1. 『三十六人家集』
日本史年表
1549年〈天文18 己酉〉 1・20 後奈良天皇,証如に 『三十六人家集』 を賜与(天文日記)。 ...
2. 三十六人家集
日本大百科全書
大成。伝本のなかでは、1112年(天永3)ころの書写と推定される『本願寺本三十六人集』が、三十六人家集としてほぼ完全な姿で伝存する唯一、最古のもので、本願寺証如 ...
3. さんじゅうろくにんかしゅう【三十六人家集】
国史大辞典
ろ以前となる。各歌人の家集は、必ずしも一部ではなく、二部以上存する場合も多く、したがって『三十六人家集』も、必ずしも同一内容ではない。たとえば、西本願寺本は六千 ...
4. さんじゅうろくにんかしゅう[サンジフロクニンカシフ]【三十六人歌集・三十六人家集】
日本国語大辞典
「さんじゅうろくにんしゅう(三十六人集)」の異称。*読書放浪〔1933〕〈内田魯庵〉東西愛書趣味の比較・四「且優麗郁雅の点では此の扇面古写経や、更に時代は一層下 ...
5. あかひとしゅう【赤人集】
国史大辞典
『続国歌大観』一であり、西本願寺本系統は、『群書類従』和歌部、『西本願寺本三十六人集』である。→三十六人家集(さんじゅうろくにんかしゅう) [参考文献]島田良二 ...
6. 葦手
日本大百科全書
あしでうたぎれ)』(徳川黎明会(とくがわれいめいかい)蔵ほか)があり、12世紀の『本願寺本三十六人家集』(元真集)や『平家納経』(『厳王品(ごんのうほん)』表紙 ...
7. あしでえ【葦手絵】
国史大辞典
染織や漆工などの工芸意匠として用いられる場合が多く、その遺品も多数残っている。十二世紀初めの西本願寺本『三十六人家集』の『元真集』下絵は古い形を伝えているが、永 ...
8. 石山切
日本大百科全書
『本願寺本三十六人家集』(京都・西本願寺蔵)のうち、『伊勢(いせ)集』および『貫之(つらゆき)集下』の断簡をいう。もとは粘葉装(でっちょうそう)の冊子本で、19 ...
9. いしやまぎれ【石山切】
国史大辞典
⇒三十六人家集(さんじゅうろくにんかしゅう) ...
10. いせしゅう【伊勢集】
国史大辞典
『(校註)国歌大系』一二、『続国歌大観』、『西本願寺本三十六人集精成』などに収める。→伊勢(いせ),→三十六人家集(さんじゅうろくにんかしゅう) [参考文献]『 ...
11. うたえ【歌絵】
国史大辞典
さらに「あし手」とも結びついて料紙下絵に、衣裳の文様に、また調度品の装飾に用いられた。遺品として『三十六人家集』(西本願寺本)下絵をはじめ、『法華経冊子』下絵、 ...
12. 大口周魚
日本大百科全書
古筆研究家としても知られ、手鑑(てかがみ)『月台(げつだい)』(東京国立博物館)の制作、『本願寺本三十六人家集』(西本願寺)の発見など、その業績は評価されるべき ...
13. おおじきし【大色紙】
国史大辞典
この名で呼ばれる。料紙は白の具引き地の上に雲母(きら)で花菱唐草の文様を表わした唐紙。本願寺本『三十六人家集』のうち、『重之集』『清正集』がこれと同筆。鳥羽朝の ...
14. おおなかとみのよしのぶ【大中臣能宣】
国史大辞典
)、円融天皇に奉献した前半の歌仙家集本系(八十首)、円融奉献本の全部にあたる宮内庁書陵部蔵三十六人家集系(三百六十二首)の三種にわかれ、度々の家集献上の命によっ ...
15. 仮名
世界大百科事典
書写年代を明確には知りがたい。しかし,平安時代の仮名の集大成ともいうべき名品は《西本願寺本三十六人家集》(三十六人集)であろう。これは12世紀初期の能書家20人 ...
16. きのとものり【紀友則】
国史大辞典
『古今和歌集』撰者中で官位年齢ともに最も上であるが、入集歌数は貫之、凡河内躬恒に次ぐ第三位で四十六首。『三十六人家集』中にその家集があるが、七十二首(原形七十首 ...
17. さいぐうのにょうごしゅう【斎宮女御集】
国史大辞典
伝本と収録歌数は、(一)宮内庁書陵部蔵『斎宮女御集』が百六十三首(うち連歌二)、(二)西本願寺本『三十六人家集』系が二百六十五首、(三)正保版『歌仙歌集』系が百 ...
18. さるまるだゆうしゅう【猿丸大夫集】
国史大辞典
『群書類従』和歌部、『私家集大成』一、『(校註)国歌大系』一二、『続国歌大観』などに収める。→三十六人家集(さんじゅうろくにんかしゅう) [参考文献]『群書解題 ...
19. さんじゅうろくにんしゅう[サンジフロクニンシフ]【三十六人集】
日本国語大辞典
歌仙家集本などがあるが、本文内容は一定していない。とくに西本願寺本は美術史的価値も高い。三十六人歌集。三十六人家集。サンジュー=ロクニンシュー ...
20. さんじゅうろっかせん【三十六歌仙】
国史大辞典
その歌人三十六人を三十六歌仙と称し、肖像画を加え歌数も一定した歌仙絵もつくられ、その歌人の家集を集めて『三十六人家集』もできた。またそれに倣って各種の三十六歌仙 ...
21. 私家集
日本大百科全書
た。院政期(11世紀後半)に始まる和歌への文芸的自覚は、いわゆる三十六歌仙の家集を集めた『三十六人家集』などを編成させ、また『散木奇歌集(さんぼくきかしゅう)』 ...
22. した‐え[‥ヱ]【下絵】
日本国語大辞典
小野道風筆「絹地切」があり、一一世紀から一二世紀にかけては、伝紀貫之筆「桂本万葉集」、「本願寺本三十六人家集」などが代表的なものである。これらは小さい図柄で、金 ...
23. しょうにょ【証如】
国史大辞典
同十七年に尊円入道親王筆『鷹巣法帖』(『鷹手本』)、翌十八年には『三十六人家集』をそれぞれ賜わった。これらは現在、京都市の西本願寺に所蔵し、『三十六人家集』は国 ...
24. すみながし【墨流】
国史大辞典
つくり、これを和紙や布に吸い取らせ染めたもの。古来、色紙や短冊などに染めた。早い例としては『三十六人家集』(西本願寺蔵、国宝)や『扇面法華経冊子』(四天王寺蔵、 ...
25. 墨流し
日本大百科全書
ば 秋くる雁は帰らざらまし」とあるように、平安時代からすでに行われていたらしく、西本願寺『三十六人家集』の料紙(りょうし)には平安時代の作品が多く残されている。 ...
26. すみながし‐ぞめ【墨流染】
日本国語大辞典
れるようになり、江戸時代以後には、墨と藍、墨・藍・紅のものも現われた。平安時代の「本願寺本三十六人家集」、鎌倉時代の伝後京極良経筆「豆色紙」、伝藤原有家筆「墨流 ...
27. たかみつしゅう【高光集】
国史大辞典
藤原高光の家集。三十六人家集の一つ。一巻。高光没後まもなく高光ゆかりの者が撰したものか。伝本は三系統に分類される。(一)西本願寺本『三十六人家集』系統(五十二 ...
28. たけにすずめのもん【竹に雀紋】
国史大辞典
竹に雀が飛びかい、あるいはとまる姿の文様より転用された家紋。文様としては西本願寺本『三十六人家集』(十二世紀初め成立)の料紙下絵の、竹の丸に一羽飛雀の連続模様 ...
29. たなかしんび【田中親美】
国史大辞典
益田家本『源氏物語絵巻』、西本願寺本『三十六人家集』、平家納経の摸写事業は特に有名。また大正八年(一九一九)佐竹本『三十六歌仙絵巻』の分割、昭和四年(一九二九) ...
30. つぎがみ【継紙】
国史大辞典
古筆の継紙。装飾料紙としていろいろな紙を切ったり破ったりしたものを継いで作ったもの。西本願寺本『三十六人家集』の『貫之集』などが一例である。美麗な料紙を作るため ...
31. つぎがみ【継紙】 : 継紙/(二)
国史大辞典
古筆の継紙。装飾料紙としていろいろな紙を切ったり破ったりしたものを継いで作ったもの。西本願寺本『三十六人家集』の『貫之集』などが一例である。美麗な料紙を作るため ...
32. つらゆきしゅう【貫之集】
国史大辞典
伝本は五系統に分類される。(一)正保版『歌仙家集』系統(八百八十九首)。(二)西本願寺本『三十六人家集』系統(七百二十七首)。(三)宮内庁書陵部蔵御所本系統(六 ...
33. なりひらしゅう【業平集】
国史大辞典
『私家集』集抄一(『古典研究会叢書』)、『私家集大成』一、片桐洋一『伊勢物語の研究』資料篇などに収める。→三十六人家集(さんじゅうろくにんかしゅう) [参考文献 ...
34. にしほんがんじ【西本願寺】 : 本願寺
国史大辞典
定され、宝物では鏡御影、安城御影(正・副)、親鸞筆『観無量寿経註』、同筆『阿弥陀経註』、『三十六人家集』、熊野懐紙が国宝に指定されるなど文化財が多数ある。 ...
35. にしほんがんじ【西本願寺】京都市:下京区/植柳学区/門前町地図
日本歴史地名大系
鸞聖人像一幅・同副本一幅)、熊野懐紙(正治二年、付伏見宮貞敦親王御添状・飛鳥井雅章添状)・三十六人家集(平安時代、付後奈良天皇宸翰女房奉書)・観無量寿経註(親鸞 ...
36. 藤原定実
日本大百科全書
署名のある遺品は残らないが、「元永(げんえい)本古今集」(東京国立博物館)をはじめ、「本願寺本三十六人家集(貫之(つらゆき)集上・人麿(ひとまろ)集)」「巻子本 ...
37. 藤原定信
日本大百科全書
など一群の遺品の筆者と考えられる藤原定実(さだざね)。父親の影響から書に巧みで、『本願寺本三十六人家集』(1112年の成立と推定される)に25歳の若さで筆者とし ...
38. ふじわら‐の‐さだのぶ【藤原定信】
日本国語大辞典
伊房(これふさ)の孫、定実の子。世尊寺流第五代当主。仮名書きの名手。真跡が「金沢本万葉集」「西本願寺本三十六人家集」中の「中務集」「貫之集」などに残る。寛治二年 ...
39. ふじわらぶんか【藤原文化】
国史大辞典
優美な草仮名と美しい下絵入り料紙とを組み合わせた、保安元年(一一二〇)ころの作と思われる『三十六人家集』のようなものがあげられる。すぐれた仏画である長法寺旧蔵釈 ...
40. ふじわらぶんか【藤原文化】 : 藤原文化/〔院政期の文化(一) 摂関期文化の完成面〕
国史大辞典
優美な草仮名と美しい下絵入り料紙とを組み合わせた、保安元年(一一二〇)ころの作と思われる『三十六人家集』のようなものがあげられる。すぐれた仏画である長法寺旧蔵釈 ...
41. ほんかどり【本歌取】
国史大辞典
いてよい、(二)本歌との主題を変えて詠む、(三)本歌を取る範囲は、三代集、『伊勢物語』、『三十六人家集』中の名歌、近代歌は取ってはいけない。 (有吉 保) ...
42. 本願寺
日本大百科全書
西本願寺は火災にあうことが少なく、国宝、国重要文化財指定のものが多い。また寺宝として親鸞聖人像、『三十六人家集』(以上、国宝)、『慕帰絵詞(ぼきえことば)』『伏 ...
43. ほんがん‐じ【本願寺】地図
デジタル大辞泉
の移築、書院・唐門などは伏見城の遺構。建造物の多くが国宝や重要文化財。寺宝に親鸞聖人影像・三十六人家集(以上国宝)など多数がある。平成6年(1994)「古都京都 ...
44. ほんがんじ【本願寺】
国史大辞典
定され、宝物では鏡御影、安城御影(正・副)、親鸞筆『観無量寿経註』、同筆『阿弥陀経註』、『三十六人家集』、熊野懐紙が国宝に指定されるなど文化財が多数ある。 [参 ...
45. みなもとのしたごうしゅう【源順集】
国史大辞典
源順の家集で三十六人家集の一つ。『順集』とも称す。現存諸本は二類五系統に分類される。第一類は(一)正保版『歌仙家集』本(二百三十二首)、(二)御所本『三十六人 ...
46. 木版画
日本大百科全書
係の挿絵程度にとどまったが、日本では平安時代後期に「扇面法華経(ほけきょう)冊子」の絵や「三十六人家集」の料紙装飾に雲母(きら)刷りが用いられるなど、重要な美術 ...
47. 寄合書
日本大百科全書
古筆(こひつ)における『高野切(こうやぎれ)』(『古今集』仮名序を含めて21巻を三人で書写)や、『西本願寺本三十六人家集』『元暦(げんりゃく)校本万葉集』などが ...
48. よりあいがき【寄合書】
国史大辞典
三人の筆者によって分担書写したものと考えられ、筆者の一人に源兼行が推定されている。本願寺本『三十六人家集』も好例の一つ。絵巻詞書では、『源氏物語絵巻』があり、も ...
49. 和紙
日本大百科全書
破り継ぎ、重ね継ぎなどの種類があり、1112年(天永3)に完成されたといわれる西本願寺蔵『三十六人家集』は、その代表的作品として有名である。経紙でも、紺紙や紫紙 ...
50. 1549年〈天文18 己酉〉
日本史年表
とし,座衆以外の紙商売を禁じる(今堀日吉神社文書)。 【社会・文化】 1・20 後奈良天皇,証如に 『三十六人家集』 を賜与(天文日記)。 7・22 シャビ ...