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  11. 一条摂政御集

一条摂政御集

ジャパンナレッジで閲覧できる『一条摂政御集』の国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典のサンプルページ

国史大辞典
一条摂政御集
いちじょうせっしょうぎょしゅう
一条摂政藤原伊尹の私家集。編者不詳。総歌数は百九十四首。成立年代は、その詞書から、伊尹死後二十年を経た正暦三年(九九二)八月二十二日以後と推定されるが、冒頭から第四十一首目までは、主人公を「大蔵史生倉橋豊蔭」という卑官に仮託して伊尹の恋歌を物語的にまとめており、伊尹自作の可能性もあって、文学史上注目されている。複製本が昭和十二年(一九三七)尚古会、同三十三年松かげ会から刊行されている。→藤原伊尹(ふじわらのこれまさ)
[参考文献]
平安文学輪読会編『一条摂政御集注釈』、片桐洋一「一条摂政御集について」(『国語国文』三四ノ一二)
(片桐 洋一)


日本大百科全書
一条摂政御集
いちじょうせっしょうぎょしゅう

藤原伊尹(これただ)の詠歌を収めた平安中期の私家集。益田家旧蔵本が唯一の写本として伝わり、194首よりなる。『百人一首』で有名な「あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな」で始まる冒頭から41首までは、大蔵史生(おおくらのししょう)倉橋豊蔭(くらはしのとよかげ)という下級官人に託した恋物語風になっており、『伊勢(いせ)物語』や『平中(へいちゅう)物語』を継承する歌物語の系譜のなかに位置づけされる異色の作品として注目され、伊尹晩年の自撰(じせん)の可能性が大きい。42首以後は他撰らしく、やはり恋の贈答歌が雑然と集成されている。巻末2首は『拾遺和歌集』からの補歌である。
[小町谷照彦]



改訂新版・世界大百科事典
一条摂政御集
いちじょうせっしょうぎょしゅう

平安時代の歌人摂政太政大臣藤原伊尹(これただ)の家集。《大鏡》に〈いみじき御集つくり〓豊蔭′と名のらせ給へり〉と見えるが,大蔵史生倉橋豊蔭に仮託して,伊尹の恋歌を歌物語風にまとめた第1部41首,〈同じ翁の歌〉として収める種々の贈答歌からなる第2部151首,補遺2首から構成される。第1部は伊尹の自撰であり,10世紀の歌物語流行期の家集の姿を伝え,文学史上注目される。
[上野 理]

[索引語]
藤原伊尹
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検索コンテンツ
1. 一条摂政御集
日本大百科全書
藤原伊尹(これただ)の詠歌を収めた平安中期の私家集。益田家旧蔵本が唯一の写本として伝わり、194首よりなる。『百人一首』で有名な「あはれともいふべき人は思ほえで ...
2. 一条摂政御集
世界大百科事典
平安時代の歌人摂政太政大臣藤原伊尹(これただ)の家集。《大鏡》に〈いみじき御集つくり〓豊蔭′と名のらせ給へり〉と見えるが, ...
3. いちじょうせっしょうぎょしゅう【一条摂政御集】
デジタル大辞泉
藤原伊尹の私家集。194首を収める。成立年、自撰・他撰の別は未詳。冒頭41首は下級官人を主人公とする恋物語風のまとまりになっており、この部分は晩年の伊尹の自撰で ...
4. いちじょうせっしょうぎょしゅう【一条摂政御集】
国史大辞典
れている。→藤原伊尹(ふじわらのこれまさ) [参考文献]平安文学輪読会編『一条摂政御集注釈』、片桐洋一「一条摂政御集について」(『国語国文』三四ノ一二) (片桐 ...
5. 宇治拾遺物語 142ページ
日本古典文学全集
太政大臣。和歌にすぐれ、『後撰集』の和歌所の別当を務めた。『後撰集』以下に三十七首入集。家集に『一条摂政御集(または豊蔭集とも)』がある。藤原兼家(九二九~九九 ...
6. 宇治拾遺物語 143ページ
日本古典文学全集
とは逢っていないという内容の手紙。(お逢いしたいと)心ひそかに私自身はせいているのだが。『一条摂政御集』には、「女、かたはらいたかりけんかし」と父親を欺いた娘の ...
7. 宇治拾遺物語 144ページ
日本古典文学全集
二十 狐、家に火つくる事 今は昔、甲斐国に館の侍なりける者の、夕暮に館を出でて家ざまに行きける道に、狐のあひたりけるを追ひかけて引目して射ければ、狐の腰に射当 ...
8. 空蝉(源氏物語) 124ページ
日本古典文学全集
(拾遺・恋二 読人しらず)。「夜はさめ昼はながめに暮らされて春はこのめもいとなかりける」(一条摂政御集)。「木のめ(芽)」に「この(私の)目」をかける。「いとな ...
9. 大鏡 172ページ
日本古典文学全集
天禄二年(九七一)十一月に任。 「一条」は、一条南・大宮東にあった邸宅による称。甥である円融天皇の摂政。『一条摂政御集』。家集の冒頭部に、伊尹自身を大蔵史生くら ...
10. 大鏡 173ページ
日本古典文学全集
「十市の里」(現奈良県橿原市十市町)に「遠路」を掛け、恋人に逢うのが遠い意を響かす。『拾遺集』雑賀所収。『一条摂政御集』に、とよかげ詠とする。大和にある「十市」 ...
11. 菊の宴(うつほ物語) 58ページ
日本古典文学全集
「くらまてふ山」と改める説もある。「あぢきなや恋てふ山はしげくとも人の入るにやわが惑ふべき」(一条摂政御集)を引くか。源正頼邸。 ...
12. 近代秀歌(歌論集) 460ページ
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13. 国譲 中(うつほ物語) 227ページ
日本古典文学全集
実忠と二人仲良く暮しなさい、の意をこめる。参考「あぢきなや恋てふ山は繁くとも人の入るにやわが惑ふべき」(一条摂政御集)、「いかばかり恋てふ山の深ければ入りと入り ...
14. こがらしじんじゃ【木枯神社】京都市:右京区/太秦門前村/大酒神社地図
日本歴史地名大系
藤原定家(新古今集)心みにをりてみつれどこがらしのもりのもみぢもいろづきにけり 藤原伊尹(一条摂政御集)「枕草子」の「森は」の段にもその名がみえる。 ...
15. 国文学全史 1 平安朝篇 263ページ
東洋文庫
で看過することの出来ないものは、伊昇の『一条摂政御集』がある。その冒頭部 分は歌物語的で、豊蔭とも呼ばれる。その本文は、県治郎解説『前田家本一条摂政御集』(尚古 ...
16. 国文学全史 2 平安朝篇 13ページ
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の作者 の書名 の素材と成立 の注釈 のテキスト『一条摂政御集』出羽弁伊登(都)内親王r今鏡』『今とりかへばや』1721 ...
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18. 新古今和歌集 296ページ
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19. 新古今和歌集 297ページ
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20. 新古今和歌集 301ページ
日本古典文学全集
の吹くにもまさる涙かなわが水上も氷解くらし〔一条摂政御集〕たびたび返事せぬ女に水の上に浮きたる鳥の跡もなくおぼつかなさを思ふころかな〔一条摂政御集〕題知らず曾禰 ...
21. 新古今和歌集 306ページ
日本古典文学全集
れど恨みんとはた思ほえずなほゆくさきを頼む心に〔一条摂政御集〕返し読人しらず雨こそは頼まば漏らめ頼まずは思はぬ人と見てをやみなん〔一条摂政御集〕題知らず貫之風吹 ...
22. 新古今和歌集 337ページ
日本古典文学全集
かりそめなる所に率てまかりて、帰りて、朝に遣はしける謙徳公限りなく結び置きつる草枕いつこのたびを思ひ忘れん〔一条摂政御集〕 新古今和歌集 巻第十三恋の歌 三  ...
23. 新古今和歌集 344ページ
日本古典文学全集
えねと思ふわが身を〔御集〕謙徳公思ひ出でて今も消ぬべし夜もすがらおき憂かりつる菊の上の露〔一条摂政御集〕清慎公うば玉の夜の衣を立ちながら帰るものとは今ぞ知りぬる ...
24. 新古今和歌集 362ページ
日本古典文学全集
は昨日今日こそ隔てつれ千代しも経たる心地のみする〔一条摂政御集〕返し恵子女王昨日とも今日とも知らず今はとて別れしほどの心まどひに〔一条摂政御集〕入道摂政久しくま ...
25. 新古今和歌集 393ページ
日本古典文学全集
かに見えしかげろふ〔相模集〕謙徳公人知れぬ寝覚めの涙降り満ちてさもしぐれつる夜半の空かな〔一条摂政御集〕光孝天皇御歌涙のみ浮き出づる海人の釣竿の長き夜すがら恋ひ ...
26. 新古今和歌集 410ページ
日本古典文学全集
集〕久しくなりにける人のもとに謙徳公長き世の尽きぬ嘆きの絶えざらばなにに命をかへて忘れん〔一条摂政御集〕 は慣れなかったことであろうが。「なれ」に、衣に慣れる ...
27. 住吉物語 43ページ
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とをたれか知らまし」。少将の真意は、姫君の声を初めて聞きましたよと伝えることにある。参考『一条摂政御集』「初声は今朝ぞ聞きつる鶯の鳴かでは過ぎぬ花のもとにて」。 ...
28. 住吉物語 82ページ
日本古典文学全集
露は草葉に置いていて、まだ消えないでいるが、私は身の置き所もなく、今にも消え入ってしまいそうだ、の意。参考『一条摂政御集』「露よりもいかなる身とかなりぬらむおき ...
29. 藤原伊尹(ふじわらのこれただ)
日本大百科全書
一条摂政とよばれた。その風貌(ふうぼう)と才知はぬきんでており、性格ははでであった。歌人としても著名で、『一条摂政御集』があり、また『後撰集(ごせんしゅう)』以 ...
30. ふじわら‐の‐これただ【藤原伊尹】
デジタル大辞泉
和歌所別当となり、参議・右大臣を歴任。のち摂政となり、一条摂政と称された。諡号(しごう)は謙徳公。歌集に「一条摂政御集」がある。  ...
31. ふじわらの-これただ【藤原伊尹】
日本人名大辞典
天禄3年11月1日死去。49歳。贈正一位。諡(おくりな)は謙徳公。名は「これまさ」ともよむ。家集に「一条摂政御集」。【格言など】あはれともいふべき人はおもほえで ...
32. ふじわら‐の‐これまさ【藤原伊尹】
日本国語大辞典
諡は謙徳公。「後撰集」編集に当たり撰和歌所の別当となる。数多くの女性と交情したことが家集の「一条摂政御集」にうかがわれる。「後撰集」以下の勅撰集に三七首入集。延 ...
33. ふじわらのこれまさ【藤原伊尹】
国史大辞典
て没す。贈正一位、三河国に封ぜらる。才学優れ、過差を好み、また好色であったという。歌集に『一条摂政御集』があり、日記『謙徳公記』の存在が知られる。 [参考文献] ...
34. 平中物語 476ページ
日本古典文学全集
陽成天皇とほぼ同年か下になる。したがって、紀乳母とは母子ほどの年齢の差があることになる。『一条摂政御集』に、伊尹が、同年輩の村上天皇の乳母に恋した歌がある。母ほ ...
35. 松浦宮物語 47ページ
日本古典文学全集
『実方集』九二「たなばたに契るその夜は遠くともふみみきといへかささぎの橋」の第二・三句に似る。『一条摂政御集』四一「長き世に尽きぬ嘆きの絶えざらば何に命をかけて ...
36. 祭の使(うつほ物語) 461ページ
日本古典文学全集
載。「あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな」(拾遺・恋五 藤原伊尹、一条摂政御集)の下句を用いた表現。注七の歌の初句を用いた表現。「軽し」 ...
37. 紅葉賀(源氏物語) 338ページ
日本古典文学全集
受けて「ながら―長柄(の橋)」の縁から、「思ふこと昔ながらの橋柱ふりぬる身こそ悲しかりけれ」(一条摂政御集、新勅撰・雑四)を引いて、老いの嘆きを訴える。源氏に対 ...
38. 大和物語 258ページ
日本古典文学全集
朝忠も女も。『新千載集』離別・謙徳公(藤原伊尹)、第四句「はるけき空に」。『朝忠集』にはあるが、『一条摂政御集』(伊尹の家集)にはない。朝忠も伊尹も ...
39. 若菜 下(源氏物語) 229ページ
日本古典文学全集
思いつつもそれを願望する柏木の心情は、「あはれとも言ふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな」(一条摂政御集)の発想と共通するところがある。柏木の正室、女 ...
40. 和漢朗詠集 285ページ
日本古典文学全集
古へはちるをや人の惜しみけむいまは花こそむかし恋ふらし〔拾遺抄・拾遺集・一条摂政御集〕仙家付道士隠倫 壺中の天地は乾坤の外夢裏ユメノウチの身名ミヨウは旦暮の間元 ...
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