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日本古典文学全集・世界大百科事典

新編 日本古典文学全集
殿上闇討(平家物語)
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殿上闇討(平家物語)全体

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殿上闇討(平家物語)拡大

【現代語訳】
ある。

その先祖を調べてみると、桓武天皇第五の皇子、一品式部卿葛原親王の九代の子孫にあたる讃岐守正盛の孫であり、刑部卿忠盛朝臣の嫡男である。あの葛原親王の御子、高視王は無位無官でお亡くなりになった。その御子高望王の時に、初めて平の姓を賜って、上総介におなりになったが、それ以後すぐに皇族の籍を離れて人臣に連なった。その子の鎮守府将軍良望は後に名を国香と改めたが、その国香から正盛までの六代の間は、諸国の受領であったけれども、まだ宮中に昇殿を許されなかった。

殿上闇討
ところが忠盛がまだ備前守であった時、鳥羽院の御願寺である得長寿院を造営して差し上げて、三十三間の御堂を建て、一千一体の御仏をおすえ申した。寺の新築落成の仏事供養は天承元年三月十三日である。その褒賞としては国守の欠けている国を下さるべき由を仰せ下された。ちょうどその時に但馬国(兵庫県)の国守があいていたので、それをお与えになった。鳥羽上皇はなお御感心のあまりに、内裏の清涼殿の昇殿を許された。こうして忠盛は三十六歳で、

【目次】
平家物語(扉)
巻第一(扉)
梗概
祇園精舎
殿上闇討

禿髪
吾身栄花
祇王
二代后
額打論
清水寺炎上
東宮立
殿下乗合
鹿谷
俊寛沙汰 鵜川軍
願立
御輿振
内裏炎上



改訂新版 世界大百科事典
殿上闇討
てんじょうのやみうち

平曲の曲名。平物(ひらもの)。平忠盛は,鳥羽院の念願にこたえて得長寿院を造立した功により,36歳で初めて昇殿を許された。殿上人(てんじようびと)たちがそれを不快に思い,五節(ごせち)の豊明節会(とよのあかりのせちえ)のおりに忠盛を闇討ちにしようと計画した。それを知った忠盛は大きな太刀を帯びて参内し,また郎等の家貞が庭前の片隅に控えたりしたので,闇討ちは実行されなかった。節会の宴で,人々は〈伊勢の瓶子(へいし)は酢瓶(すがめ)なりけり〉と歌って,伊勢平氏の忠盛が眇目(すがめ)(斜視)であることをからかった(〈中音(ちゆうおん)・初重(しよじゆう)〉)。忠盛は手持ちぶさたで宴半ばに退出したが,例の太刀は主殿司(とのもづかさ)に預けて帰った。五節には,〈白薄様(しろうすよう)こぜんじの紙〉などと歌うものだが,色の黒い人をからかって〈あな黒くろ,黒き頭(とう)かな〉と歌い変えたような先例もあったのである(〈中音・初重〉)。後日,帯剣した件と家貞が庭に入った件が問題になったときに,忠盛の陳弁は,譜代の郎等が万一を思ってしたことで自分は知らなかったし,刀の件は実物を調べてほしいというので,取り寄せてみると,木太刀だった。上皇はかえってその機転をほめ,家貞の件も武家のならわしとして咎めはなかった。

 中音,初重などの旋律的な曲節で五節の宴のようすを描き,忠盛や家貞の言葉を折リ声,強ノ声(こうのこえ)などの歯切れのよい曲節で語らせて,両者の対照のおもしろさをねらっている。
[横道 万里雄]

[索引語]
平忠盛
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検索コンテンツ
1. 殿上闇討
世界大百科事典
平曲の曲名。平物(ひらもの)。平忠盛は,鳥羽院の念願にこたえて得長寿院を造立した功により,36歳で初めて昇殿を許された。殿上人(てんじようびと)たちがそれを不快
2. あ・く【明・開・空】
日本国語大辞典
の国来年あくべきにも、守(かみ)なして、また添へて二人をなしたり」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「境節(をりふし)但馬国のあきたりけるを給(たび)にけり」(
3. あづかっ-し【与っし】
全文全訳古語辞典
(…を)受けた。 「かへって叡感にあづかっし上は、あへて罪科の沙汰も無かりけり」〈平家・1・殿上闇討〉(罪になるどころか)かえって上皇におほめをいただいた以上は
4. あやしみ【怪】
日本国語大辞典
〔名〕(四段動詞「あやしむ(怪)」の連用形の名詞化)怪しむこと。不審。疑い。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「貫首以下あやしみをなし、『うつほ柱よりうち、鈴の
5. あん の=如(ごと)く[=如(ごと)]
日本国語大辞典
案多銭有〓残」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「案のごとく、五節はてにしかば、殿上人一同に申されけるは」*玉塵抄〔1563〕一「あんの如く
6. いう-ひつ【右筆・祐筆】
全文全訳古語辞典
書くこと。また、文章を書くのが上手な人。 「我右筆の身にあらず、武勇の家に生まれて」〈平家・1・殿上闇討〉自分は文章で身を立てるような生まれではない、武士の家に
7. いせのくに【伊勢国】三重県
日本歴史地名大系
く、それらにしばしば神宮神官がかかわっているのが注目される。〔伊勢平氏〕「平家物語」巻一の「殿上闇討」に記された説話から平家と伊勢国との関連はあまりにも著名とな
8. いせ‐へいし【伊勢平氏】
日本国語大辞典
とって栄華をきわめたが、文治元年(一一八五)源氏により壇の浦で滅亡。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「忠盛御前のめしにまはれければ、人々拍子をかへて、『伊勢平
9. いせ‐へいじ【伊勢瓶子】
日本国語大辞典
入れることができなくて、酢を入れるのに用いられた。「平家‐一・殿上闇討」に「伊勢平氏」に掛けた表現として、「伊勢平氏はすがめなりけり」がある。
10. いせ-へいじ【伊勢瓶子】
全文全訳古語辞典
御前の召しに舞はれければ、人々拍子をかへて、『伊勢瓶子はすがめなりけり』とぞはやされける」〈平家・1・殿上闇討〉平忠盛が、御前に召されて舞を舞われたところ、人々
11. いっせんいっ‐たい【一千一体】
日本国語大辞典
いう。坐像の本尊、千手観音一体と、その周囲にある立像の観音一千体。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「忠盛備前守たりし時、鳥羽院の御願得長寿院を造進して、三十三
12. いで‐・く【出来】
日本国語大辞典
きて」*方丈記〔1212〕「都の東南より火いできて、西北にいたる」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「上古にはかやうにありしかども事いでこず、末代いかがあらむず
13. うえ[うへ]【上】
日本国語大辞典
め落す事「天の授け給へる上(ウヘ)は、ただ一矢に射おとしてすてん」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「還て叡感にあづかっしうへは、敢て罪科の沙汰もなかりけり」*
14. うった・える[うったへる]【訴】
日本国語大辞典
訴へ申す事も無かりけり」*観智院本類聚名義抄〔1241〕「訟 アラソフ ウッタフ」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「闕官停任(けっくゎんちゃうにん)ぜらるべき
15. うつお‐ばしら[うつほ‥]【空柱】画像
日本国語大辞典
正四位下〓」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「うつほ柱よりうち、鈴の綱のへんに、布衣(ほうい)の者の候ふはなに者ぞ」
16. うと-うと・し【疎疎し】
全文全訳古語辞典
になって。❷関係が途絶えている。疎遠である。 「中頃は都の住まひもうとうとしく」〈平家・1・殿上闇討〉(桓武天皇のご子孫とは申しましても)何代か前頃から都住まい
17. えい‐かん【叡感】
日本国語大辞典
叡感〓云々」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「還(かへっ)て叡感にあづかっしうへは、敢て罪科の沙汰もなかりけり」*太平記〔14C後〕九・
18. えい‐らん【叡覧】
日本国語大辞典
*菅家文草〔900頃〕一〇・辞右大臣職第三表「伏望、叡覧降臨、宸衷曲鑒」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「其刀を召出して叡覧あれば、〈略〉なかは木刀に銀薄をぞ
19. お・す【押す】
全文全訳古語辞典
こぐ。❸(紙などを)張り付ける。また、印を押す。 「中は木刀に銀薄をぞ押したりける」〈平家・1・殿上闇討〉中身は木刀に銀箔を張り付けてあった。❹勢いで圧倒する。
20. 甲子夜話三篇 2 93ページ
東洋文庫
異ること無し。因て画人を遣はして、其真に就て写せ令るに、亦眼常人と異ならず。因て『平家物語』を読に〔殿上闇討の条〕、忠盛三十六にて始て昇殿す。雲の上人是を猜患り
21. かねて は また
日本国語大辞典
前のことに関連して。前のことと同じく。*高野本平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「弓箭に携はらむ者のはかりことは、尤(もっとも)かうこそあらまほしけれ。兼(カネテ
22. かみしゅぜんじむら【上修善寺村】静岡県:田方郡/修善寺町
日本歴史地名大系
調達している(天正七年「連署状」宮内家文書)。修善寺紙は古くから著名であったといわれ、熱田本「平家物語」巻一(殿上闇討)に五節に歌い舞われる面白事の例として「修
23. かん‐じゅ[クヮン‥]【貫首・貫主】
日本国語大辞典
日「昨日納言出立所修理大夫・左兵衛督訪来、又貫首二人・侍従等云云」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「貫首以下(いげ)あやしみをなし」*古今著聞集〔1254〕一
24. き‐がたな【木刀】
日本国語大辞典
〔名〕木製の刀。ぼくとう。*高野本平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「うへは鞘巻の黒くぬりたりけるが、中は木刀(キガタナ)に銀薄をぞおしたりける」*児教訓〔15C
25. き‐たい【希代・稀代・奇代】
日本国語大辞典
けたい。けったい。「きたい(奇態)」と混同して用いられることもある。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「布衣の兵を殿上の小庭にめしおき、或は腰の刀を横へさいて、
26. きだち【木太刀】
国史大辞典
総称する。詐刀(いつわりがたな)・身無刀(みなしがたな)というのもこの類である。『平家物語』殿上闇討には平忠盛が大鞘巻の木刀を所持したとみえ、『太平記』青砥左衛
27. きゃく-しき【格式】
全文全訳古語辞典
・服装・乗り物などの規定。 「兵仗を賜りて宮中に出入するは、みな格式の礼を守る」〈平家・1・殿上闇討〉武装した随身を召し連れて宮中に出入りするということは、みな
28. きゅう-せん【弓箭】
全文全訳古語辞典
❸弓矢を取ること。戦い。 「弓箭に携はらん者の謀は、もっともかうこそあらまほしけれ」〈平家・1・殿上闇討〉弓矢を取ることに関係するような者の計略は、本当にこうで
29. 狂言集 26ページ
日本古典文学全集
どちらも物を磨くのに用いた。「播磨米は、木賊か椋の葉か、人の綺羅をみがくは」(平家物語・一・殿上闇討)。スベースベと発音する。なめらかな形容。「差して」のイ音便
30. 綺羅(きら)を=磨(みが)く〔=付(つ)く〕
故事俗信ことわざ大辞典
衣服、食べ物、家具調度などにぜいたくをする。 平家(13C前)一・殿上闇討「いまだ播磨守たりし時、聟にとりて声花(はなやか)にもてなされければ、それも五節に、播
31. きら を 磨(みが)く
日本国語大辞典
衣服、食物、家具調度などにぜいたくをする。綺羅をやる。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「いまだ播磨守たりし時、聟にとりて声花(はなやか)にもてなされければ、そ
32. きり‐のぼ・る【切上】
日本国語大辞典
〔自ラ四〕(1)敵を切って目的の方へ進んで行く。切って攻めのぼる。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「いひつるものならば、殿上までもやがてきりのぼらむずる者にて
33. ぎょ-いう【御遊】
全文全訳古語辞典
される音楽のお遊び。 「御遊もいまだ終はらざるに、ひそかにまかり出でらるるとて」〈平家・1・殿上闇討〉(平忠盛は舞をからかわれてその日の)歌舞のお遊びもまだ終わ
34. ぎょ-かん【御感】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕《尊敬語》天皇・上皇などが感心なさること。叡感。 「上皇御感のあまりに内の昇殿を許さる」〈平家・1・殿上闇討〉(鳥羽)上皇は感動のあまり(平忠盛を殿上人
35. ぎん‐ぱく【銀箔・銀薄】
日本国語大辞典
〔名〕(古くは「ぎんばく」)銀を槌(つち)でたたいて、紙のように薄くのばしたもの。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「木刀(きがたな)に銀薄をぞ押したりける」*
36. くろ‐ぐろ【黒黒】
日本国語大辞典
成御と奉〓見けり」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「あなくろくろ、くろき頭かな。いかなる人のうるしぬりけむ」*建礼門院右京大夫集〔13C前〕「
37. けっ‐かん[‥クヮン]【闕官・欠官】
日本国語大辞典
以て挙るも可なり」(2)(─する)官職を解くこと。免官。解官(げかん)。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「早く御札をけづって、闕官停任ぜらるべき由、おのおの訴
38. けっ‐こく【闕国】
日本国語大辞典
らむと申けるに、除目の時闕国无きに依て、不被成(なされざ)りけり」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「勧賞には闕国を給ふべき由仰せ下されける」
39. けっ-こく【闕国】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕国司が欠員になっている国。 「勧賞には闕国を賜ふべき由仰せ下されける」〈平家・1・殿上闇討〉その(寺院を建立した)ほうびには現在国司のいない国をお与えに
40. け‐にん【家人】
日本国語大辞典
仕家人〓」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「年来の家人事をつたへきく歟によって、其の恥をたすけむが為に、忠盛に知られずして偸(ひそか)
41. けん-じゃう【勧賞】
全文全訳古語辞典
官位や物などを与えること。論功行賞。 「勧賞には闕国を賜ふべき由仰せ下されける」〈平家・1・殿上闇討〉(寺院を建立した)論功行賞として国司が欠員となっている国の
42. けんじょう【勧賞】
国史大辞典
『勘仲記』弘安七年(一二八四)十一月二十八日条のように僧位・僧官もある。また『平家物語』一、殿上闇討では知行国と見られる。武家の場合は『蒙古襲来絵巻』など多くは
43. こしがたな【腰刀】画像
国史大辞典
また柄鞘全体を防已(つづらふじ)や舶来の籐で巻きごめた鞘巻(さやまき)の腰刀が愛好され、『平家物語』一殿上闇討に、平忠盛が刀身を木造銀箔置きとした大鞘巻を用意し
44. こ-には【小庭】
全文全訳古語辞典
❷(紫宸殿の南庭を「大庭」というのに対して)清涼殿の南庭。 「殿上の小庭に畏まってぞ候ひける」〈平家・1・殿上闇討〉(平忠盛の家臣が)清涼殿の南庭に謹んで座して
45. こ‐にわ[‥には]【小庭】
日本国語大辞典
1171か〕「又、滝口こなたへまゐれなどおほせて小庭におりたちて」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「薄青の狩衣の下に、萌黄縅の腹巻をき、絃袋(つるぶくろ)つけ
46. これ‐ら【此等・是等】
日本国語大辞典
つらせ給に、これらこそ、あるべきことよとて、御けしきなほりたまて」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「家貞〈略〉畏(かしこまっ)て候ければ、是等をよしなしとやお
47. ごう‐・する[ガウ‥]【号】
日本国語大辞典
」(3)表向きそのように言いふらす。言いなす。称する。*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「忠盛朝臣、或は相伝の郎従と号して、布衣の兵(つはもの)を殿上の小庭にめ
48. ご‐ご【御後】
日本国語大辞典
*大鏡〔12C前〕三・伊尹「南殿の御後、かならず人の参るに通る所よな」*平家物語〔13C前〕一・殿上闇討「紫宸殿(ししんでん)の御後にして、かたへの殿上人の見ら
49. さ-う【左右】
全文全訳古語辞典
ことであった。❸あれこれのさしず。指示。 「刀の実否について咎の左右あるべきか」〈平家・1・殿上闇討〉刀について本物だったかどうかを確かめてから罪にするかしない
50. さうら・ふ【候ふ】
全文全訳古語辞典
り」「仕ふ」の謙譲語》目上の人のそばに控える。お仕えする。 「そのならん様を見んとて、かくて候ふ」〈平家・1・殿上闇討〉その事の成り行きを見届けようと思って、こ
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