1. 三島由紀夫
日本大百科全書
小説家。本名平岡公威きみたけ。父梓あずさと母倭文重しずえの長男として大正14年1月14日東京四谷(現新宿区)に生まれる。満年齢が昭和の年数と一致するという点にも
2. 三島由紀夫
世界大百科事典
1925-70(大正14-昭和45) 小説家,劇作家。東京生れ。本名平岡公威(きみたけ)。1931年学習院初等科に入り,高等科まで学習院で学ぶ。この時代に文学活
3. みしま‐ゆきお【三島由紀夫】
日本国語大辞典
小説家、劇作家。東京出身。本名平岡公威。東京大学法学部卒。古典主義的な緻密な構成と華麗な文体で独自の様式美を備えた文学世界を展開。晩年、唯美的なナショナリズムに
4. みしまゆきお【三島由紀夫】
国史大辞典
磯田光一『殉教の美学』、村松剛『三島由紀夫―その生と死―』、平岡梓『伜・三島由紀夫』、佐伯彰一『評伝三島由紀夫』 (磯貝 英夫)
5. 三島由紀夫
日本史年表
1970年〈昭和45 庚戌〉 11・25 三島由紀夫 、楯の会会員4人と東京市谷の陸上自衛隊東部方面総監部でクーデタを訴え、失敗.三島、会員1人と自殺。
6. みしま-ゆきお【三島由紀夫】画像
日本人名大辞典
戯曲「鹿鳴館(ろくめいかん)」など。【格言など】本当の文武両道が成立つのは,死の瞬間にしかないだろう(三島由紀夫展カタログ)
7. みしまゆきお【三島由紀夫】[人名]
能・狂言事典
1925(大正14)・1・14‐1970(昭和45)・11・25小説家、劇作家。東京生れ。本名、平岡公威。東京大学法学部卒業。幼少から歌舞伎と能に親しむ。一九四
8. みしまゆきお【三島由紀夫】
歌舞伎事典
1925‐1970 小説家・劇作家。本名平岡公威(きみたけ)。東京生れ。学習院、東京大学法学部卒業。《仮面の告白》などで作家の地位を固め、《美徳のよろめき》《
9. 三島由紀夫[文献目録]
日本人物文献目録
磯田光一『三島由紀夫論』伊藤勝彦『三島由紀夫論』奥野健男『三島由紀夫論』沢井潔『三島由紀夫論』杉浦明平『三島由紀夫論』寺田透『三島由紀夫論』村松剛『三島由紀夫論
10. 書評 『三島由紀夫 悲劇への欲動』 評者・将基面貴巳
週刊エコノミスト 2020-21
立教大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。神奈川文学振興会職員などを経て現職。三島由紀夫文学館館長も務める。著書に『三島由紀夫 人と文学』など。
11. 書評 『三島由紀夫事件 50年目の証言』 評者・田代秀敏
週刊エコノミスト 2020-21
1956年生まれ。東京大学法学部卒業後、総合商社勤務を経て文筆業へ。著書に『死の貌 三島由紀夫の真実』『三島由紀夫は一〇代をどう生きたか あの結末をもたらしたも
12. Gaston Renondeau【ルノンドー】[人名]
能・狂言事典
期と重なり、能について二人の間に相応の意見交換があったと考えられる。退役後は、谷崎潤一郎や三島由紀夫らの小説を翻訳することに転じたが、二六年に『極東学院学報』で
13. SF小説[文芸]
イミダス 2018
らないもので、日本で独自の発展を遂げたものといえるかもしれない。2006年に『LOVE』で三島由紀夫賞を受賞した古川日出男が、それに先立つ02年には『アラビアの
14. あい‐たずさ・える[あひたづさへる]【相携】
日本国語大辞典
して行くからいいが」(2)(比喩的に)いくつかの物事が伴って現われる。*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉一二「一度未知に乗組んで出帆すると、不安と絶望と混乱と悲歎
15. アイラー
日本大百科全書
、11月25日早朝、溺死体がニューヨーク、イースト・リバーに浮かぶ。たまたま同日、日本では三島由紀夫が東京・市谷の自衛隊駐屯地で割腹自殺したところから、当時の日
16. あうん の 呼吸(こきゅう)
日本国語大辞典
。*光明真言観誦要門〔1683〕上「相撲の仕切に、阿吽の呼吸を合はす」*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉五「鳥の羽毛をつけたしなりのよい竹竿を使って行はれるこの漁
17. 阿吽(あうん)の呼吸(こきゅう)
故事俗信ことわざ大辞典
「阿吽(アウン)の呼吸(コキフ)につれて、忽ち一人を左袈裟に斬りおとし」潮騒(1954)〈三島由紀夫〉五「鳥の羽毛をつけたしなりのよい竹竿を使って行はれるこの漁
18. 葵上
日本大百科全書
含め上演頻度最高の能で、山田流箏曲そうきょくなど邦楽や舞踊、戯曲など後世への影響が大きい。三島由紀夫の『近代能楽集』の題材ともなった。増田正造
19. 葵上
世界大百科事典
る。また同名の戯曲には榎本虎彦作(1907),岡鬼太郎作(《源氏物語・葵の巻》1930),三島由紀夫作(1955)がある。平野 健次 横川小聖
20. 青木淳悟/原田マハ[第25回三島由紀夫賞/山本周五郎賞を受賞]
イミダス 2018
アオキ・ジュンゴ。作家。 ハラダ・マハ。作家。 2012年5月15日、第25回三島由紀夫賞、山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の選考会が行われ、三島賞には青木
21. 青野聰
日本大百科全書
Bukowski(1920―1994)の翻訳も手がけた。 1996(平成8)~1999年、三島由紀夫賞選考委員。1997年4月からは多摩美術大学で教鞭もとってい
22. 青山真治[ロカルノ国際映画祭で「金豹賞審査員特別賞」受賞]
イミダス 2018
ク賞をダブル受賞し、世界的に注目を集めた。自らノベライズした「ユリイカ」で、01年第14回三島由紀夫賞を受賞するなど小説家としても活躍。受賞作の「東京公園」は長
23. あおやま-しんじ【青山真治】
日本人名大辞典
でロカルノ国際映画祭金豹賞審査員特別賞。自作映画のノベライズの小説「ユリイカ」が平成13年三島由紀夫賞を受賞,「ホテル・クロニクルズ」が17年野間文芸新人賞候補
24. あからみ【赤】
日本国語大辞典
上にはほんのりと紅らみを帯びて、唇には珍らしくも紅をさして居るらしい」*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉一〇「酒焼けのした胸の赤らみと、この白髪がいかにも魁偉な対
25. あき‐くさ【秋草】
日本国語大辞典
菊 アキシベ アキクサ」(3)「あきくさもよう(秋草模様)」の略。*橋づくし〔1956〕〈三島由紀夫〉「白地に黒の秋草のちぢみの浴衣を着た」
26. アクセント
日本国語大辞典
いふものはアクセントだけを抽象して強調したものに他ならないのだから」*綾の鼓〔1951〕〈三島由紀夫〉「ウェイストの両わきに単純な襞(ひだ)をつけましたでせう、
27. あく‐どう【悪童】
日本国語大辞典
「他人の園に入り、果実を盗むときは、常に悪童の魁首(かしら)となれり」*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉六「灯台長は、その頑固な風貌と、こっそり灯台の中へ探検に入
28. アクーニン(Akunin, Boris)
世界人名大辞典
究者.グルジア生まれ.モスクワ大学アジア・アフリカ諸国研究所卒業[1973].翻訳家として三島由紀夫,安部公房などをロシア語訳.雑誌《外国文学》副編集長[94-
29. あぐ・ねる【倦】
日本国語大辞典
口一葉〉一五「今朝から美登利の機嫌が悪くて皆なあぐねて困って居ます」*金閣寺〔1956〕〈三島由紀夫〉三「あまりあれこれと思ひあぐねた結果、私の首の附根には、赤
30. あげ‐ぶた【上蓋・揚蓋】
日本国語大辞典
接続して付けられた上げ蓋を開けて、人間が入ってゆけるようになっていた」*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉七「船室の入口をおほふ揚蓋に腰かけてゐたのである」ア
31. 浅田次郎
日本大百科全書
大学受験に二度失敗し、1971年陸上自衛隊に入隊する。入隊の理由は、陸上自衛隊市谷駐屯地で自決した三島由紀夫の行動を少しでも理解したかったからというもので、19
32. あしもと に 火(ひ)がつく
日本国語大辞典
危険が身辺に近づくことをいう。*橋づくし〔1956〕〈三島由紀夫〉「小弓が足許に火がついたやうに、〈略〉要求するやうになったのは」
33. 足元(あしもと)に火(ひ)が付(つ)く
故事俗信ことわざ大辞典
日本俚諺大全(1906~08)「足元(アシモト)に火(ヒ)が付(ツ)く」橋づくし(1956)〈三島由紀夫〉「小弓が足許に火がついたやうに、〈略〉要求するやうにな
34. アジテーション
日本国語大辞典
「アジテーション 英 agitation 煽動又は煽動すること」*愛の渇き〔1950〕〈三島由紀夫〉三「悦子さんの味方としてアドヴァイスしたいんだけどね、むし
35. あずかり‐て[あづかり‥]【預手】
日本国語大辞典
zzucarite (アヅカリテ)〈訳〉依託された物品を保管する人」*遠乗会〔1950〕〈三島由紀夫〉「間もなく預り手の家長からの手紙が、正史にホームシックを起
36. 東浩紀[文芸]
イミダス 2018
描いた近未来のSF小説「クォンタム・ファミリーズ」によって小説の世界にも進出し、2010年度の三島由紀夫賞(→「三島賞/山本賞」)を受賞して、作家としての華麗な
37. 東浩紀[単著としては初の小説で三島由紀夫賞を受賞]
イミダス 2018
アズマ・ヒロキ。哲学者、批評家。 2010年5月18日、その年の文学の新鋭に贈られる第23回三島由紀夫賞に、東浩紀の小説「クォンタム・ファミリーズ」(新潮社刊)
38. あぜがみ-てるい【畔上輝井】
日本人名大辞典
外相と結婚。34年有田の都知事選出馬を物心両面で援助したが落選,同年離婚。これを題材とした三島由紀夫の小説「宴のあと」を有田がプライバシー侵害として告訴し,話題
39. あっぱっぱ
日本国語大辞典
八「女子がアッパッパと称する下着一枚で戸外に出歩く奇風については」*愛の渇き〔1950〕〈三島由紀夫〉四「夏のあひだ半袖のゆるやかなアッパッパを着てゐたが」
40. アドバイス
日本国語大辞典
・自炊・三「貴女のアドバイスを斥(しりぞ)ける様で済ま無いけれど」*愛の渇き〔1950〕〈三島由紀夫〉三「悦子さんの味方としてアドヴァイスしたいんだけどね」
41. あぶら‐さし【油差】
日本国語大辞典
動揺のために、機械と機械との狭い部分に入り込むのに、神秘的な注意を払った」*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉一六「油差やラムプや油の缶のある油くさい一階には、発動
42. アマルガム
日本国語大辞典
書の宗教と当時のドイツ文化との合金(アマルガム)のごときもので」*仮面の告白〔1949〕〈三島由紀夫〉三「今まで私は子供らしい好奇心と偽はりの肉感との人工的な合
43. あみ‐ない[‥なひ]【網綯】
日本国語大辞典
〔名〕網をなうこと。*潮騒〔1954〕〈三島由紀夫〉八「これでは、漁具の修理や網綯(ナ)ひもできず、青年会の鼠とり作業もできないだらう」
44. 綾鼓
日本大百科全書
責めさいなみ、恨みのまま、また池に沈んでいく。土岐善麿の改作には近代的な解釈と処理がみられる。三島由紀夫はその『近代能楽集』にこの能を現代劇に翻案し、1956年
45. アラバスター
日本国語大辞典
「雪花石膏(アラバスタア)で出来てゐるかと思はれます大きい殿堂」*仮面の告白〔1949〕〈三島由紀夫〉二「雲の筋肉は雪花石膏(アラバスター)のやうに蒼白であった
46. 有田八郎
日本大百科全書
1959年の東京都知事選に革新統一候補として出馬、落選。昭和40年3月4日死去。1961年三島由紀夫の小説『宴うたげのあと』をプライバシー侵害と訴えた事件は有名
47. ありたはちろう【有田八郎】
国史大辞典
運動などに尽力、社会党推薦の東京都知事選挙に同三十年・三十四年と二度立候補するが落選。また三島由紀夫著『宴のあと』をプライバシー侵害と告訴し、「広田弘毅伝記刊行
48. ありた-はちろう【有田八郎】画像
日本人名大辞典
日独防共協定を締結した。のち第1次近衛・平沼・米内(よない)各内閣の外相。28年衆議院議員。三島由紀夫の小説「宴(うたげ)のあと」に対し,わが国最初のプライバシ
49. アルバム
日本国語大辞典
(3)一連のレコードを、(1)のようなケースに収めたもの。また、そのケース。*魔神礼拝〔1950〕〈三島由紀夫〉一幕「まあ、音楽は愉しんで聴くものさ。(アルバム
50. アルン寺院画像
日本大百科全書
川のほうから眺めると、陶片やガラス片が光に映えて華麗に輝くので、「暁の寺」という別名で名高い。三島由紀夫が『豊饒ほうじょうの海』第3部でその情景を描いている。寺