1. 石川五右衛門画像
日本大百科全書
劇化の最初といわれるのは貞享(じょうきょう)(1684~1688)ごろ松本治太夫(じだゆう)の語った『石川五右衛門』で、浄瑠璃では近松門左衛門作『傾城吉岡染(け
2. 石川五右衛門
世界大百科事典
出身地には諸説があり一定しないが,河内・丹後・伊賀などの説が有力のようである。岩沢 愿彦 石川五右衛門の実在は疑えないところであるが,〈義賊五右衛門〉の名と人間
3. いしかわ‐ごえもん【石川五右衛門】
日本国語大辞典
安土桃山時代の伝説的な盗賊。文祿三年(一五九四)京都三条河原で釜煎(い)りの刑に処せられたという。「傾城吉岡染(けいせいよしおかぞめ)」「楼門五三桐(さんもんご
4. いしかわごえもん【石川五右衛門】
国史大辞典
また一説には遠江浜松の生まれで、真田八郎と称したが、河内国石川郡山内古底という医家により、石川五右衛門と改めたともいう。豊臣秀吉は前田玄以(のちの五奉行の一人)
5. 石川五右衞門(いしかわごえもん)
古事類苑
人部 洋巻 第2巻 801ページ
6. いしかわ-ごえもん【石川五右衛門】
日本人名大辞典
?−1594 織豊時代の盗賊。三好氏の家臣石川明石の子とする説,遠江(とおとうみ)(静岡県)浜松の生まれで前名を真田八郎とする説がある。京都をあらし,豊臣秀吉の
7. いしかわごえもん【石川五右衛門】
日本架空伝承人名事典
に処された。出身地には諸説があるが、河内・丹後・伊賀などの説が有力である。[岩沢 愿彦] 石川五右衛門の実在は疑えないところであるが、「義賊五右衛門」の名と人間
8. 石川五右衛門[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:3件 【逐次刊行物】:1件 『石川五右衛門実記』月之舎秋里『石川五右衛門実伝』柳沢武運三『石川五右衛門 2冊』塚原渋柿『石川五右衛門』
9. 石川五右衛門[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
役者絵国立国会図書館所蔵
10. 石川五右衛門(著作ID:90299)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもん 浄瑠璃
11. 石川五右衛門(著作ID:90335)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもん 辛井山椒(からいさんしょう) 作 勝川春常(かつかわしゅんじょう) 画 黄表紙 天明年間刊?
12. 石川五右衞門處刑 (見出し語:石川五右衞門)
古事類苑
法律部 洋巻 第1巻 754ページ
13. 石川五右衞門百年忌 (見出し語:石川五右衞門)
古事類苑
禮式部 洋巻 第2巻 1435ページ
14. いしかわごえもんもの【石川五右衛門物】
歌舞伎事典
豊臣時代の盗賊石川五右衛門に取材した人形浄瑠璃・歌舞伎狂言の一系統。五右衛門は文禄三(1594)年京三条河原で釜煎の刑に処せられた。近世初期では、この〈釜煎の
15. 石川五右衛門/新釜
段しんないぶし(著作ID:1955186)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもん/しんかまいりのだんしんないぶし 浄瑠璃/新内
16. 石川五右衛門一代記(著作ID:90346)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもんいちだいき 仮名垣魯文(かながきろぶん) 読本 万延元刊
17. 石川五右衛門一代記(著作ID:4370597)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもんいちだいき 合巻 明治
18. 石川五右衛門一代噺(著作ID:90357)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもんいちだいばなし 並木正三一世(なみきしょうざ1せい) 浄瑠璃/義太夫 明和四初演
19. 石川五右衛門実録(著作ID:4360677)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもんじつろく 実録
20. 石川五右衛門やんれぶし(著作ID:4358237)
新日本古典籍データベース
いしかわごえもんやんれぶし 歌謡
21. 此下藤吉石川五右衛門/両対談話(著作ID:1124056)
新日本古典籍データベース
このしたとうきちいしかわごえもん/りょうたいだんわ 十返舎一九(じっぺんしゃいっく) 合巻
22. あ・げる【上・揚・挙】
日本国語大辞典
(アグル)」*俳諧・江戸十歌仙〔1678〕「帳面のしめを油にあげられて〈芭蕉〉 ながるる年は石川五右衛門〈春澄〉」*和英語林集成(初版)〔1867〕「サカナヲa
23. あぜみち‐づたい[‥づたひ]【畔道伝】
日本国語大辞典
口一葉〉六「願ひは何ぞ行きも帰りも首うなだれて畦道(アゼミチ)づたひ帰り来る美登利が姿」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉一三「文吾は、にこり笑ふと、
24. 嵐雛助
世界大百科事典
随一の無類の位にまで上った。叶(かのう)姓を称したが,後には父の名をついで3世小六となる。石川五右衛門や藤原時平が当り役で《時平の七笑》は彼の工夫による。八文字
25. あらしひなすけ【嵐雛助】
歌舞伎事典
三都随一の無類の位にまで上った。叶(かのう)姓を称したが、後には父の名をついで三世小六となる。石川五右衛門や藤原時平が当り役で、《時平の七笑》は彼の工夫による。
26. いがらっ‐ぽ・い【苦辛─】
日本国語大辞典
〔形口〕あくが強く、のどがひりひりするさま。いがらい。えがらっぽい。えがらい。えぐい。*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉一四「一口吸ひ込んだが、厭にい
27. 石川(いしかわ)や浜(はま)の真砂(まさご)はつきるとも世(よ)に盗人(ぬすびと)の種(たね)は尽(つ)きまじ
故事俗信ことわざ大辞典
京都、七条河原で釜茹での刑に処せられた盗賊、石川五右衛門の辞世の歌とされる。 浄瑠璃・釜淵双級巴(1737)下「取らるる油断あればこそ取る盗賊も出来申す。五右衛
28. いち‐まい【一枚】
日本国語大辞典
*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・一九「古藤さんも手紙の上では一枚がた男を上げてゐますわね」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉八「強いといふことは、
29. いと‐つむぎ【糸紡】
日本国語大辞典
これは大きな器械をつかふ故あまりほねおれず毎日十二時間の仕事の中で一時間づつ休みがあり」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉七「静かな伊賀の山里の、村人
30. 浮世親仁形気(浮世草子集) 484ページ
日本古典文学全集
犯した者が落ちて責め苦を受けるという、地獄でも一番底にある地獄。東福寺門前の賀茂川中にある淵。南区東九条。石川五右衛門を釜いりにした釜が流れとどまった所という。
31. うっすら【薄】
日本国語大辞典
〉求婚者の話「一双の黒い眼が、意外の潤みを帯びてぢっと見上げた。顔はうっすらと白かった」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉四「うっすら覚えてる。顔の平
32. 絵本江戸風俗往来 131ページ
東洋文庫
た。江戸では見物料四文が普通で、稀に八文のもあり、外題はお七吉三・お染久松・お半長右衛門・石川五右衛門・女盗賊三島お仙・忠臣蔵などだと、『守貞漫稿』にいう。大正
33. お‐かさね【御重】
日本国語大辞典
重ねること。*雑俳・玉の光〔1844~45〕二「なんでもこい・おかさねもよふできますなア」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉一〇「文吾の小さい掌は、お
34. おぞまし‐さ【鈍─】
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「おぞましい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)愚かであること。また、その度合。*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉一〇「ほんたうに雨が降
35. おっ‐さん[ヲッ‥]【和尚様】
日本国語大辞典
親しんでいう語。*風流懺法〔1907〕〈高浜虚子〉一力「さうかそれが横河の和尚(オッ)さんかア」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉八「『和尚(ヲッ)さ
36. 改訂 京都民俗志 111ページ
東洋文庫
がある。近松の浄瑠璃にあるお千代半兵衛の碑〔相楽郡精華町祝園〕の破片は神経痛にきくといい、石川五右衛門の碑(下京区大雲院)の破片は手癖の悪い子によいとて煎汁をの
37. かき‐ぬすと【柿盗人】
日本国語大辞典
〔名〕柿の実を盗む者。柿どろぼう。*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉二「『どいつちゃ…柿盗人(ヌスト)、奴盗人(どぬすと)。』大きな声を、真下から鉄砲
38. かぎ‐と・る【嗅取】
日本国語大辞典
*杏の落ちる音〔1913〕〈高浜虚子〉一二「昔の染吉の残骸から堀の芸者の匂ひを嗅ぎ取らうとあせる心持は」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉五「人さへ通
39. かけ‐がわら[‥がはら]【欠瓦】
日本国語大辞典
*売花翁〔1893〕〈斎藤緑雨〉「路傍の欠瓦(カケガハラ)なす事もなくごろちゃらと暮らすと聞き」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉六「懐中(ふところ)
40. かけ‐ら【欠片】
日本国語大辞典
909〕〈北原白秋〉魔睡・十月の顔「ややありて麪包(パン)の破片(カケラ)を手にも取り」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉四「母が泣き顔をして言ひかけ
41. かげ が 射(さ)す
日本国語大辞典
兄の名前を見た時、健三の頭に不図(ふと)又御縫(おぬひ)さんの影(カゲ)が差(サ)した」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉五「杉の葉の吊してある其軒下
42. 影(かげ)が射(さ)す
故事俗信ことわざ大辞典
「兄の名前を見た時、健三の頭に不図(ふと)又御縫(おぬひ)さんの影(カゲ)が差(サ)した」石川五右衛門の生立(1920)〈上司小剣〉五「杉の葉の吊してある其軒下
43. かたおか-にざえもん【片岡仁左衛門(初代)】
日本人名大辞典
のち山下半左衛門の門にはいり,元禄(げんろく)9年(1696)大坂岩井半四郎座の座頭となり,座本もつとめた。石川五右衛門,宿無団七などが当たり役で,敵役の随一と
44. かたひじ 怒(いか)らす
日本国語大辞典
二「短い袴を穿いてからに、肩肱(カタヒヂ)を怒(イカ)らしながら市中を歩いたものですが」*石川五右衛門の生立〔1920〕〈上司小剣〉三「文吾は母の前に片肱怒らし
45. 肩肘(かたひじ)怒(いか)らす
故事俗信ことわざ大辞典
〉二「短い袴を穿いてからに、肩肱(カタヒヂ)を怒(イカ)らしながら市中を歩いたものですが」石川五右衛門の生立(1920)〈上司小剣〉三「文吾は母の前に片肱怒らし
46. 甲子夜話 6 146ページ
東洋文庫
いか望と問へば、世に伝ふる、飛脚を害し金を奪しなど云類、全の虚説。又罪状を白せざれば数端の拷問を受て、石川五右衛門この方のことなり杯云も誕妄。斯人の罪斬罪を脱れ
47. 甲子夜話三篇 3 5ページ
東洋文庫
予が少年の頃より聞憶たり。されば此者一代の名には非らじ。〔四〕籍に続九十八に、世に聞こゆる巨盗、石川五右衛門を釜にて烹殺せしことは、蒲生氏郷の時にして、其釜今尚
48. 甲子夜話続篇 8 255ページ
東洋文庫
否々なり。寺中の僧は勿論、公方様にも御開扉のこと無しと。何かにしてか\る秘物にて坐すや。(一石川五右衛門と云巨盗、世の口牌に存る如く釜烹に成たると云ことは、実事
49. 加波山事件 民権派激挙の記録 272ページ
東洋文庫
一〇一惨酷の度をきわむ栃木の拷問 聞説、豊太閤の石川五右衛門に対する釜湯出の刑、黒田家の紅葉上人に対する鉛の熱湯の刑、幕府の某家臣大賀与四郎に対する竹鋸の刑、加
50. 歌舞伎(演劇)画像
日本大百科全書
えんやはんがん)、羽柴(はしば)秀吉は真柴久吉(ましばひさよし)という名で現れ、その久吉が石川五右衛門と京都の南禅寺で出会ったりする。しかし、これにはそれぞれ理