1. 日本永代蔵(井原西鶴集)
日本古典文学全集
くおおかがみ)』、武家物の『武道伝来記』、雑話物(説話物)の『西鶴諸国ばなし』、町人物の『日本永代蔵(にっぽんえいたいぐら)』、『世間胸算用(せけんむねざんよう
2. 日本永代蔵画像
日本大百科全書
井原西鶴さいかくの浮世草子。1688年(貞享5)1月、大坂・森田庄太郎、京都・金屋長兵衛、江戸・西村梅風軒の三都書林が連名して刊行。6巻6冊。副題に「大福新長者
3. にっぽんえいたいぐら【日本永代蔵】
日本国語大辞典
浮世草子。六巻、各巻五章、全三〇章。井原西鶴作。元祿元年(一六八八)刊。副題は大福新長者教。西鶴町人物の第一作。知恵と才覚と倹約によって富を獲得する商人、放蕩(
4. にっぽんえいたいぐら【日本永代蔵】
全文全訳古語辞典
[書名]江戸前期の浮世草子。井原西鶴作。一六八八年(貞享五)刊。三十話からなる短編集。才知と勤勉努力によって成功する町人の話を、失敗談などを交えて描く。金欲に生
5. 『日本永代蔵』
日本史年表
1688年〈元禄元(9・30) 戊辰〉 1・‐ 井原西鶴 『日本永代蔵』 刊。
6. 日本永代蔵
世界大百科事典
西鶴作の浮世草子。正しくは〈にっぽんえいたいぐら〉と読む。1688年(元禄1)刊。6巻30章。西鶴町人物の第1作で,副題に〈大福新長者教〉とあり,1627年(寛
7. にほんえいたいぐら【日本永代蔵】
国史大辞典
論叢』所収)、宗政五十緒「「日本永代蔵」の精神構造」(『西鶴の研究』所収)、村田穆「「日本永代蔵」二つの断章」(野間光辰編『西鶴論叢』所収)、谷脇理史「「日本永
8. 日本永代蔵(著作ID:49898)
新日本古典籍データベース
にっぽんえいたいぐら 大福新長者教 井原 西鶴(いはら さいかく) 浮世草子 貞享五刊
9. 頼母子[図版]画像
国史大辞典
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10. みそ屋での結納[図版]画像
国史大辞典
日本永代藏 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
11. 『日本永代蔵』[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
巻5 井原西鶴さいかく著 1688年(貞享5)刊国立国会図書館所蔵
12. あい‐さつ【挨拶】
日本国語大辞典
(4)人と人との関係が、親密になるようにはたらきかけること。(イ)とりもち。仲介。紹介。世話。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕六・三「夫婦最前の薬師(くすし)
13. あい‐すま・す[あひ‥]【相済】
日本国語大辞典
〕「Aisumaxi, su, aita (アイスマス)〈訳〉物事を完了する」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・一「当年壱銭あづかりて、来年弐銭にして返し、
14. あいそう が 尽(つ)きる
日本国語大辞典
出ある事「明日門外に候事御覧じ候ひなば、義経があいそうもつきて思召されんずる」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・四「後には下々も愛想(アヒソウ)つきて物すご
15. あい‐の‐やま[あひ‥]【間山】
日本国語大辞典
*俳諧・鴉鷺俳諧〔1646〕「まづきき給へこきう尺八 参宮の日はまだ高きあひの山〈満直〉」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・三「相(アヒ)の山の袖乞迄も、心
16. あいのやまぶし【間の山節】
国史大辞典
胎蔵界の曼陀羅に、血脈一つに数珠一連、これが冥途の友となる」。井原西鶴の『好色一代女』六(貞享三年刊)、『日本永代蔵』四(元禄元年刊)および近松門左衛門作『傾城
17. あお‐がい[あをがひ]【青貝】
日本国語大辞典
(アヲガイ)〈訳〉ウルシではりつけられた牡蠣(かき)の貝殻の小片でなされた細工物」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・二「京作りの普請美を尽(つ)くして〈略〉
18. あおぎ‐た・てる[あふぎ‥]【扇立】
日本国語大辞典
*寛永刊本蒙求抄〔1529頃〕一「更相動─とは扇で物をあをきたつるやうに動すぞ」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・二「美女を左右に分けて其身は真中に座して汗
19. あお‐そ[あを‥]【青麻・青苧】
日本国語大辞典
)自筆書状(大日本古文書一・三四六)「抑青苧公銭知行之処、此三ケ年一向無沙汰」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・五「『当年の紅(べに)の花の出来は』『青苧(
20. あおもの‐や[あをもの‥]【青物屋】
日本国語大辞典
〔名〕野菜などを販売する人。また、その商店。八百屋。青物商。青物店。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・一「雨の降日は、此木屑より箸を削て、須田町、瀬戸物町の
21. あかがね‐あみ【銅網】
日本国語大辞典
〔名〕銅の針金で、網のように編んだもの。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕五・二「鏡台の金物、銅網(アカガネアミ)の鼠取」
22. あかがね‐やま【銅山】
日本国語大辞典
〔名〕銅を掘り出す山。どうざん。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕六・五「又銅(アカガネ)山にかかりて、俄(にはか)ぶけんになるも有」アカ
23. あかし‐ちぢみ【明石縮】
日本国語大辞典
そのまま用いている。あかし。*俳諧・雑巾〔1681〕夏「明石縮夏をしぞ思ふ櫃がくれ〈口楽〉」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・四「中将姫の手織の蚊屋、人丸の
24. あき‐ち【空地・明地】
日本国語大辞典
3~04〕「Aqigi (アキヂ)〈訳〉家もなく、耕作もしていない土地や場所」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・一「屋敷の空地(アキチ)に柳、柊〈略〉など取
25. あき‐ど【明所・空所】
日本国語大辞典
明(アキ)どもなく針を立並(たてならべ)、さもすさまじき調伏(てうぶく)の形」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕六・五「明地(あきち)野原まですこしの明所(アキ
26. あきない‐ぐち[あきなひ‥]【商口】
日本国語大辞典
*俳諧・物種集〔1678〕「旅つつら高野聖のときほとき 商口ののりのことはり〈宗因〉」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・五「小男なり共、はげあたまなり共、商
27. あきない‐ごと[あきなひ‥]【商事】
日本国語大辞典
*日葡辞書〔1603~04〕「Aqinaigoto (アキナイゴト)〈訳〉商売」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・五「商(アキナヒ)事せぬ日は少しにても銭銀
28. あきない‐じょうず[あきなひジャウズ]【商上手】
日本国語大辞典
〕賦何公誹諧「春日のまはる商ひ上手〈賀子〉 秤目も律義にかへる棹の厂〈西里〉」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・四「商(アキナヒ)上手(じゃうズ)の者は世を
29. あきない‐てだい[あきなひ‥]【商手代】
日本国語大辞典
商取引に従事する手代。
内証手代。*浮世草子・
日本永代蔵〔1688〕二・五「商(アキナヒ)手代内証手代金銀の渡し役、入帳の付手」
30. あきなひ-ぐち【商ひ口】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕《近世語》商売上手な話し方。売り口上。 「商ひ口利きて」〈西鶴・日本永代蔵・1・5〉商いの駆け引き応対が上手で。
31. あき‐のりもの【空乗物・明乗物】
日本国語大辞典
〔名〕人の乗っていない乗り物。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・四「明乗物(アキノリモノ)ばかり残りて眼前に火宅のくるしみ、をのをのにげ帰りて皆菩提心にぞ成
32. あき‐ふね【秋船】
日本国語大辞典
84〕五・四「日数をふりて、秋舟(アキフネ)も入れば、此津糸にしきの山をなし」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕五・一「秋舟(アキフネ)入ての有さま」
33. あき‐ぶくろ【空袋・明袋】
日本国語大辞典
〔名〕中に何もはいっていない袋。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・二「斎米(ときまい)入し明袋(アキブクロ)持し片手に」*続百鬼園随筆〔1934〕〈内田百
34. あきんど‐かたぎ【商人気質】
日本国語大辞典
〔名〕商人特有の、損得に敏感な気性。勘定高い商人の気質、習慣。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・五「此の問屋に数(す)年あまた商(アキ)人形(カタ)気を見及
35. あ・く【明・開・空】
日本国語大辞典
1604~08〕「メヲaqumo (アクモ) フサグモ コチノ ママデ アル」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・一「手代、我を折て、喰(くひ)もせぬ餠に口を
36. あく‐ぎん【悪銀】
日本国語大辞典
量目不足のもの、変形のものなどがある。また、にせがねのことをもいう。わるがね。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕五・五「先程の利銀の内三匁五分の豆板悪銀(アクギ
37. あくしょ‐づかい[‥づかひ]【悪所遣】
日本国語大辞典
〔名〕遊里などで金銭を浪費すること。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・五「若ひ手代は、悪所つかひ仕過し、とかく親かたに徳をつけず」*浮世草子・傾城色三味線〔
38. あく‐じ【悪事】
日本国語大辞典
仍先奉産仮文也」*今昔物語集〔1120頃か〕一・一三「天より悪事の物降り、様々の悪相を現ず」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・二「其身に悪(アク)事かさなり
39. あく‐じょ[‥ヂョ]【悪女】
日本国語大辞典
らをいひたつれば、いかなるあく女も、よき女に、みゆるによってのてうほうですは」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・五「霊照女は悪女(アクヂョ)なるべし。美形な
40. あけ の 年(とし)
日本国語大辞典
みょうねん。*咄本・醒睡笑〔1628〕五「歌詠みて児死にけり。明けの年の亡き日にあたり」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・五「神無月の初めより山道を埋み人馬
41. あげや‐の‐まち【揚屋町】
日本国語大辞典
〔名〕「あげやまち(揚屋町)」に同じ。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕一・二「けふ一日の遊興して、老ての話の種にもと思ひ極め、揚屋(アゲヤ)の町は思ひもよらず
42. あ・げる【上・揚・挙】
日本国語大辞典
4〕「フシンヲ aguru (アグル)〈訳〉工事を完成する、または、中止する」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・五「借銭の済(すま)しやうは、もうけの有時、
43. あさ‐えびす【朝恵(ヱ)比須】
日本国語大辞典
640頃〕上「けさあさゑびすをいわゐそこない、かいまけたるだにもはらのたつに」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・四「二十年以来(このかた)、朝(アサ)ゑびす
44. あさぎ‐いろ【浅葱色・浅黄色】
日本国語大辞典
*建礼門院右京大夫集〔13C前〕「空を見上げたれば、ことにはれてあさき色なるに」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・三「自然浅黄色(アサギイロ)なる猿もがな、
45. あさぎ‐じ[‥ヂ]【浅葱地・浅黄地】
日本国語大辞典
〔名〕地色があさぎ色の織物。*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕三・三「時代わたりの柿地(かきぢ)の小釣(こづる)、浅黄地(アサキヂ)の花兎(はなうさぎ)」*みだ
46. あさ‐ぬの【麻布】
日本国語大辞典
合〔1500頃か〕五八番「一筋の霜かとぞ見る賤のめが織る麻ぬのの月の夜ざらし」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕五・三「女は麻布(アサヌノ)を織延(をりのべ)」
47. あさひでらあと【朝日寺跡】奈良県:天理市/朝和地区/佐保庄村
日本歴史地名大系
浄土宗)の天文五年の名号碑にも「奈良長谷寺各夜一千三百日結願山城相楽沙門順」とある。なお「日本永代蔵」に「足引の大和機を立、東あかりの朝日の里に、川ばたの九介と
48. あさひ‐の‐さと【朝日の里】
日本国語大辞典
古墳も多い。*浄瑠璃・暦〔1685〕一「所もしかもあさひのさと、此まましぼませ給ふかや」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕五・三「朝日(アサヒ)の里(サト)に川
49. あさ‐ま【浅─】
日本国語大辞典
籠め進(まゐ)らせて」*日葡辞書〔1603~04〕「Asamani (アサマニ) イイナス」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕四・三「伊勢の社(やしろ)のかろか
50. あさ‐みゃく【朝脈】
日本国語大辞典
し、朝脈(アサミャク)とらんとや、早朝(まだき)よりきたり、案内をこひければ」*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・二「医者(くすし)も、傾城の身に同じ、呼ぬ所