1. 牛祭
日本大百科全書
京都市右京区太秦(うずまさ)の広隆寺境内にある大避(おおさけ)神社の奇祭。10月(もとは旧暦9月)12日夜、神灯、囃子方(はやしかた)、松明(たいまつ)を先頭に ...
2. うし‐まつり【牛祭】
デジタル大辞泉
し、牛に乗って寺内を一巡し、国家安穏・五穀豊穣(ごこくほうじょう)・悪病退散の祭文を読む。太秦の牛祭。《季 秋》「油断して京へ連なし―/召波」 ...
3. うしまつり【牛祭】
国史大辞典
京都市右京区太秦広隆寺大酒社で、十月十二日(もと九月十二日)の夜行われる牛と摩多羅(まだら)神の奇祭。異形の面をつけた摩多羅神が牛に乗り諸役も装束で四周巡行の ...
4. 牛祭(うしまつり)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 636ページ ...
5. うし‐まつり【牛祭】
日本国語大辞典
(1)京都市広隆寺の祭礼。太秦の牛祭り。《季・秋》*俳諧・増山の井〔1663〕九月「太秦祭 十二日、牛祭と云」*俳諧・俳諧新選〔1773〕三・秋「角文字のいざ月 ...
6. 牛祭祭文 (見出し語:祭文)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 636ページ ...
7. 太秦牛祭[図版]
国史大辞典
都名所図会 (c)Yoshikawa kobunkan Inc. ...
8. うずまさ の 牛祭(うしまつり)
日本国語大辞典
うずまさまつり。うしまつり。*太秦牛祭画巻〔1402〕(古事類苑・神祇三一)「謹請再拝、謹啓す〈略〉右九月十二日太秦広隆寺牛祭祭文也」*日次紀事〔1685〕九月 ...
9. 太秦牛祭(うずまさのうしまつり)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 636ページ ...
10. 殺レ牛祭レ神 (見出し語:牛)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 646ページ ...
11. 殺レ牛祭レ神 (見出し語:神)
古事類苑
動物部 洋巻 第1巻 70ページ ...
12. 廣隆寺牛祭 (見出し語:廣隆寺【篇】)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 636ページ ...
13. あそうむら【麻生村】愛媛県:伊予郡/砥部町
日本歴史地名大系
来)のあるゆえか「堂傍に三角石あり故ニ寺号発歟」(予州大洲領御替地古今集)とある。ここにある「牛祭塚」という塚には、毎年五月四日の宵節句の夕方、百姓たちが麦を煎 ...
14. いり‐たけり【入猛】
日本国語大辞典
おとなしくしていて、自分の家では威張ること。内弁慶。*和訓栞後編〔1887〕「太秦(うずまさ)牛祭文に、貧苦男のいりだけりと見えたり。外にいでて家に帰り妻子にほ ...
15. ウシ
世界大百科事典
祭る天神社では牛を神使として尊崇し,京都の太秦では芸能神としての摩多羅(まだら)神を祭るにも牛が伴い〈牛祭〉の名がある。仏教の牛頭天王(ごずてんのう)も牛の化身 ...
16. うし【牛】
国史大辞典
は、五月中は牛を使わぬ物忌や、牛神を祭る地方がある。六月末、夏越の日に牛を海川に入れる風習や、牛祭・牛角力などの神事もこのころに行われる。明治以後、官営牧場の設 ...
17. うし【牛】 : 牛/(一)
国史大辞典
は、五月中は牛を使わぬ物忌や、牛神を祭る地方がある。六月末、夏越の日に牛を海川に入れる風習や、牛祭・牛角力などの神事もこのころに行われる。明治以後、官営牧場の設 ...
18. うずまさ‐まつり[うづまさ‥]【太秦祭】
日本国語大辞典
〔名〕「うずまさ(太秦)の牛祭」に同じ。*俳諧・増山の井〔1663〕九月「太秦(ウヅマサ)祭 十二日 牛祭と云」 ...
19. うづまさ【太秦】
全文全訳古語辞典
〔二〕[寺名]太秦氏の氏寺である広隆寺をいう。弥勒菩薩が安置され、陰暦九月十二日に行われた祭礼、「牛祭」が知られる。 ...
20. おおさけじんじゃ【大酒神社】京都市:右京区/太秦門前村地図
日本歴史地名大系
「一説には秦始皇を崇るとも、又は秦川勝の霊を祭るともいふ」とする(都名所図会)。一〇月一二日夜行われる祭礼は牛祭として知られる。もとは旧暦九月一二日で、戌の刻に ...
21. 改訂 京都民俗志 199ページ
東洋文庫
のせた車を引いて回るのが珍しい。 牛に関する祭りで有名なのは日本三奇祭の一つ、右京区太秦広隆寺の牛祭である。七度半の使を受けて牛が出てくる。深夜、事そいだ建物に ...
22. 改訂 京都民俗志 218ページ
東洋文庫
る。 大仏七不思議の一つの烏寺には熊野の神の伝説や、五右衛門の話も伝えられている。 右京区太秦牛祭の祭文中に、「堂塔の檎皮喰ひぬく大鳥小烏め」とある。 むら鴉梢 ...
23. 甲子夜話 4 312ページ
東洋文庫
聖徳太子の創立とぞ。この時階の末、唐の初の事なれば、若くはかの大秦の教も吾邦に伝へたりしか。此寺今に牛祭と云ことありて、異体の仮面を蒙れる者、牛に乗りて進退する ...
24. 甲子夜話 4 313ページ
東洋文庫
古三十二年七月、新羅、任那二国造レ使来聘、貢二仏像肉置レ之。又云。其摩旺羅神祠毎秋九月十二日修二祭祀q謂二之牛祭一〕。多胡碑のこと『孟轡録』〔東涯著〕に所レ云は ...
25. かみぎまちむら【上来海村】島根県:八束郡/宍道町
日本歴史地名大系
また藩主は度々同社を参拝、帰途には佐倉の古刹岩屋寺に立寄り瀑布を賞覧する習わしがあったという。牛祭・筆祭を執行する(宍道町誌)。鼻繰梅の伝承がある。岩屋寺は高野 ...
26. かんむてんのう【桓武天皇】
国史大辞典
利歟」と歎じた。天皇は牛が殺されたり死んだりするのを特に恐れ、延暦十年・二十年に殺牛祭神の民間信仰を禁止したのもそれにもとづく。同二十四年十二月、参議の藤原緒嗣 ...
27. き‐さい【奇祭】
デジタル大辞泉
独特の習俗をもった、風変わりな祭り。京都太秦(うずまさ)広隆寺の牛祭など。 ...
28. 琴棊書画 249ページ
東洋文庫
以てこれを修理した。私はまたこの美挙のゆかしさに、わざわざその墓を探ったのであった。洛西太秦の牛祭を翁が復興したことはあま ...
29. 近世説美少年録 122ページ
日本古典文学全集
之ヲ骨董ト謂フナリ」(名物六帖・宮室箋上・市肆店舗)。『太秦牛祭画巻』一巻をいうか。京都市右京区太秦の広隆寺境内にある大避神社で、陰暦九月十二日に行われた牛祭を ...
30. くつち【鼾・癲癇・癲狂】
日本国語大辞典
632〕上・一〇「うるさき物のしなじな〈略〉くつち」(2)癲癇(てんかん)をいう。*太秦広隆寺牛祭々文「癲狂(クツチ)」*蘇磨呼童子請問経平治元年点〔1159〕 ...
31. 鞍馬寺
世界大百科事典
もって〈祭礼祭礼(さいれいさいりよう)〉と叫びながら練り歩き,鞍馬の山は火の海のように見え,広隆寺の牛祭,今宮神社の〈やすらい祭〉とともに京都三奇祭とされる。藤 ...
32. くわびら‐あし[くはびら‥]【鍬平足】
日本国語大辞典
足。扁平で大きな足。くわびら。鍬平脛(くわびらずね)。くわあし。くわべらあし。くわべら。*太秦牛祭画巻〔1402〕(古事類苑・神祇三一)「久波比良足(クハヒラあ ...
33. 広隆寺
日本大百科全書
文化財の宝庫として知られている。 境内にある大酒(おおさけ)神社の祭礼(10月12日夜)「太秦の牛祭」は、松明(たいまつ)や篝火(かがりび)で照らされるなかを特 ...
34. 広隆寺
世界大百科事典
益田 兼房 蜂岡寺 川勝寺 秦公寺 秦河勝 太子信仰 上宮王院(広隆寺) 桂宮院 太秦の牛祭 摩多羅神 牛祭 広隆寺弥勒菩薩半跏像 ...
35. こうりゅう‐じ[クヮウリュウ‥]【広隆寺】
日本国語大辞典
阿彌陀如来坐像、千手観音立像、不空羂索観音立像、彌勒菩薩半跏像二体など国宝が多い。一〇月一〇日の牛祭は古来有名。蜂岡寺。太秦寺。太秦の太子堂。秦公寺(はたのきみ ...
36. こうりゅうじ【広隆寺】京都市:右京区/太秦門前村地図
日本歴史地名大系
秦末時ノ銘アリ)。主要行事は節分会・太子正当忌(二月二二日、上宮王院)・招魂祭(三月一〇日)・牛祭(一〇月一二日)・聖徳太子御火焚祭(一一月二二日、上宮王院)な ...
37. こ‐がらき【木枯木】
日本国語大辞典
〔名〕薪(たきぎ)。*和訓栞〔1777〜1862〕「こがらき 太秦牛祭の文に見えたるは処名なるべし伊勢の南方に薪をいへり小枯木の義なるにや」 ...
38. さいづち‐あたま【才槌頭】
日本国語大辞典
ひたいと後頭部が突き出ている頭。また、その人。人を罵倒するときにも用いられる。さいづちがしら。*太秦牛祭画巻〔1402〕(古事類苑・神祇三一)「柊槌頭に木冠(き ...
39. 祭文
世界大百科事典
に広められた。そのころのものとして奈良元興寺極楽坊にあった〈夫婦和合離別祭文〉や京都広隆寺の〈牛祭祭文〉,三河地方山間部の花祭の祭文,高知県物部村(現,香美市) ...
40. さいもん【祭文】
国史大辞典
奏上体に改変した「中臣祭文」(『朝野群載』六)、大江匡房作の「歌合祭文」(『朝野群載』三)、太秦の牛祭の祭文(『太秦牛祭画巻』)など、和文体の祭文もいくつか残っ ...
41. さいもん【祭文】
歌舞伎事典
国に広められた。その頃のものとして奈良元興寺極楽坊にあった〈夫婦和合離別祭文〉や京都広隆寺の〈牛祭祭文〉、三河地方山間部の花祭の祭文、高知県物部村の〈いざなぎ流 ...
42. しもほんじょうむら【下本庄村】兵庫県:三原郡/南淡町
日本歴史地名大系
信仰され、牛を飼育する人々で大日講をつくる。本庄川を前にした大日庵ダイニチアンでは三月二八日に牛祭が行われ、河原で牛寄せとして餅がまかれる。 ...
43. 修験道史研究 186ページ
東洋文庫
味を含めて言辞の巧緻を求め、その諷誦も独特の曲調を以って行われるに至った。現今残る太秦広隆寺の牛祭祭文などはその種の代表的なものである。それは、「謹請再拝謹啓」 ...
44. 修験道史研究 1ページ
東洋文庫
19,185,326ウケヒ 31氏神 6牛祭祭文 186歌祭文 189 ...
45. しりうごと(近世随想集) 446ページ
日本古典文学全集
さきざきにてきめつけられて、鼠のごとく逃げ帰れるなどは、ことに見ぐるしくおぼえしなり。また先年『擁書漫筆』に、牛祭祭文をあげたるなどは、その年の正月、岸本由豆流 ...
46. しりうごと(近世随想集) 447ページ
日本古典文学全集
に上木するものへ知らぬ顔して入れおきしなど、校合の粗なるにはあらずして、見識なきなり。されば和歌高名競の唄に、『松はふしくれ山吹は黄色に咲くでわしやいとし』と由 ...
47. しりうごと(近世随想集) 465ページ
日本古典文学全集
『嫋竹(鳴門中将物語)』『四十二の物争』いづれもいづれも書入本といふべきものなり。中に就て、太秦牛祭の画巻などは、高島の千春に縮図をさせしのみにて、肝心の祭文の ...
48. しり‐かさ【尻瘡】
日本国語大辞典
〔名〕尻にできた腫物(はれもの)。*太秦牛祭画巻〔1402〕(古事類苑・神祇三一)「或波荷鞍仁尻瘡乎摺剥天 ...
49. 菅江真澄遊覧記 5 93ページ
東洋文庫
竹林のある家では大竹(ハチク)の竹の子をとって食用とする。 六月になると、七日は船越・天王の浦の牛祭、十四日には北の浦の山王祭、十五日は本山の逆柴祭、 ...
50. 菅江真澄遊覧記 5 100ページ
東洋文庫
こさりの名は、明治前期になっても、由利郡などで早稲をよんでいたが、これは早くできる意からである。牛祭 六月七日行なわれる牛頭天王社の例祭。〔男鹿の秋風〕参照。伽 ...