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ジャパンナレッジで閲覧できる『集外歌仙』の日本古典文学全集のサンプルページ
新編 日本古典文学全集
集外歌仙(中世和歌集)
しゅうがいかせん
【閲覧画面サンプル】
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【現代語訳】
集外歌仙
左 嶺の炭竈平常縁
立ち昇る煙が立っていなくては、炭竈がそこにあるとも、さあ見てもわからない、峰には白雪が積っていて。
煙によってはじめて白雪に蔽われた峰の炭竈が知られるという趣向。古風だが手馴れている。
右 残春津守国豊
吉野山が狭くなるほどたくさんいると見た人々が、すっかり散り散りになってしまった、花が降り果ててしまったこの旧都よ。
『新古今集』の有名な歌を本歌とし、「所せきまで見し人」と花盛りのころの事実を回想し、逝く春を惜しむ気持を表出している。
左 山の月簾に入る浄通尼
【目次】
集外歌仙(扉)
概要
集外歌仙
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