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  10. 賀茂臨時祭

賀茂臨時祭

ジャパンナレッジで閲覧できる『賀茂臨時祭』の国史大辞典のサンプルページ

賀茂臨時祭
かものりんじさい
京都の上・下賀茂社の祭。宇多天皇が即位前の元慶六年(八八二)狩猟の際、冬祭を行うべき託宣をうけ、寛平元年(八八九)十一月二十一日にはじめて藤原時平を勅使として臨時祭を行い、以後毎年十一月の下の酉の日に行われた。応仁の乱後中絶し、近世に入って文化十一年(一八一四)再興されたが、明治三年(一八七〇)神祇官の達しにより廃止された。祭の一ヵ月前に祭使をきめ調楽を行い、三日前になって清涼殿の東庭に試楽があり、天皇出御してこれを見、また祭祀に出る十列の馬もみる。清涼殿では天皇御禊および御撫物の儀があって、勅使・陪従らに宴を賜う。それより勅使は御幣を奉じ、検非違使・馬寮使・近衛使・内蔵寮使らを従え、下社に参向、神官より葵桂をうけて頭に挿す。ついで奉幣、東遊の駿河舞・求子、走馬の奉納がある。終って上社に向かい同様の儀が行われ、禁中にかえると天皇より酒饌を賜わり、歌舞が奏せられる。これが還立の御神楽である。
(村山 修一)
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検索コンテンツ
1. かものりんじさい【賀茂臨時祭】
国史大辞典
京都の上・下賀茂社の祭。宇多天皇が即位前の元慶六年(八八二)狩猟の際、冬祭を行うべき託宣をうけ、寛平元年(八八九)十一月二十一日にはじめて藤原時平を勅使として ...
2. 賀茂臨時祭
日本史年表
1814年〈文化11 甲戌〉 11・22 賀茂臨時祭 再興(公卿補任)。  ...
3. かも‐りんじさい【賀茂臨時祭】
日本国語大辞典
〔名〕「かも(賀茂)の臨時の祭(まつり)」に同じ。 ...
4. 賀茂臨時祭(かもりんじさい)【篇】
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1099ページ ...
5. かも‐の‐りんじのまつり【賀茂の臨時の祭】
デジタル大辞泉
京都の賀茂神社で、4月の例祭のほかに、11月末の酉(とり)の日に行われた祭礼。寛平元年(889)に始まり、途中で中断したが、明治3年(1870)まで続いた。  ...
6. 賀茂臨時祭使(かもりんじさいのつかい)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1129ページ ...
7. 摺袴[図版]
国史大辞典
賀茂臨時祭の舞人 春日祭の舞人 青摺付属のつがりの摺袴 紫式部日記絵巻 春日権現霊験記 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.  ...
8. 賀茂臨時祭御馬御覽 (見出し語:馬)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1108ページ ...
9. 賀茂臨時祭還立 (見出し語:還立)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1122ページ ...
10. 賀茂臨時祭試樂 (見出し語:試樂)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1102ページ ...
11. 賀茂臨時祭試樂行駿河舞 (見出し語:駿河舞)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1103ページ ...
12. 賀茂臨時祭〓凉殿試樂 (見出し語:〓凉殿)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1102ページ ...
13. 賀茂臨時祭宣命 (見出し語:宣命)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1121ページ ...
14. 賀茂臨時祭調樂 (見出し語:調樂)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1101ページ ...
15. 賀茂臨時祭庭座 (見出し語:庭座)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1109ページ ...
16. 賀茂臨時祭陪從 (見出し語:陪從)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1101ページ ...
17. 賀茂臨時祭【篇】 (見出し語:祭)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1099ページ ...
18. 賀茂臨時祭禊 (見出し語:禊)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1106ページ ...
19. 賀茂臨時祭試樂爲求子 (見出し語:求子)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1103ページ ...
20. 賀茂臨時祭【篇】 (見出し語:臨時祭)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1099ページ ...
21. 宇多天皇始行賀茂臨時祭 (見出し語:宇多天皇)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1135ページ ...
22. 光格天皇再興賀茂臨時祭 (見出し語:光格天皇)
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 1137ページ ...
23. いち の 舞(まい)
日本国語大辞典
みたちなどかぞへて、一舞には関白殿君とこそはせさせ給ひしか」*江家次第〔1111頃〕一〇・賀茂臨時祭「於〓竹台辺 ...
24. いわしみずりんじさい【石清水臨時祭】
国史大辞典
に臨時に勅使を立て神封歌舞を奉ったのが始まりで、天禄二年(九七一)には永式となり、都の人は賀茂臨時祭を北祭、これを南祭と呼んで親しんだが、永享四年(一四三二)戦 ...
25. いわしみず‐りんじのまつり[いはしみづ‥]【石清水臨時祭】
日本国語大辞典
ため臨時に行なわれたのに起因し、やがて恒例となり、室町時代中断したが江戸時代に復活された。賀茂臨時祭を北祭と称するのに対し、南祭と呼ぶこともある。明治三年(一八 ...
26. う‐たん【右袒】
日本国語大辞典
左袒(さたん)。*江家次第〔1111頃〕一〇・賀茂臨時祭付試楽「於〓竹台下 ...
27. 栄花物語 103ページ
日本古典文学全集
ここの表現は脈絡を欠く。「また」は貞元元年の内裏焼亡(→〔一二〕)を受けた表現。「二十二日辛酉、賀茂臨時祭ノ宣命ヲ奏スルノ間、主殿 ...
28. 栄花物語 160ページ
日本古典文学全集
ならずしも人に劣らんと思ふがあらん、心々をかしう捨てがたう思しめし定めさせたまふ。〔三三〕賀茂臨時祭 五節も果てぬれば、臨時の祭、二十日あまりにせさせたまふ。試 ...
29. 栄花物語 323ページ
日本古典文学全集
た。なお、今回は彰子が舞姫を献じている(権記・十八日、十九日)が、『栄花』は記していない。賀茂臨時祭。十一月の下の酉の日に行われる。本年は二十四日。五節の感興を ...
30. 栄花物語 343ページ
日本古典文学全集
もいえる。→一四七ページ注一九。例年、平野祭、春日祭、梅宮祭、吉田祭、大原野祭、園韓神祭、賀茂臨時祭などが行われる。賀宴のあった十月を指す。詮子参内のことは諸書 ...
31. 栄花物語 379ページ
日本古典文学全集
〔二〇〕一条院内裏遷幸、娍子と斎宮 かくて内裏も焼けにしかば、帝は一条院におはしまし、東宮は枇杷殿にぞおはしましける。かくて宣耀殿の、女御子二所、男宮四所になら ...
32. 栄花物語 427ページ
日本古典文学全集
青き紙の端にて袂に結びつけて返させたまへり、神代より摺れる衣といひながらまた重ねてもめづらしきかな〔六五〕賀茂臨時祭 かくて臨時の祭になりぬ。使にはこの殿の権中 ...
33. 栄花物語 428ページ
日本古典文学全集
胸つぶれいみじうおぼえたまひて、人知れぬ年ごろの御心の中のあらまし事どもも、 〔六六〕 賀茂臨時祭の舞人たち。倫子。以下、続き具合がわかりにくい。倫子と同席し ...
34. 栄花物語 33ページ
日本古典文学全集
加階をぞせさせたまへる。かくて御贈物、上達部、殿上人などの贈物、例の事ども思ひやるべし。よろづあさましくめでたき殿の有様なり。この土御門殿に幾そたび行幸あり、あ ...
35. 栄花物語 113ページ
日本古典文学全集
寛仁元年(一〇一七)の五節は十一月十九日から二十二日。「十一月は、神事おほくして、新嘗祭、賀茂臨時祭など、世の人のいそぎのゝしりあへるに、この中宮のあたりは、御 ...
36. 栄花物語 247ページ
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〔三七〕 りのめでたい折に火事のあったことが残念この上もない。『小右記』十一月二十五日条に、賀茂臨時祭の使に決っていた長家が、斉信邸の小火により使を辞退したこ ...
37. 栄花物語 255ページ
日本古典文学全集
る御有様なり。ほどもなく少将にならせたまひて、臨時の祭の舞人せさせたまふ。内大臣殿の三郎、兵衛佐と聞えさせたまふと舞はせたまふ。いとうつくしうものせさせたまふ。 ...
38. 栄花物語 280ページ
日本古典文学全集
あまたさへ別れの道を知らましや君におくれぬわが身なりせば御帳の前にいとことごとしくて向ひさぶらひし獅子、狛犬の、人離れたる壁のもとに捨て置かれたるを見るも、いと ...
39. 栄花物語 310ページ
日本古典文学全集
と申させたまへれば、青柳のいと乱れたるこのごろは一筋にしも思ひよられずと聞えさせたまへり。御返り、青柳の糸はかたがたなびくとも思ひそめてん色は変らずまた、御返り ...
40. 栄花物語 386ページ
日本古典文学全集
内懐に二本あり、物を結び付けたり、結んで飾りにしたりするという。八重咲きの紅梅を文様に織り出した唐衣か。賀茂臨時祭。十一月下の酉の日。中宮章子は清涼殿の上 ...
41. 栄花物語 387ページ
日本古典文学全集
ふ詩を装束きたり。梅の織物、香染、紅梅の紅に匂ひたるなどなり。「緑の文を帯びたり」とてしたる緑の衣着たり。殿上人誦じなどしていとをかし。唐衣の紐などにやがてこの ...
42. 栄花物語 417ページ
日本古典文学全集
殿上人はわけさらなり。源大納言殿は、今は内の大殿と聞えさす、その御子の中納言こそ、桜の枝に鞠つけて持たせたまへりしか。御かしこまりには許されたまへれど、ありしや ...
43. おう‐ばん[ワウ‥]【椀飯・〓飯・〓飯】
日本国語大辞典
盛饗。→椀飯振舞(おうばんぶるまい)。《季・新年》*権記‐長徳四年〔998〕一一月三〇日「賀茂臨時祭也。経通兵衛佐於〓宿所 ...
44. おうま‐の‐ごらん【御馬御覧】
日本国語大辞典
うま)や貢馬、官祭奉仕の走馬などを禁中に引かせて観覧する。*政事要略〔1002頃〕二八・賀茂臨時祭「蔵人式云、下酉日賀茂臨時祭〈略〉前四日、召〓左右馬寮 ...
45. かえしのりと【返祝詞】
国史大辞典
神職が勅使に神意納受の趣を復命する言葉で、「かえりのりと」ともいい、返祝言・返祝とも書く。賀茂臨時祭・同葵祭・石清水臨時祭・春日祭にその例が知られ、葵祭の場合を ...
46. かえり‐だち[かへり‥]【還立】
日本国語大辞典
長元年〔1311〕三月二三日「天晴、今日臨時祭還立、頭少将雖須出仕、依所労不参」*延文元年賀茂臨時祭記〔1356〕「今度停止条々。御禊之時物語。舞並北陣御覧。四 ...
47. かえりだち【還立】
国史大辞典
賀茂臨時祭・石清水臨時祭・春日祭などにあたって、祭儀の終了後、勅使以下が宮中に帰参、天皇の前にて、歌舞の遊びをするのをいい、還遊(かえりあそび)ともいう。賀茂 ...
48. 神楽(歌舞)
日本大百科全書
・巳(み)の夜に催される清暑堂の御神楽や、鎮魂祭、園并韓神(そのならびからかみ)祭の神楽、賀茂臨時祭還立(かえりだち)の神楽(勅使が宮中に帰参して催す神楽)、石 ...
49. かぐら【神楽】
国史大辞典
延喜十年(九一〇)を初見とする賀茂臨時祭の還立御神楽。還立とは、五節舞の後行われる解斎舞のようなもので、大嘗祭の夜、勅使が宮中に帰参して行われた神楽である。賀茂 ...
50. 春日詣(うつほ物語) 257ページ
日本古典文学全集
する者。賀茂神社・石清水八幡宮の臨時の祭などで、神楽や東遊の歌や管絃に従事する地下の楽人。賀茂臨時祭。十一月の下の酉の日に行われた。特に、舞人は、容姿だけではな ...
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