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男色大鑑

ジャパンナレッジで閲覧できる『男色大鑑』の日本古典文学全集のサンプルページ

新編 日本古典文学全集
男色大鑑(井原西鶴集)
なんしょくおおかがみ(いはらさいかくしゅう)
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男色大鑑(井原西鶴集) 全体

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【現代語訳】
色はふたつの物あらそい 
神々が空に輝いていた御代の初め、天の浮橋の川原に住んでいた鶺鴒という鳥に教えられて、国常立尊は衆道に基づいて日の千麿の尊をお愛しなさった。すべての虫までも、男色の体位をとっているので、日本を蜻蛉国ともいうのである。ところが素戔嗚尊が老後の間に合せに、稲田姫と仲よくなさってからは、この世にうるさい赤子の泣き声が響き、産婆や仲人嚊もあらわれ、嫁入りの長持や葛籠は、両親の頭痛の種となったのである。男色ほど優雅な遊びはまたとないのに、今時の人はその微妙な味わいを知らない。

さて男色の歴史は長く広く、和漢にその同類が多い。中国の衛の霊公は、美少年の弥子瑕に命をまかせ、漢の高祖は籍孺にうつつを抜かし、武帝は李延年を寵愛したという。わが国でも昔の在原業平は、伊勢の弟の大門の中将と五年あまりも愛し合った。その間には花を見ない春もあれば、月を忘れた秋もあった。やむにやまれない恋ゆえに、雪も嵐もいとわず、凍った橋を渡って通い、ほえる犬に

【目次】
男色大鑑(扉)
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 一(扉)
巻一 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第一巻 目録
色はふたつの物あらそひ
この道にいろはにほへと
垣の中は松楓柳は腰付
玉章は鱸に通はす
墨絵につらき剣菱の紋
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 二(扉)
巻二 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第二巻 目録
形身は二尺三寸
傘持つてもぬるる身
夢路の月代
東の伽羅様
雪中の時鳥
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 三(扉)
巻三 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第三巻 目録
編笠は重ねての恨み
嬲りころする袖の雪
中脇指は思ひの焼け残り
薬はきかぬ房枕
色に見籠むは山吹の盛り
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 四(扉)
巻四 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第四巻 目録
情に沈む鸚鵡盃
身替りに立つ名も丸袖
待ち兼ねしは三年目の命
詠めつづけし老木の花の頃
色噪ぎは遊び寺の迷惑
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 五(扉)
巻五 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第五巻 目録
泪の種は紙見世
命乞ひは三津寺の八幡
思ひの焼付は火打石売り
江戸から尋ねて俄坊主
面影は乗掛の絵馬
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 六(扉)
巻六 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第六巻 目録
情の大盃潰胆丸
姿は連理の小桜
言葉とがめ耳にかかる人様
忍びは男女の床違ひ
京へ見せいで残り多いもの
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 七(扉)
巻七 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第七巻 目録
蛍も夜は勤めの尻
女方もすなる土佐日記
袖も通さぬ形見の衣
恨みの数をうつたり年竹
素人絵に悪や金釘
本朝若風俗 男色大鑑 絵入 八(扉)
巻八 あらまし
男色大鑑 本朝若風俗 第八巻 目録
声に色ある化物の一ふし
別れにつらき沙室の鶏
執念は箱入りの男
小山の関守
心を染めし香の図は誰

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検索コンテンツ
1. 男色大鑑(井原西鶴集)
日本古典文学全集
作を数多く残した。西鶴の作品の中から、好色物の『好色一代男(こうしょくいちだいおとこ)』、『男色大鑑(なんしょくおおかがみ)』、武家物の『武道伝来記』、雑話物(
2. 男色大鑑画像
日本大百科全書
井原西鶴さいかくの浮世草子。1687年(貞享4)1月、大坂・深江屋太郎兵衛、京都・山崎屋市兵衛より刊行。八巻10冊。巻一から巻四までの前半部分は、武家社会の衆道
3. 男色大鑑
世界大百科事典
井原西鶴作の浮世草子。8巻8冊。40話。1687年(貞享4)刊。改編改題本に《古今武士形気》がある。本書成立の背景には,かつては僧侶や一部の公家の間の習俗であっ
4. なんしょくおおかがみ[ナンショクおほかがみ]【男色大鑑】
日本国語大辞典
浮世草子。八巻一〇冊。井原西鶴作。貞享四年(一六八七)刊。傍題、本朝若風俗。前半四巻は武家社会を中心に、男色をめぐる意気地にからむ話が多く、説話風の面白さを基調
5. 男色大鑑(著作ID:396430)
新日本古典籍データベース
なんしょくおおかがみ 井原 西鶴(いはら さいかく) 浮世草子 貞享四刊
6. 『男色大鑑』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
巻4 井原西鶴さいかく著 1687年(貞享4)刊国立国会図書館所蔵
7. ああら
日本国語大辞典
603~04〕「Aara (アアラ) ウレシヤ。Aara (アアラ) カナシヤ」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕三・二「ああら有かたの御吊(とぶらひ)やなど諷(
8. あいづ[あひづ]【会津・相津】
日本国語大辞典
・一三三二「君をのみしのぶのさとへゆく物をあひつの山のはるけきやなぞ〈滋幹女〉」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・二「間もなく御目見済て、会津に御供申してくだ
9. あお‐ちゃ[あを‥]【青茶】
日本国語大辞典
*日葡辞書〔1603~04〕「Auocha (アヲチャ)〈訳〉緑と黄の中間の色」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・三「黄なる肌著に青茶(アヲチャ)椛茶(かばち
10. あか‐がしら【赤頭】画像
日本国語大辞典
633〕一〇・冬「海士人やうしほにぬれて赤頭 浮藻かくれの鴨をとらばや〈重頼〉」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・五「江北(かうほく)の赤頭(アカカシラ)の子
11. あけぼの‐じま【曙縞】
日本国語大辞典
〔名〕縞の所々をだんだらに絣(かすり)風にぼかした縞織物。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・一「千筋山づくし曙嶋(アケボノシマ)。幽禅が萩のすそ書」*魔風恋風
12. あげ‐まき【総角・揚巻】画像
日本国語大辞典
く」*浄瑠璃・暦〔1685〕一「ゑいじあげまきの御時よりそだて奉りてうつくしみ」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕六・五「身持たる者の娘と思しきあげ巻(マキ)程過
13. あさがお‐ぞめ[あさがほ‥]【朝顔染】
日本国語大辞典
行した染め模様の名称。朝顔の花の模様を紺、紫などでところどころ大形に染めたもの。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕三・五「蕣染(アサガホソメ)の大振袖、ぬき鮫の大
14. あさがお‐やき[あさがほ‥]【朝顔焼】
日本国語大辞典
〔名〕朝顔の花の形に焼いた陶器。朝顔。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・五「箪笥の下より、朝顔焼(アサカホヤキ)の天目出して」
15. あさぎ‐かえし[‥かへし]【浅葱返・浅黄返】
日本国語大辞典
裾から折り返し、そのまま裏地にも使うこと。裾回しに表裏ともあさぎ色の布地を用いたもの。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・三「ひとりひとりの身振先(まづ)竹中は
16. あさぎ‐かたびら【浅葱帷子・浅黄帷子】
日本国語大辞典
〔名〕あさぎ色のひとえの衣服。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕三・三「無紋の浅黄帷子(アサギカタビラ)の丸袖を脇あけて着すると見えて」*雑俳・柳多留‐一一八〔1
17. あさぎ‐ばかま【浅葱袴・浅黄袴】
日本国語大辞典
〔名〕あさぎ色の袴。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕四・五「白装束に無紋の浅黄袴(アサギハカマ)をゆたかに大前髪を結(ゆは)せたる風情の」*役者論語〔1776〕
18. あさぎむらさき‐の‐こしがわり[‥こしがはり]【浅葱紫腰替・浅黄紫腰替】
日本国語大辞典
〔名〕小袖などのあさぎ色のもので、腰のあたりを紫色に替えてあるもの。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・四「肌には白き袷(あはせ)に、上は浅黄紫(アサギムラサキ
19. あさ‐ひ【朝日・旭】
日本国語大辞典
見るときは甚だ愉快を覚ゆるなり」(2)((1)から転じて)運が開けることのたとえ。開運。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・三「家老職のものとの口論、是非なく城
20. あし‐かい[‥かひ]
日本国語大辞典
i (アシカイ)。すなわち、ツノグム アシ〈訳〉ある種の甘蔗の芽。シンタウ用語」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕序「形葦牙(アシガイ)の如し。是則神となる」日葡
21. あし を=延(の)ばす[=延(の)べる]
日本国語大辞典
・一「疲れてゐた皆は早く家へ帰って脚を延ばしたかった」(2)さらに遠くまで行く。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕六・四「洛外まで足(アシ)をのべ小家をさがす塩売
22. あずかり[あづかり]【預】
日本国語大辞典
かった者や、容疑者、犯罪人等を特定の人に託して監視させること。特に、中世、近世でいう。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕三・四「大殿あららかなる御声にて、いかなる
23. あずかり‐もの[あづかり‥]【預物】
日本国語大辞典
5〕「Fiduciarius 〈略〉Azzucarimono (アヅカリモノ)」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕四・五「いかにも我身ながら命はあづかり物」*滑稽
24. あそび‐でら【遊寺】
日本国語大辞典
〔1678〕第三「落所定めぬ鞠の沓わたし〈益友〉 遊行の柳いまあそび寺〈益翁〉」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・三「せめて若道供養(しゃくたうくやう)のため
25. あそび‐ぶね【遊船】
日本国語大辞典
〔名〕船遊びの船。遊山船(ゆさんぶね)。《季・夏》*浮世草子・男色大鑑〔1687〕四・三「此夜は諸人あそび舟を仕立て、新堀より乗浮れて」
26. あた‐びと【─人】
日本国語大辞典
〔名〕(「あた」は形容動詞語幹「あて」の変化したものか)上品な人。気品の高い人。貴人。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕六・一「おそろしやとはかり云消てさしうつむ
27. あだ‐くらべ【徒比・徒競】
日本国語大辞典
色品あまた見尽して濡れの巧者のあだくらべ」(2)互いにはかない事をくらべ合うこと。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕四・五「化競(アダクラベ)とや月のよの雨、花盛
28. あと を 引(ひ)く
日本国語大辞典
終えるはずの事柄をいつまでも続けてする。主に飲食や好みなどについて味をしめることをいう。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・二「稀に逢(あひ)ぬる客も忘れがたく
29. あな‐もん【穴門】
日本国語大辞典
記‐万治二年〔1659〕六月二日「東方の穴門開き、これより内に入る」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・一「穴門(アナモン)のきびしきに、相鎰(あいかぎ)こしら
30. あや‐ぎ・れる【文切】
日本国語大辞典
〔自ラ下一〕音声がはっきりしている。歯切れよく発音する。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕六・二「口も動さずして言葉のあやきれて、聞(きく)に情含(ふくみ)、いや
31. あら‐ぬの【粗布・荒布】
日本国語大辞典
*室町殿日記〔1602頃〕一〇「敷たる丸太もこもも荒布も粉灰(こっぱい)となりてあともなかりけり」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・三「年中丹波(たんば)かよ
32. あわせ‐ばおり[あはせ‥]【袷羽織】
日本国語大辞典
〔名〕裏地つきの羽織。袷仕立ての羽織。《季・冬》*浮世草子・男色大鑑〔1687〕五・二「梅かへしの袷羽織(アハセハヲリ)に、胸高に紐付て」*雑俳・柳多留‐七〔1
33. いい‐しらけ[いひ‥]【言白】
日本国語大辞典
云ひじらけにして帰って来た』」(3)話をやめる機会をとらえて、うまく打ち切ること。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・五「此里は折ふし飛子(とびこ)もありと是を
34. いかず【行―】[方言]
日本方言大辞典
つむじ曲がり。 神奈川県愛甲郡314神奈川県方言辞典(斎藤義七郎・日野資純)1965浮世草子男色大鑑一・一「奈良の都にいかずの念者を見かぎり」(2)いたずら者。
35. いか‐ず【不行・不嫁】
日本国語大辞典
〔名〕(1)不人情なこと。意地悪なこと。物事の情趣を解さないこと。また、その人。いけず。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・一「奈良の都にいかずの念者を見かぎり
36. いか‐ばかり【如何許・若箇・何計】
日本国語大辞典
草子・可笑記〔1642〕二「いかばかりおそろしく、身ふるへてあやふかりけれども」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・一「夜更(よふけ)起(おき)別るるまでにいか
37. いき‐うつし【生写】
日本国語大辞典
者を誰見たものも有るまいに、此様にも生うつしにするといふは、不思儀な事じゃなあ」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・五「心を付て見る程女筆(にょひつ)ながら、日
38. いくた の 小野(おの)
日本国語大辞典
84頃〕「若菜摘む、生田の小野の朝風に、なほ冴(さ)えかへる 袂(たもと)かな」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕二・二「堀越左近といふ人、生田(イクタ)の小野(
39. いけ‐ばな【生花・活花】
日本国語大辞典
と〈略〉時のちゃはんの物をつり花びんと用たつること有ども、花はいけばなともいふ」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・一「生花(イケバナ)は毎日かはりたる事ぞと申
40. いしょう‐ごのみ[イシャウ‥]【衣装好】
日本国語大辞典
徘徊する僧どものなりを見るに、衣裳好みをし、形づくろいをして、一向に青いやつら計だ」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・三「ひとつは衣装好(イシャウコノミ)に人
41. いせ‐かわり[‥かはり]【伊勢替】
日本国語大辞典
〔名〕伊勢節の節を少し替えた音頭(おんど)。替わり伊勢節。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕四・一「投節(なげぶし)伊勢(イセ)かはりなどとは各別にして、音曲さへ
42. いそ【磯・礒・石】
日本国語大辞典
、うたてや久米の仙人もいそ也」(2)浅薄であるさま。未熟であるさま。下賤なさま。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕六・四「礒(イソ)なる色遊びは目緩(めまたるく)
43. いたり‐どこ【至床】
日本国語大辞典
〔名〕河原や川の上につくった、非常にぜいたくでしゃれた涼み床。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕八・一「夜の編笠はしれものいたり床(トコ)にしかけ」
44. いちざ‐きゃく【一座客】
日本国語大辞典
〔名〕一座遊びの客。連れの客。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・一「時勢粧の舞ぶり見し人是に悩ぬはなし。殊更一座客(キャク)のこなし、調謔(たはぶれ)しめやか
45. いちざ‐きり【一座切】
日本国語大辞典
〔名〕その場限り。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕五・三「一座切(ザキリ)に興をあらせ、客を自由に手に入(いれ)、我なぐさみになせり。奥程ゆかしきを其ままに読み
46. いちねん‐ごひゃくしょう[‥ゴヒャクシャウ]【一念五百生】
日本国語大辞典
一ねん五百しゃうとて、もろもろの仏のいましめそしり給へる女に契りを結び侍るなり」*浮世草子・男色大鑑〔1687〕六・五「一念五百生と聞し思ひ入の魂の取付たるよと
47. 一念五百生
故事俗信ことわざ大辞典
「一ねん五百しゃうとて、もろもろの仏のいましめそしり給へる女に契りを結び侍るなり」浮世草子・男色大鑑(1687)六・五「一念五百生と聞し思ひ入の魂の取付たるよと
48. いちや‐おんな[‥をんな]【一夜女】
日本国語大辞典
〔名〕「いちやづま(一夜妻)」に同じ。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕七・五「人留む一夜(ヤ)女の立出水風呂を見せかけ、もへぎの蚊帳もかしませうとまねく」
49. いちょう‐の‐まる[イチャウ‥]【銀杏丸】
日本国語大辞典
〔名〕銀杏の葉を丸く図案化した紋所の名。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕一・四「肌には白き袷に、上は浅黄紫の腰替りに、五色の糸桜を縫(ぬは)せ銀杏(イチャウ)の
50. いっかく‐づけ[イックヮク‥]【一画付】
日本国語大辞典
思いがけない文字または絵になることを楽しむ遊戯か。あるいは勝負事をして、負けた者に墨を塗る遊戯か。*浮世草子・男色大鑑〔1687〕四・三「耳ちかく小語(ささやく
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