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  11. 俊頼髄脳

俊頼髄脳

ジャパンナレッジで閲覧できる『俊頼髄脳』の国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

国史大辞典
俊頼髄脳
としよりずいのう
歌学書。源俊頼著。もと五巻か。『今鏡』すべらぎの中および本書顕昭本奥書により、俊頼が関白藤原忠実の依頼で、その娘(のちの高陽院(かやのいん)泰子)の后がね教育のため、天永二年(一一一一)から永久二年(一一一四)の間に述作したもの。『和歌童蒙抄』以下に『俊頼朝臣無名抄』『俊頼朝臣抄物』などの名目で引用され、現存写本の標題も『俊頼口伝集』などさまざまであるので、当初から明確な書名はなかったのであろう。本書の述作目的が若い女性のための実作の手引書であった故か、和歌の学書として整序されたものでないし、その構成も記述の関連に従っており、一貫した組織ではない。内容はほぼ、序に始まり和歌の種類、歌病、歌人の範囲、和歌の効用、実作の種々相、歌題と詠み方、秀歌などの例、和歌の技法、歌語とその表現の実態という順で記述する。そのうち最後の歌語を基底に置いての、その意味と表現の実態説明が全体の約三分の二を占め、歌語・表現の種々な具体的記述と詠まれた和歌の発想の基となる説話・伝承なども詳しく記述する。本書は作歌のための実用書として具体的心得を説くことを主体とするが、歌論としては藤原公任論の祖述、秀歌の具体例としては公任撰秀歌撰を主とすること、またその所説が『奥儀抄』はじめ平安時代末・鎌倉時代初期の歌学歌論書に多大な影響を与えている事実に、和歌史的価値が認められる。しかしながら誤認・誤解がきわめて多い。現在は国会図書館本(定家本)が通行しているが、伝写本の他のすべては顕昭本である。『日本歌学大系』一、『日本古典文学全集』歌論集に所収。
(橋本 不美男)


日本大百科全書
俊頼髄脳
としよりずいのう

平安後期、院政期歌壇の指導者源俊頼(としより)が書いた歌論書。1112年(天永3)ごろ、藤原勲子(後の鳥羽(とば)院皇后・高陽院(かやのいん)泰子=改名)のために述作したらしい。『俊頼無名抄(むみょうしょう)』『俊秘(しゅんぴ)抄』『俊頼口伝(くでん)集』などの別名でも伝わっている。入門指南のための和歌概説ながら、歌体論、歌病論、和歌効用論から始めて、題詠論、秀歌論、歌語論に及ぶ広い体系的述作を志している。全体に実作の立場から具体的に作品を解明し、和歌説話も豊富に取り込んでいる。俊頼の新風志向がはっきりうかがわれ、後の歌学、歌論に大きな影響を与えた。
[近藤潤一]



改訂新版・世界大百科事典
俊頼髄脳
としよりずいのう

源俊頼が関白藤原忠実の娘高陽院(かやのいん)泰子に献呈した歌学書。1111-13年(天永2-永久1)ころの著作。《俊秘抄》《俊頼口伝集》などの書名でも伝わる。歌体,歌病(かへい),秀歌論から和歌説話に及ぶ博大な和歌概論に仕立て,院政期歌壇指導者として生きた知識と体験を吐露している。歌道執心を説きつつ,末代の歌人は〈心を先として珍しき節を求め,詞を飾り詠む〉新しい歌風をめざすべきことを強調している。
[近藤 潤一]

[索引語]
源俊頼 俊秘抄 俊頼口伝集
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検索コンテンツ
1. 俊頼髄脳
日本大百科全書
平安後期、院政期歌壇の指導者源俊頼(としより)が書いた歌論書。1112年(天永3)ごろ、藤原勲子(後の鳥羽(とば)院皇后・高陽院(かやのいん)泰子=改名)のため ...
2. 俊頼髄脳
世界大百科事典
源俊頼が関白藤原忠実の娘高陽院(かやのいん)泰子に献呈した歌学書。1111-13年(天永2-永久1)ころの著作。《俊秘抄》《俊頼口伝集》などの書名でも伝わる。歌 ...
3. としよりずいのう【俊頼髄脳】
デジタル大辞泉
源俊頼による歌論書。天永3年(1112)頃、関白藤原忠実の娘、藤原勲子のために述作したものとされる。俊頼無名抄(むみょうしょう)。俊秘抄(しゅんぴしょう)。  ...
4. としよりずいのう[としよりズイナウ]【俊頼髄脳】
日本国語大辞典
平安後期の歌学書。源俊頼著。永久三年(一一一五)ごろ、藤原勲子(後の鳥羽院皇后、高陽院泰子)のために述作したらしい。歌体論・歌病論・和歌効用論・題詠論・秀歌論・ ...
5. としよりずいのう【俊頼髄脳】
国史大辞典
歌学書。源俊頼著。もと五巻か。『今鏡』すべらぎの中および本書顕昭本奥書により、俊頼が関白藤原忠実の依頼で、その娘(のちの高陽院(かやのいん)泰子)の后がね教育 ...
6. あさ‐もよい[‥もよひ]【朝催】
日本国語大辞典
〔名〕(枕詞「あさもよい」の誤解から生じた語)(1)朝飯のしたく。または朝飯を食すること。また、その頃。*俊頼髄脳〔1115頃〕「あさもよひきの河ゆすり行く水の ...
7. 排蘆小船(近世随想集) 298ページ
日本古典文学全集
脱きつるごとく 踏み脱きて 行くちふ人は 石木より 生り出し人か …」。僧ではない、世俗の人。『俊頼髄脳』『古来風躰抄』などに見える伝承で、三井寺傍の志賀寺の老 ...
8. 排蘆小船(近世随想集) 305ページ
日本古典文学全集
るが、心を優先すべきとする主張は、題詠においてはじめて意味があるとしたところに特色がある。『俊頼髄脳』「おほかた、歌の良しといふは、心をさきとして、珍らしき節を ...
9. 排蘆小船(近世随想集) 306ページ
日本古典文学全集
助動詞。同集、秋上、在原元方「秋の夜の月のひかりしあかければくらぶの山も越えぬべらなり」。『俊頼髄脳』「べらなりといふことはげに昔のことばなれば、よの末にはきき ...
10. あな‐じ
日本国語大辞典
〕羇旅・五三二「あなし吹く瀬戸のしほあひに舟出してはやくぞ過ぐるさやがた山を〈藤原通俊〉」*俊頼髄脳〔1115頃〕「あなしといへる風あり、いぬゐの風とかや。しな ...
11. ありまのみこ【有間皇子】
日本架空伝承人名事典
人丸が侍りてかの皇子の結び給へる松をみてよめる歌後みむと君がむすべる岩代の小松がうれを又みけむかも俊頼髄脳 ...
12. いう ならく
日本国語大辞典
(イフナラク〈別訓〉いはく)」*俊頼髄脳〔1115頃〕「いふならくならくのそこに入りぬればせちりも修陀もかはらざりけり」*観智院本類 ...
13. いくほう‐もんいん[イクハウモンヰン]【郁芳門院】
日本国語大辞典
父白河天皇に鍾愛され、のちに、堀河天皇の准母として皇后の称を与えられた。承保三〜永長元年(一〇七六〜九六)。*俊頼髄脳〔1115頃〕「郁芳門院の御時に根合といへ ...
14. いずみしきぶ【和泉式部】
日本架空伝承人名事典
瀬にたまちるばかり物な思ひそ是は、御社の内にこえのありて、耳にきこえける、とぞ式部申しける。俊頼髄脳たんと出シそうな名いづみ式部なり編者/評者:初世川柳(評)出 ...
15. いなおおせ‐どり[いなおほせ‥]【稲負鳥】
日本国語大辞典
らず〉」*十巻本和名類聚抄〔934頃〕七「稲負鳥 万葉集云稲負鳥〈其読 伊奈於保勢度利〉」*俊頼髄脳〔1115頃〕「いなおほせ鳥とはよくしれる人なし。にはたたき ...
16. いなご‐まろ【稲子麿】
デジタル大辞泉
擬人化していった語》イナゴ・バッタ類の古名。 「―といふ虫は、田ゐに稲のいでくる時、この虫もいでくれば」〈俊頼髄脳〉 ...
17. いもり の 印(しるし)
日本国語大辞典
ともいい、あるいは消そうとしても消えないともいう。中国の秦の始皇帝の故事による。《季・夏》*俊頼髄脳〔1115頃〕「ぬぐ沓の重なることの数なればゐもりのしるし今 ...
18. いわなびく[いはなびく]
日本国語大辞典
男時 いはなびくと云ふ。又せなと云ふ」*俊頼髄脳〔1115頃〕「男、いはなびくといふ」 ...
19. 浮世物語(仮名草子集) 182ページ
日本古典文学全集
。自由・清新な歌風で詩想の豊かさを見うる。『金葉集』の撰者。家集に『散木奇歌集』、歌学書に『俊頼髄脳』の作がある。『千載集』恋二所載。小倉百人一首にもとられ著名 ...
20. うさか‐まつり【鵜坂祭】
日本国語大辞典
笞太刀(しもとだち)の祭。しりだちの祭。尻打祭。《季・夏》「俊頼髄脳」に「越の中の国にうさかの明神と申す神の祭の日、榊のしもとして女の男したる数にしたがひて打つ ...
21. うた の 心(こころ)
日本国語大辞典
紺瑠璃の唐衣に黄金(こがね)の筋やりて、心を巧みて、空にぞ秋のといふうたの心をとぞ見えし」*俊頼髄脳〔1115頃〕「ことの心も歌の心もえもいはぬことにてはあれ」 ...
22. うた の 病(やまい)
日本国語大辞典
「喜撰式」は四病、「孫姫式(ひこひめしき)」は八病などに分類している。歌病(かびょう・かへい)。*俊頼髄脳〔1115頃〕「歌の病をさる事ふるき髄脳にみえたる如く ...
23. うた‐まくら【歌枕】
日本国語大辞典
14頃〕玉鬘「よろづの草子、うた枕よく案内知り、見つくして、その内のこと葉を取り出づるに」*俊頼髄脳〔1115頃〕「よに歌枕といひて所の名かきたる物あり。それら ...
24. うたまくら【歌枕】
国史大辞典
枕詞の説明、名所の景物など、詠歌に必要な事項を収録した書名であったが、平安時代後期になると、『俊頼髄脳』『奥儀抄』『袖中抄』『古今集顕昭注』などにみるごとく、も ...
25. うた‐ろんぎ【歌論議】
日本国語大辞典
*大鏡〔12C前〕三・伊尹「殿上に哥論議といふ事いできて、そのみちの人々、いかが問答すべきなど」*俊頼髄脳〔1115頃〕「難波津にさくやこの花冬ごもり今ははるべ ...
26. えいがいってい【詠歌一体】
国史大辞典
置き、「題をよくよく心得べき事」以下九ヵ条に分けて、詠歌の初歩的な心得を説く。『新撰髄脳』『俊頼髄脳』『近代秀歌』などの影響も見えるが、「歌の姿の事」における平 ...
27. 詠歌大概(歌論集) 476ページ
日本古典文学全集
は古歌もとられている。新撰和歌、六帖・一、忠岑集、和漢朗詠・上、金玉集、和歌九品(上品上)、俊頼髄脳、古来風躰抄、時代不同歌合、詠歌一体にみえる(以下書名のみを ...
28. 詠歌大概(歌論集) 483ページ
日本古典文学全集
新撰和歌、六帖・六、和漢朗詠・上、金玉集、三十六人撰、古来風躰抄。貫之集、六帖・六、和漢朗詠・上、俊頼髄脳、時代不同歌合。近代秀歌自筆本にも。「もる山」は近江国 ...
29. 詠歌大概(歌論集) 484ページ
日本古典文学全集
山峰のあわ雪寒くふるらし」(万葉・巻十・二三三五 作者未詳)の異伝歌か。新撰和歌、六帖・二、俊頼髄脳。近代秀歌自筆本にも。 ...
30. 詠歌大概(歌論集) 488ページ
日本古典文学全集
長秋詠藻・下。近代秀歌自筆本および原形本にも。底本に欠脱、冷泉為秀筆本により補う。新撰和歌、六帖・一、俊頼髄脳、綺語抄・下、奥義抄、袖中抄・一。僻案抄にも。初句 ...
31. 詠歌大概(歌論集) 490ページ
日本古典文学全集
「目に近く移ればかはる世の中を行すゑとほくたのみけるかな」(源氏・若菜上・四六三)。新撰和歌、和漢朗詠・下、俊頼髄脳、綺語抄・上。元輔集、袖中抄・十八、古来風躰 ...
32. 栄花物語 451ページ
日本古典文学全集
。第二句「神はあはれと」。『今鏡』手向は第二句「神もうれしと」で載せる。歌語で上皇のこと。『俊頼髄脳』に重荷を降ろした後の地位をたとえるとする説がある。「おりの ...
33. えつもくしょう【悦目抄】
国史大辞典
統一はないが歌学全般に及んでいる。しかしながら、その大部分は『簸河上(ひのかわかみ)』(藤原光俊)、『俊頼髄脳』(源俊頼)、『八雲御抄』(順徳院)などからの同工 ...
34. おうむ‐がえし[アウムがへし]【鸚鵡返】
日本国語大辞典
〔名〕(1)和歌で、人から言いかけられた歌の文句の一部を変えて直ちに返歌をすること。*俊頼髄脳〔1115頃〕「鸚鵡返しといへる心は、本の歌の、心ことばを変へずし ...
35. おきつ 白波(しらなみ)
日本国語大辞典
「万葉‐一・八三」の類歌または翻案歌を歌物語にはめ込んだもので、歌自体としては「立つ」の序詞に過ぎないが、「俊頼髄脳」に「白波といふはぬす人をいふなり」とあるよ ...
36. おに‐の‐しこぐさ【鬼醜草】
日本国語大辞典
嚢抄‐六」も同様の解釈である。(2)「俊頼髄脳」では親を失った兄弟の孝養譚を引いて紫苑の異名としている。その話は、兄は親の死を忘れるために ...
37. かい‐め[かひ‥]【飼女】
日本国語大辞典
、養蚕室を掃き清めて祝う女。子歳(ねどし)または午歳(うまどし)の者が務めるという。飼姫。*俊頼髄脳〔1115頃〕「蚕かふやをはくとぞ申すなる。其やを子午の年に ...
38. 仮名手本忠臣蔵(浄瑠璃集) 65ページ
日本古典文学全集
心のまっすぐな物堅い親仁。「杖」「直」「堅」「一筋」は縁語。盗人の異名。「白波といふは、ぬす人をいふ也」(俊頼髄脳)。「知らず」を言いかける。武士であった者が身 ...
39. 歌論
日本大百科全書
あり、歌合歌論の集約でもあった。院政期(12世紀)に入って、源俊頼(としより)が公任歌論を『俊頼髄脳』などで多角的に深めるが、それは虚構性の追究にほかならなかっ ...
40. 歌論
世界大百科事典
呼ばれる)がある。歌を様式面から10種に分類把握する歌論書である(和歌十体(じつてい))。《俊頼髄脳(としよりずいのう)》は12世紀初頭に成立した歌論書で,源俊 ...
41. かろんしょ【歌論書】
国史大辞典
、『和歌十体』(源道済)、『新撰髄脳』(藤原公任)、『和歌九品』(同)などは簡明であるが、『俊頼髄脳』(源俊頼)、『奥儀抄』(藤原清輔)、『和歌童蒙抄』(藤原範 ...
42. 紀行・日記編(松尾芭蕉集) 81ページ
日本古典文学全集
老馬ノ智用フ可キ也。仍リテ老馬ヲ放チテ之ニ随ヒテ遂ニ道ヲ得タリ」(蒙求・巻下・管仲随馬)。この故事は、『俊頼髄脳』『奥義抄』、謡曲「遊行柳」等にも引かれている。 ...
43. きょう の=細布(ほそぬの)[=狭布(せばぬの)]
日本国語大辞典
*後拾遺和歌集〔1086〕恋一・六五一「錦木はたてながらこそ朽ちにけれけふのほそぬのむねあはじとや〈能因〉」*俊頼髄脳〔1115頃〕「みちのくのけふの細布ほどせ ...
44. 近世和歌集 361ページ
日本古典文学全集
歳月が経つにつれて疎遠になる都。蝉丸「世の中はとてもかくてもありぬべし宮もわら屋もはてしなければ」(俊頼髄脳)に拠るか。「時代不同歌合」にも採られ、説話等にも収 ...
45. 近代秀歌(歌論集) 453ページ
日本古典文学全集
正しいとする細谷直樹説をとる。新撰和歌、六帖・一、忠岑集、和漢朗詠・上、金玉集、和歌九品(上品上)、俊頼髄脳、古来風躰抄、時代不同歌合、詠歌一体。詠歌大概の秀歌 ...
46. 近代秀歌(歌論集) 456ページ
日本古典文学全集
百人秀歌は猿丸大夫作とする。貫之集、六帖・六、和漢朗詠・上、俊頼髄脳、時代不同歌合。詠歌大概にも。ここまで秋の歌。信明集、和漢朗詠・下、俊頼髄脳、時代不同歌合、 ...
47. 近代秀歌(歌論集) 457ページ
日本古典文学全集
は朽ちずして埋もれぬ名を見るぞ悲しき〔金葉 巻十 六二〇 和泉式部〕 新撰和歌、六帖・二、俊頼髄脳。詠歌大概にも。是則集、六帖・一、時代不同歌合。詠歌大概にも ...
48. 近代秀歌(歌論集) 462ページ
日本古典文学全集
詠歌大概にも。寛平御時后宮歌合、六帖・四。二句まで序詞。新撰和歌、伊勢物語、金玉集、新撰髄脳、俊頼髄脳、袖中抄・十三、古来風躰抄。 ...
49. 近代秀歌(歌論集) 464ページ
日本古典文学全集
近代秀歌原形本にも。長秋詠藻、保延のころほひ、歌仙落書、僻案抄。新撰和歌、六帖・二、大和物語、猿丸大夫集、俊頼髄脳、綺語抄・下、袖中抄・二十、時代不同歌合。 ...
50. くも の 旗手(はたて)
日本国語大辞典
7頃か〕恋四・九〇二「吹く風に雲のはたてはとどむともいかが頼まん人の心は〈よみ人しらず〉」*俊頼髄脳〔1115頃〕「『とよはた雲』といふ、『雲のはたてに』といふ ...
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