1. 中村仲蔵画像
日本大百科全書
平成1)に5世仲蔵を襲名した。脇役わきやくとして活躍したが早世した。 なお、上方かみがたにも中村仲蔵を名のる俳優があり、その名跡は4世まで続いた。初世は浜芝居の
2. 中村仲蔵
世界大百科事典
10)は,4世芳沢あやめの子で,初名芳沢鶴松,前名2世芳沢吉十郎。1785年(天明5)11月中村仲蔵を襲名したが,翌冬,万作名に復し,のち7世中山小十郎をつぎ役
3. なかむら‐なかぞう【中村仲蔵】
日本国語大辞典
歌舞伎俳優。〔一〕初世。俳名秀鶴。屋号栄屋。江戸の人。立役・実悪にすぐれ、天明期(一七八一~八九)の実悪の名優。志賀山流の舞踊の名手で、「関の扉」「戻駕」などを
4. なかむらなかぞう【中村仲蔵】
国史大辞典
。明治十四年(一八八一)二月十三日没。六十五歳。 [参考文献]初代中村仲蔵『月雪花寝物語』(『演劇文庫』四)、三代目中村仲蔵『手前味噌』、俳優堂夢遊『俳優世々の
5. なかむらなかぞう【中村仲蔵】
歌舞伎事典
歌舞伎役者。江戸系と大坂系の二派がある。江戸の初世・三世、大坂の初世・四世が名高い。◎江戸系‐【初世】1736‐1790 幼名万蔵。初名中村市十郎。前名中村中
6. なかむら-なかぞう【中村仲蔵(江戸系・初代)】
日本人名大辞典
1736−1790 江戸時代中期の歌舞伎役者。元文元年生まれ。2代中村伝九郎の門弟で,延享2年初舞台。宝暦11年中蔵を仲蔵とあらため,立役(たちやく)から実悪(
7. なかむら-なかぞう【中村仲蔵(上方系・初代)】
日本人名大辞典
−1810 江戸時代中期-後期の歌舞伎役者。前名は佐野川万吉。2代中村十蔵の高弟中村岩蔵に入門し中村仲蔵を名のる。天明から寛政のころ大坂の浜芝居の大立者で,実事
8. なかむら-なかぞう【中村仲蔵(江戸系・2代)】
日本人名大辞典
1759−1796 江戸時代中期-後期の歌舞伎役者。宝暦9年生まれ。3代大谷広次の門弟。明和7年江戸市村座で初舞台。安永7年若衆方から立役(たちやく)となる。2
9. なかむら-なかぞう【中村仲蔵(江戸系・3代)】
日本人名大辞典
1809−1886 江戸後期-明治時代の歌舞伎役者。文化6年生まれ。3代志賀山せいの子。5代中村伝九郎に入門し中村鶴蔵を名のり,文政元年江戸中村座で初舞台。慶応
10. なかむら-なかぞう【中村仲蔵(江戸系・4代)】
日本人名大辞典
。13代中村勘三郎の門弟となり中村銀之助を名のる。明治17年12代中村勘五郎を襲名。のち3代中村仲蔵に師事,大正4年4代を襲名。敵役(かたきやく)と老役(ふけや
11. なかむらなかぞう【中村仲蔵(初代)】
日本架空伝承人名事典
『東の花勝見』では王子稲荷へ新工夫の祈願をした際の帰り道で出会った浪人の姿であるといい、三代目中村仲蔵の手記『手前味噌』では柳島妙見の参詣帰りという。また『江戸
12. 中村仲蔵(諸世)[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『仲蔵の代々に就て』西田菫坡
13. 中村仲蔵(初世)[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:1件 【図書】:2件 【逐次刊行物】:1件 『中村仲蔵略年譜』-『月雪花寝物語』-『歌舞伎絵の研究』吉田暎二『秀鶴日記』中村仲蔵, 吉田暎二(校)
14. 中村仲蔵(二世)[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『二代目仲蔵の事』伊原青々園
15. 中村仲蔵(三世)[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:1件 【逐次刊行物】:0件 『手前味噌』中村仲蔵
16. 中村仲蔵(初世)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©小学館ライブラリー
17. なかむら-なかぞう【中村仲蔵(上方系・4代)】
日本人名大辞典
⇒中村歌七(なかむら-かしち)(4代)
18. あか‐なか【赤仲】
日本国語大辞典
〔名〕(1)人に好かれない者、憎まれ者。江戸の俳優中村仲蔵が実悪の名人であったのにちなみ、赤面(あかづら)の仲蔵を略したことからいう。*洒落本・深川手習草紙〔1
19. 東の花勝見
世界大百科事典
世紀前半にかけて活躍した13人の名優(初世沢村宗十郎,中村富十郎,尾上菊五郎,中村歌右衛門,中村仲蔵,坂東三津五郎,2世嵐三五郎,市川団蔵,3世松本幸四郎,瀬川
20. あずまのはながつみ【東の花勝見】
歌舞伎事典
世紀前半にかけて活躍した一三人の名優‐初世沢村宗十郎、中村富十郎、尾上菊五郎、中村歌右衛門、中村仲蔵、坂東三津五郎、二世嵐三五郎、市川団蔵、三世松本幸四郎、瀬川
21. あらまち【新町】群馬県:高崎市/高崎城下
日本歴史地名大系
同五年小屋が火災にあい、再建を機に坂東座を岩井座と改称。尾上菊五郎・坂東三津五郎・岩井半四郎・中村仲蔵など、多数の役者が興行を打っている(「更正高崎旧事記」など
22. 市川団十郎画像
日本大百科全書
であったが、晩年は実事じつごとをも得意とした。1775年(安永4)に引退後、5世団十郎や初世中村仲蔵らを木場の自宅に招き、修行講と称する演技研究会を開き、「木場
23. 市川団十郎画像
世界大百科事典
現代にまで伝えた。76年(安永5)7月引退ののちは,深川木場の自宅に5世団十郎,4世幸四郎,初世中村仲蔵らを集め,〈修行講〉という演技研究会を開いた。親分肌で,
24. いちかわだんじゅうろう【市川団十郎】
国史大辞典
家芸を創演し、木場の親玉として重きをなした。木場の自宅で修行講という研究会を開いて、そこから中村仲蔵の定九郎新演出なども生まれた。俳名五粒・夜雨庵。安永七年(一
25. いちかわだんじゅうろう【市川団十郎】
歌舞伎事典
現代にまで伝えた。安永五(1776)年七月引退ののちは、深川木場の自宅に五世団十郎、四世幸四郎、初世中村仲蔵らを集め、〈修行講〉という演技研究会を開いた。親分肌
26. 江戸小咄集 2 112ページ
東洋文庫
指す (四)『忠臣蔵』五段目に出てくる人物。明和三年九月市村座で行なわれた『忠臣蔵』は、初代中村仲蔵の新演出によって、今までの定九郎の役柄が立役者のやる大役に転
27. 江戸繁昌記 2 58ページ
東洋文庫
「納涼一処築中洲数万行燈照費油岸上若飴連食店川端如鮮並楼舟」(『本朝文粋』)(宍)秀鶴初世中村鶴蔵(三世中村仲蔵、元文三年一寛政二年)の俳号。容姿、風格にすぐれ
28. えんせきじっしゅ【燕石十種】
国史大辞典
賢)・本所雨やどり(加藤敬豊)・二国連璧談(平秩東作)・吉原十四ヶ条(柳亭種彦)・秀鶴随筆(中村仲蔵(初代))・胆大小心録(上田秋成)・摂陽落穂集(浜松歌国)・
29. 大津絵物
世界大百科事典
5世市村家橘,市川小団次,初世市川左団次,6世沢村訥升,6世坂東三津五郎,2世岩井紫若,3世中村仲蔵,4世中村芝翫(しかん)により初演。作詞河竹黙阿弥。清元東三
30. おおつえもの【大津絵物】
歌舞伎事典
行で五世市村家橘、市川小団次、初世左団次、六世沢村訥升、六世坂東三津五郎、二世岩井紫若、三世中村仲蔵、四世芝翫により初演。作詞河竹黙阿弥。清元東三郎、六世岸沢式
31. 鬼次拍子舞
日本大百科全書
作詞・作曲不詳。2世西川扇蔵振付け。1793年(寛政5)9月江戸・河原崎座かわらさきざで大谷鬼次(後の2世中村仲蔵)の長田太郎、岩井喜代太郎の白拍子松の前により
32. おの-さだくろう【斧定九郎】
日本人名大辞典
お軽の父与市兵衛を殺害してうばう。のちにイノシシとまちがえられ勘平に撃たれる。明和3年(1766)初代中村仲蔵の色悪ぶりが評判となる。
33. おのさだくろう【斧定九郎】
日本架空伝承人名事典
わらじ)ばきという見苦しい山賊の姿で出るのが普通だった。ところが、一七六六年(明和三)に初代中村仲蔵がこの役を務めたとき、五分月代(さかやき)、黒羽二重の小袖、
34. 仮名手本忠臣蔵
世界大百科事典
れ,大入りを呼ぶ人気狂言の一つに数えられ,演技や演出にもさまざまな工夫がこらされてきた。初世中村仲蔵が五段目の定九郎に新演出を試みた話などエピソードも少なくない
35. かなでほんちゅうしんぐら【仮名手本忠臣蔵】
歌舞伎事典
れ、大入りを呼ぶ人気狂言の一つに数えられ、演技や演出にもさまざまな工夫がこらされてきた。初世中村仲蔵が五段目の定九郎に新演出を試みた話などエピソードも少なくない
36. 歌舞伎画像
世界大百科事典
伎の作劇,芸,演出が喜ばれ,いわゆる天明歌舞伎が開花する。作者では初世桜田治助,役者では初世中村仲蔵が天明歌舞伎を代表する。治助の作品は伝統的な江戸歌舞伎独特の
37. 歌舞伎(演劇)画像
日本大百科全書
完成した5世団十郎。写実を得意とした2世と3世の沢村宗十郎、下級役者の出ながら立役主体の舞踊の芸脈を開いた初世中村仲蔵、色立役や踊りの名手4世松本幸四郎、実悪の
38. かぶきどうえんきょう【歌舞伎堂艶鏡】
国史大辞典
描いたもので、「三代沢村宗十郎」、「三代市川八百蔵」(二種)、「中山富三郎」「市川男女蔵」「二代中村仲蔵」「二代中村野塩」である。写楽の作品と類似性が認められる
39. 歌舞伎俳優の屋号
日本大百科全書
京扇きょうせん屋(中村梅花)、京屋(中村雀右衛門じゃくえもん・芝雀しばじゃく)、栄屋さかいや(中村仲蔵)、高砂屋(中村梅玉)、滝野屋(市川門之助・新車)、立花屋
40. かぶきぶよう【歌舞伎舞踊】
国史大辞典
河東節や常磐津・富本・新内などが活躍して劇的な舞踊が創作され、立役俳優が他の役をも兼ねる五代目市川団十郎・初代中村仲蔵らが、代表的な踊り手となり、『関の扉』『戻
41. 歌舞伎模様画像
日本大百科全書
様。(3)仲蔵なかぞう染め 菱ひし形に松竹梅をあしらった染め模様。宝暦6年(1756)、初世中村仲蔵が『菅原すがわら』で大当りしたとき着ていた衣装の模様。(4)
42. かまひげ【鎌髭】
歌舞伎事典
荒岡源太=初世松本幸四郎、荒岡の分身=松本七蔵(後の四世市川団十郎)。四世団十郎九歳の初舞台で初演された。三世中村仲蔵の《手前味噌》の中にその演出の概略が記され
43. 河竹新七
日本大百科全書
座の座付作者として修業、一時頭取とうどりも勤めた。天明てんめい期(1781~89)の名優初世中村仲蔵について常磐津浄瑠璃ときわずじょうるり『垣衣恋写絵しのぶぐさ
44. 河竹新七
世界大百科事典
本名竹三郎,俳号能進,別号能進斎。明和・安永・天明期(1764-89)に江戸で主として初世中村仲蔵のために世話物や浄瑠璃所作事を書いたが,経歴は明らかでない。
45. かわたけ-しんしち【河竹新七(初代)】
日本人名大辞典
1747−1795 江戸時代中期の歌舞伎作者。延享4年生まれ。江戸中村座の座付作者となり,安永4年初代中村仲蔵のために常磐津(ときわず)浄瑠璃「垣衣恋写絵(しの
46. かわたけしんしち【河竹新七】
歌舞伎事典
本名竹三郎。俳号能進。別号能進斎。明和・安永・天明期(1764‐1789)に江戸で主として初世中村仲蔵のために世話物や浄瑠璃所作事を書いたが、経歴は明らかでない
47. 黄表紙 145ページ
日本古典文学全集
さっきのように誘いの言葉をかけたのは。ざれごと。半沢六郎成清(重忠の臣)。本田次郎親経(同)。歌舞伎俳優初代中村仲蔵が工夫した「仮名手本忠臣蔵」の斧定九郎の扮装
48. 狂歌 562ページ
日本古典文学全集
掛け、「秋は(最)中」に当代の人気役者「中村(仲蔵)」を、「仲蔵」に「中空」を掛ける。誰もが中村仲蔵を千両役者と褒め称えるように、昼日中、中天高くまん丸な形を宿
49. 樟紀流花見幕張
世界大百科事典
常悦(由井正雪)・増田八右衛門を4世中村芝翫(しかん),弓師宗四郎(藤四郎)・九郎兵衛を3世中村仲蔵等。実録の《慶安太平記》を劇化したもので,左団次の出世狂言と
50. くすのきりゅうはなみのまくばり【樟紀流花見幕張】
歌舞伎事典
助)、宇治常悦(由井正雪)・増田八右衛門=四世中村芝翫、弓師宗四郎(藤四郎)・九郎兵衛=三世中村仲蔵など。実録の《慶安太平記》を劇化したもので、左団次の出世狂言