1. 小野小町画像
日本大百科全書
『古今集』目録に「母衣通姫そとおりひめ」とするのは、『古今集』仮名序に女歌おんなうたの系譜を述べた「小野小町は衣通姫の流れなり」の訛伝かでん。『小町集』は大別し
2. 小野小町
世界大百科事典
平安時代前期の女流歌人。生没年不詳。六歌仙,三十六歌仙の一人。出羽国の郡司良真の女。篁(たかむら)の孫,美材(よしき),好古(よしふる)らの従妹とされる。系図に
3. おの‐の‐こまち【小野小町】
日本国語大辞典
なる。生没年未詳。天正・易林【小野小町】天正・易林
4. おの‐の‐こまち[をの‥]【小野小町】
日本国語大辞典
「おの(小野)」の子見出し。【二】〔名〕小野小町に仮託した貴種流離譚。小町が晩年におちぶれ、尼もしくは乞食となり、流浪して路傍に死んだ話が流布し
5. おののこまち【小野小町】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
小野小町(おののこまち)で穴(あな)がない
6. おののこまち【小野小町】
国史大辞典
なした意義は大きい。 [参考文献]本居内遠『小野小町の考』(『本居内遠全集』)、黒岩涙香『小野小町論』、前田善子『小野小町』(『国文学評伝叢書』)、横田幸哉『小
7. 小野小町(おののこまち)
古事類苑
人部 洋巻 第1巻 32ページ
8. おのの-こまち【小野小町】
日本人名大辞典
?−? 平安時代前期の歌人。六歌仙,三十六歌仙のひとり。父母,経歴などに諸説があり,たしかなことは不明。絶世の美女としてかたりつがれ,歌舞伎,義太夫,謡曲などの
9. おののこまち【小野小町】
日本架空伝承人名事典
最も美しい女性であった小町が、実は性的な不具者であったという伝説も生まれた。[大隅 和雄]亡 者 歌
小野小町秋風の打ふくごとにあなめ
をのとはいはじ薄生ひけり人
10. 小野小町[文献目録]
日本人物文献目録
語る』田所哲太郎『小野小町』折口信夫『小野小町』安彦好重『王朝文学の女性像』塩田良平『小野小町』清田正喜『小野小町』桜井秀『小野小町』星野鎮子『小野小町』松尾楽
11. をののこまち【小野小町】
全文全訳古語辞典
[人名]平安前期の女流歌人。六歌仙の一人。歌は、紀貫之が「あはれなるやうにて、強からず」〈古今・仮名序〉と評しているように、優雅な中に哀感をたたえた恋の歌が多い
12. 小野小町歌 (見出し語:小野小町)
古事類苑
文學部 洋巻 第1巻 880ページ
13. 小町のさうし(著作ID:195017)
新日本古典籍データベース
こまちのそうし 小野小町 室町物語
14. 卒都婆小町(著作ID:353297)
新日本古典籍データベース
そとばこまち 卒都婆 小野小町 謡曲 能の本
15. 小野小町(おののこまち)で穴(あな)がない
故事俗信ことわざ大辞典
穴がない。欠点がない。小野小町に性的欠陥があったという伝説によるしゃれ。
16. おののこまちでんせつ【小野小町伝説】
国史大辞典
小野小町は美人でほまれ高い歌人として、伝説の世界で、もっとも人気のある女性の一人である。各地に小町の遺跡が説かれ、出生地や墓さえ、全国に数多くある。文学の世界
17. 小野小町一代記(著作ID:122167)
新日本古典籍データベース
おののこまちいちだいき 夾撞散人(きょうとうさんじん) 撰 堀田連山(ほったれんざん) 画 読本 享和二刊
18. 小野小町一代記(著作ID:122178)
新日本古典籍データベース
おののこまちいちだいき 山東京山(さんとうきょうざん) 作 歌川国貞二世(うたがわくにさだ2せい) 画 文久二
19. 小野小町一代来由并七小町ものがたり(著作ID:269625)
新日本古典籍データベース
おののこまちいちだいらいゆならびにななこまちものがたり 清原宣明(きよはらのぶはる) 編 村田嘉言(むらたよしこと) 画 伝記
20. 小野小町今様姿(著作ID:749940)
新日本古典籍データベース
おののこまちいまようすがた 青本
21. 小野小町戯場化粧(著作ID:749962)
新日本古典籍データベース
おののこまちかぶきけしょう 今昔小町譚 橋本徳瓶(はしもととくべい) 作 歌川豊国一世(うたがわとよくに1せい) 画 合巻 文化七刊
22. 小野小町行状記(著作ID:122190)
新日本古典籍データベース
おののこまちぎょうじょうき 小野小町行状伝 大江文坡(おおえぶんぱ) 伝記
23. 小野小町等歌画(著作ID:750005)
新日本古典籍データベース
おののこまちとうかが
24. 小野小町の考(著作ID:122203)
新日本古典籍データベース
おののこまちのこう 本居内遠(もとおりうちとお) 伝記 弘化二
25. 小野小町都年玉(著作ID:750027)
新日本古典籍データベース
おののこまちみやこのとしだま 紀海音(きかいおん) 浄瑠璃/義太夫
26. 小野小町物語(著作ID:2615443)
新日本古典籍データベース
おののこまちものがたり 小野小町実伝記 物語
27. 小町集(著作ID:195006)
新日本古典籍データベース
こまちしゅう 小野小町歌集 小野小町家集 小野小町集 小野家集 小町家集 小野小町(おのこまち) 歌集
28. 小町物かたり(著作ID:1129528)
新日本古典籍データベース
こまちものがたり 小野小町物語 仮名草子
29. 信夫摺在原草紙(著作ID:1009387)
新日本古典籍データベース
しのぶずりありわらぞうし 絵本在原草紙 小野小町業平草紙 中川昌房(なかがわまさふさ) 作 感和亭鬼武(かんわていおにたけ) 校 一峰斎馬円(いっぽうさいばえん
30. 歌川国貞(3世豊国)『見立三十六歌撰之内 小野小町』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
1852年(嘉永5)国立国会図書館所蔵
31. 小倉百人一首(9) 歌人/小野小町[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
ないたづらに わがみよにふるながめせしまに定まり字(決まり字):歌を特定する字(音)/はなの小野小町おののこまち菱川師宣ひしかわもろのぶ画[他]『小倉百人一首』
32. 在原業平小野小町和歌問答(著作ID:87161)
新日本古典籍データベース
ありわらのなりひらおののこまちわかもんどう 小町業平歌問答 業平小町とひこたへの和歌 珍詠歌枕 和歌
33. 秋田(県)画像
日本大百科全書
所持していないためにとがめられて処刑された。その愛犬を祀まつる老犬神社がある。六歌仙ろっかせんの一人、小野小町が晩年を送ったという地が雪深い湯沢市雄勝町にある。
34. あさ‐みどり【浅緑】
日本国語大辞典
今和歌集〔1205〕哀傷・七五八「あはれなりわが身のはてやあさ緑つひには野べの霞とおもへば〈小野小町〉」【三】催馬楽、呂(りょ)の歌の曲名。「楽家録‐六・催馬楽
35. 排蘆小船(近世随想集) 253ページ
日本古典文学全集
ぬれぬひぞなき、とうたひて、よどまでぞつきにける」。なお「心から」は『後撰和歌集』恋三所収の小野小町の歌。『古今和歌集』羇旅、読人知らず「ほのぼのとあかしの浦の
36. 排蘆小船(近世随想集) 367ページ
日本古典文学全集
三一歳。当時はいわゆる六歌仙の時代に重なる。六歌仙とは僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大伴黒主。『古今和歌集』真名序「俗人争ひて栄利を事とし、
37. あし を 休(やす)める
日本国語大辞典
*古今和歌集〔905~914〕恋三・六五八「夢路にはあしも休めず通へどもうつつに一目見しごとはあらず〈小野小町〉」*いさなとり〔1891〕〈幸田露伴〉五「愛敬館
38. あな‐なし【穴無】
日本国語大辞典
〔名〕女性の性器の障害。また、その人。特に、小野小町が性的な障害者であったという俗説から、その異称。*雑俳・川柳評万句合‐明和二〔1765〕礼六「穴なしといふわ
39. あな‐め
日本国語大辞典
【一】〔連語〕(小野小町の髑髏(どくろ)の目に薄(すすき)が生え、「あなめあなめ」と言ったという伝説から)ああ目が痛い。また、ああたえがたい。あやにくだ。*小町
40. あねは‐の‐まつ【姉歯松】
日本国語大辞典
宮城県北部、金成(かんなり)町姉歯にあった松。小野小町の姉あるいは松浦佐用姫(まつらさよひめ)の姉の墓上に植えた五葉松といわれる。歌枕。*塗籠本伊勢物語〔10C
41. あまごい‐こまち[あまごひ‥]【雨乞小町】
日本国語大辞典
小野小町が勅命を受けて雨乞いの和歌を詠み、その徳で雨が降ったという伝説。これに基づいた長唄、浄瑠璃、歌舞伎などの作品がある。
42. 在原業平
世界大百科事典
名になり,単に東下りといえば,業平の東国への旅をさすほどになった。さらに,業平が奥州八十島で小野小町のどくろに会う話も種種の説話集に見え,一条兼良の《伊勢物語愚
43. ありわらのなりひら【在原業平】
日本架空伝承人名事典
名になり、単に東下りといえば、業平の東国への旅をさすほどになった。さらに、業平が奥州八十島で小野小町のどくろに会う話も種々の説話集に見え、一条兼良の『伊勢物語愚
44. 在原業平[文献目録]
日本人物文献目録
木村鷹太郎『在原業平・小野小町』折口信夫『短歌講座 7』吉井勇『日本文学講座 7』安江不空『古今集序に於ける業平の批評と業平の作品との関係』久松潜一『在原業平・
45. いかがむら【五十河村】京都府:中郡/大宮町
日本歴史地名大系
る。曹洞宗妙性寺があり、天和二年(一六八二)の丹後国寺社帳に名がみえる。小野小町開基との伝承があり、小字ハザコの小野小町塚石塔に「小野妙性大姉」の法名を刻し、妙
46. いか‐さま【如何様】
日本国語大辞典
りあつまり)、舟に乗りて」*雑俳・川柳評万句合‐安永三〔1774〕仁二「いかさまのぐゎんそは小野小町なり」*黄表紙・文武二道万石通〔1788〕上「重忠がはかりご
47. 十六夜日記(中世日記紀行集) 270ページ
日本古典文学全集
る。生没年未詳。六歌仙の一。三河に下る時、小野小町を誘った故事。「わびぬれば身をうき草の根を絶えて誘ふ水あらばいなむとぞ思ふ」(古今・雑下 小野小町)。「東の方
48. 和泉式部
世界大百科事典
とばを,たくみに詠みこんださまざまな秀歌を作ったという話など,歌にまつわるものが多く,中には小野小町や西行の伝説と同じ内容のものもある。また,佐賀県には,式部が
49. いずみしきぶ【和泉式部】
日本架空伝承人名事典
とばを、たくみに詠みこんださまざまな秀歌を作ったという話など、歌にまつわるものが多く、中には小野小町や西行の伝説と同じ内容のものもある。また、佐賀県には、式部が
50. いずみしきぶでんせつ【和泉式部伝説】
国史大辞典
所もある。おそらくこの人の伝記を語って歩く遊行の女性が中世に全国を旅して廻ったためであろう。小野小町や静御前なども同じ理由から諸方に名をとどめている。和泉式部に