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  11. 金葉和歌集

金葉和歌集

ジャパンナレッジで閲覧できる『金葉和歌集』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書
金葉和歌集
きんようわかしゅう

平安朝第5番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。撰集下命者は白河院(しらかわいん)、撰者は源俊頼(としより)。1124年(天治1)に最初の草稿を奏覧に入れたが、新味がないと返却され、次に翌年4月に改撰して奏上したが、今度は現代歌人に偏りすぎるという理由で受納されず、三度目に三代集歌人を復活させた草稿を呈したところ、そのまま嘉納(かのう)された。1126年(大治1)のことである。それぞれ初度本、第二度本、三奏本とよぶ。初度本は上巻のみ伝存。定本のはずの三奏本は撰者の手元になく、第二度本がもっぱら流布した。後続の勅撰集も三奏本を私撰集扱いしている。従来の勅撰集と違って巻数も半分の10巻に仕立て、書名も優れた和歌の集の意味で「金葉集」と名づけ、新機軸を出した。二度本は白河院政期の当代歌人が多く、清新な自然観照や、新奇な表現が目だち、また当時流行した万葉好みの田園趣味も反映、総じて時代の新風が息づいているが、反面、技巧と諧謔(かいぎゃく)に流れ、叙情の品位が劣るのは否めない。
[近藤潤一]



改訂新版・世界大百科事典
金葉和歌集
きんようわかしゅう

平安末期の歌集。勅撰和歌集の第5番目。源俊頼撰。10巻。白河院の院宣をうけ,1124年(天治1)初度本を奏覧したが却下。次いで翌年の二度本も返却,26年(大治1)の末から27年の初めころに三奏本を奏覧し,嘉納された。二度本が流布する。《八代集全註》には,3種とも翻刻。名称,巻数とも勅撰集の伝統を破り,内容的にも新奇な表現が目だって,保守派側からの非難を浴びた。俊頼や父経信,顕季らの清新な歌が多い。
[上条 彰次]

[索引語]
源俊頼 白河院
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検索コンテンツ
1. きんえふわかしふ【金葉和歌集】
全文全訳古語辞典
[書名]第五番目の勅撰和歌集。十巻。白河上皇の院宣により、源俊頼が選する。俊頼、その父源経信、藤原顕季らの歌約六百五十首が採録される。印象的な叙景歌に見るべきも ...
2. 金葉和歌集
日本大百科全書
平安朝第5番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。撰集下命者は白河院(しらかわいん)、撰者は源俊頼(としより)。1124年(天治1)に最初の草稿を奏覧に入れたが、新味が ...
3. 金葉和歌集
世界大百科事典
平安末期の歌集。勅撰和歌集の第5番目。源俊頼撰。10巻。白河院の院宣をうけ,1124年(天治1)初度本を奏覧したが却下。次いで翌年の二度本も返却,26年(大治1 ...
4. きんようわかしゅう【金葉和歌集】
デジタル大辞泉
平安後期の勅撰和歌集。八代集の第五。10巻。白河法皇の命で、源俊頼(みなもとのとしより)が撰。二度の改撰ののち、大治2年(1127)成立。源俊頼・源経信・藤原顕 ...
5. きんようわかしゅう[キンエフワカシフ]【金葉和歌集】
日本国語大辞典
平安後期の勅撰和歌集。一〇巻。天治元年(一一二四)白河上皇の命により、源俊頼の撰。二度の改修を経て大治二年(一一二七)成立。三次にわたる各撰集を初度本、二度本、 ...
6. きんようわかしゅう【金葉和歌集】
国史大辞典
生んだ。刊本として松田武夫校訂『三奏本金葉和歌集』(『岩波文庫』)、山岸徳平編『八代集全註』二などがある。 [参考文献]松田武夫『金葉集の研究』、正宗敦夫『金葉 ...
7. 金葉和歌集(きんようわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 294ページ ...
8. 『金葉和歌集』
日本史年表
甲辰②〉 この年 源俊頼、 『金葉和歌集』(初度本) を奏上(拾芥抄上末和歌部)。 1127年〈大治2 丁未〉 この年(あるいは前年) 源俊頼、 『金葉和歌集 ...
9. 金葉和歌集命名 (見出し語:金葉和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 245ページ ...
10. 難金葉和歌集 (見出し語:金葉和歌集)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 415ページ ...
11. あい がたき法(のり)
日本国語大辞典
人間に生まれることはむずかしく、人間に生まれても仏法に逢(あ)うことはさらにむずかしいところからいう。*金葉和歌集〔1124〜27〕雑下・六二九「あひがたき法を ...
12. あい‐・みる[あひ‥]【相見・逢見】
日本国語大辞典
」*平中物語〔965頃〕九「あひみてののちぞくやしさまさりけるつれなかりける心と思へば」*金葉和歌集〔1124〜27〕恋上・三九八「辛(つら)かりし心ならひに逢 ...
13. あお‐ば[あを‥]【青葉】
日本国語大辞典
花の木ならぬは「こきもみぢのつやめきて、思ひもかけぬ青葉の中よりさし出でたる、めづらし」*金葉和歌集〔1124〜27〕夏・九九「夏山の青葉まじりのおそ桜初花より ...
14. あかね‐さ・す【茜─】
日本国語大辞典
【一】〔連語〕茜色がさす。赤く照り映える。*金葉和歌集〔1124〜27〕連歌・六四四「日の入るは紅(くれなゐ)にこそ似たりけれ〈観暹〉 あかねさすとも思ひけるか ...
15. あき の みやま
日本国語大辞典
「秋のみ山」に、皇后また皇后御所の意の「秋の宮」を言いかけたもの。*金葉和歌集〔1124〜27〕雑上・五三五「うれしくも秋のみ山の松風に初琴の音のかよひぬるかな ...
16. あささわ‐みず[あささはみづ]【浅沢水】
日本国語大辞典
〔名〕川の浅瀬。また、「あさざわ(浅沢)【二】」の水。*金葉和歌集〔1124〜27〕恋下・四三二「人心あさ沢水の根芹こそこるばかりにも摘ままほしけれ〈前斎宮越後 ...
17. あさ‐と【朝戸】
日本国語大辞典
・歌謡「味酒(うまさけ) 三輪の殿の 阿佐妬(アサト)にも 出でて行かな 三輪の殿戸を」*金葉和歌集〔1124〜27〕春・八「朝戸あけて春の梢の雪みれば初花とも ...
18. あさひ‐の‐さと【朝日の里】
日本国語大辞典
〔一〕かつての近江国浅井郡朝日郷の古名。その後、滋賀県東浅井郡朝日村となり、現在は湖北町に合併。*金葉和歌集〔1124〜27〕賀・三二二「くもりなき豊のあかりに ...
19. あし‐ね【葦根】
日本国語大辞典
〔名〕葦の根。*金葉和歌集〔1124〜27〕秋・一九〇「蘆根はひかつみも繁き沼水にわりなく宿る夜半(よは)の月かな〈藤原忠通〉」*新撰六帖〔1244頃〕三「難波 ...
20. あし の 丸屋(まろや)
日本国語大辞典
「あし(葦)の屋(や)」に同じ。*金葉和歌集〔1124〜27〕秋・一六四「ゆふされば門田の稲葉おとづれて蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く〈源経信〉」*山家集〔12C後〕上 ...
21. 排蘆小船(近世随想集) 255ページ
日本古典文学全集
古曾部入道と称した。永延二年生、没年未詳。中古三十六仙の一人。羇旅歌に秀作を数多く遺した。『金葉和歌集』雑下「天の川苗代水にせきくだせあま下ります神ならば神」。 ...
22. 排蘆小船(近世随想集) 333ページ
日本古典文学全集
後世の歌といへども、上代と全く同じきところあることを思ふべし」。春が終わること。春が帰っていく意にいう。『金葉和歌集』春、三月尽、証観「春のゆく道に来むかへ時鳥 ...
23. 排蘆小船(近世随想集) 369ページ
日本古典文学全集
さて後撰集は古今には及ばざれども、なほ歌様よく、清撰の集なれば、同じく取り用ひるなり。拾遺は撰びやうはよろしからず、不審なることども多けれど、時代はなほよくして ...
24. 排蘆小船(近世随想集) 370ページ
日本古典文学全集
らぬと云ふは、詞の善悪をいはずして、ただ心を珍らしく物に寄せなどして、心を珍らしく詠むことを詮にして詞をいたはらぬゆゑに、優艶なることなし。いはゆる実のみにして ...
25. あし を 食(く)われる
日本国語大辞典
わらじなどで足の皮がすれて、傷ができる。*金葉和歌集〔1124〜27〕連歌・六五〇・詞書「賀茂にまゐりたりけるに、わらうづに足をくはれて、紙を巻きたりけるを見て ...
26. あずさ‐ゆみ[あづさ‥]【梓弓】
日本国語大辞典
を立ててさ寝処(ねど)払ふも〈東歌〉」(4)弓が反るところから「かへる」にかかる。*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕恋下・四八〇「あづさ弓かへるあしたの思ひに ...
27. あつあきらしんのう【敦明親王】
日本人名大辞典
一品(いっぽん)。太上天皇に准じられ小一条院の院号をうける。道長の娘を妃とし,長久2年出家した。「金葉和歌集」などに和歌がある。永承6年1月8日死去。58歳。法 ...
28. あと‐な・し【跡無】
日本国語大辞典
*万葉集〔8C後〕三・三五一「世の中を何に譬へむ朝開き漕ぎ去(い)にし船の跡無(あとなき)ごとし〈満誓〉」*金葉和歌集〔1124〜27〕夏・一一五「郭公あかで過 ...
29. あま‐おぶね[‥をぶね]【海人小舟】
日本国語大辞典
闍梨母集〔1073頃〕「あまをふねのりとるかたもわすられぬみるのなぎさのうらみするまに」*金葉和歌集〔1124〜27〕雑下・六三一「うきよをし渡すと聞けばあま小 ...
30. あま‐くだ・る【天降】
日本国語大辞典
01〜14頃〕手習「いみじき天人のあまくだれるを見たらむやうに思ふもあやふき心地すれど」*金葉和歌集〔1124〜27〕雑上・六一七「天の川苗代水にせきくだせあま ...
31. あまの 河波(かわなみ)
日本国語大辞典
み」*更級日記〔1059頃〕「ちぎりけむ昔のけふのゆかしさに天の河なみうち出でつるかな」*金葉和歌集〔1124〜27〕春・五〇「初瀬山雲井に花の咲きぬれば天の河 ...
32. あみだ の 聖(ひじり)
日本国語大辞典
る間、世に阿彌陀の聖と云ふ者有けり、日夜に行(ある)き、世の人に念仏を勧むる者也」*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕雑下・六三〇・詞書「八月ばかり、月の明かり ...
33. あみだ‐ぶ【阿彌陀仏】
日本国語大辞典
*成尋阿闍梨母集〔1073頃〕「あみだぶの絶間苦しき尼はただいをやすくこそ寝られざりけれ」*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕雑下・六三〇「あみだ仏ととなふる声 ...
34. あやめ‐ぐさ【菖蒲草】
日本国語大辞典
二「あやめぐさ あやなき身にも ひとなみに かかる心を おもひつつ〈大中臣能宣〉」*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕夏・一二七「あやめ草ねたくも君が訪(と)は ...
35. ありあけ‐がた【有明方】
日本国語大辞典
〔名〕有明の頃。有明ざま。*金葉和歌集〔1124〜27〕秋・二二一「思ふこと有明がたの月かげにあはれをそふるさをしかの声〈皇后宮右衛門佐〉」*千載和歌集〔118 ...
36. あり‐がた・い【有難】
日本国語大辞典
行為などがめったにないことで)またとなく尊い。かたじけない。もったいない。おそれおおい。*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕雑下・六三八「ありがたき法をひろめし ...
37. あるじ‐がお[‥がほ]【主顔】
日本国語大辞典
*源氏物語〔1001〜14頃〕松風「住み馴れし人はかへりてたどれども清水は宿のあるじがほなる」*金葉和歌集〔1124〜27〕雑下・五九四「昔見しあるじがほにて梅 ...
38. いく‐とせ【幾年】
日本国語大辞典
ふにあふらん」*源氏物語〔1001〜14頃〕須磨「いくとせその程と限りある道にもあらず」*金葉和歌集〔1124〜27〕雑上・五一〇「行末のためしと今日を思ふとも ...
39. いくの【生野】
日本国語大辞典
ぬすまれはせじ金山の番〈維舟〉」〔二〕京都府福知山市東南端の地名。京から山陰へ向かう要地。歌枕。*金葉和歌集〔1124〜27〕雑上・五四三「大江山いく野の道の遠 ...
40. いくほうもんいんの-あき【郁芳門院安芸】
日本人名大辞典
合(ねあわせ),嘉保(かほう)2年の鳥羽殿前栽合(せんざいあわせ)などに出席する。作品は「金葉和歌集」などにおさめられている。待賢門院安芸と同一人物とする説もあ ...
41. いく‐むすび【幾掬】
日本国語大辞典
〔名〕水などを幾度か手にすくうこと。*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕夏・一五四「夏の夜の月まつほどのてすさびに岩もる清水いくむすびしつ〈藤原基俊〉」 ...
42. いく‐よ【幾夜】
日本国語大辞典
夜渡る鴈はおほほしく幾夜(いくよ)を経てか己(おの)が名を告(の)る〈作者未詳〉」*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕冬・二七〇「淡路島かよふ千鳥の鳴く声にいく ...
43. いさぎよ・い【潔・屑・清】
日本国語大辞典
(前田本訓)「清(イサギヨ)き庭に徐歩(しめやかにあり)く者(ひと)は誰が女子とか言ふ」*金葉和歌集〔1124〜27〕雑下・六二〇「いさぎよきそらのけしきを頼む ...
44. いし‐がみ【石神】
日本国語大辞典
*播磨風土記〔715頃〕揖保「神嶋と称ふ所以は、此の島の西の辺に石神在す。形、仏の像に似たり」*金葉和歌集〔1124〜27〕恋下・四八三「あふことをとふ石神のつ ...
45. いそ‐ひたい[‥ひたひ]【磯額】
日本国語大辞典
〔名〕冠の部分の名の、磯と額。*金葉和歌集〔1124〜27〕恋下・四九八「あふ事はかたねぶりなる磯額ひねりふすともかひやなからん〈よみ人しらず〉」*梁塵秘抄〔1 ...
46. いち の 宮(みや)
日本国語大辞典
〕一七・二三「今昔、周防の国の一の宮に玉祖(たまつおや)の大明神と申す神在(まし)ます」*金葉和歌集〔1124〜27〕雑下・六一七・詞書「能因を歌よみて、一宮に ...
47. いつ とも なし
日本国語大辞典
*源氏物語〔1001〜14頃〕手習「老の病(やまひ)のいつともなきが苦しと思ひ給ふべし」*二度本金葉和歌集〔1124〜25〕恋下・四六六「逢ふ事をいつともなくて ...
48. いつぬき‐がわ[‥がは]【伊都貫川】
日本国語大辞典
終〕六二・河は「玉星川。細谷川。いつぬき川・沢田川などは、催馬楽などの思はするなるべし」*金葉和歌集〔1124〜27〕賀・三二八「君が代はいくよろづ代か重ぬべき ...
49. いとか‐やま【糸鹿山】
日本国語大辞典
代(あて)過ぎて糸鹿乃山(いとがのやま)の桜花散らずあらなむかへり来るまで〈作者未詳〉」*金葉和歌集〔1124〜27〕春・三三「いとか山来る人もなき夕暮に心ぼそ ...
50. いな‐い[‥ゐ]【稲井】
日本国語大辞典
〔名〕稲田にひく水を溜めてある所。*金葉和歌集〔1124〜27〕賀・三二五「苗代の水はいな井にまかせたり民やすげなる君が御代かな〈高階明頼〉」文明 ...
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