1. 常念岳
日本大百科全書
長野県西部、松本盆地の西側にそそり立つ山。標高2857メートル。燕岳(つばくろだけ)、大天井岳(だいてんじょうだけ)とともに北アルプスの前山的存在である。花崗( ...
2. 常念岳
世界大百科事典
験の常念坊が登山したため常念岳と名付けられたとか,延暦年間(782-806)坂上田村麻呂が有明の八面大王を討ったとき,大王の家来の常念坊がこの山に逃れたことから ...
3. じょうねん‐だけ【常念岳】
デジタル大辞泉
長野県西部、飛騨山脈中部にある槍ヶ岳や穂高岳の前山をなす常念山脈の主峰。標高2857メートル。 ...
4. じょうねん‐だけ[ジャウネン‥]【常念岳】
日本国語大辞典
長野県中西部、飛騨山脈東縁の山。大天井岳の南側にある。標高二八五七メートル。常念坊。ジョーネンダケ ...
5. じょうねんだけ【常念岳】長野県:南安曇郡
日本歴史地名大系
う。土地の人たちは、これは常念岳の精か、鬼神の仕業であろうと考えた。だれがいついい出したのか、常念岳に住む常念坊であろうというようになった。また一説に、乗鞍岳・ ...
6. 安曇野[市]
世界大百科事典
地の豊富な湧水を利用してワサビ栽培やニジマスの養殖が行われ,特に穂高ワサビは全国的に名高い。常念岳,槍ヶ岳,穂高岳などの登山口にあたり,有明温泉(単純硫化水素泉 ...
7. いがのまき【猪鹿牧】長野県:南安曇郡/穂高町/牧村
日本歴史地名大系
認めることができる。烏川谷の突当りの山を「まゆみ沢山」といい、牧場の神である駒斎神を祀ったものと思われる。常念岳(別名乗鞍岳)を古くは「まゆみ岳」といったのでは ...
8. おうがはな【王ヶ鼻】長野県:松本市
日本歴史地名大系
の山々がみられ、乗鞍岳(三〇二六メートル)も西南方に白銀の姿を現し、西方には北アルプスの前山常念岳(二八五七メートル)や燕岳(二七六三メートル)、その後方に主峰 ...
9. 大天井岳
世界大百科事典
除きほぼ全山が花コウ岩で構成されているため,頂稜部の白さが目だつ。北アルプス表銀座縦走路の中間点に位置し,また常念岳方面への縦走路の分岐点にもあたり,毎夏の登山 ...
10. からすがわ【烏川】長野県:南安曇郡
日本歴史地名大系
常念岳・蝶ヶ岳・大滝山・鍋冠山などから発する諸沢を集めて安曇野に流れ出て烏川扇状地を形成し、中房川と合流するまでをいう。全長一六キロ。中房川と合流してからは穂高 ...
11. 常念山脈[百科マルチメディア]
日本大百科全書
松本盆地の西縁を限る山脈。写真中央が常念岳、右へ大天井岳(だいてんじょうだけ)、燕岳(つばくろだけ)などの山々が連なる。いずれも北アルプスの前山的存在である。中 ...
12. たぶち-ゆきお【田淵行男】
日本人名大辞典
昭和時代の写真家。明治38年6月4日生まれ。教師をつとめたのち日本映画社に入社。昭和20年長野県の常念岳山麓(さんろく)に疎開,のち豊科町に定住。北アルプスを中 ...
13. ちょうがたけ【蝶ヶ岳】長野県:南安曇郡
日本歴史地名大系
堀金村の西方にそびえる標高二六六四メートルの山。安曇村との境に位置している。古生層からなるため、その山容は北隣の常念岳や大天井岳に比してなだらかな形をしている。 ...
14. 燕岳
世界大百科事典
標高2763m。飛驒山脈の前山をなす常念山脈はこの付近からはじまり,大天井(おてんしよう)岳,常念岳,大滝山と南に続く。燕岳の山名は,ツバメが羽根を広げたような ...
15. にしほたかこふんぐん【西穂高古墳群】長野県:南安曇郡/穂高町
日本歴史地名大系
[現]穂高町 常念岳から発する烏川が形成する扇状地の扇頂辺りに位置していて、烏川の北、牧の草深・浜場から離山にわたって分布する一四基(E群)と、烏川の右岸の塚原 ...
16. 日本アルプス登攀日記 34ページ
東洋文庫
二時四十五分に松本へ着いた。出発からきっかり八時間だ。「アルプス」の展望は雲ではっきりしなかったが、常念岳や有明山の一部がときどき現れた。 郵便局に立ち寄ったが ...
17. 日本アルプス登攀日記 52ページ
東洋文庫
ぐっすり眠った。三人の案内人と山口の息子〔常念岳へ同行したのは、村長の娘婿の山口真喜治。村長の息子誠象は、このときまだ小学生だった〕とともに、午前七時に常念岳へ ...
18. 日本アルプス登攀日記 53ページ
東洋文庫
を抜けて、やっと稜線にたどり着いた。 ここから鞍部〔常念乗越〕の西方〔正しくは南〕、左手には常念岳の山頂がせり上がっている。真正面の槍ケ岳山脈は雲で隠れていた。 ...
19. 日本アルプス登攀日記 54ページ
東洋文庫
とのことだ。 木材の話は、やや大袈裟らしい。鍋冠〔常念岳の東南にある鍋冠山〕、この名は鍋をひつくり返したような山頂の輪郭から。 八月八日 水曜日 常念岳での野営 ...
20. 日本アルプス登攀日記 55ページ
東洋文庫
常念岳の名前の由来- 百年ほど昔、有峰の人で、田中屋という高山の商人が、有峰の谷(の官林)の木材を盗んだ。東京へ運ぶのに公道は通らず、槍ヶ岳の山稜に谷越えで道 ...
21. 日本アルプス登攀日記 56ページ
東洋文庫
鳴らす。それは、それぞれの田に小川の水の流れを切り替えるためである。水が不足しているのだった。 常念岳の頂上にて八月八日午前九時計測。 気圧二一・三四、気温六五 ...
22. 日本アルプス登攀日記 57ページ
東洋文庫
とが伝えられている〕。よく眠った。だが布団は少なすぎた。 朝は山口から丁寧な挨拶。私はその人に雷鳥をさしあげた。常念岳への案内人H二円六五銭H 計二円六五銭米H ...
23. 日本アルプス登攀日記 59ページ
東洋文庫
八月十日 金曜日 ひっきりなしの雨降り。一二×一〇サイズのネガ五枚と、黒岳、槍ヶ岳、乗鞍、常念岳、穂高山の複製写真を買って、写真屋に三十円支払った。 郵便局へ ...
24. 日本アルプス登攀日記 140ページ
東洋文庫
た。雲ひとつない空に、太陽がすでに輝いている。正面の遠くの方に、私が最初に登ったものの一つ、常念岳のなじみ深い優美なピラミッドがある。うしろには槍ヶ岳の「矢尻」 ...
25. 日本アルプス登攀日記 197ページ
東洋文庫
沢園〕を通りぬけた。ここで嘉門次がいうには、この道は東に分岐して常念岳へ向かい、最終的には岩原からの、烏川の流れに沿って常念岳を越える道につながっているとのこと ...
26. 日本アルプス登攀日記 222ページ
東洋文庫
ざの雪があって目を引いた。 残念ながら、槍ケ岳を含む主峰のほとんどが雲に隠れていて、一方に笠岳、もう一方に常念岳だけが見えた。南(前)穂高が、右手の二百フィート ...
27. 日本アルプス登攀日記 286ページ
東洋文庫
するため、急いで家に戻ったとのこと。 午前六時に出発した。山稜を南に一時間以上伝い、大天井と常念岳の間にある稜線を越えて、中山峠〔東天井岳から南南西の中山尾根。 ...
28. 日本アルプス登攀日記 287ページ
東洋文庫
をさがしたり、草鞋を着けるため小休止した。 ことによるとニノ俣は、梓川の主源流かも知れない。常念岳から見える槍沢との合流点に、カタマイワと呼ばれる岩があった。 ...
29. 日本アルプス登攀日記 309ページ
東洋文庫
-中尾 八月 三日-八月 五日 中尾-上高地-松本 八月 六日-八月 九日 松本-岩原一常念岳-松本 八月一〇日-八月一五日 松本-木曾福島-御嶽山一木曾 ...
30. 飛驒山脈
世界大百科事典
沢山(2632m),燕(つばくろ)岳(2763m),大天井(おてんしよう)岳(2922m),常念岳(2857m),蝶ヶ岳(2677m)と続く常念山脈,西に抜戸( ...
31. ひゃく‐めいざん【百名山】
デジタル大辞泉
り)ヶ岳・剣岳・立山・薬師岳・黒部五郎岳・黒岳(水晶岳)・鷲羽(わしば)岳・槍ヶ岳・穂高岳・常念岳・笠ヶ岳・焼(やけ)岳・乗鞍岳・御嶽(おんたけ)山・美(うつく ...
32. ほりがねむら【堀金村】長野県:南安曇郡
日本歴史地名大系
面積:六五・〇四平方キロ 烏川扇状地上に立地。豊科町の西隣。角蔵山・常念岳・蝶ヶ岳の東麓に展開する純農村。烏川扇状地の扇頭・扇端は上・下両堀金堰によって早くから ...
33. まきむら【牧村】長野県:南安曇郡/穂高町
日本歴史地名大系
川アリ」とあって烏川入りの段丘上に近世初頭に飛騨から浪人した人々の村が存在した。耕地が少なく常念岳の麓にある村であったので、江戸時代に鉄砲で狩猟をして生計を立て ...
34. やりがたけ【槍ヶ岳】長野県:南安曇郡
日本歴史地名大系
アルプス第二の高峰で、その峰が槍の穂先のようにとがっていることから命名された。長野県側からは常念岳・燕岳などの北アルプスの前山や美ヶ原などに登らないと見えないが ...