1. 小栗判官
日本大百科全書
後世への影響は大きく、浄瑠璃義太夫節(ぎだゆうぶし)では近松門左衛門の『当流小栗判官』を経て、文耕堂らの『小栗判官車街道(くるまかいどう)』(1738・竹本座初
2. 小栗判官
世界大百科事典
照手に,この作の力点が置かれている。近松門左衛門の《当流小栗判官》,折口信夫の《餓鬼阿弥蘇生譚》《小栗判官論の計画》がある。 小栗判官は悪の魅力をそなえた人物と
3. おぐり‐はんがん[をぐりハングヮン]【小栗判官】
日本国語大辞典
*浮世草子・昼夜用心記〔1707〕一・六「あちらには出羽播磨ぶし、こなたには加賀掾角太夫ぶし。説経は小栗判官(ヲグリハングヮン)林清ぶしに涙をこぼし」
4. おぐりはんがん【小栗判官】
日本人名大辞典
説経節などの登場人物。常陸(ひたち)(茨城県)に流罪となり,豪族横山氏のうつくしい娘照手(てるて)姫に婿入りするが,一門の者に毒殺される。やがて餓鬼の姿でよみが
5. おぐりはんがん【小栗判官】
日本架空伝承人名事典
照手姫との哀話で有名。細部には異伝も多いが、ほぼ次のような物語である。大蛇と契ったかどで常陸国に流された小栗判官は、相模、武蔵両国の豪族横山氏の一人姫照手が絶世
6. 小栗判官[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『小栗判官伝説私見』高木敏雄
7. 小栗判官(著作ID:119868)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがん 黒本
8. 小栗判官(著作ID:1088013)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがん 実録
9. 小栗判官(著作ID:4370920)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがん 浄瑠璃 説経
10. 小栗判官(著作ID:4388445)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがん 村井弦斎(むらいげんさい) 作 若松若太夫一世(わかまつわかたゆう1せい) 浄瑠璃 説経
11. おぐり判官(著作ID:292546)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがん をくりの判官 おくりの判官 小栗の判官 小栗判官 説経おぐり判官 浄瑠璃 説経
12. おぐりはんがんもの【小栗判官物】
歌舞伎事典
藤沢の遊行寺(清浄光寺)と関係の深い人々の間で物語的に発展形成され、それに取材して説経節《小栗判官》が成ったものと思われる。《小栗判官》の話は、小栗が大蛇の化身
13. 小栗判官一代記(著作ID:430002)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんいちだいき
14. 小栗判官車街道(著作ID:119879)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんくるまかいどう 竹田出雲一世(たけだいずも1せい) 文耕堂(ぶんこうどう) 浄瑠璃/義太夫 元文三初演
15. 小栗判官車街道(著作ID:119880)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんくるまかいどう 脚本 元文四初演
16. 小栗判官車街道(著作ID:119904)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんくるまかいどう 絵本番附
17. 小栗判官甦活物語(著作ID:461950)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんそせいものがたり 小栗判官甦活物語
18. 小栗判官照手の姫(著作ID:119915)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんてるてのひめ 説経
19. 小栗判官照手姫/容顔竝の段さいもん(著作ID:1075554)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんてるてひめ/きりょうくらべのだんさいもん 歌謡
20. 小栗判官照手姫/ちょんがれぶし(著作ID:444133)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんてるてひめ/ちょんがれぶし 歌謡
21. 小栗判官照手姫/万屋本陣入の段(著作ID:4130647)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんてるてひめ/よろずやほんじんいりのだん 浄瑠璃
22. 小栗判官照手姫清水のだん(著作ID:1080111)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんてるてひめきよみずのだん 説経さいもん/小栗判官てる手姫清水のだん 小栗判官照手姫清水のだん 説経
23. 小栗判官照手ひめくどき(著作ID:1955131)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんてるてひめくどき 歌謡
24. 小栗判官駿馬誉(著作ID:119926)
新日本古典籍データベース
おぐりはんがんめいばのほまれ 楽亭西馬(らくていさいば) 作 歌川芳虎(うたがわよしとら) 画 合巻 嘉永五刊
25. 小栗判官照手姫くどき(著作ID:4376241)
新日本古典籍データベース
おぐりほうがんてるてひめくどき
26. 忠臣金短冊(著作ID:370274)
新日本古典籍データベース
ちゅうしんこがねのたんじゃく 小栗判官横山郡司/忠臣金短冊 並木宗輔(なみきそうすけ) 小川文助(おがわぶんすけ) 安田蛙文(やすだあぶん) 浄瑠璃/義太夫 享
27. 説経節 山椒太夫・小栗判官他
東洋文庫
中世末の民衆の間に育った芸能,説経節のなかから,とくに著名な「山椒太夫」「苅萱」「信徳丸」「愛護若」「小栗判官」を選んでその語り口をそのままに伝え,「信田妻」を
28. 当流小栗判官(著作ID:386889)
新日本古典籍データベース
とうりゅうおぐりはんがん おくり判官 近松門左衛門(ちかまつもんざえもん) 浄瑠璃
29. あおはかしゅく【青墓宿】岐阜県:大垣市/旧多藝郡・不破郡地区/青墓村
日本歴史地名大系
」に登場する美濃の傀儡は、おそらく青墓宿を拠点としたものであろう。室町時代に成立した説経節「小栗判官」には、人買いの手を経て青墓宿の「君の長」のもとに売られてき
30. あさ‐あらし【朝嵐】
日本国語大辞典
らし」(2)馬が驚いた時、これをしずめるために鼻の上に打つあらしの鞭をいうか。*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕曲乗り「陰陽(いんやう)のむち、あさあらし、大
31. あら‐しごと【荒仕事】
日本国語大辞典
〔名〕(1)骨の折れる仕事。特に、激しい肉体労働。力仕事。*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕四「下の水仕(し)のあらしごと、あらいとをしき心也」*雑俳・折句大
32. あらしばむら【新柴村】静岡県:駿東郡/小山町
日本歴史地名大系
七、馬一〇。山裾の丘陵字丸塚に曹洞宗円通寺がある。寺伝によれば応永年間(一三九四―一四二八)小栗判官助重が愛馬鬼鹿毛を供養して字横山の山裾に馬頭観音を祀り、鬼鹿
33. アラビアン・ナイト 2 1ページ
東洋文庫
伝説.童話〉 瀬 田 貞 二解説㎜説経節 蝋本木吉左燦編注 〈山淑太夫・小栗判官他〉㎜羅生門の鬼 鵜辮畝雌解糖㎜㎜将門記12全二
34. あられ‐ながし【霰流】
日本国語大辞典
〔名〕馬の、曲乗りの一種。*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕曲乗り「抑々馬に七箇(か)の秘事、三箇の手綱、〈略〉あられながしといふ曲を、乗り返し引かへし」
35. あん‐がい[‥グヮイ]【案外】
日本国語大辞典
ヮイ)をふるまひけれど、追付(おっつけ)明所(あかりどころ)へ出てからの事と」*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕一「此横山が館(たち)にふんごみあんぐゎい吐か
36. いい‐わけ[いひ‥]【言訳・言分】
日本国語大辞典
の弁解(イヒワケ)を聞かんとにあらず」(3)過失や罪をわびること。わび。謝罪。*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕一「なんぎせんふびんさに、びんぎをうかがひ、い
37. いじ‐むじ
日本国語大辞典
〔1735〕一「いよいよ大悲のお力で、いぢむぢのない様に」*浄瑠璃・小栗判官車街道〔1738〕四「跡でいじむぢのないやうに、極の旅籠代受取ったら渡せ」
38. いち か 八(ばち)か
日本国語大辞典
つかないことを、運を天にまかせて思いきってやってみること。のるかそるか。一か六か。*浄瑠璃・小栗判官車街道〔1738〕道行「一か罰(バチ)かの仕上を見るも、此地
39. 一(いち)か八(ばち)か
故事俗信ことわざ大辞典
但し釈迦になられたか、いちかばちかが知りたい」やぶにまぐわ(1718)二・六付「一かばち」浄瑠璃・小栗判官車街道(1738)道行「一か罰(バチ)かの仕上を見るも
40. いちかわえみさぶろう【市川笑三郎】[付録]
歌舞伎事典
伎《オグリ》で、女郎屋の近江屋女将という年増を、十代でみごとにこなした。まだまだ若いのに、《小栗判官》の万長の後家お槙、《白石噺》の井筒屋女房お吉、《夏祭》のお
41. いちかわえみの【市川笑野】[付録]
歌舞伎事典
藤間微之佑 昭和54。長野県 平成9・7三世市川猿之助に入門し、歌舞伎座《夏祭》の仲居、《当世流小栗判官》の腰元ほかで市川笑野を名のり、初舞台。
42. いちかわえみや【市川笑也】[付録]
歌舞伎事典
歌舞伎の伝統を、猿之助が明示したのである。とにかく美しく、《千本桜》の静御前、若葉の内侍、《小栗判官》の照手姫、《独道中》の重の井姫、《骨寄せの岩藤》のおつゆな
43. いちかわえんのすけ【市川猿之助】[付録]
歌舞伎事典
岩藤》の演出と演技で芸術祭優秀賞。昭和58・5‐6訪欧歌舞伎教室を行う。昭和58年度《当世流小栗判官》《義経千本桜》の企画および舞台成果で第二五回毎日芸術賞。昭
44. いちかわえんや【市川猿弥】[付録]
歌舞伎事典
《千本桜》でやった役は、四の切の亀井六郎は持ち役で、鳥居前の弁慶、入江丹蔵、猪熊大之進、そして道行の藤太。《小栗判官》で宗十郎から受け継いだ矢橋の橋蔵、《国性爺
45. いちかわもんしょう【市川門松】[付録]
歌舞伎事典
昭和62・10‐11ヨーロッパ公演、平成1・9アメリカ公演に参加。平成5・7歌舞伎座《実盛物語》《小栗判官》の馬で奮闘賞。平成5・9ヨーロッパ公演、平成8・8‐
46. いちかわりゅうぞう【市川龍蔵】[付録]
歌舞伎事典
平成4・4市川右近の門下となり、新橋演舞場《オグリ》の小栗の郎党ほかで市川龍蔵と改名。平成5・7《小栗判官》の馬で歌舞伎座賞奮闘賞。平成5・9ヨーロッパ公演、平
47. いでえびさわむら【井出海老沢村】茨城県:真壁郡/協和町
日本歴史地名大系
支配した小栗氏の菩提寺で、小栗助重が嘉吉二年(一四四二)に創建した曹洞宗太陽寺の墓地に助重の父小栗判官満重を供養する多宝塔があり、周囲に小栗十勇士の五輪塔がある
48. いろ【色】[方言]
日本方言大辞典
川郷民俗語彙稿(渡辺行一)1939 香川県829香川県方言辞典(近石泰秋)1976浄瑠璃当流小栗判官五「いろを着して十四五人、棺を寺内へ舁ぎ入れ」《いろー》 山
49. いろ【色】
日本国語大辞典
キル〈訳〉喪服を着る」*咄本・福祿寿〔1708〕三「死んだ時葬礼にいろを着るが」*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕五「いろを着して十四五人、棺を寺内へ舁ぎ入れ
50. いろ‐こそで【色小袖】
日本国語大辞典
03〕一・忍組「我が恋は綟子(もじ)の袋に色小袖、何とつつめど色にいでさふろ」*浄瑠璃・当流小栗判官〔1714頃〕五「前垂(まへだれ)だすきぬぎすてて、情模様の