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  11. 女歌舞伎
新版 歌舞伎事典・国史大辞典・日本国語大辞典

新版 歌舞伎事典
女歌舞伎
おんなかぶき
 出雲のお国が創始した歌舞伎踊をまねた、遊女や女芸人の歌舞伎をいう。お国自身の歌舞伎も女歌舞伎であるが、一般には区別している。慶長八(1603)年お国が歌舞伎踊で評判をとるとすぐに、歌舞伎を称する女芸人の座が多く生まれ、諸国へも下った。中で、遊女屋が経営する歌舞伎の座を遊女歌舞伎と呼ぶ。京では六条三筋みすじ町の遊女屋が四条河原で、江戸では吉原の開設当初は吉原の中に、のちには中橋でそれぞれ舞台を設け、男装したスター級の遊女である太夫(和尚とも呼んだ)の歌や踊を中心に競って歌舞伎を興行した。お国歌舞伎との第一の違いは、当時最新の楽器である三味線をスターが弾いていることで、五、六〇人もの遊女を舞台へ登場させ、虎や豹の毛皮を使うなど、いっそう豪奢な舞台ぶりに、数万人もの見物を集めたという。佐渡嶋、又市、道喜とうきなどの遊女歌舞伎の座、また、幾島丹後守、村山左近などのスターが知られていた。元和一‐寛永六(1615‐1629)年ごろが最盛期であった。これらの女たちは歌舞伎女とも呼ばれ、大名たちが買いとって領国で興行させたり、座を組んで巡業したりしていたが、女たちをめぐっての喧嘩などが絶えなかったため、しばしば禁じられている。寛永六年に女芸人のすべてに対する禁令が出されてから次第に姿を消した。
お国歌舞伎
[小笠原 恭子]


国史大辞典
女歌舞伎
おんなかぶき
初期歌舞伎の一称呼。広義には、慶長八年(一六〇三)以降寛永六年(一六二九)まで、女性が主役であった時期の歌舞伎の総体を指し、その規定が正しいと考えられるが、従来は何となく阿国歌舞伎を含めず、いわゆる遊女歌舞伎(傾城歌舞伎ともいう)に限ってその別称とすることが多かった。阿国歌舞伎が京都で成功すると、直ちにこれを模倣する、さまざまな形態の女歌舞伎の座が生まれた。座の性格から見ると、女猿楽の座やややこ踊の芸団と同じように、移動遊里的な性格を兼ねて、各地で勧進興行を行うものと、佐渡島歌舞伎の座のように、特定の固定遊里がバックにあって、遊女に張見世式の歌舞を演じさせたものとの二種類がある。江戸をはじめ地方の新興都市にも、この二種類の女歌舞伎が存在した。「六条の傾城町より佐渡島といふもの四条川原に舞台をたて、けいせい数多出して舞をどらせけり」(『東海道名所記』)とあるのが、後者である。佐渡島正吉・村山左近・岡本織部・出来島長門守・幾島丹後守などが、歌舞伎踊で名を得た遊女として知られている。女猿楽や女曲舞などから転じたものもあったと思われ、興行の規模にもちがいがあったから、その芸態も種々だったようである。ただ、遊女歌舞伎には伴奏として三味線が加わったから、いっそうはなやかなレビュー的傾向が推し進められたことは間違いない。女歌舞伎といっても、座員の構成は男女混交で、狂言師や猿若の即興的物真似の芸も行われた。女歌舞伎は、ほとんど全国的に各都市で盛んに行われたが、寛永六年十月、風俗紊乱を理由として、幕府はこれを含む女性芸能のいっさいを禁止した。→阿国歌舞伎(おくにかぶき),→歌舞伎(かぶき)
[参考文献]
伊原敏郎『日本演劇史』、河竹繁俊『日本演劇全史』、原田亨一『近世日本演劇の源流』、郡司正勝『かぶき―様式と伝承―』、林屋辰三郎『かぶきの成立』、同『中世文化の基調』、同『歌舞伎以前』(『岩波新書』青一八四)、小笠原恭子『かぶきの誕生』、服部幸雄『歌舞伎成立の研究』、郡司正勝「歌舞伎」(『(岩波講座)日本文学史』八所収)、服部幸雄編「歌舞伎成立史研究文献目録」(『芸能史研究』三三)、森末義彰「女かぶき発展の史的考察」(『思想』一七五)、盛田嘉徳「女かぶきに関するノート」(『大阪学芸大学紀要』A人文科学九―一一)、同「女かぶきの禁制について」(『学大国文』八)
(服部 幸雄)


日本国語大辞典
おんな‐かぶき[をんな‥] 【女歌舞伎】

解説・用例

〔名〕

(1)慶長年間(一五九六〜一六一五)、京都に発生した、女性を主とする歌舞伎。寛永六年(一六二九)風紀を乱したことにより禁止され、若衆歌舞伎がこれに代わった。阿国歌舞伎、遊女歌舞伎はこの一つ。女狂言。

*慶長見聞集〔1614〕二「江戸に名を得し女歌舞妓多しといへども、中にも葛城太夫は世に越え、みめかたちやさしく、やうがん美麗なりければ、此歌舞妓をこそ見めと老若貴賤群集し見物す」

*仮名草子・東海道名所記〔1659〜61頃〕六「これにぞ、歴々様たち、名をかへ、品をかへて、御通なされし故に、女哥舞妓はとどめられぬ」

*評判記・色道大鏡〔1678〕一「元和(げんわ)年中(ねんぢう)より、女哥舞妓(ヲンナカブキ)はじまり、其後傾城(けいせい)の能をも催せり」

(2)「おんなしばい(女芝居)(2)」に同じ。

*明治世相百話〔1936〕〈山本笑月〉晩年の粂八「終に劇界の一名物たる女歌舞伎も明治の末年で華やかな幕を閉ぢた」

発音

〓[カ]〓[カ]


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