ
48. えど-さいこ【江戸さい子】
日本人名大辞典
に師事。大日本歌道奨励会石川支部長,金沢第一高女歌道講師となる。昭和5年新詩社同人となり,与謝野晶子(よさの-あきこ)と親交をむすぶ。14年彩雲会主宰。昭和36
49. えに‐し【縁】
日本国語大辞典
「明暮れ心うの花と眺めおりしに、えにしとて、都へ貰はれゆきぬるか」*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉はたち妻「恋の神にむくいまつりし今日の歌ゑにしの神はいつ受
50. え‐ひがさ[ヱ‥]【絵日傘】画像
日本国語大辞典
〔名〕絵模様のある日傘。《季・夏》*みだれ髪〔1901〕〈与謝野晶子〉臙脂紫「絵日傘をかなたの岸の草になげわたる小川よ春の水ぬるき」*それから〔1909〕〈夏目