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曾我物語

ジャパンナレッジで閲覧できる『曾我物語』の日本古典文学全集のサンプルページ

新編 日本古典文学全集
曾我物語
そがものがたり
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【現代語訳】
日本の報恩の合戦、謝徳の闘諍の集 並びに序 〔一〕
そもそも、日域秋津島と申すのは、国常立尊からこの方、天神七代・地神五代、合せて十二代は、神代のこととてさて置く。地神五代の末の御神を、早日且居尊と申しあげる。この世に現れ出られて我が国をお治めになられること、七千五百三十七年。その次の世に現れ出られた御神を、大和日高見尊と申しあげる。我が国をお治めになられること十二万八千七百八十五年である。その次を、早富大足尊と申しあげる。我が国をお治めになられること七千五百十二年。その次、世に現れ出られた御神を、鵜羽葺不合尊と申しあげる。我が国をお治めになられること十二万三千七百四十二年である。
その後、神代が絶えて七千年の間を、安日という鬼王が世に現れて治めること七千年。その後、鵜羽葺不合尊の第四代


【目次】
目次
古典への招待

凡例
曾我物語 巻第一(扉)
巻第一 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕日本国の始り
〔二〕桓武平氏の系譜とその滅亡
〔三〕惟喬親王・惟仁親王、位争い
〔四〕在原業平、小野の惟喬親王を訪ねる
〔五〕源氏の系譜と頼朝の治世
〔六〕伊東一族内紛の始り 伊東祐継死す
〔七〕河津祐親、伊東荘を横領する
〔八〕工藤祐経、祐親・祐通の暗殺を命じる
〔九〕伊豆奥野の狩山内、熊を射る
〔一〇〕人々、相撲を取る 俣野景久勝ち誇る
〔一一〕河津祐通と俣野、相撲を取る
〔一二〕祐通、八幡三郎に射落される
曾我物語 巻第二(扉)
巻第二 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕河津祐通、死す 父祐親の悲しみ
〔三〕河津の女房・子供らの悲しみ
〔四〕三十五日・四十九日の仏事を催す
〔五〕御房生れ、伊東九郎に預けられる
〔六〕河津祐通の女房、曾我祐信に再嫁する
〔七〕伊東祐親、大見・八幡を討つ
〔八〕蛭が小島の流人源頼朝の悲しみ
〔九〕頼朝、伊東の三女と契り、子を儲ける
〔一〇〕伊東祐親、千鶴御前を殺害する
〔一一〕藤原元方の子、山中に捨てられる
〔一二〕伊東祐親、頼朝から娘を奪い返す
〔一三〕頼朝、命を狙われ伊東を脱出する
〔一四〕頼朝、北条の館に逃げ入る
〔一五〕頼朝、北条時政上洛中に政子と契る
曾我物語 巻第三(扉)
巻第三 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕北条政子、山木兼隆に嫁がされる
〔三〕政子、伊豆山権現で頼朝と再会する
〔四〕兼隆・祐親、伊豆山を攻めようとする
〔五〕政子、伊豆山権現に祈念する
〔六〕盛長の夢想を景義夢合せする
〔七〕以仁王挙兵し、その令旨到来する
〔八〕文覚により、後白河院の院宣到来する
〔九〕頼朝挙兵し、坂東を平定する
〔一〇〕伊東祐親、頼朝に召され自害する
〔一一〕頼朝により誅罰された人々
〔一二〕頼朝、八幡大菩薩を勧請する
曾我物語 巻第四(扉)
巻第四 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕頼朝、上洛する 工藤祐経、時めく
〔三〕曾我兄弟、飛ぶ雁を見て父を恋う
〔四〕母、敵討を止めようと教訓する
〔五〕一万、元服する 箱王、箱根山へ登る
〔六〕箱王、箱根権現に敵討を祈念する
〔七〕頼朝、箱根権現に参詣 箱王、祐経を見る
〔八〕箱王、祐経を狙うが翻弄される
〔九〕箱王、出家を嫌い、山を下りる
曾我物語 巻第五(扉)
巻第五 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕箱王元服し、母に勘当される
〔三〕兄弟、縁者のもとを訪ね歩く
〔四〕兄弟、京の小次郎を敵討に誘う
〔五〕母、敵討を止めようと教訓する
〔六〕十郎、大磯の遊女虎のもとに通う
〔七〕兄弟、大磯で和田義盛と酒宴をする
〔八〕兄弟、戸上が原で祐経を狙うが果せず
〔九〕頼朝、浅間・三原の狩場巡りを触れる
〔一〇〕兄弟、宿々で祐経を狙うが果せず
〔一一〕三原の狩を終え、上野国へ入る
〔一二〕頼朝、那須野へ向う 宇都宮の支度
曾我物語 巻第六(扉)
巻第六 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕兄弟、宿の女房と酒宴をし、語り合う
〔三〕頼朝、宇都宮の女房を讃える
〔四〕頼朝、那須野の狩をして、鎌倉へ戻る
〔五〕兄弟、富士野の狩場での敵討を誓う
〔六〕十郎、三浦与一を敵討に誘う
〔七〕畠山・和田、与一を制止する
〔八〕五郎、早川の伯母を訪ね、衣装を乞う
〔九〕十郎、虎に敵討の本心を告げる
〔一〇〕十郎と虎、山彦山の峠で別れる
〔一一〕曾我に戻り、庭の千草を眺める
〔一二〕五郎、勘当を許され、母と対面する
〔一三〕兄弟、母に小袖を乞い、形見とする
〔一四〕兄弟、形見の文を書き、家を出る
曾我物語 巻第七(扉)
巻第七 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕母に呼び戻され、最後の対面をする
〔三〕兄弟、曾我を振り返りつつ箱根路を行く
〔四〕兄弟、二宮太郎と行き合い、姉に言付ける
〔五〕兄弟、矢立の杉に鏑矢を射込み祈る
〔六〕兄弟、箱根権現の別当と対面する
〔七〕兄弟、三島大明神に敵討成就を祈念する
〔八〕兄弟、富士野の井出の屋形に着く
〔九〕頼朝、兄弟を見つけ謀殺しようとする
曾我物語 巻第八(扉)
巻第八 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕十郎、工藤祐経を狙うが射損なう
〔三〕富士野の巻狩 人々鹿を射る
〔四〕兄弟、罪作りだと鹿を射外す
〔五〕新田四郎忠経、大猪に飛び乗り仕留める
〔六〕十郎、祐経の屋形に招き入れられる
〔七〕十郎、五郎に祐経の屋形でのことを語る
〔八〕十郎、立ち並ぶ屋形の次第を語る
曾我物語 巻第九(扉)
巻第九 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕兄弟、和田義盛のもてなしを受ける
〔三〕兄弟、畠山重忠のもてなしを受ける
〔四〕兄弟、母に最後の手紙を認める
〔五〕兄弟、丹三郎・鬼王丸を曾我へ帰す
〔六〕兄弟、工藤祐経を討ち果す
〔七〕兄弟、御家人たちと打ち合う
〔八〕十郎、新田忠経と戦い、討たれる
〔九〕五郎、頼朝の屋形に侵入し捕われる
〔一〇〕頼朝、五郎を直々に尋問する
〔一一〕祐経の嫡子犬房、五郎を打つ
〔一二〕十郎の首実検 五郎の死罪定る
〔一三〕筑紫仲太、五郎の首を切る
曾我物語 巻第十(扉)
巻第十 梗概
本朝報恩合戦謝徳闘諍集并序
〔一〕序
〔二〕母や縁者たち、兄弟の死を嘆く
〔三〕曾我の里で兄弟の葬送をする
〔四〕王藤内の妻、夫の死を聞き出家する
〔五〕虎、十郎の死を聞き、泣き沈む
〔六〕頼朝、曾我荘の年貢を免除する
〔七〕御房、頼朝に召され自害する
〔八〕京の小次郎・三浦与一の末路
〔九〕虎、兄弟の母と対面して語り合う
〔一〇〕母と虎、百か日の供養のために箱根へ赴く
〔一一〕箱根の別当を導師として法要を営む
〔一二〕虎、箱根の別当を戒師として出家する
〔一三〕虎、母と別れ井出の屋形跡へ赴く
〔一四〕虎、天王寺で王藤内の妻に出会う
〔一五〕一周忌の法要 丹三郎・鬼王丸出家する
〔一六〕虎、京の小次郎の妾と出会う
〔一七〕三周忌の法要 母、往生を遂げる
〔一八〕虎、井出の屋形跡を再訪する
〔一九〕兄弟に縁ある人々、往生を遂げる
〔二〇〕虎、六十四歳で往生を遂げる
校訂付記
表記変更例
解説
一 成立
二 訓読本系統の諸本と展開
三 真名本と仮名本
四 物語の世界
付録
訓読本の真名省略箇所
吾妻鏡
天皇・皇族系図
藤原氏系図
桓武平氏系図
清和源氏系図
武蔵七党系図
曾我物語年表
図録
地図
人名・神仏名・地名索引
奥付

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検索ヒット数 3114
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3. そがものがたり【曾我物語】
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4. そがものがたり【曽我物語】
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42. あい‐ごろ[あひ‥]【合頃】
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〔名〕(形動)適合すること。ころあい。手ごろ。*曾我物語〔南北朝頃〕一・おなじく相撲の事「是こそあひごろの力と聞け。さもあらば入道出でて、行司にたたん」*浮世草
43. あいざわはら【藍沢原】静岡県:駿東郡
日本歴史地名大系
」上覧のために鎌倉を出発、同月一五日に「藍沢御狩事」は終わり、富士野に移っている(同書)。「曾我物語」には「合沢原」「合沢の御所」などとみえる。この後も藍沢原で
44. あい‐ちか・い[あひ‥]【相近】
日本国語大辞典
あひちか・し〔形ク〕(1)間隔が少ない。すぐ近くである。*曾我物語〔南北朝頃〕一〇・五郎御前にめしいだされきこしめしとはるる事「村千鳥のひたたれに首をつつみて童
45. あい‐つ・ける[あひ‥]【相付】
日本国語大辞典
(アイツクル) 〈訳〉 自分に惹きつけ、馴れさせる」(2)矢を引きつけて、射やすい状態にする。*曾我物語〔南北朝頃〕七・勘当ゆるす事「心のはやるままに、人のあひ
46. あ・う[あふ]【合・会・逢・遭】
日本国語大辞典
前〕八・名虎「せい小さう妙(たへ)にして、片手にあふべしとも見えぬ人」(ニ)道理にかなう。*曾我物語〔南北朝頃〕三・臣下ちゃうしが事「さあらんにとりては、あはざ
47. あえ‐な・い[あへ‥]【敢無】
日本国語大辞典
なく暮れぬ」(ロ)はたで見ていて、いかにももろくはかないと感じられる。また、見るも無惨だ。*曾我物語〔南北朝頃〕一・おなじく相撲の事「いきほひし滝口、あゑなくま
48. あお に 衣(ころも)
日本国語大辞典
(襖の上に衣を重ねて着るという意から)物事が重なることのたとえ。*曾我物語〔南北朝頃〕八・屋形まはりの事「日ごろは親の敵、ただ今は日の敵、あをにころもをかさねて
49. あおのき‐ざま[あふのき‥]【仰様】
日本国語大辞典
〔名〕(「あおのきさま」とも)「あおむけざま(仰向様)」に同じ。*曾我物語〔南北朝頃〕一・おなじく相模の事「兄の彌六、つつといで、三郎をはたとけて、あふのきさま
50. あかざわむら【赤沢村】静岡県:伊東市
日本歴史地名大系
東は相模灘に面し、北は八幡野村。集落は東浦路から外れて海岸にあるが、もとは街道沿いにあった。岩波版「曾我物語」巻一に赤沢峯・赤沢山の地名がみえる。北条氏所領役帳
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