1. せんざいわかしふ【千載和歌集】
全文全訳古語辞典
[書名]第七番目の勅撰和歌集。二十巻。約千三百首。藤原俊成撰。一一八七年(文治三)成立。『後拾遺和歌集』に漏れた歌を中心に、自然を深く見つめる歌が多く、俊成の唱 ...
2. 『千載和歌集』
日本史年表
1183年〈寿永2 癸卯〉 2・‐ 後白河法皇,藤原俊成に 『千載和歌集』 を撰ばせる(拾芥抄)。 1187年〈文治3 丁未〉 9・20 藤原俊成, 『千載和歌 ...
3. 千載和歌集
日本大百科全書
第7番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。藤原俊成(しゅんぜい)撰。平氏都落ち直前の1183年(寿永2)2月に後白河(ごしらかわ)院の下命があり、源平戦乱終息後の11 ...
4. 千載和歌集
世界大百科事典
平安時代の勅撰和歌集。八代集の第7にあたる。20巻。撰者は釈阿(しやくあ)(藤原俊成)。1183年(寿永2)後白河院の院宣によって撰集下命,88年(文治4)に成 ...
5. せんざいわかしゅう【千載和歌集】
デジタル大辞泉
平安末期の勅撰和歌集。八代集の第七。20巻。寿永2年(1183)後白河院の院宣により、藤原俊成が撰。永延元年(987)以後の歌を選び、文治4年(1188)成立か ...
6. せんざいわかしゅう[センザイワカシフ]【千載和歌集】
日本国語大辞典
平安末期の第七番目の勅撰和歌集。二〇巻。藤原俊成撰。後白河院の院宣による。俊成の私撰集を基盤に撰述し、文治三年(一一八七)序、同四年奏覧。四季、離別、羇旅、哀傷 ...
7. せんざいわかしゅう【千載和歌集】
国史大辞典
久保田淳・松野陽一校注『千載和歌集』、久保田淳校注『千載和歌集』(『岩波文庫』)などがある。 [参考文献]松野陽一『藤原俊成の研究』、有吉保編『千載和歌集の基礎 ...
8. 千載和歌集(せんざいわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 297ページ ...
9. 千載和歌集命名 (見出し語:千載和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 245ページ ...
10. 難二千載和歌集一 (見出し語:千載和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 419ページ ...
11. 『続千載和歌集』
日本史年表
戊午〉 10・30 後宇多法皇,二条為世に 『続千載和歌集』 の撰進を命じる(尊卑分脈)。 1320年〈元応2 庚申〉 8・4 二条為世, 『続千載和歌集』 を ...
12. しょくせんざいわかしゅう【続千載和歌集】
デジタル大辞泉
鎌倉時代の勅撰和歌集。20巻。文保2年(1318)後宇多院の院宣により、二条(藤原)為世が撰し、元応2年(1320)成立。歌数約2150首。代表歌人は藤原為氏・ ...
13. しょくせんざいわかしゅう[ショクセンザイワカシフ]【続千載和歌集】
日本国語大辞典
鎌倉末期にできた、一五番目の勅撰集。二〇巻。歌数は二一四三首。文保二年(一三一八)後宇多院の院宣により藤原為世が撰し、元応二年(一三二〇)成立。代表歌人は後宇多 ...
14. しょくせんざいわかしゅう【続千載和歌集】
国史大辞典
第十五番目の勅撰和歌集。二条為世撰。二十巻。二千百余首。部立ては春(上・下)・夏・秋(上・下)・冬・雑体・羈旅・神祇・釈教・恋(一―五)・雑(上・中・下)・哀 ...
15. 『新千載和歌集』
日本史年表
1359年〈【北朝】延文4・【南朝】正平14 己亥〉 4・28 二条為定, 『新千載和歌集』 四季部を奏覧(愚管記)。 ...
16. しんせんざいわかしゅう【新千載和歌集】
デジタル大辞泉
室町前期の勅撰和歌集。20巻。正平11=延文元年(1356)後光厳天皇の勅により、藤原為定が撰し、延文4年成立。歌数約2360首。代表歌人は藤原為定・藤原為世・ ...
17. しんせんざいわかしゅう[シンセンザイワカシフ]【新千載和歌集】
日本国語大辞典
南北朝時代の、一八番目の勅撰集。二〇巻。歌数は約二三六五首。延文元年(一三五六)後光厳天皇の勅により藤原為定が撰し、同四年成立。代表歌人は、藤原為世・為定・為氏 ...
18. しんせんざいわかしゅう【新千載和歌集】
国史大辞典
藤原俊成の「春やたつ雪げの雲はまきもくのひばらに霞たなびきにけり」を巻頭に据えるように、『千載和歌集』に範を仰いでおり、平淡優雅な作が多い。本文には、宮内庁書陵 ...
19. 新千載和歌集(しんせんざいわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 316ページ ...
20. 續千載和歌集(ぞくせんざいわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 312ページ ...
21. ぞくせんざいわかしゅう[ゾクセンザイワカシフ]【続千載和歌集】
日本国語大辞典
しょくせんざいわかしゅう(続
千載和歌集)
...22. ぞくせんざいわかしゅう【続千載和歌集】
国史大辞典
⇒しょくせんざいわかしゅう ...
23. あおき 谷(たに)
日本国語大辞典
太上天皇の御所をほめ、また、たとえていう。緑洞(みどりのほら)。*千載和歌集〔1187〕序「はこやの山のしづかなるすみかをば、あをきたに、菊の水、よろづよすむべ ...
24. あお‐ね[あを‥]【青嶺】
日本国語大辞典
熔鉱炉」【二】奈良県吉野郡吉野町の金峰(きんぶ)神社東南の峰。吉野八景の一つ。青根が峰。*千載和歌集〔1187〕春上・六五「吉野川水(み)かさはさしもまさらじを ...
25. あかししがのすけ【明石志賀之助】
日本架空伝承人名事典
たと伝えるの意に、薩摩守忠度の歌、「さゞ波やしがの都はあれにしを昔ながらのやま桜かな」(『千載和歌集』巻一、読人しらず)の文句取りで、すでに作句当時伝説化してい ...
26. あかじ の 錦(にしき)
日本国語大辞典
(1)赤い織り地の錦。赤い色の厚手の絹の織り地に、金糸銀糸で模様を織り出したもの。*千載和歌集〔1187〕秋下・三六〇「もみぢ葉に月の光をさしそへてこれやあかぢ ...
27. あきぎり‐の【秋霧─】
日本国語大辞典
景〉」*和泉式部集〔11C中〕上「秋ぎりの立田の山にあふ人は立田の山にゆきや過ぐらむ」*続千載和歌集〔1320〕秋上・四一二「花すすきほのかに聞けば秋霧のたち野 ...
28. あき の 暮(く)れ
日本国語大辞典
(1)秋の季節の終わり。暮れの秋。暮秋。晩秋。《季・秋》*千載和歌集〔1187〕秋下・三三三「さりともとおもふ心も虫のねもよわりはてぬる秋のくれかな〈藤原俊成〉 ...
29. あき の 心(こころ)
日本国語大辞典
の色は自ら客の意を傷ましむるに堪へたり、宜なり愁の字をもて秋の心に作れること〈小野篁〉」*千載和歌集〔1187〕秋下・三五一「ことごとに悲しかりけりむべしこそ秋 ...
30. あき の 霜(しも)
日本国語大辞典
1275〕六「秋の霜のきらめけるも、見るより身もひえ、おそろしきに、さやにさしつれば」*続千載和歌集〔1320〕雑中・一八六〇「近衛大将にて侍ける時はきて侍ける ...
31. あき の 光(ひかり)
日本国語大辞典
*栄花物語〔1028〜92頃〕御裳着「月影はいつともわかぬものなれどあきのひかりぞ心ことなる」*新千載和歌集〔1359〕秋上・四〇八「吹くからに秋の光のあらはれ ...
32. あきのみや‐い[‥ゐ]【秋宮居】
日本国語大辞典
〔名〕皇后の御殿。*新千載和歌集〔1359〕秋上・四〇一「いかならん世にも忘れじ九重(ここのへ)の秋の宮井に馴(な)るる月かげ〈藤原為道〉」 ...
33. あけ ぬ 暮(く)れぬ
日本国語大辞典
中納言物語〔11C中〕四「かきくらし晴れせぬ雪の中にただあけぬくれぬとながめてぞ経る」*続千載和歌集〔1320〕雑中・一九一一「鐘の音は明けぬ暮ぬときけど猶おど ...
34. あけ‐や・る【明遣】
日本国語大辞典
作の進行する意)夜がすっかり明けきる。多く、打消の助動詞「ず」を伴って否定の意に用いる。*千載和歌集〔1187〕冬・四二七「霜さえてさよも長居の浦寒みあけやらず ...
35. あけ‐わた・る【明渡】
日本国語大辞典
〔自ラ五(四)〕(1)夜がすっかり明けて一面に明るくなる。また、霧、雲などが晴れて明るくなる。明け離れる。*千載和歌集〔1187〕夏・一九七「ともしするほぐしの ...
36. あさ‐ぎ【浅木】
日本国語大辞典
〔名〕(「あさき」とも)節(ふし)などの多い雑木。用材としては下等品とされる。*千載和歌集〔1187〕恋三・八一一「あづま屋のあさぎの柱われながらいつふしなれて ...
37. あささわ‐みず[あささはみづ]【浅沢水】
日本国語大辞典
27〕恋下・四三二「人心あさ沢水の根芹こそこるばかりにも摘ままほしけれ〈前斎宮越後〉」*新千載和歌集〔1359〕秋上・四四九「住吉のあささは水に影みれば空行く月 ...
38. あさじ‐はら[あさぢ‥]【浅茅原】
日本国語大辞典
哀傷・七七七「あさぢはらはかなく置きし草のうへの露をかたみと思ひかけきや〈周防内侍〉」*続千載和歌集〔1320〕恋四・一四三〇「色かはる人の心の浅茅原いつより秋 ...
39. あさつゆ‐の【朝露─】
日本国語大辞典
傷・八四二「あさ露の晩稲(おくて)の山田かりそめに憂き世の中を思ひぬるかな〈紀貫之〉」*続千載和歌集〔1320〕秋上・三五七「朝露のをかの萱原(かやはら)山風に ...
40. あさ‐で【麻手】
日本国語大辞典
*万葉集〔8C後〕四・五二一「庭に立つ麻手刈り干し布さらす東女を忘れたまふな〈常陸娘子〉」*千載和歌集〔1187〕恋三・七八九「あさでほすあづまをとめのかやむし ...
41. あしがき‐の【葦垣─】
日本国語大辞典
〕常夏「あしかきのまぢかきほどにさぶらひながら、今まで影ふむばかりのしるしもはべらぬ」*続千載和歌集〔1320〕恋一・一〇四三「知らすべき隙(ひま)こそなけれあ ...
42. あし の 仮寝(かりね)
日本国語大辞典
「刈り」と「仮」とを言いかけたもの)かりそめに一夜を過ごすこと。仮寝。仮初伏(かりそめぶし)。*千載和歌集〔1187〕恋三・八〇七「難波江のあしのかりねの一よゆ ...
43. あしはや‐おぶね[‥をぶね]【足早小船】
日本国語大辞典
〔名〕船足のはやい小さな船。*新千載和歌集〔1359〕恋四・一四八〇「見しままにめぐりもあはで島つたふ足はや小舟遠ざかりつつ〈藤原為定〉」 ...
44. 排蘆小船(近世随想集) 269ページ
日本古典文学全集
元久元年没、九一歳。源俊頼に私淑し、さらに藤原基俊に入門、のちに崇徳院歌壇の指導的立場に立ち、『千載和歌集』を撰進した。家集『長秋詠藻』。藤原定家。平安末期、鎌 ...
45. 排蘆小船(近世随想集) 305ページ
日本古典文学全集
変化を述べた条に「さて中古に定家卿などの教へにも…」とあることを勘案すると、ここの中古は『千載和歌集』『新古今和歌集』の時代前後を指すと考えられる。『和歌八重垣 ...
46. 排蘆小船(近世随想集) 370ページ
日本古典文学全集
らぬと云ふは、詞の善悪をいはずして、ただ心を珍らしく物に寄せなどして、心を珍らしく詠むことを詮にして詞をいたはらぬゆゑに、優艶なることなし。いはゆる実のみにして ...
47. 排蘆小船(近世随想集) 376ページ
日本古典文学全集
正二位権大納言。暦応元年没、八九歳。大覚寺統に近侍し、その歌壇の中枢として活躍、『新後撰和歌集』『続千載和歌集』を撰進して、京極為兼の率いる持明院統の歌壇に対抗 ...
48. 排蘆小船(近世随想集) 377ページ
日本古典文学全集
が即位したことに抗議して、両統迭立を主張して実現させた。為世に宣下して『新後撰和歌集』『続千載和歌集』を撰進せしめた。第九十六代天皇。名は尊治。後宇多天皇第二皇 ...
49. 排蘆小船(近世随想集) 378ページ
日本古典文学全集
叔父為藤の跡を継いで『続後拾遺和歌集』を奏覧し、のち足利氏にも接近し、後光厳天皇の命によって『新千載和歌集』を撰進した。北朝第四代天皇。名は弥仁、法名は光融。光 ...
50. 排蘆小船(近世随想集) 379ページ
日本古典文学全集
て、頓阿の歌をことに賞するは、少し心得違ひあるなり。かの異風を斥けて正風に返せしは頓阿の力なれども、その頓阿の歌とても悪しくはあらねども、先々の人々に勝るほどの ...