1. 建春門院中納言日記
日本大百科全書
鎌倉前期、後白河(ごしらかわ)院の妃(きさき)建春門院(平滋子(しげこ))に仕え、中納言とよばれた女房の日記。この日記には本来の名はないという。巻頭歌「たまきは ...
2. けんしゅんもんいんちゅうなごんにっき【建春門院中納言日記】
デジタル大辞泉
⇒たまきわる ...
3. けんしゅんもんいんちゅうなごんにっき[ケンシュンモンヰンチュウナゴンニッキ]【建春門院中納言日記】
日本国語大辞典
鎌倉前期の日記。一冊。建春門院中納言(藤原俊成の娘で定家の同腹の姉。八条院中納言、健御前とも)の著。建保七年(一二一九)成立。作者が老後に女房としてすごした時代 ...
4. 『建春門院中納言日記』
日本史年表
1303年〈嘉元元(8・5) 癸卯④〉 2・29 金沢貞顕, 『建春門院中納言日記』 を書写・校合(有馬秀雄蔵本奥書)。 ...
5. けんしゅんもんいんのちゅうなごんにっき【建春門院中納言日記】
国史大辞典
建春門院の女房中納言の回想録。一冊。書名については、(一)『建春門院中納言日記』、(二)『健寿御前日記』、(三)『たまきはる』の諸説があるが、(一)が妥当。作 ...
6. いまようあわせ【今様合】
国史大辞典
夜深き笛の音箏の琴、久しき宿吹く松風(モトハ「荒れたる宿吹く松風」)」の一首を伝え、また『建春門院中納言日記』にも断片が記されている。さらに建仁元年(一二〇一) ...
7. おりもの【織物】
国史大辞典
この名称のままによぶので、普通に織物とよぶときは、有文の綾や浮織物・二陪織物の類をいう。『建春門院中納言日記』に一条三位永範の女の大弐殿が「もとは中臈なりけるが ...
8. かけおび【掛帯】
国史大辞典
小袖、同懸帯」としている。 (二) 裳の掛帯は、大腰に付けて前に廻して結ぶ紐をいう。『建春門院中納言日記』承安三年(一一七三)十月の御堂供養の女房の装束に「裳に ...
9. かけおび【掛帯】 : 掛帯/(二)
国史大辞典
(二) 裳の掛帯は、大腰に付けて前に廻して結ぶ紐をいう。『建春門院中納言日記』承安三年(一一七三)十月の御堂供養の女房の装束に「裳にもぬひものをし、金をさへ、 ...
10. かねさわぶんこ【金沢文庫】神奈川県:横浜市/金沢区/六浦寺前村地図
日本歴史地名大系
公家社会と接触してさらにその傾向を増した。貞顕の書写したものには円覚経二巻や乾元二年の奥書の建春門院中納言日記「たまきはる」などがある。文永―弘安年間(一二六四 ...
11. かねざわさだあき【金沢貞顕】
国史大辞典
今日なおその精励ぶりを偲ばせるものがある。『土御門内大臣通親日記』あるいは『たまきはる』(『建春門院中納言日記』、中村礼子蔵、重要文化財)のごとき、仮名文、婦人 ...
12. 感身学正記 1 西大寺叡尊の自伝 214ページ
東洋文庫
院の養育係のような立場にあったが、彼女は春華門院への追慕からその日記『たまぎはる』(『建春門院中納言日記』)を書ぎ起こしている。いわば、健御前と慈善は、一時期八 ...
13. きぬおりもの【絹織物】
国史大辞典
緯糸で文様を浮かせた浮文(うきもん)の二陪織物を唐(から)織物ともいい、略して唐織ともいう。『建春門院中納言日記』に大弐殿は「一条三位なかのりがむすめ、もとは中 ...
14. けんしゅんもんいん【建春門院】
国史大辞典
生前の動静については、女院に仕えていた藤原俊成の女(健寿御前・建春門院中納言)の回想記『たまきはる』(『建春門院中納言日記』)に詳しい。 (益田 宗) 建春門院 ...
15. 建春門院[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:2件 『建春門院中納言日記に就いて』佐佐木信綱『建春門院中納言の一面』落合三都江 ...
16. けんしゅんもんいんのちゅうなごん【建春門院中納言】
国史大辞典
五十歳出家。以後九条に住み九条尼とよばれた。建保七年(一二一九)まで生存、以後不明。『建春門院中納言日記』(『たまきはる』ともいう)は女房生活を回顧した老後の記 ...
17. けんしゅんもんいんの-ちゅうなごん【建春門院中納言】
日本人名大辞典
168)12歳で建春門院に,27歳で八条院につかえる。のち出家し,女官生活を回顧して「建春門院中納言日記」をあらわした。弟の藤原定家(さだいえ)の「明月記」にこ ...
18. けんじゅごぜんにっき【健寿御前日記】
日本国語大辞典
「けんしゅんもんいんちゅうなごんにっき(建春門院中納言日記)」の別称。 ...
19. けんじゅごぜんにっき【健寿御前日記】
国史大辞典
⇒建春門院中納言日記(けんしゅんもんいんのちゅうなごんにっき) ...
20. こごうのつぼね【小督局】
国史大辞典
の記述のように、自分の娘腹に皇子出生を願う平清盛の怒りを避けて、宮仕をやめたらしい。『建春門院中納言日記』には、承安四年(一一七四)高倉天皇方違行幸に供奉した十 ...
21. たまきはる
日本大百科全書
→建春門院中納言日記 ...
22. たまきわる【たまきはる】[書名]
デジタル大辞泉
。女房として宮中に仕えた生活を、老後になって回想したもの。書名は冒頭の和歌の句による。建春門院中納言日記。建寿御前日記。 ...
23. たま‐きわる[‥きはる]【魂極・玉極・霊極】
日本国語大辞典
・二「あはれむべし藤波、たまきはる声とともに、のけさまになりて」【三】(たまきはる)「建春門院中納言日記(けんしゅんもんいんちゅうなごんにっき)」の別称。冒頭の ...
24. にっきぶんがく【日記文学】
国史大辞典
記録的な面および追懐の度合が濃厚になってくる。建春門院の立派さを讃えつつ、そこでの勤仕生活を追懐する『建春門院中納言日記』(『たまきはる』とも)、後深草天皇の掌 ...
25. にょうぼうのしょうぞく【女房装束】
国史大辞典
紅薄様褂五領
、薄衣也)」とあり、『
建春門院中納言日記』には「近習も二つ衣、薄衣なれども、裳はかならず着たり」とみえる。威儀に数多く重ねると衣文がくずれるので
...26. ひたたれ【直垂】
国史大辞典
衾(直垂也)」とみえ、この直垂の地質を白の織物としている。『建春門院中納言日記』にも「御とのゐものの御ひたたれなどありき」とみえ、『宇治拾遺物語』一、利仁暑預粥 ...
27. ひたたれ【直垂】 : 直垂/(一)
国史大辞典
衾(直垂也)」とみえ、この直垂の地質を白の織物としている。『建春門院中納言日記』にも「御とのゐものの御ひたたれなどありき」とみえ、『宇治拾遺物語』一、利仁暑預粥 ...
28. ひねり【捻】
国史大辞典
糸でからめ留める方法(糸捻(いとびねり))とがある。『紫式部日記』や『栄花物語』、『健寿御前日記』(『建春門院中納言日記』)、『落窪物語』などに「ひねりあはせ」 ...
29. もののぐ【物具】
国史大辞典
装身具、殿舎の調度、食器、楽器にあれ、皆具(かいぐ)としてまとまっているものの総称である。『建春門院中納言日記』に「おほかたの御所のしつらひ」として「御うしろの ...
30. 1303年〈嘉元元(8・5) 癸卯④〉
日本史年表
なし,諸国を横行することを禁止(専修寺文書)。 【社会・文化】 2・29 金沢貞顕, 『建春門院中納言日記』 を書写・校合(有馬秀雄蔵本奥書)。 12・19 ...