NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1700冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 自然
  6. >
  7. 生物
  8. >
  9. 細胞・免疫・ウイルス・物質
  10. >
  11. 新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症

ジャパンナレッジで閲覧できる『新型コロナウイルス感染症』の日本大百科全書のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)

新型コロナウイルス感染症
しんがたころなういるすかんせんしょう
COVID-19

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 (サーズコブツー))がヒトに感染することによって発症する呼吸器感染症。2019年(令和1)に初めて発生が確認された新興感染症であり、当初、日本においては感染症法上の「指定感染症」に指定された。指定感染症に指定された感染症は、公衆衛生に応じた措置(強制的な入院措置や休業措置など)が可能になるほか、入院にかかる費用が公費負担となるなどの規定がある。その後、2021年2月13日より、法的位置づけは「新型インフルエンザ等感染症」に変更された。

[和田耕治]2021年5月21日

発生の経緯

2019年12月31日、中国・湖北 (こほく)省武漢 (ぶかん)市で原因不明の肺炎患者が発生したことが報告された。その後2020年1月7日には新型のコロナウイルスが分離されたことが報告され、日本では2月1日に施行された政令において、ウイルスおよび疾患の法令上の公式名称がそれぞれ「新型コロナウイルス」「新型コロナウイルス感染症」と定められた。この新型ウイルスは2002(平成14)~2003年にかけて流行した重症急性呼吸器症候群(severe acute respiratory syndrome:SARS (サーズ))や中東呼吸器症候群(middle east respiratory syndrome:MERS (マーズ))の病原体と同じコロナウイルスに分類される動物由来のウイルスであることが判明し、2月11日にはウイルス名が国際的に「SARS-CoV-2(サーズコブツー)」と命名された。宿主動物はコウモリではないかといわれているが、いまだ議論がある。世界保健機関(WHO)は、このウイルスに感染した場合の疾患名をcoronavirus infectious disease, emerged in 2019に由来して「COVID-19 (コビッドナインティーン)」と命名した。ちなみに、コロナウイルスは電子顕微鏡で見ると王冠のような形に見えることから、ギリシア語で王冠を意味する「コロナ」という名前がついている(本稿では、以下「新型コロナウイルス」「新型コロナウイルス感染症」の名称を用いる)。

 武漢市での発生が報告されて以後、新型コロナウイルスと関連のある呼吸器感染症患者は中国以外の複数の国や地域でも確認されるようになり、日本国内では2020年1月27日までに4名が確定診断された。この4名には全員に武漢市での滞在歴があった。

[和田耕治]2021年5月21日

感染者数と感染経路

2021年5月20日現在、世界での感染者数は1億6000万人を超え、死者は340万人を上回っている。日本では70万人以上が感染し、死亡者数は1万2000人以上となっている。

 感染経路としては、飛沫 (ひまつ)感染、マイクロ飛沫感染(後述)、接触感染が考えられており、飛沫感染やマイクロ飛沫感染のように、人の声や咳 (せき)などで発せられる飛沫を吸い込むことでの感染が、接触感染よりも多いと考えられている。

 2020年3月9日、厚生労働省専門家会議の見解として、「(1)換気の悪い密閉空間であった、(2)多くの人が密集していた、(3)近距離での会話や発声が行われた、という三つの条件が同時に重なった場」がクラスターとよばれるような多くの人が感染する機会となることが示された。これを、(1)換気の悪い密閉空間、(2)多数が集まる密集場所、(3)間近で会話や発声をする密接場面=「三つの密(3密)」という表現を用いて首相官邸がポスターを作成し、以後「3密」ということばが広く国民の間でも周知されるようになった。

 3密場面では、感染者がいて、会話などで飛沫が飛び、それを吸い込むことによるマイクロ飛沫感染が起きていると考えられる。マイクロ飛沫感染の対策として換気が推奨されているが、できるだけ3密の環境をつくらない、できる限り短時間に留めるなどの対応が求められる。なお、「マイクロ飛沫感染」の定義についてはいまだ議論されており、「エアロゾル感染」ということばで表現されることもある。いずれも5マイクロメートル未満の微細な粒子が、しばらくの間、重力に影響されずに空気中を漂い、少し離れた距離にまで広がり感染が生じる事象のことをさしている。空気感染が起こりえるよりは短い距離であり、空調などの影響を受け、5メートル程度にまでマイクロ飛沫が広がり、感染した例が報告されている。

[和田耕治]2021年5月21日

感染から発症まで

新型コロナウイルスを体内に取り込んだ後、発症するまでの期間(潜伏期間)は1~12.5日間とされているが、多くは5~6日後に発症すると考えられている(そのため、ウイルスに曝露 (ばくろ)された状況を確認するために、患者にそれらの日の行動を聞いても、発症以前の記憶がすでに曖昧 (あいまい)で本人が覚えていないことも多い)。

 新型コロナウイルス感染症に特徴的な点として、症状が現れる2日ぐらい前から、会話などで生じる飛沫にウイルスが排出されていると考えられており、発症前に会食などでマスクをせずに会話をして、それがとくに長時間に及んだ場合には同席者などが感染するケースも多く報告されている。

 なお、新型コロナウイルスに感染した人のうち、さらに他の人に感染させた人は10人中2人程度であり、その他の8人程度はだれにも感染させていない。

 感染が判明した場合には、自宅での療養や療養施設への入所、医療機関への入院等により、感染を拡大させないための隔離措置が講じられる。発症から8日程度経過すると、他人に感染させるだけのウイルス量の排出はなくなることも明らかになりつつあるが、現在のところ「発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合」が隔離解除の基準とされている。

 感染者を特定して、他の人に感染させないように外出しない、人と接しない、場合によっては施設や医療機関で療養することで地域の流行は制御できうる。しかし、地域での流行がおさまらない場合には、「緊急事態宣言」などに基づき他者と接触する機会を極力減らすことで感染拡大を抑える効果が得られることがわかってきた。

[和田耕治]2021年5月21日

症状と経過

初期の症状はインフルエンザや感冒(かぜ)と似ており、発熱、咳、倦怠 (けんたい)感、呼吸困難、下痢、味覚障害や嗅覚 (きゅうかく)障害などを呈する。味覚や嗅覚の障害が起こるのは発症後数日経ってからが多い。感染しても無症状の人もいれば、集中治療管理が必要な重症肺炎を発症する人もおり、症状の出方は幅広い。

 若年世代では自然経過で軽快することが多いが、とくに高齢者では重症化するリスクが高い。日本において重症化する人の割合は、50歳代以下では0.3%である一方、60歳代以上では8.5%、さらに死亡する人の割合は50歳代以下では0.06%、60歳代以上では5.7%となっている。また、高齢者だけでなく、基礎疾患を有する人も重症化しやすいとされる。

 なお、回復後にも1割程度の人に後遺症が残ることが知られており、倦怠感、呼吸困難、脱毛、味覚障害、嗅覚障害などが報告されている。若年世代でも味覚や嗅覚の障害などが半年程度続くといった例が報告されている。

[和田耕治]2021年5月21日

検査と診断

診断のための検査として、PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査などが行われている。医療機関で行われるだけなく、感染拡大を受けて薬局などでも検査用キットが売られるようになったが、正しく使用されているか、また検査の精度管理などが課題となっている。

 なお、検査で「陰性」とされた場合でも、そのことのみをもって感染が否定されるものではない。あらゆる検査には、一定の割合で「偽陰性」(陰性でないのに陰性と判定されること)「偽陽性」(陽性でないのに陽性と判定されること)が生じる可能性があることは知っておきたい点である。

[和田耕治]2021年5月21日

治療・予防

2021年5月現在、新型コロナウイルス感染症の治療薬として「レムデシビル」「デキサメタゾン」「バリシチニブ」の3種類が認可されている。こうした薬剤の使用や治療経験の蓄積により、当初より死亡する人は減りつつあるものの、特効薬の開発にまでは至っていない。

 一方、新型コロナウイルス感染症に有効性を示すワクチン(mRNAワクチンなど)が世界中で開発されており、そのうち一部のワクチンでは、接種によって発症や重症化を予防できることが確認され、一部の国や地域では実際に接種が開始されている。ただし、多くの人が接種することで感染が広がりにくくなる(集団免疫ができる)かについては、まだ明らかではない。

[和田耕治]2021年5月21日

課題

ウイルスは変異しうる。そのなかでも、他の人へ伝播 (でんぱ)する力が強いウイルスがしだいに選択されて残っていく。これは新型コロナウイルスについても例外ではなく、新型コロナウイルス感染症の拡大後にイギリスで確認され、その後世界中に急速に広がっているB.1.1.7とよばれる変異株は、これまでのウイルスよりもさらに感染拡大を招きやすい可能性が高いことがわかっている。しかし、日本において拡大の仕方がどの程度変わるのかは、マスク着用などの感染対策によっても変わるため、海外の動向とは異なっていく可能性もある。今後もこうした変異株が中・長期的に出現してくる可能性はあり、引き続きウイルスの遺伝子検査などを行い、世界の国々とも連携することで、できる限り感染の拡大を制御することが求められている。

[和田耕治]2021年5月21日

上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


新型コロナウイルス感染症の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 188
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 新型コロナウイルス感染症
日本大百科全書
政令において、ウイルスおよび疾患の法令上の公式名称がそれぞれ「新型コロナウイルス」「新型コロナウイルス感染症」と定められた。この新型ウイルスは2002(平成14
2. 新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金
日本大百科全書
新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)に立ち向かう医療・福祉機関に支給した国の助成金。医療・介護・障害福祉機関で働く人に対する最大20万円の慰労金
3. 新型コロナウイルスと新型コロナウイルス感染症【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
ないが、粘膜などに付着してそこから入り込みヒトの体内で増殖し、感染症を引き起こす。 新型コロナウイルス感染症は一般的に飛沫感染、接触感染で、潜伏期間は平均で5、
4. 飛沫感染/接触感染/空気感染/エアロゾル感染/マイクロ飛沫/アウトブレイク【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
新型コロナウイルス感染症は一般的に、飛沫感染と接触感染でうつる。飛沫感染は、感染者のくしゃみ、咳、つばの飛沫と一緒にウイルスが放出され、別の人がそのウイルスを口
5. 新しい生活様式【2021】[社会風俗【2021】]
現代用語の基礎知識
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議からの提言を踏まえて、厚生労働省が提示したのが「新しい生活様式」。その実践例として挙げられているのが、「一人ひとりの基本的
6. アフリカ大陸自由貿易圏
日本大百科全書
に調印し、22か国が批准した2019年に発効。2020年からの運用開始を目ざしたが、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行で、1年遅れのスタ
7. 安倍晋三内閣
日本大百科全書
姿勢を示した。また2016年の熊本地震をはじめ台風による洪水被害や、2020年以降の新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の拡大などが起こり、こう
8. 2020から2021へ~新たな感染症の時代の苦悩と宗教【2021】[宗教【2021】]
現代用語の基礎知識
世界的には新型コロナウイルス感染症による危機は2020年から21年へと深まっていくようだが、21年のうちには収束の見通しが立ってくるかもしれない。20年段階では
9. レムデシビル/デキサメタゾン/シクレソニド/ファビピラビル/イベルメクチン【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
特効薬がない新型コロナウイルス感染症の治療現場では、さまざまな既存薬が用いられた。新薬の開発には長い年月がかかるため、別の病気の治療薬をほかの病気の治療に転用す
10. 医療崩壊【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
新型コロナウイルス感染症の拡大、蔓延によって、医療資源の需要と供給のバランスが崩れ、 安定的で継続的な医療体制が機能しなくなること。病床、医師・看護師など医療従
11. 医療保険
日本大百科全書
金は保険者の任意給付とされ、2019年(令和1)までは実施する保険者はいなかったが、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)に感染した被用者について
12. インフルエンザ【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
(Tamiflu)、吸入薬のリレンザ (Relenza)、1回飲むだけのゾフルーザ などがある。新型コロナウイルス感染症の蔓延で、インフルエンザとの同時流行が懸
13. 体外式膜型人工肺(ECMO〔エクモ〕)【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
最重症の新型コロナウイルス感染症患者を救命する切り札として注目された。患者の血液を体外に取り出して、血液中の二酸化炭素を除去し、酸素を補給して患者に戻す。心臓の
14. エピセンター【2021】[世相語【2021】]
現代用語の基礎知識
本来は「震央」の意味だが、新型コロナウイルス感染症の関連では、無症状の感染者による集団感染の発生地、クラスターの前段階を指す。7月、児玉龍彦 東京大学名誉教授の
15. オンライン診療
日本大百科全書
この指針では、初診および急病急変患者は対面診療が原則とされた。 2020年(令和2)2月以降、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)により医療機関
16. オンライン診療【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
適切な実施に関する指針」において、実施する場合、研修の受講を義務づけている。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による医療機関の受診控えが広がり、厚労省は20
17. オンライン授業【2021】[教育・学校【2021】]
現代用語の基礎知識
文部科学省は、新型コロナウイルス感染症対策として実施された学校休業期間中の「学びの保障」のため、家庭での学習におけるICT(情報通信技術)の積極的活用を推奨した
18. オーバーシュート【2021】[カタカナ語・外来語【2021】]
現代用語の基礎知識
英語で「度を越す」などを意味する言葉だが、政府の専門家会議が会見で新型コロナウイルス感染症の爆発的な患者急増を指して使い、話題となった。
19. 感染拡大防止協力金
日本大百科全書
新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の感染拡大を防ぐため、休業、営業時間の短縮、酒類提供の制限などの要請に応じた事業者に自治体が支給する協力金。
20. 感染症文学(パンデミック文学)【2021】[本と文芸【2021】]
現代用語の基礎知識
感染症を題材にした文学。新型コロナウイルス感染症の世界的流行で、にわかに注目されたのがフランスの作家、カミュ (1913~60)の『ペスト 』(47年)だった。
21. 感染症予防・医療法
日本大百科全書
国の湖北こほく省武漢ぶかん市で初めて発生が確認されて以降世界各地で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19、病原体がベータコロナウイ
22. 帰国者・接触者相談センター【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
海外からの帰国者や患者の濃厚接触者、発熱や呼吸器症状のある人など、新型コロナウイルス感染症が疑われる人からの電話などでの相談を受け付ける。各都道府県などが設置し
23. 緊急小口資金
日本大百科全書
条件が緩和されてきた。新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)が流行した2020年(令和2)3月には、緊急小口資金の特例として、対象に新型コロナウイ
24. 金融機能強化法
日本大百科全書
失効はせず)。しかしリーマン・ショック、東日本大震災、アベノミクスによる超低金利の定着、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行など金融機関を
25. GIGAスクール構想
日本大百科全書
文部科学省が2019年(令和1)に打ち出し、2023年度末までの5か年計画としていたが、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行を受け、1人1
26. 2020から2021へ~グローバル化と地球温暖化の時代【2021】[生物・動物【2021】]
現代用語の基礎知識
人類に次々と襲いかかる感染症=パンデミックの脅威と懸念 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)が世界中を混乱させている。しかし、パンデミックを引き起こし
27. 検疫感染症
日本大百科全書
中東呼吸器症候群〈MERSマーズ〉、デング熱、鳥インフルエンザA〈H5N1、H7N9〉、マラリア、新型コロナウイルス感染症〈COVIDコビッド-19〉など)とな
28. K値/実効再生産数【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
いずれも新型コロナウイルス感染症の拡大・収束動向を知る指標。K値は大阪大学核物理学研究センター長の中野貴志教授が考案した。1から1週間の感染者数を累積の感染者数
29. 高校野球画像
日本大百科全書
決勝は除く)を導入するなど、選手の負担軽減に向けた改革を次々と行っている。2020年(令和2)は新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の蔓延まんえ
30. 国民健康保険
日本大百科全書
、支給額は5万円以下が多い。その他の現金給付はすべて任意給付で、市町村国保において、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)に感染した被用者について
31. 国民生活安定緊急措置法
日本大百科全書
)」「トイレットペーパー」「ちり紙」の4品目について標準価格を定め、価格統制した。 新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)が流行した2020年(令
32. 国民の民度のレベルが違う【2021】[世相・発言【2021】]
現代用語の基礎知識
2020年6月4日の参院財政金融委員会での麻生太郎 財務相の発言。日本の新型コロナウイルス感染症による死者が欧米主要国に比べ少ないことに関して問合せを受けたこと
33. 国連世界食糧計画
日本大百科全書
ビスの運営、飢餓・栄養不足の調査、農林業地の開拓・道路建設などにも取り組んでいる。 新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行時に「ワクチンがで
34. 接触確認アプリ(COCOA〔ココア〕)【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
厚生労働省が新型コロナウイルス感染症拡大防止のために開発した、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用したアプリ。無料でインストールできる。アプリの
35. 国家安全保障会議(日本)
日本大百科全書
この会合が開催される事態には至らないのではないかという意見もあったが、2020年(令和2)1月、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行に対処
36. 雇用保険
日本大百科全書
2020年(令和2)には、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)等の影響に対応するための雇用保険法の臨時特例等に関する法律(令和2年法律第54号)
37. コロナ禍への諸宗教の対応【2021】[宗教【2021】]
現代用語の基礎知識
2020年に入り、世界中で新型コロナウイルス感染症が本格的に広まるにつれ、日本を含む各国・地域の宗教もさまざまな対応を模索した。 まずは、感染予防のため、人が集
38. Go To キャンペーン
日本大百科全書
新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行で冷え込んだ景気を刺激するための日本政府の需要喚起策。旅行を促す「Go Toトラベル」、飲食店利用を促
39. 新興感染症/再興感染症【2021】[医学【2021】]
現代用語の基礎知識
新興感染症は新しい病原体やこれまで一般的に知られていなかった病原体による感染症。新型コロナウイルス感染症をはじめ、1970年代以降、エイズ、エボラ出血熱、C型肝
40. サイトカイン/サイトカインストーム【2021】[生命科学【2021】]
現代用語の基礎知識
下肢などに塞栓ができ梗塞や臓器障害などの害が起きることがある。これをサイトカインストームという。新型コロナウイルス感染症で重症化の原因になっているとされ、注目さ
41. 札沼線
日本大百科全書
47.6キロメートルは2020年(令和2)5月7日付けで鉄道事業が廃止された。なお、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)拡大の影響を受け、最終運
42. 集団免疫【2021】[生命科学【2021】]
現代用語の基礎知識
るのを待つか、ワクチンの予防接種を広く行う必要がある。 2020年に世界的に流行した新型コロナウイルス感染症に対しては、個々に感染を抑えて封じ込めるのではなく、
43. 小学校休業等対応助成金・支援金
日本大百科全書
新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行により、子供の世話のために仕事を休まざるを得なくなった人に対する国の助成・支援金。臨時休校や子供の感染
44. 新型インフルエンザ等対策特別措置法
日本大百科全書
新型インフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)など新たな感染症への対策を定めた法律。平成24年法律第31号。略して新型インフル特措法、
45. 新型コロナウイルスでどのような病気が引き起こされるのか?【2021】[新型コロナウイルスのおさらい【2021】]画像
現代用語の基礎知識
)と命名した。 その後本疾患は世界中に広がりをみせたため、日本政府は20年2月1日に新型コロナウイルス感染症を感染症法上に基づいて指定感染症に指定した。同年4月
46. 新型コロナウイルスのワクチンはできるのか?【2021】[新型コロナウイルスのおさらい【2021】]画像
現代用語の基礎知識
中和抗体はウイルスから体を守るために重要であり、実際、新型コロナウイルス感染症から回復するとき中和抗体ができる。一方で、新型コロナウイルス感染症に対する中和抗体
47. 診療報酬
日本大百科全書
目が対象となっている。土田武史2020年10月16日新型コロナウイルス感染症への対応2020年1月に日本にも襲来した新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド
48. 持続化給付金
日本大百科全書
新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の影響をうけた中小企業や個人事業者を救済する給付金。売上げが急減した事業者に給付し、事業継続を下支えする目的
49. 住居確保給付金
日本大百科全書
支払う(自治体による代理納付)。返済は不要。申請には、収入、預貯金額などの確認書類が必要である。 新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の流行拡大
50. スーパーコンピュータ
日本大百科全書
「京」同様に政府系の研究機関だけでなく、大学、民間企業も利用できる。現在は試運転中だが、新型コロナウイルス感染症(COVIDコビッド-19)の治療、対策などに関
「新型コロナウイルス感染症」の情報だけではなく、「新型コロナウイルス感染症」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

新型コロナウイルス感染症と同じ細胞・免疫・ウイルス・物質カテゴリの記事
免疫(岩波 生物学辞典)
動物体内の外来性および内因性の異物を生理的に認識・排除し,個体の恒常性を維持するための機構の総称.元来はヒトや動物に病原体が感染してもそれを体内から排除して発病に至らせない状態をいうが,特に,病原体にすでに自然感染していたり,人為的にワクチン接種を
ウイルス(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
《同》濾過性病原体(filterable microorganism).DNAかRNAのどちらかをゲノムとしてもち,細胞内だけで増殖する感染性の微小構造体.ラテン語で毒(virus)を意味し,後に転じて病原体を意味するようになった.D.I.Ivanovski(1892)はタバコモザイク病が細菌濾過器を通した濾液で感染することを観察,F.LoefflerとP.Frosch(1898)は口蹄疫が同じく
樹立細胞株(岩波 生物学辞典)
《同》株細胞(strain cell).細胞寿命を超えて不死化し,培養条件下で安定に増殖し続けるようになった細胞.染色体構成は二倍体(diploid)から異数体(aneuploid)に変化し,表現形質もがん細胞様に変化していることが多い(⇒二倍体細胞).最初の樹立細胞株は,1943年にW.R.Earleにより,C3H系マウス皮下組織から分離されたL細胞(L cell)で
組織培養(岩波 生物学辞典・日本大百科全書)
[tissue culture]多細胞生物の個体から無菌的に組織片・細胞群を取り出し,適当な条件において生かし続ける技術.広義には,組織片培養と細胞培養を包含する.組織培養では,分離された組織片を同一個体または他の生物体のある場所に移して育てる生体内
ポルフィリン(日本大百科全書・岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
4個のピロール環が4個の炭素で結合して閉環したポルフィンにメチル基などの側鎖のついた化合物の総称。生体内の酸化還元反応に重要な役割を果たしているヘモグロビン(血色素)、チトクロム類(呼吸色素)、クロロフィル(葉緑素)類などの色素部分を構成する化合物で
細胞・免疫・ウイルス・物質と同じカテゴリの記事をもっと見る


「新型コロナウイルス感染症」は医療に関連のある記事です。
その他の医療に関連する記事
花粉症(日本大百科全書・世界大百科事典)
花粉に対するアレルギー反応により、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎が引き起こされる現象。おもな症状は、鼻ではくしゃみ、鼻水(鼻漏)、鼻づまり(鼻閉)、眼(め)ではかゆみである。花粉が鼻腔(びくう)粘膜、結膜に付着することにより発症するため、原因と
麻酔(世界大百科事典)
薬の作用により体の一部あるいは全身の知覚と運動機能を一時的に消失させ,手術のような体に侵害を加える際の痛みや精神的苦痛を取り除くことをいう。薬の作用が局所に限られるものを局所麻酔と呼び,全身的に作用するものを全身麻酔と呼ぶ。全身麻酔は通常意識消失を
高温障害(日本大百科全書)
高温度下の労働や運動によって体温調節や循環器系の機能が損なわれたり、水分や塩分などの代謝のバランスを失ったりしておこる障害をいい、熱中症ともよばれる。発生機構の相違から次の三つの病型に大別される。[重田定義]▲熱けいれん症ボイラーなどの火を扱う作業者
熱中症(世界大百科事典)
高温下での労働といった職業的原因で起こる熱射病をいう。日本でも,かなり昔から〈よろけ〉という名称で,鉱山等の高温多湿の環境で働く作業者によく起こった熱中症が記載されている。ごく最近まで高熱のもとでの作業は,鉱山,製鉄,紡績工場,ボイラー室等においてよ
メッセンジャーRNA(岩波 生物学辞典)
mRNAと略記.《同》伝令RNA.遺伝子の情報が蛋白質として発現される過程で,情報の担体として合成されるRNA.ゲノム上の遺伝情報は一定の単位でRNAに転写される.その際,DNA依存性RNAポリメラーゼはDNA上のプロモーター部位を認識してこれと結合
医療に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1700冊以上(総額750万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶