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  11. やまと‐うた 【大和歌・倭歌】

やまと‐うた 【大和歌・倭歌】

ジャパンナレッジで閲覧できる『やまと‐うた 【大和歌・倭歌】』の日本国語大辞典のサンプルページ

やまと‐うた 【大和歌・倭歌】

解説・用例

【一】〔名〕

(1)わが国固有の歌。多く、唐歌(からうた)に対して和歌をいう。

*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」

*後鳥羽院御口伝〔1212〜27頃〕「やまと哥を詠ずるならひ、昔より今にいたるまで、人のいさめにもしたがはず」

*日葡辞書〔1603〜04〕「Yamatovta (ヤマトウタ)〈訳〉日本の詩歌」

*評判記・野郎虫〔1660〕吉田雅楽之介「小哥のみならず、やまと哥にも、心をよせらるるといへば、げにげに名は実の賓といふ事おもひ合さる」

*書言字考節用集〔1717〕九「和歌 ヤマトウタ」

(2)雅楽の国風の歌。新嘗祭の前夜、大直日歌(おおなおびのうた)にひきつづいて奏される。大和歌、大歌(おおうた)、田歌などがある。大和歌、大歌には舞があり、倭舞は大和歌で、五節舞は大歌で舞われる。

【二】

雅楽の曲名。国風の歌舞。倭舞の時に歌われる曲。

発音

〓[ト]〓[ト]

辞書

名義・易林・日葡・書言・言海

正式名称と詳細

表記

倭歌名義易林

和歌書言

大和歌言海


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1. やまと‐うた【大和歌/倭歌】
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2. やまと‐うた【大和歌・倭歌】
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新嘗祭の前夜、大直日歌(おおなおびのうた)にひきつづいて奏される。大和歌、大歌(おおうた)、田歌などがある。大和歌、大歌には舞があり、倭舞は大和歌で、五節舞は大 ...
3. やまと-うた【大和歌】
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4. 十六夜日記(中世日記紀行集) 300ページ
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9. から‐うた【唐歌】
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12. 九州道の記(中世日記紀行集) 561ページ
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16. こと に つけ
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17. ことば の 手爾波(てには)
日本国語大辞典
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18. 今昔物語集 217ページ
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19. さび‐がたな【錆刀】
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20. しきしま の 道(みち)
日本国語大辞典
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21. しん‐えい【神詠】
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22. 新古今和歌集
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連歌師による注釈書の出現となり、それぞれに大きな意味をもった。近世では万葉主義、古今主義、新古今主義と三大和歌思潮の一つを形成し、近代においてもその及ぼした影響 ...
23. 新猿楽記 153ページ
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27. たね【種】
日本国語大辞典
ぎ)かく恋ひむとや多禰(タネ)求めけむ〈東歌・上野〉」*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「大和歌は人の心をたねとして、万の言の葉とぞなれりける」*源氏物語〔1 ...
28. たわらむら【田原村】大阪府:四條畷市地図
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29. 中世和歌集 509ページ
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30. 庭訓往来 159ページ
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〔今主之言也。禁中帝王之御事、一天主 錐レ死レ謹、僧俗共詣侍参内云。君出御遠近共行幸申也。 大和歌、皇 申、君捻名也。大内山・位山・紫庭・百敷大宮・九重雲居、何 ...
31. なぐさみ草(中世日記紀行集) 445ページ
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32. 新学異見(歌論集) 566ページ
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たるをもて、「歌」は曲調にかけたる後となへ出でたる称なりと思へるは、なかなか本末 景樹は「大和歌は、彼の水土に随ふ秀霊の、性情より出づる自然の音調」「声音は性 ...
33. 新学異見(歌論集) 577ページ
日本古典文学全集
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34. 新学異見(歌論集) 578ページ
日本古典文学全集
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35. 吹上 上(うつほ物語) 408ページ
日本古典文学全集
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36. 吹上 上(うつほ物語) 412ページ
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37. 藤原の君(うつほ物語) 185ページ
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38. ほね を 抜(ぬ)く
日本国語大辞典
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もしろきを一の事とすべし」)とあるのをさすか。『千載集』序に「仰げばいよいよ高きものは、この大和歌の道になむありける」とあり、『論語』子罕篇の「之ヲ仰ゲバ弥高ク ...
40. 前野蘭化 3 著訳篇 135ページ
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41. 前野蘭化 3 著訳篇 136ページ
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42. 道行きぶり(中世日記紀行集) 418ページ
日本古典文学全集
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43. みょうぎ【名義】 : 和歌
国史大辞典
見出そうとする傾向の生まれたことが『奥義抄』や『毎月抄』の記述などからうかがえる。「やまとうた」は「大和歌」と表記される。「大和」の枕詞は「敷島(磯城島)の」で ...
44. やまとまい【倭舞】
国史大辞典
安倍氏の吉志舞とともに内舎人によって奏され、同三年三月には東大寺の無遮大会で東舞とともに行われている。倭歌(大和歌)は倭舞に歌われるもので『皇太神宮年中行事』に ...
45. 大和舞
世界大百科事典
年のはじめに かくしこそ 千歳をかねて 楽しきをつめ〉。次に〈大和歌音取〉(笛・篳篥),〈大和歌〉になり〈大和舞〉が舞われる。大和歌の歌詞は〈宮人の 輿にさした ...
46. やまと‐まい【大和舞/倭舞】
デジタル大辞泉
大和地方の風俗歌舞で、礼拝を舞踊化したもの。鎮魂祭や大嘗祭(だいじょうさい)などに行われる。現在は舞人四人。大和歌に合わせて舞う。都舞。 2 神楽の一種で、1に ...
47. やまと‐まい[‥まひ]【大和舞・倭舞】
日本国語大辞典
【一】(倭舞)雅楽の国風の歌舞。宮中の祭祀に用いられる。大和歌によって舞われ、舞人四人で礼拝を舞踊化したもの。*続日本紀‐宝亀元年〔770〕三月辛卯「河内大夫〈 ...
48. 謡曲集 503ページ
日本古典文学全集
袖の雪も古き世の、よそにのみ(立ってワキの前へ行く)、見し白雲や高間山の、峰の柴屋の夕煙(膝をつ 大和歌に合わせて、笏拍子・竜笛・篳篥の伴奏で舞う。参考「和舞 ...
49. よばい‐ぶみ【婚ひ文】
デジタル大辞泉
求婚の手紙。恋文。 「―の大和歌なきは」〈宇津保・藤原の君〉 ...
50. りゅうてき【竜笛】
国史大辞典
あたる。主として唐楽(中国経由でわが国に伝えられた雅楽曲)の演奏に用いられ、このほか久米歌・大和歌・大歌のような国風歌舞(外来楽渡来以前からわが国にあったとされ ...
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