1. 蘆屋道満
世界大百科事典
はねられることになっている。さらに,〈信田妻〉系統の歌舞伎狂言の代表作で,《葛の葉》の名で知られる《蘆屋道満大内鑑(おおうちかがみ)》(竹田出雲作,1734初演
2. あしや‐どうまん【蘆屋道満】
日本国語大辞典
藤原道長を呪詛(じゅそ)し晴明に破れたため播磨国(兵庫県)に放逐されたと伝えられる。のちに浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑」などに脚色された。生没年不詳。
3. あしや-どうまん【蘆屋道満】
日本人名大辞典
平安時代中期の伝説上の陰陽師(おんようじ)。藤原道長に呪いをかけて安倍晴明(せいめい)にみやぶられ追放されたといい,また晴明と術くらべをして敗れ弟子となり,のち
4. あしやどうまん【蘆屋道満】
日本架空伝承人名事典
はねられることになっている。さらに、「信田妻」系統の歌舞伎狂言の代表作で「『葛の葉』の名で知られる『蘆屋道満大内鑑(おおうちかがみ)』(竹田出雲作、一七三四初演
5. 芦屋道満[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『秋葉別役と芦屋道満』楠瀬儀孝
6. 『蘆屋道満大内鑑』
日本史年表
1734年〈享保19 甲寅〉 10・5 竹田出雲 『蘆屋道満大内鑑』 、大坂竹本座で初演(外題年鑑)。
7. 芦屋道満大内鑑
日本大百科全書
初段~三段―天文博士加茂保憲かものやすのりの秘書『金烏玉兎集きんうぎょくとしゅう』をめぐる安倍保名と芦屋道満あしやのみちたるの相続争いで、保名の恋人榊の前さかき
8. 蘆屋道満大内鑑
世界大百科事典
らを集大成した作品。秘伝書《金烏玉兎集(きんうぎよくとしゆう)》をめぐる安倍保名(やすな)と蘆屋道満との対立を主筋とし,保名に助けられた白狐が許婚葛の葉姫の姿を
9. あしやどうまんおおうちかがみ[あしやダウマンおほうちかがみ]【蘆屋道満大内鑑】
日本国語大辞典
浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲作。享保一九年(一七三四)大坂竹本座初演。信田妻(しのだづま)伝説を集大成した作品。人形の三人遣いがこの作から始まったと伝える。
10. あしやどうまんおおうちかがみ【蘆屋道満大内鑑】
国史大辞典
。歌舞伎化は寛延元年(一七四八)大坂角の芝居が最初。天文博士加茂保憲の養女榊の前は、父の高弟蘆屋道満と安倍保名のどちらかに譲るべき家伝の秘書を盗まれて自殺する。
11. あしやどうまんおおうちかがみ【蘆屋道満大内鑑】
歌舞伎事典
本作はそれらを集大成した作品。秘伝書《金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)》をめぐる安倍保名と蘆屋道満(みちたる)との対立を主筋とし、保名に助けられた白狐が許嫁葛
12. 蘆屋道満大内鑑(著作ID:82791)
新日本古典籍データベース
あしやどうまんおおうちかがみ 竹田 出雲 一世(たけだ いずも 1せい) 浄瑠璃/義太夫 享保一九初演
13. 蘆屋道満大内鑑(著作ID:82848)
新日本古典籍データベース
あしやどうまんおおうちかがみ 絵本番附 安政三刊
14. 蘆屋道満大内鑑(著作ID:82859)
新日本古典籍データベース
あしやどうまんおおうちかがみ 絵本番附
15. あうん の 二王(におう)
日本国語大辞典
持ながら、へいの上につっ立て、にらみあふたるつらだましひ、あうんの二王にことならず」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕四「一息つきしはあうんの二王(ワウ)げん
16. あがり‐がまち【上框】
日本国語大辞典
〔名〕(「あがりかまち」とも)玄関など家の上がり口の縁にわたしてある、化粧横木。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「家になふてならぬものは、上(アガ)り框(
17. あくて‐ぐち【悪態口】
日本国語大辞典
〔名〕(「あくたいぐち(悪態口)」の変化した語)「あくたい(悪態)」に同じ。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「腹だつままのあくて口聞くにあやまる身のせつな
18. あけ て 悔(くや)しき=玉手箱(たまてばこ)[=箱(はこ)]
日本国語大辞典
1717〕三「小むつがかくるる岩影も、明てくやしき玉手箱、ふたりの心ぞやるせなき」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕一「只一時に一生の、年を寄せたる浦島があけ
19. 開けて悔しき玉手箱
故事俗信ことわざ大辞典
(1717)三「小むつがかくるる岩影も、明てくやしき玉手箱、ふたりの心ぞやるせなき」浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)一「只一時に一生の、年を寄せたる浦島があけ
20. あざ‐つき【蠣付】
日本国語大辞典
無点のスベタの札数枚(七~九枚)に、あざ(強い有利な札)が加えられること。これで勝ちとなる。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「ほんにぬしの芸揃へかぞへ立つ
21. あじ を やる
日本国語大辞典
*浮世草子・浮世親仁形気〔1720〕三・一「ずいぶんあぢをやって親の名まであげてくれよ」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕二「同じ御領を預かってもこなたは仕合
22. あっ て 無(な)かし物(もの)
日本国語大辞典
あっても、ないに等しいもの。あるとは名ばかりのもの。あってなしもの。あるなしもの。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕二「外戚の権威を好古にとられ主人は有ってな
23. あつかわづら 火(ひ)に懲(こ)りず
日本国語大辞典
鉄面皮な人ほど物に懲りない。どこまでもずうずうしいの意にいう。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「よふもよふも太切な夫の訴人、あつかはづら火にこりずとしのび
24. 厚皮面火に懲りず
故事俗信ことわざ大辞典
鉄面皮な者は何度しくじっても懲りない。どこまでもずうずうしい。「厚皮面」は、つらの皮の厚い者。 浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)三「よふもよふも太切な夫の訴人
25. 安倍晴明
世界大百科事典
この2人の,卜占をめぐる熾烈なる抗争は古浄瑠璃《信田妻(しのだづま)》(作者不明)や義太夫《蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)》(竹田出雲作,173
26. あべのせいめい【安倍晴明】
日本架空伝承人名事典
この二人の、卜占をめぐる熾烈なる抗争は古浄瑠璃『信田妻(しのだづま)』(作者不明)や義太夫『蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)』(竹田出雲作、一七三
27. あべ‐の‐やすな【安倍保名】
日本国語大辞典
浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」中の人物。平安時代の天文学者安倍晴明の父として登場。狐との間にもうけた一子が、のちの晴明となる。
28. あべの-やすな【安倍保名】
日本人名大辞典
の)森で陰陽師(おんようじ)芦屋道満の弟石川悪右衛門におわれた狐(きつね)をたすける。狐の化身の女とむすばれ,生まれた子が安倍晴明とされる。この話は義太夫「芦屋
29. あべのやすな【安倍保名】
日本架空伝承人名事典
)に『しのだ妻』『しのだ妻後日』『しのだ妻嫁くらべ』などが上演された。これらの集大成作品が『蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)』であり、保名はその二
30. あやつり‐さんにんがかり【操三人懸】
日本国語大辞典
〔名〕一体の操り人形を三人でつかうこと。享保一九年(一七三四)に、「蘆屋道満大内鑑」で吉田文三郎の考案より始まるという。現在は、主(おも)遣い、左遣い、足遣いの
31. あんらく‐せかい【安楽世界】
日本国語大辞典
にや安楽世界より、今此娑婆に示現して、われらがための観世音仰ぐもおろかなるべしや」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「今こそうれしい隠居の宿がへ、安楽(アン
32. 家に無くてならぬものは上がり框と女房
故事俗信ことわざ大辞典
家には必ず上がり口があるように、主婦が必要である。 浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)三「家になふてならぬものは、上(アガ)り框(ガマチ)と女房と世話にもいふぢ
33. いける を 放(はな)つ
日本国語大辞典
やはなちはなたぬ弓八幡〈安利〉」*俳諧・江戸弁慶〔1680〕「鼠火や生るを放つけふの月〈一楽〉」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕二「非常の大赦か生(イケ)る
34. いち‐あがり【一上】
日本国語大辞典
高めた調子。例は少なく、長唄「軍艦」「伏猫」に使われているだけである。一上り調子。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「おゆるしが出たはやりうた一(いチ)あが
35. いち から 十(じゅう)まで
日本国語大辞典
御上
候」*浄瑠璃・
蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「おわらひ草も顧ず、一から十迄申上ましょ」*諺苑〔1797〕「一から十まて
36. 一から十まで
故事俗信ことわざ大辞典
首尾合たる衆可レ有二御上一候」浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)三「おわらひ草も顧ず、一から十迄申上ましょ」諺鏡(1774)下「一から十ま
37. いちじ‐きんりん【一字金輪】
日本国語大辞典
一字金輪
也」*浄瑠璃・
蘆屋道満大内鑑〔1734〕五「鈴おっ取てちりりんちりりん。いちじきんりん金峰山蔵王権現りうざうごんげ
38. いっく‐いっし【一句一指】
日本国語大辞典
〔名〕わずかなこと。僅少(きんしょう)。些細(ささい)。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕四「是式の邪正をただすこと、一句一指(いッくいッシ)の手段に有り」
39. 一句一指の手段
故事俗信ことわざ大辞典
ほんのちょっとした手段。些細な方法。 浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑(1734)四「是式の邪正をただすこと、一句一指(いッくいッシ)の手段に有り」
40. いなか の 月(つき)
日本国語大辞典
《季・秋》*浮世草子・国姓爺明朝太平記〔1717〕五「廿日亥中(イナカ)の月白く」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕二「廿日亥(ヰ)中の月しろも、東の山にあか
41. いに‐しな【往─】
日本国語大辞典
*浄瑠璃・摂津国長柄人柱〔1727〕四「幾度来ても抱留められ、来しなの腹立ちより去しなに立つが迷惑」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「いつものおさとがへり
42. 妹背山婦女庭訓(浄瑠璃集) 328ページ
日本古典文学全集
ただし、この部分、前年秋歌舞伎で上演の「蘆屋道満大内鑑」での、野干平が藤次ら四人の頭を剃る演技を当て込むか。野干平は文七、与勘平は八蔵が勤めた。「芦屋道満大内鑑
43. い・れる【入・容・納】
日本国語大辞典
った」(6)(腹に入れる意から)食べる。また、人形浄瑠璃社会で、酒を飲む意にいう。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕一「けふはびっくりの仕つづけ、それゆへか腹
44. いろ を 違(ちが)える
日本国語大辞典
ちがへ」*浄瑠璃・堀川波鼓〔1706頃か〕中「是にもなんとうたがひがと色をちがへて申ける」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕四「つぶやきながら立ちよってそっと
45. いん‐ぷ【淫婦・婬婦】
日本国語大辞典
「淫婦 インフ」*元和本下学集〔1617〕「狐 多疑之獣也。古之淫婦(インフ)也」*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕四「婬(イン)ふと変じあまたの人をたぶらか
46. うえきだにむら【植木谷村】兵庫県:佐用郡/佐用町
日本歴史地名大系
に道満塚と称される墳丘状の土盛がある。同所に寛政九年(一七九七)再建の宝篋印塔がある。陰陽師蘆屋道満(道摩とも)は藤原道長を呪詛し、これを安倍晴明に見破られて播
47. うざい‐がき【有財餓鬼】
日本国語大辞典
い奴ぢゃ、持ってをって嗇(しわ)い有財餓鬼ぢゃ」(3)人をののしっていう語。餓鬼。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕二「最前手なみは見せ置いたに、しやうこりも
48. 宇治拾遺物語 451ページ
日本古典文学全集
字、(2)漢字を一文字、の両方に解されるが、すぐ前の「十文字」との関係から(1)とみておく。芦屋道満。平安時代の陰陽師。晴明の弟子。『峯相記』は「晴明、道満ハ一
49. うち【打】
日本国語大辞典
ても主と家来との事じゃに依って負けうちじゃ」(2)…しなれていることの意を表わす。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕三「夫婦間(あひ)のもやもや是に限らず幾度
50. うぶすな‐もうで[‥まうで]【産土詣】
日本国語大辞典
〔名〕「うぶすなまいり(産土参)」に同じ。*浄瑠璃・蘆屋道満大内鑑〔1734〕二「俄ごとのお供にて我々(われわれ)迄も気ばらし。そもまあけふの産宮詣(ウブスナマ