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近世説美少年録

ジャパンナレッジで閲覧できる『近世説美少年録』の日本古典文学全集・世界大百科事典・日本大百科全書のサンプルページ

新編 日本古典文学全集
近世説美少年録
きんせせつびしょうねんろく
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【現代語訳】
大将であった菊池武政の嫡子肥後守武朝の残党の、菊池肥後太郎武俊と呼ばれる者が、亡くなった武朝に縁のある者を集めて、肥後国阿蘇郡の阿蘇山の古城に立て籠り、近郷や隣郡を襲撃して、もっぱら猛威を振るう実情を、九州の守護大伴親春・太宰少弐らが上京させた急使が既に京都に到着して、詳しく報告した。そこで将軍義稙は、前管領高国・新管領義興・畠山尾張入道卜山・近江判官高頼らの主だった家臣を御前に呼び集めて、一同評議をこらしなさった。

その時、畠山尾張入道卜山が進み出て申すには、「菊池は元弘・建武のころ、入道寂阿が南朝側で、後醍醐天皇の御ために討死をした時から、武光・武政に至るまで南朝に従って、一度もその忠義の志を変えません。九州の数か国を我が物として、一方に雄たる勢力を張っていたが、南北両朝が御和睦してからは、その武力は衰えました。そこで、この時において、前の将軍鹿苑院義満公は、菊池武政を征伐するため、御自身で数万の精兵を率いて、九州に下向なさいました。武政は途中に待ち受けて、しばらくは防戦したものの、あちこちの出城を攻め落されて、降参する部下が多かったので、とうとう武器もなくなり勢いも尽きて、なすすべのないままに、戦旗を下ろし兜を脱いで、おめおめと御陣所に参上して、言

【目次】
目次
古典への招待
凡例

近世説美少年録(扉)
近世説美少年録 第一輯(扉)
近世説美少年録 第一輯 壱
第一回  諫を拒て管領古廟に陣す 屯を驚して水火驕将を懲す
第二回  窮厄を脱れて弘元漁家に宿る 理乱を弁じて它六俊士を資く
近世説美少年録 第一輯 弐
第三回  賊巣を突て弘元連盈を捕ふ 蛇穴を焼て義興禍胎を遺す
第四回  御廟野に興房阿夏に遭ふ 鴨河原に両情春夢を結ぶ
近世説美少年録 第一輯 参
第五回  緑巽亭に蛇げっ胎に馮る 千本畛に兇徒命を喪ふ
近世説美少年録 第一輯 四
第六回  密使茶店に貴翰を伝ふ 美婦子を携て情人を送る
第七回  二賊剪径して父女を屠る 一妻羞を忍て両讐に従ふ
近世説美少年録 第一輯 五
第八回  神僧歌を咏じて解脱を示す 阿夏計を定めて旧怨を雪む
第九回  駿馬流に臨て母子を全うす 美玉介と做て孤客を留む
第十回  関帝廟に少年義を結ぶ 福富村に幼女別を惜む
近世説美少年録 第二輯(扉)
近世説美少年録 第二輯 壱
第十一回  旧情西を慕ふて阿夏起行す 遠謀程を警めて福富贐を分つ
近世説美少年録 第二輯 弐
第十二回  憂苦訴難く泣て帰帆を俟つ 繁華親易く漫に遨遊を事とす
第十三回  垂柳橋に客婦絃歌を売る 侯鯖楼に洛人旧妓を認る
近世説美少年録 第二輯 三
第十四回  苦雨初て霽て残花春に遇ふ 楽地空しからず赤縄更に繋ぐ
第十五回  青ふ厄を釈て子母故郷に還る 黄門情を察して艶童西家に留る
第十六回  三碗の清茶暗に元盛を動す 一箇の湯銚克く国友を悦しむ
近世説美少年録 第二輯 四
第十七回  狡豎利を説て季孟を和ぐ 墨吏勢を屓て役夫を屠る
第十八回  讒を信じて道永嬖臣に誓ふ 怨を秘して尹賢香西を陥る
近世説美少年録 第二輯 五
第十九回  茂林社に悪少捕らる 三石城に叔てつ再会す
第二十回  享禄の役君臣乱離す 鷹捉山に晴賢麑を逐ふ

解説
一 その諸本
二 成立の諸相
三 本作の時代背景
四 『檮こつ閑評』の翻案方法
付録(扉)
近世説美少年録年表(一)
主要登場人物
登場人物系図・足利氏系図
参考文献解題
地図
奥付



世界大百科事典

近世説美少年録
きんせせつびしょうねんろく

読本。曲亭馬琴作。国貞・北渓画。第1輯1828年(文政11),第2輯1829年(文政12),第3輯1832年(天保3),第4輯1834年(天保5)刊。一時中断の後,続編は《新局玉石童子訓》と改題し,失明後の馬琴の口授編纂にかかり,1845-48年(弘化2-嘉永1)に至るまで30巻30冊(正続ともに50巻45冊)が刊行されたが,馬琴病没のため,ついに未完に終わった。動乱の戦国に時代をかり,大内家家臣陶(すえ)瀬十郎と女歌舞伎阿夏(おなつ)との間に生まれ,のちに主君大内義隆を滅ぼす末朱之介(すえあけのすけ)晴賢(はるかた)と,厳島の戦で晴賢を破る大江杜四郎(もりしろう)成勝の,悪と善の2少年の行状を中心に物語は展開する。2少年はそれぞれ正史における陶晴賢,毛利元就に擬せられている。勧善懲悪の思想は,従来の馬琴の小説に同じく一貫したものがある。中国明代の小説《檮杌間評(とうごつかんぴよう)》の影響の下に,主役たると脇役たるとを問わず,悪人淫婦の造型が単に因果や天性によるとする決定論を超えて,新たに境遇の人間形成における重大さを描き,さらには情事の描写も奔放自在で,人情の根底をつき,馬琴文学掉尾の異色作と目されている。
[松田 修]

[索引語]
曲亭馬琴 新局玉石童子訓


日本大百科全書(ニッポニカ)

近世説美少年録
きんせせつびしょうねんろく

江戸時代の読本 (よみほん)。曲亭馬琴 (ばきん)作、歌川国貞 (くにさだ)・岩窪 (いわくぼ)北渓・3世豊国挿絵。41巻45冊。初輯 (しょしゅう)は1829年(文政12)、2輯は30年、3輯は32年(天保3)に大坂屋半蔵と丁字屋 (ちょうじや)平兵衛から刊行され、続編『新局玉石童子訓 (しんきょくぎょくせきどうじくん)』は、初帙 (しょちつ)、2帙が1845年(弘化2)、3帙、4帙が46年、5帙が47年、6帙が48年に丁字屋平兵衛から刊行されたが未完に終わる。正史に著名な厳島 (いつくしま)合戦に取材し、主君大内義隆 (よしたか)を弑 (しい)し毛利元就 (もうりもとなり)に滅ぼされた陶晴賢 (すえはるかた)を、阿夏 (おなつ)と陶瀬十郎との道ならぬ子末朱之介晴賢 (すえあけのすけはるかた)とし、毛利元就を大江杜四郎成勝 (もりしろうなりかつ)としてこれに配し、悪と善の2少年の伝をたてた。中国清 (しん)代の白話 (はくわ)小説『檮杌間評 (とうごつかんびょう)』に構想を借り、人情と悪の描写に精彩を放っている。

[徳田 武]

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1. 近世説美少年録
日本大百科全書
江戸時代の読本よみほん。曲亭馬琴ばきん作、歌川国貞くにさだ・岩窪いわくぼ北渓・3世豊国挿絵。41巻45冊。初輯しょしゅうは1829年(文政12)、2輯は30年、
2. 近世説美少年録
世界大百科事典
読本。曲亭馬琴作。国貞・北渓画。第1輯1828年(文政11),第2輯1829年(文政12),第3輯1832年(天保3),第4輯1834年(天保5)刊。一時中断の
3. きんせせつびしょうねんろく[キンセセツビセウネンロク]【近世説美少年録】
日本国語大辞典
江戸後期の読本。六輯四五冊。曲亭馬琴作、歌川国貞・岩窪北渓画。文政一二~天保三年(一八二九~三二)刊、後半は「新局玉石童子訓」と題して、弘仁二~五年(一八四五~
4. きんせせつびしょうねんろく【近世説美少年録】
国史大辞典
江戸時代後期小説、読本(よみほん)。曲亭馬琴作。文政十二年(一八二九)―天保三年(一八三二)刊。三輯十五巻。戦国時代、末朱之介(あけのすけ)・大江杜四郎(もり
5. 近世説美少年録
日本古典文学全集
主君・大内義隆を殺し、毛利元就(もとなり)に滅ぼされた陶晴賢(すえはるかた)の史実を題材にした。悪美少年・末珠之介(あけのすけ)晴賢(モデル晴賢)の生い立ちと善
6. 『近世説美少年録』
日本史年表
1829年〈文政12 己丑〉 この年 曲亭馬琴 『近世説美少年録』 刊(~天保3年)。
7. 近世説美少年録(著作ID:160225)
新日本古典籍データベース
きんせせつびしょうねんろく 美少年録 曲亭馬琴(きょくていばきん) 作 歌川豊国三世(うたがわとよくに3せい) 魚屋北渓(ととやほっけい) 画 読本 初輯文政一
8. あし‐しろ【足代】
日本国語大辞典
ち)よりうちのさはぎは、此道に入皆足代(アシシロ)と、分知り和尚もときたまへり」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一一回「いでや武芸の試撃(しあひ)し
9. あっ‐こん[アク‥]【悪棍】
日本国語大辞典
一種悪棍〓」とある。また、「読本・近世説美少年録‐一・六回」に「証拠なければ悪棍(ワルモノ)も、そを非とは争ひかねて」とある。
10. あと‐ばた【疥迹】
日本国語大辞典
〔名〕天然痘をわずらったあと。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一四回「大(いた)く顔瘡(おもぐさ)を患しかば、主君に姑(しばら)く暇を賜り、有馬の温
11. あらび‐お[‥を]【荒男・荒雄】
日本国語大辞典
〔名〕荒々しい男。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・三回「山〓(やまかせぎ)する暴悪雄(アラビヲ)の」
12. あるじ【主】
日本国語大辞典
」〔小説奇言‐三〕、「俺(われ)復(また)那裡(かしこ)に赴きて、東道(アルジ)をせん」〔読本・近世説美少年録‐三・二三回〕のように用いられているが、「東道」は
13. いい‐ぼん[いひ‥]【言分】
日本国語大辞典
〔名〕言いたいこと。文句。いいぶん。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二五回「さん候、沙金(さきん)を遞与(わた)すに相違なくば、何しにいひ品(ボン)
14. い‐えつ【怡悦】
日本国語大辞典
ひじょうなよろこび。*古活字本毛詩抄〔17C前〕八「成王の心を怡悦させて悦ばせたとあるぞ」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二七回「快々(とくとく)准
15. い‐ぎ【異議・異儀・異義】
日本国語大辞典
・平家女護島〔1719〕二「流人(るにん)三人関所異義なく通すべき者也と読上て」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一一回「住持はいかでか異議(イギ)す
16. い‐じつ【異日】
日本国語大辞典
日に、又はまいりさうまいぞ。異日は先日とあるが、其も不定ぞ。ここは後日と云心ぞ」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・三〇回「然らば約束せし人より、異日(
17. いなのめ
日本国語大辞典
休らへまほならずとも〈源俊頼〉」*書言字考節用集〔1717〕二「凌晨 イナノメ」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二九回「黎明(イナノメ)の比(ころ)
18. いぼい[いぼひ]
日本国語大辞典
(きゅう)をすえたあとが膿(う)みただれること。また、そのあと。いぼり。えぼい。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・三〇回「灸灼(やいと)の潰痂(イボヒ
19. い‐もん【異聞】
日本国語大辞典
〔名〕「いぶん(異聞)」に同じ。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二九回「是第一の異聞(イモン)なり」
20. いら‐ひど・い【苛酷】
日本国語大辞典
大分いらひどいわろじゃ」*雑俳・柳多留‐一〇〔1775〕「いらひどい玉づさの来る大三十日」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・七回「
21. いろは‐ふちょう[‥フテフ]【以呂波符牒】
日本国語大辞典
〔名〕「いろはばんごう(以呂波番号)」に同じ。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・一〇回「建つづけたる土庫(ぬりごめ)は、月影に白壁光りて、字母号(イロ
22. いんが‐りんりん[イングヮ‥]【因果輪輪】
日本国語大辞典
〔名〕「いんがりんでん(因果輪転)」に同じ。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・五回「一窮一達、因果輪輪」
23. うまい【旨・甘】[方言]
日本方言大辞典
方言記(桂井和雄)1953 熊本県八代郡919方言と性格と分布相(田中正行)1942読本近世説美少年録一・七回「魚肉ととで美飯まんまの年中案楽」(5)米。幼児語
24. え‐しゃく[ヱ‥]【会釈】
日本国語大辞典
っきん)薬師寺次郎左衛門、役目なれば罷通ると、会釈(ヱシャク)もなく上座に着ば」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・九回「うち微笑(ほほゑみ)つつ会
25. えだ‐じろ【枝城】
日本国語大辞典
代として信玄の旗奉行〈略〉上原図書入道随応軒に庭屋左衛門尉以下先方を差し副へて」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・一回「処々の支城(エダシロ)を攻め落
26. えん‐きょく【艷曲】
日本国語大辞典
曲の類、筆を弄して紙上に書し」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二三回「奥手に、三絃(さみせん)を掻鳴させて、艷曲(エンキョク)をもて興
27. おく‐ど【臆度】
日本国語大辞典
〔名〕「おくたく(臆度)」に同じ。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二九回「当否は知らず俺が臆度(オクド)もて」*造化妙々奇談〔1879~80〕〈宮崎
28. おとな【大人・乙名】
日本国語大辞典
作男や下男のかしら。*俳諧・新花摘〔1784〕「丈羽が家のおとななるもの来りて」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二七回「活業(なりはひ)は皆老僕(ヲ
29. お‐まけ【御負】
日本国語大辞典
べらぼうの一代記を読で聞せよう」*雑俳・柳多留‐一一四〔1831〕「お負なし元値五両の重ね褄」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二九回「金を添へしは阿
30. おも‐くさ【面瘡】
日本国語大辞典
〔1682〕二・三「目のうちすずしく、おもくさしげく見えて、どことなふこのもし」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一四回「われは持病の逆上(のぼせ)に
31. かい‐い【介意】
日本国語大辞典
はさ)む」の意)意に介すること。気にかけること。心にとめること。また、その気持。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・二〇回「必(かならず)な怪みそ、と明
32. かいがい‐し・い[かひがひ‥]【甲斐甲斐】
日本国語大辞典
04〕「Caigaixij (カイガイシイ)〈訳〉活気のある、強壮な、勇ましい」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二八回「女あるじの事にしあれば、小忠
33. か‐き[クヮ‥]【火器】
日本国語大辞典
〔名〕(1)火を入れる器具。火鉢の類。(2)火薬の爆発圧力を使って弾丸を発射する兵器。銃砲。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・三回「舶来新渡の火器(ク
34. かけ‐わな【掛罠】
日本国語大辞典
カケワナ)におちし鼠をうらやむ思」(2)人情や色情によって人をおとしいれること。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二九回「皆騙姦(つつもたせ)の手段に
35. かごと‐がまし・い【託言─】
日本国語大辞典
置きあまる露に埋もれて、虫の音かごとがましく、遣水(やりみづ)の音のどやかなり」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二八回「只おん慈悲こそ願しけれ、と喞
36. か‐しょく[クヮ‥]【貨殖】
日本国語大辞典
」*色葉字類抄〔1177~81〕「貨殖 クヮショク」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二四回「田園(たはた)を多く購(あがなひ)求め、且里人に金を貸て
37. かつ‐ぶつ[クヮツ‥]【活仏】
日本国語大辞典
ツブツ)の来迎(らいがう)を見んとするとも」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・二〇回「実に是、濁世(ぢょくせ)に多く値偶(ちぐ)しがたき、人間未曾
38. がい‐だん【街談】
日本国語大辞典
→街談巷説。*史記抄〔1477〕一五・平津主父「縦横家者流は街談稗官から出た事ぞ」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二八回「風を追ひ影を捕ふる街談(ガ
39. が‐こう[グヮカウ]【画稿】
日本国語大辞典
て、名筆の絵共をあつめて、さうにして、金襴にて表紙をして、ちがいだなにをかれ候」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二輯序「必手づから画稿をものして、その趣
40. が‐しゃ[グヮ‥]【画者】
日本国語大辞典
歌「譬へば画者の画き得たる、奕者の棋に勝ち得たる心に同じ」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二輯・序「その趣を画者に示して」
41. き‐か[‥クヮ]【奇貨】
日本国語大辞典
善良見〓忌而永沈」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二八回「阿鍵刀
42. きかく の 勢(いきお)い
日本国語大辞典
双方が相対して他を圧倒しようとすること。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・一回「掎角の勢ひを張りたれども」*明治月刊〔1868~69〕〈大阪府編〉四「
43. き‐かん[‥クヮン]【帰館】
日本国語大辞典
カエル」*浄瑠璃・伽羅先代萩〔1785〕二「殿様只今御帰館なるぞ。御門を早く開かれい」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・五回「やうやく帰館(キクヮン)
44. きく‐もん【鞫問・鞠問】
日本国語大辞典
是実。還依〓首論」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・六回「
45. き‐じ【奇事】
日本国語大辞典
無用の談なれども奇怪なれば記〓之」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・二九回「富も栄も五十年、家さへ身さへ一炊の夢物がたりにならんとは、〈
46. き‐ぬき【着抜】
日本国語大辞典
〔名〕一度袖を通して水で洗ってあるために、新品よりも気やすくなっている着物。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕三・一四回「敗衣(ふるぎ)を好みて被抜(キヌ
47. きゅう‐しゃく[キウ‥]【旧借】
日本国語大辞典
之云々」*実隆公記‐文亀三年〔1503〕九月三日「今度南都徳政旧借悉棄破了」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一五回「渠等が客
48. きゅう‐だん[キウ‥]【糾弾・糺弾】
日本国語大辞典
疑殆〓兮」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一五回「今に至て、その罪を糺弾(キウダン)せば、誰か仁者の所行(わざ
49. きゅう‐やく[キウ‥]【救厄】
日本国語大辞典
〔名〕厄難から救い出すこと。*読本・近世説美少年録〔1829~32〕一・一回「救厄(キウヤク)の恩に答ふべし」キューヤク
50. きゅう‐やく【窮厄】
日本国語大辞典
彼も頼み少き身となりて、甚窮厄してありしに、去ながら、其好所の業は廃せざりしを」*読本・近世説美少年録〔1829~32〕二・一九回「わが窮厄(キウヤク)を救せ給
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信生法師日記(日本古典文学全集)
〔一〕つらいことが訪ねて来ない「巌の中」もこの世の中にはなく、どこも隠れるべき山もない「山梨の花」であるから、ここと思い定めるべき場所もあるはずがないと、落ちつかない心に誘い出されて、東国の方へ修行のため、元仁二年の春二月の十日ころに、都を出発する
常山紀談(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
江戸時代の武将論随筆。湯浅常山著。二十五巻、拾遺四巻、付録(『雨夜燈』)一巻全三十冊。元文四年(一七三九)自序。明和四年(一七六七)松崎観海序。明和七年赤松蘭室跋。付録明和八年赤松蘭室跋。戦国時代末より近世初頭の将士に関する史談四百七十条を集録し
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