NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1900冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 社会
  6. >
  7. >
  8. 野菜
  9. >
  10. トマト

トマト

ジャパンナレッジで閲覧できる『トマト』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)

トマト
とまと/蕃茄
tomato
[学]Solanum lycopersicum L.
[学]Lycopersicon esculentum Mill.

ナス科(APG分類:ナス科)の多年草。栽培上は一年草として扱われる。茎は長さ1~2メートルになるが、自然には直立できず地面にはう。茎の下部が地面に接するところからは不定根を出す。葉は長さ15~45センチメートルの羽状複葉で、柔毛がある。小葉は5~9対で、長さ5~7.5センチメートル。花は黄色で直径約2~3センチメートル、花冠は5ないし10片に深裂する。葉腋 (ようえき)に3~7花が房になってつく。果実の内部は数室に分かれ、多数の種子が入っている。果実の形は品種によって大小さまざまで、また果色も赤、紅、黄色などである。日本では生食用には桃紅色の果実が好まれるため、ほとんどが桃紅色の品種である。また、直径2~3センチメートルの赤または黄色の果実を房成りにつける品種や、卵形や西洋ナシ形の小形の果実の品種も普及している。

[星川清親]2021年6月21日

栽培

苗床に種子を播 (ま)いて苗を育て、畑やハウスに定植する。葉腋から盛んに腋芽を出して茂るが、日本で生食用果実を得る目的で栽培するときには、腋芽を全部摘み取って1本の茎だけを、支柱を立てて仕立てることが多い。ジュースやケチャップなど加工用の目的で栽培する場合には、支柱をせず腋芽も摘まずに育てる無支柱栽培が行われる。低温には比較的強いが、1回でも霜に当たれば枯死する。土壌病害である青枯病に侵されると、急に茎の先からしおれ、数日中に地上部全体に及んで枯死する。土壌伝染性の病害を避けるため、トマトはもとよりナス、ジャガイモなどナス科の作物との連作は避け、また土壌病害抵抗性の台木専用トマト品種、たとえばBF興津 (おきつ)101号などに接木 (つぎき)もされる。自然の旬 (しゅん)は夏であるが、現在では促成・抑制栽培などによって一年中生産される。しかし低温期の栽培では着果不良になりやすく、パラクロルフェノキン酢酸(商品名「トマトトーン」)を花房に噴霧して着果と果実の肥大を促進させている。なお、現在日本で経済的に栽培されている品種はすべて一代雑種品種(F1 (エフワン))である。

[星川清親]2021年6月21日

起源と伝播

トマトの起源と普及は新しく、栽培トマトの成立は紀元後1000年ころと推定されている。現在広く世界で栽培されているトマトの祖先種は、その一つの変種ケラシフォルメvar. cerasiforme Alef.である。これには野生型と、もっとも原始的な栽培型がある。この分布地域はトマト属の野生種と同じくエクアドルからチリ北部に至る幅150キロメートルの狭長な海岸地帯(赤道から南緯30度)であるが、さらに北はメキシコの南部から中央部の東海岸沿いの低地にまで及ぶ。とくにベラクルスを中心として豊富に自生し、その栽培型も明らかに栽培トマトとの移行型を示す種々な型がある。したがって、トマト属野生種の中心であるペルーにおいてケラシフォルメの野生型から栽培型が成立して、メキシコ地域において現在みられるもっとも進化したトマトが成立している点から、メキシコ起源であると考えるのが正しい。この地域はアステカ文化圏で、アステカ人は好んでホオズキを食用に供し、トマトに似たホオズキの育成・栽培をしていることから、ケラシフォルメの栽培と育成に努めたことが想像できる。またアステカ人はその栽培トマトの品種の語尾にナワトゥル語のトマトルtomatlをつけた。このことばが世界各国に伝播 (でんぱ)した。

 「新大陸発見」後、1523年のスペインのメキシコ征服後、スペイン人によってヨーロッパに入り、1544年イタリアに、1575年イギリスに、さらに中欧諸国に伝播した。最初は観賞用で、食用に供したのは18世紀以降である。アメリカには18世紀末にヨーロッパから入ったが、19世紀末までは普及しなかった。アジアへはスペイン人によって太平洋経由でフィリピンに入り、1650年以降マレーシア東部でも栽培された。日本へは寛文 (かんぶん)年間、1670年ころに長崎に伝来し、『大和本草 (やまとほんぞう)』(1709)に記載されている。その後、明治初年に開拓使によって欧米から品種が導入され、赤茄子 (あかなす)の名で試作された。しかし当時は独特の臭みのため普及せず、大正時代に入って、北海道と愛知県を中心として栽培が増加したが、現在のように普及をみたのは第二次世界大戦後である。

[田中正武]2021年6月21日

食品

トマトは健康によい食品とされており、「トマトが赤くなると医者が青くなる」「トマトのある家に胃病なし」などといわれている。果実の成分は95%が水分で、タンパク質0.7%、脂質0.1%、糖質3.3%、繊維0.4%、灰分0.5%を含む。ビタミン類の含量に優れ、100グラム当りカロチン390マイクログラム、ビタミンC20ミリグラム、B10.05ミリグラム、B20.03ミリグラムのほか、B6、K、P、M、ルチン、ナイアシンなども含む。甘味の成分は果糖とブドウ糖、酸味の主体はクエン酸とリンゴ酸である。生食用のほか、加工用として缶詰、ジュース、ピューレ、ペーストなどにされ、それぞれ生食用品種、加工用品種がある。加工用は汁気が少なく、皮も堅くて生食用には適さない。生食用トマトは、流通経路でのいたみを少なくするため、果実が緑色で堅いうちに収穫し、小売店の店頭でちょうど食べごろになるように出荷する。しかしこのようなものは、畑で完熟させた果実に比較して食味が劣る。そこで最近では、とくに完熟トマトと表示された、完熟した果実を収穫したものが店頭に出回るようになった。トマトの皮は、果実を熱湯にくぐらせると手で容易にむけるようになる。

[星川清親]2021年6月21日

 トマトは料理の付け合せ、サラダ、スープ、シチュー、ミートソースなどに用いる。トマト特有の青臭いにおいは青葉アルコールとよばれる成分を中心にしたもので、これは生臭みを消す働きがある。そのため、シチューやミートソースなどをつくるとき、肉とともに煮込むと肉の臭みが消える。加熱調理には適熟トマトのほか水煮あるいはトマトジュース漬けにした缶詰が利用できる。糖分の多い小粒のトマトも多く出回り、これらは料理の飾りやデザートのフルーツのかわりとしても食べることができる。

[河野友美]2021年6月21日



世界大百科事典

トマト
tomato
Lycopersicon esculentum Mill.

ナス科の一年草で,果実を食用とする重要な野菜の一つ。アカナスとも呼ばれた。アンデス西斜面のペルー,エクアドル地方の原産。熱帯から温帯地方にかけて広く栽培されている。温帯では一年生,熱帯では多年生になる。茎は1~1.5mに達し,直立ないし匍匐(ほふく)し,基部の地につく部分からは容易に不定根を出す。葉は多数の小葉からなる羽状複葉で茎に互生し,花房は通常茎の基部から数えて7~9節の節間に形成されるのをはじめとして,順次,先端に向かって3節間おきにつくのが普通である。花房は総状花序で4~10数花よりなり,個々の花は両性,合弁で,花弁は5~6裂し,黄色ときに白色を呈する。果形は球形,卵形,円筒形,扁円形などで,重さは10~500g,熟して朱紅色,紅色または黄色となる。植物全体に特有の臭気があるが,この臭気は黄色透明の揮発性油による。

 アンデス高原地方では,アメリカ大陸発見以前からトマトが食用として栽培されていたといわれ,インディアンの移住によってアンデス高原からしだいに中央アメリカやメキシコに伝播(でんぱ)した。ヨーロッパへは大陸発見後,16世紀の初めにイタリアに導入されたが,当初は観賞用として栽培されたにすぎず,18世紀中ごろになって食用として栽培されるようになった。北アメリカへは18世紀の後半に導入された。アメリカ,イタリア両国では19世紀に入って急速に栽培が増加し,現在世界の主要な生産国となっている。日本へは18世紀初めの貝原益軒の《大和本草》に〈唐ガキ〉と記されていることから,それ以前に南方や中国を経て渡来したとみられている。当時は観賞用として栽培されるのみで,食用としての栽培は,明治初年,開拓使による新品種の再導入を機に始まる。しかし食味が一般の嗜好(しこう)にあわず,栽培は大正末ごろまでわずかであった。昭和に入ってから食生活の洋風化に伴って需要が増加し,また加工利用の道も開けて,その栽培は急速に増えた。各種の作型が発達し,生果は年間を通じて供給され,一方,総生産量の20~25%は加工用に回されている。主産地は熊本,千葉,茨城,愛知県である。

 明治初年から昭和初めにかけては,アメリカやイギリスから多くの品種が導入されたが,それらのうち桃色大果で酸味の少ないポンデローザが歓迎され,広く栽培された。また導入された品種をもとに選抜淘汰や交雑育種も試みられ,1935年ころからしだいに導入品種に代わって,日本で育成された品種が主体を占めるようになった。第2次世界大戦後は一代雑種育種が盛んになり,福寿2号,新星,ひかり,宝冠2号,栄冠などの大果で酸味の少ない品種が多数発表された。近年は料理用の酸味の強い小果品種も見なおされ,家庭用ミニトマトとして栽培が広がっている。しかし産地の固定化が進み連作が重なると,種々の病害,とくに青枯病など土壌伝染性の病害が栽培上問題となる。このような状況のなかで耐病性育種も進み,現在広く栽培されている品種は,ほとんど耐病性品種となっており,また接木用の耐病性台木品種も開発されている。トマト栽培の作型は大別して次の5通りがあり,年間を通じての供給が維持されている。(1)露地栽培 3月まき,6月下旬~8月収穫。(2)促成栽培 9~10月まき,2月上旬~5月中旬収穫。(3)半促成栽培 11月まき,4~6月収穫。(4)高冷地抑制栽培 4月まき,8月下旬~10月下旬収穫。(5)ハウス抑制栽培 7月上旬~中旬まき,10~12月収穫。いずれも育苗,定植して栽培し,生果用には支柱を立てて仕立てるが,世界的にみれば無支柱の栽培が一般である。

 トマトの果実成分は水分95%,全糖3~4%(ショ糖が主で,果糖,ブドウ糖を含む)。酸類は0.5%でクエン酸を主とし,シュウ酸,リンゴ酸も含む。またビタミン類に富み,とくにAとCが多い。灰分はカルシウム,カリウム,リンなどが多く含まれる。その他アデニン,トリゴネリン,アルギニンを含む。果実の赤色はリコピン,橙黄色はカロチンによる。トマトはビタミン食品であるだけでなく,アルカリ食品としての意義が大きい。生食するほか,料理にもいろいろ使われ,加工品としてジュース,ピュレー,パウダー,あるいは調味料を加えたトマト・ケチャップやトマト缶詰がある。また観賞用とされる品種もある。
[金目 武男]

料理

サラダ,サンドイッチの具などとして生食するほか,ジュース,ピュレー,ケチャップなどの原料にする。また,スープ,ソース,シチューなどの煮込み,バター焼き,蒸焼きなどにする。スタッフドトマトは,トマトをくりぬいてケースをつくり,サラダを詰めて付合せにしたり,ひき肉,タマネギなどをいためて詰め,オーブンで焼いたりする。フランスでは裏ごししてつくったピュレーをいろいろな料理に使い,イタリアではトマトを刻んで,肉,ニンニク,タマネギなどとともに油でいため,スープでのばしたものをスパゲッティその他に多用する。この方式の利用は日本ではあまり行われていないが,カレーやシチューに加えても美味であり,もっと多面的に使いたいものである。
[橋本 寿子]

[索引語]
tomato Lycopersicon esculentum アカナス 唐ガキ ポンデローザ スタッフドトマト ピュレー
上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


トマトの関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 2113
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. トマト画像
日本大百科全書
星川清親2021年6月21日起源と伝播トマトの起源と普及は新しく、栽培トマトの成立は紀元後1000年ころと推定されている。現在広く世界で栽培されているトマトの祖
2. トマト画像
世界大百科事典
よる。トマトはビタミン食品であるだけでなく,アルカリ食品としての意義が大きい。生食するほか,料理にもいろいろ使われ,加工品としてジュース,ピュレー,パウダー,あ
3. トマト画像
日本国語大辞典
に蕃茄(洋名トマト、和名あかなす)を植付しが」*くれの廿八日〔1898〕〈内田魯庵〉三「トマトオとプルケイ酒の好物ってのは辟易する」*思ひ出〔1911〕〈北原白
4. トマト【tomato】
数え方の辞典
★パック トマトの実は通常は「個」で数えますが、商品としての丸い形状を強調するために「玉」で数えることもあります。小さな実やプチトマトは「粒」でも数えます。植物
5. トマト[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©Shogakukan 撮影/朝倉秀之
6. トマト【英語 tomato】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
トマトが赤(あか)くなると医者(いしゃ)が青(あお)くなる
7. トマト[標準語索引]
日本方言大辞典
とーなすび / ばかなす / ぶっきらなす / べちょなす青いうちに漬けるトマトの漬け物びっちょずけトマトのわき芽やごトマトの一種びっち / びっちょずけ
8. トマト(桃太郎)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
完熟系トマト©Shogakukan
9. トマトが赤(あか)くなると医者(いしゃ)が青(あお)くなる
故事俗信ことわざ大辞典
トマトが旬になると、病人が少なくなって医者が困る。トマトの栄養価が高いことをいう。柚が黄色くなれば医者が青くなる。
10. トマト‐クリーム
日本国語大辞典
)クリームの入ったトマトのスープ。*ロッパ食談〔1955〕〈古川緑波〉洋食衰へず〓「ミネストロン風のものもいいですが、僕は、単なるトマトクリーム
11. トマト‐ケチャップ
日本国語大辞典
使ってるらしいのだが、何んなものにもトマトケチャップがかかってゐる」*見知らぬ家路〔1970〕〈黒井千次〉「口の方が割れたトマトケチャップの瓶や」
12. トマト‐ジュース
日本国語大辞典
〔名〕({英}tomato juice )熟したトマトをつぶして作った液汁。*悲食記〔1959〕〈古川緑波〉富士屋ホテル「トマトジュースを書き出しに、ジュースの
13. トマト‐スープ
日本国語大辞典
〔名〕({英}tomato soup )トマトをつぶしてこしたものにスープストックを加え、とろみをつけて作ったスープ。*外来語辞典〔1914〕〈勝屋英造〉「トマ
14. トマト世代[新語流行語]
イミダス 2018
戦略のための用語であったが、次のターゲットはイチゴより少数派だが、消費センスはややウルサ型のトマト世代(10~15歳)であるという。
15. トマト‐ソース
日本国語大辞典
sauce )切ったトマトに火を通してからこしたものに食塩、バター、こしょうなどを加えて調味したソース。肉・卵・野菜などの西洋料理によく使われる。*外来語辞典〔
16. トマト族[新語流行語]
イミダス 2018
かつての団塊ジュニアのいちご族(15歳世代)よりロワー(lower)世代の子どもたちで、将来の消費マーケティングの対象。
17. トマトのお酒[新語流行語]
イミダス 2018
トマトを使ったお酒。最近、人気が高まっている。サントリーの「トマトのお酒 トマトマ」(2007年4月発売)、アサヒビールとカゴメが共同開発した「トマーテ」(同年
18. トマトの果実[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
一般には扁球へんきゅう形で赤色だが、品種によって形や大きさ、果色もさまざまである©Shogakukan 撮影/広瀬雅敏
19. トマトの起源地と伝播経路[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©Shogakukan
20. トマトの花[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
黄色で直径約2~3cm。葉腋ようえきに3~7花が房になってつく©Seishohmaru
21. トマト‐ピューレ
日本国語大辞典
〔名〕({フランス}tomate purée )トマトをつぶしてこしたもの。スープ、ソース、煮込み料理の調味料として使われる。
22. トマトピューレ[カタカナ語]
イミダス 2018
[tomato purée〈仏〉]【料理・食品】煮込んだトマトをこしたもの.トマトソースなどのもとになる.
23. 「トマトベリー」[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
イチゴのようなハート形をしたミニトマト。トキタ種苗(埼玉県さいたま市)が2003年から開発、06年に売り出した。従来、ミニトマトは丸型が当然で、三角形は失敗作だ
24. トマトベリー[カタカナ語]
イミダス 2018
[Tomatoberry 〈日〉]【植物・園芸】イチゴのような形をしたミニトマト.トキタ種苗が品種開発した.商標名. 2009 01
25. トマトベリー(* tomatoberry)【2019】[外来語・カタカナ語【2019】]
現代用語の基礎知識
ひと口サイズの甘いミニトマト
26. トマト万頭[新語流行語]
イミダス 2018
美が考案し、熱を加えた後もトマトの甘みや酸味がそのままに味わえる、北海道で出合った味の濃いトマトを使い、ジュースにしてあんに練り込んだ。
27. 「とまと檸檬」[新語流行語]
イミダス 2018
2008年7月28日に販売した、純米酒にトマト果汁をブレンドしたリュキール。山名酒造(本社・兵庫県丹波市)の3年熟成純米酒をベースに、岐阜県下呂産の果汁100%
28. オートマトン画像
日本大百科全書
より忠実なモデルとして考えられたのが有限オートマトンあるいは単にオートマトンといわれるものである。西村敏男有限オートマトンそれぞれの有限オートマトンには、有限個
29. オートマトン
世界大百科事典
のオートマトンを求める方法や,一つのオートマトンと同じ機能をもち,より単純なオートマトンの組合せで構成されたオートマトンを求める方法などが論じられる。 オートマ
30. オートマトン
日本国語大辞典
定まる。たとえば、自動販売機、電子計算機など。*新しき用語の泉〔1921〕〈小林花眠〉「オートマトンAutomaton (英)自動機、自動人形、生き人形。それよ
31. オートマトン[カタカナ語]
イミダス 2018
[automaton]【IT関連用語】【コンピューター】自動人形.自動装置.一定の入力情報によって決まった出力動作をする自動機械.
32. オートマトン
岩波 生物学辞典
って決まる.このようなオートマトンの例としては,マッカロ–ピッツの神経モデルを並べた神経回路網モデル,デジタル計算機などがある.特に,同じ状態遷移関数をもつオー
33. オートマトン[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©Shogakukan
34. きんかん‐トマト【金柑─】
日本国語大辞典
〔名〕(トマトは{英}tomato )植物「しょくようほおずき(食用酸漿)」の異名。《きんかんトマト》滋賀県一部030 徳島県一部030
35. ケミカル オートマトン[カタカナ語]
イミダス 2018
[chemical automaton]【化学】【生物】生体内での酵素の働きや自動調節作用を,機械が行う装置.自動化学反応装置.
36. 塩トマト[新語流行語]
イミダス 2018
熊本県八代市の沿海部を中心に栽培されるトマト。品種は通常のトマトと同じだが、干拓地など地中の塩分濃度が高い土壌で栽培されるため、実の成長が悪く小ぶりになり、そ
37. 白いトマトジュース[新語流行語]
イミダス 2018
トマトの赤い果肉を絞ったジュースをさらにろ過して、白ワインのような色合いにしたトマトジュース。農業生産法人の窪畑ファーム(山形県鶴岡市)が、同農場で栽培したト
38. セルオートマトン
岩波 生物学辞典
CAと略記.《同》セル構造オートマトン.同じ状態遷移関数をもつオートマトンを規則的に配置し,局所的な結合のパターン(近傍型と呼ばれる)も同じになっているオートマ
39. トリートマト画像
日本大百科全書
ナス科(APG分類:ナス科)の常緑低木状草本。トマトノキ、コダチトマトともいう。南アメリカ原産で、コロンビア、ペルー、ブラジルの高原に多い。高さ3~4メートル、
40. トリートマト[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
コダチトマト、タマリロともよばれる©Shogakukan
41. ドットマトリックス[カタカナ語]
イミダス 2018
[dot matrix]【IT関連用語】【コンピューター】文字や図形などを,格子状に並んだ細かい点の集合で表すこと.基本的にすべてのプリンターやディスプレーは
42. ドットマトリックス ディスプレー[カタカナ語]
イミダス 2018
[dot matrix display]【IT関連用語】【コンピューター】さまざまな解像度の画像の,個々の画素に対応した表示装置を内蔵しているディスプレー.
43. ドットマトリックス プリンター[カタカナ語]
イミダス 2018
[dot matrix printer]【IT関連用語】【コンピューター】文字や画像を点の集合で表現して印刷する印字装置.
44. ハスクチェリートマト【2019】[外来語・カタカナ語【2019】]
現代用語の基礎知識
ホオズキのように袋を被り、なかに黄色の実をつけるトマト。パイナップルに似た味で生食のほかジャムやソースに。
45. プチトマト<和製語>
数え方の辞典
パック、●袋 小売単位は「パック」「袋」などを用います。 ⇒トマト
46. ヘトマト[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
国指定重要無形民俗文化財 長崎県五島ごとう市©一般社団法人長崎県観光連盟
47. ホオズキトマト
日本大百科全書
て食べる。 宿存萼がよく発達するところからハスクトマトhusk tomato(外皮のあるトマトの意味)とよばれる。メキシコではトマテまたはトマトルとよび、古くか
48. ほおずき‐トマト【酸漿─】
日本国語大辞典
〔名〕(トマトは{英}tomato )植物、しょくようほおずき(食用酸漿)。《ほおずきトマト》宮城県一部030 栃木県一部030 富山県一部030 大分県一部0
49. ミディトマト[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©Shogakukan
50. ミニ‐トマト
日本国語大辞典
〔名〕({洋語}mini tomato )栽培トマトの一種。植物体は小さく、果実も小さい。被覆下で早春から初夏まで熟果を収穫し出荷する。
「トマト」の情報だけではなく、「トマト」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

トマトと同じ野菜カテゴリの記事
ピーマン(世界大百科事典)
トウガラシの一品種群で欧米のアマトウガラシをいう。また日本のシシトウ(シシトウガラシ)もこの群に属する。ピーマンの名はトウガラシを意味するフランス語のピマンpimentに由来する。草姿はふつうのトウガラシ(辛味種)に類似するが,葉は一般に広大で
レタス(世界大百科事典)
チシャ,チサともいい,葉または茎を生食するキク科の一・二年草。一般に呼ばれている結球性のものだけでなく,日本で古くから栽培されていたものなども含めた総称名で,その利用部分や形態から立レタス,茎レタス,葉レタス,玉レタスに分類される。このうち日本で最近
ニンニク(世界大百科事典)
ユリ科の多年草。一名をオオニンニク,古名をオオビル(大蒜)ともいう。原産は,中央アジアまたはインドなどとする説もあるが,野生植物が発見されず明らかではない。鱗茎は扁球状に肥大し,放射状に着生した4~十数個の鱗片から成っている。鱗茎は白または帯紅色の
カボチャ(世界大百科事典)
ウリ科の一年草で重要な野菜である。日本で栽培しているカボチャには植物分類学上次の3種がある。(1)ニホンカボチャC.moschata Duch.(英名pumpkin) トウナス,ボウブラとも呼ばれた。(2)セイヨウカボチャC.maxima Duch.
ショウガ(世界大百科事典)
ショウガ科の多年草。香辛料として世界的に知られている。起源は古く,インド原産とされているが,野生種は発見されていない。熱帯域が原産地であるので,高温多湿を好み,日本では7月から9月ごろにかけてよく生育する。草丈は60~90cmになり,地下茎は順次短縮
野菜と同じカテゴリの記事をもっと見る


「トマト」は自然に関連のある記事です。
その他の自然に関連する記事
春一番(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
冬から春へと季節が移るころ、冬のうちとは風向きの異なる強風が急に吹き出すことがある。この現象を戒めたことばで、漁業従事者たちの間で、海難防止の意味合いで使われだしたといわれる。春一(はるいち)ともいう。冬のうちの北風、西風を吹かせた西高東低型の気圧
富士山宝永噴火(国史大辞典)
宝永四年(一七〇七)十一月二十三日に始まり、十二月八日まで続いた富士山南東側中腹付近での大噴火。大量の火山弾、火山灰が降ったため「宝永の砂降り」ともよばれる。被災地域は駿河・相模・武蔵三国に及び、江戸でも降灰があり雪が降るようであったという(新井白石
伊吹山(世界大百科事典・日本大百科全書・日本歴史地名大系)
滋賀県と岐阜県の県境を南北にのびる伊吹山地の主峰で,標高1377m。地質は古生代石灰岩よりなり,山麓の古生層は石灰岩が少ない。その地質構造は,巨大な石灰岩が低角度の衝上面で石灰岩の少ない古生層の上に衝上したものとされていたが,褶曲に衝上を伴ったもので
長良川(日本歴史地名大系)
県のほぼ中央部に東西に横たわる位山(くらいやま)分水嶺山脈中に位置する見当(けんとう)山(一三五二・一メートル)を源流とし、濃尾平野を経て、伊勢湾直前で揖斐(いび)川に合流する。地形的には河川争奪によって流域拡大がなされたとも考えられる大日
アルデバラン(日本大百科全書・世界大百科事典)
おうし座のα(アルファ)星の固有名。アラビア語で「後に続くものAlDabaran」の意で、同じおうし座のプレヤデス(すばる)よりも少し遅れて日周運動していることに由来する。日本でもいくつかの地方で「すばるの後星(あとぼし)」とよばれている。冬の夜空で
自然に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1900冊以上(総額850万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶