1. 女歌舞伎
日本大百科全書
招き、芸を演じさせた記録がある。近世初頭のキリシタン関係の史料にも女歌舞伎の太夫を酒席にはべらせた記事が散見される。女歌舞伎の小屋の構造、観客の身分、男女風俗、 ...
2. 女歌舞伎
世界大百科事典
出雲のお国が創始した歌舞伎踊をまねた,遊女や女芸人の歌舞伎をいう。お国自身の歌舞伎も女歌舞伎であるが,一般には区別している。1603年(慶長8)お国が歌舞伎踊で ...
3. おんな‐かぶき[をんな‥]【女歌舞伎】
日本国語大辞典
寛永六年(一六二九)風紀を乱したことにより禁止され、若衆歌舞伎がこれに代わった。阿国歌舞伎、遊女歌舞伎はこの一つ。女狂言。*慶長見聞集〔1614〕二「江戸に名を ...
4. おんなかぶき【女歌舞伎】
国史大辞典
舞伎を含めず、いわゆる遊女歌舞伎(傾城歌舞伎ともいう)に限ってその別称とすることが多かった。阿国歌舞伎が京都で成功すると、直ちにこれを模倣する、さまざまな形態の ...
5. 女歌舞伎
日本史年表
1629年〈寛永6 己巳②〉 10・23 幕府、 女舞 ・ 女歌舞伎 を禁止(歌舞伎年表)。 ...
6. 女歌舞伎(おんなかぶき)
古事類苑
樂舞部 洋巻 第2巻 7ページ ...
7. おんなかぶき【女歌舞伎】
歌舞伎事典
出雲のお国が創始した歌舞伎踊をまねた、遊女や女芸人の歌舞伎をいう。お国自身の歌舞伎も女歌舞伎であるが、一般には区別している。慶長八(1603)年お国が歌舞伎踊 ...
8. をんな-かぶき【女歌舞伎】
全文全訳古語辞典
世渡りに習へり。女歌舞伎にはあらず」〈西鶴・好色一代女・1・2〉特に風流な舞の曲を工夫して人々に教えたところ、これを世渡りの種にしようとして多くの娘達が習いに来 ...
9. 鉢巻の図[図版]
国史大辞典
に鉢巻 烏帽子に鉢巻 歩兵の鉢巻 梨打烏帽子に鉢巻 鉢巻とその結び方 半鉢巻(上)と単鉢巻 女歌舞伎の鉢巻 蒙古襲来絵巻 十戒図 大塔宮出陣図 足利義尚出陣影 ...
10. いちかわしょうじょかぶき【市川少女歌舞伎】
歌舞伎事典
愛知県豊川市で日本舞踊を習っていた少女たちが、市川升十郎の指導で歌舞伎を演じ、昭和二三(1948)年四月に劇団を結成、第一回公演をもったところ、可憐さと達者な ...
11. 遊女歌舞伎
世界大百科事典
→女歌舞伎 ...
12. ゆうじょ‐かぶき[イウヂョ‥]【遊女歌舞伎】
日本国語大辞典
〔名〕江戸初期、歌舞伎の発生時代に、阿国歌舞伎(おくにかぶき)の盛行を学んで、遊女によって演じられた歌舞伎。寛永六年(一六二九)に禁止されるまで流行した。ユー ...
13. うねめかぶきそうし【
女歌舞伎草子】
国史大辞典
⇒歌舞伎草子(かぶきそうし) ...
14. 遊女歌舞伎
日本大百科全書
→女歌舞伎 ...
15. ゆうじょかぶき【遊女歌舞伎】
国史大辞典
⇒女歌舞伎(おんなかぶき) ...
16. ゆうじょかぶき【遊女歌舞伎】
歌舞伎事典
女歌舞伎 ...
17. 綾子舞
世界大百科事典
の相似も考え合わせると,女歌舞伎の踊歌に伝わる〈ややこ〉と同じ歌詞の曲を〈常陸(ひたち)踊〉として伝承していることなどからも,この芸能がお国もしくはその模倣者の ...
18. あやこまい【綾子舞】
歌舞伎事典
の相似も考え合わせると、女歌舞伎の踊歌に伝わる〈ややこ〉と同じ歌詞の曲を〈常陸(ひたち)踊〉として伝承していることなどからも、この芸能がお国もしくはその模倣者の ...
19. いくしま-たんごのかみ【幾島丹後守】
日本人名大辞典
?−? 織豊-江戸時代前期の女役者。女歌舞伎の太夫で,慶長年間(1596-1615)に京都から江戸にうつって興行した。美貌(びぼう)と男装で人気を博したという。 ...
20. いざ さら
日本国語大辞典
(「いざさらば」の助詞を略した形)さあそれでは。*歌謡・おどり(女歌舞伎踊歌)〔1630頃〕塩汲「ここは何処ぞよ、堺の浜よ、いざさら出でて浜ならそ、今日は沖が長 ...
21. いずもの-おくに【出雲阿国】
日本人名大辞典
うたいおどるかぶき踊り(阿国歌舞伎)を演じる。京都北野神社,四条河原などで興行して人気を得,女歌舞伎発展のもととなった。 ...
22. いちかわじゅえん【市川寿猿】[付録]
歌舞伎事典
2世 澤瀉屋 三ツ澤瀉 泉井能世 昭和5。東京都 昭和11・5女歌舞伎坂東勝治一座に子役として入門。昭和12・10小石川小劇場の《千本桜》の安徳帝で坂東小鶴を名 ...
23. いなばおどり【因幡踊】
国史大辞典
初期女歌舞伎踊の一種。小原木踊や忍び踊と同様、中世末期から近世初期にかけて流行した風流(ふりゅう)踊の一つであったと思われる。采女という名の女歌舞伎の舞台図と ...
24. 浮世物語(仮名草子集) 116ページ
日本古典文学全集
ことこそ 操り人形を使って語る浄瑠璃。女形の出る歌舞伎、つまり野郎歌舞伎。本書成立時には、女歌舞伎、若衆歌舞伎はすでに禁止されていた。芝居小屋・見世物小屋など ...
25. 江戸時代(年表)
日本大百科全書
二条城の襖絵を描く1627(寛永4)吉田光由『塵劫記』。土居水也『清良記』。江戸に女歌舞伎流行1629(寛永6)10月 女舞・女歌舞伎禁止。柿右衛門、染付白磁始 ...
26. えのもととらひこ【榎本虎彦】
歌舞伎事典
近松の書替狂言《安宅関》(明治三七年)から絶筆《新曲安達原》(大正五年)まで《名工柿右衛門》《南都炎上》《女歌舞伎》などを含む六〇篇を数えるが、創作は少なく、翻 ...
27. えんげき【演劇】
国史大辞典
る風流(ふりゅう)おどりの一種だった、出雲阿国を代表とする女芸人の歌舞からおこった。やがて遊女歌舞伎・若衆歌舞伎を経て、十七世紀後半から男性芸人の「物真似狂言」 ...
28. えんげき【演劇】 : 演劇/〔人形浄瑠璃・歌舞伎の生成発展時代(十七世紀初めから幕末維新まで)〕
国史大辞典
る風流(ふりゅう)おどりの一種だった、出雲阿国を代表とする女芸人の歌舞からおこった。やがて遊女歌舞伎・若衆歌舞伎を経て、十七世紀後半から男性芸人の「物真似狂言」 ...
29. えんげきおんがく【演劇・音楽】 : 近世
国史大辞典
能的なものであったから、三筋町の名ある遊女たちはこの阿国に倣って女歌舞伎を演じ、当時の四条河原はたちまち遊女歌舞伎とも女歌舞伎とも呼ばれた色香あふれる官能的芝居 ...
30. おくにかぶき【阿国歌舞伎】
国史大辞典
ロザリオ(数珠)を首にかけることもあった。阿国歌舞伎の芸能をもとにして創作した読み物(絵入)に、京大本『国女歌舞伎絵詞』や梅玉本『かふき草紙』が残っていて、舞台 ...
31. お‐しょう[ヲシャウ]【和尚・和上】
日本国語大辞典
てより俗人好みて仏家の語を用ひしが、今に残れる事いと多し」(ロ)江戸時代初期の高級な遊女。遊女歌舞伎を演じた遊女をさすことが多い。*慶長見聞集〔1614〕五「お ...
32. おとこ‐しばい[をとこしばゐ]【男芝居】
日本国語大辞典
〔名〕
女歌舞伎の行なわれた江戸初期に、男の役者だけで興行した演劇。
女芝居。*古今役者大全〔1750〕四・三ケ津若女形の評「段助といふ男
...33. おとこまい‐かぶき[をとこまひ‥]【男舞歌舞伎】
日本国語大辞典
〔名〕近世初期、遊女歌舞伎の遊女が男舞(1)を模して演じた芸能。→遊女歌舞伎。*慶長見聞集〔1614〕五「此遊女男舞かふきと名付てかみをみじかふきりおり、わげに ...
34. おはらぎおどり【小原木踊】
国史大辞典
初期女歌舞伎踊の一種。小原女が、京に出て薪を売り歩いた風俗を歌った詞章を持つ。室町時代末期から江戸時代初期にかけて流行した風流踊の一つで、天正二年(一五七四) ...
35. おはらぎ‐おどり[をはらぎをどり]【小原木踊】
日本国語大辞典
〔名〕舞の一つ。天正二年(一五七四)大友家で催し、慶長年間(一五九六〜一六一五)の女歌舞伎でも踊った。狂言の小舞を発展させたものと考えられる。*歌舞伎・好色伝受 ...
36. おんな‐がた[をんな‥]【女形・女方】
日本国語大辞典
〔名〕演劇で、女の役を演じる男の役者。江戸初期に、女歌舞伎が禁止されてから現われたもの。新派劇や初期の映画、外国演劇にもみられる。おやま。 ...
37. 女方
日本大百科全書
を使うことが多いが、語源的には「女方」が正しい。元来歌舞伎は女優を主役にする踊りの芸能だった女歌舞伎として出発したが、1629年(寛永6)に禁止され、以後女性は ...
38. おんな‐きょうげん[をんなキャウゲン]【女狂言】
日本国語大辞典
鷺流の女事に相当。現在は、聟(むこ)狂言と共に、聟女狂言と呼ぶ場合が多い。(2)「おんなかぶき(女歌舞伎)」に同じ。*戯場楽屋図会〔1800〕上「寛永年中、〈略 ...
39. 女芝居
世界大百科事典
合同劇も行われ,女優の出現する以前の過渡的な役割をも果たした。1948年に結成された〈市川少女歌舞伎〉は,歴史的背景から芸質・履歴にいたるまで,いわゆる女役者と ...
40. おんなじょうるり【女浄瑠璃】
国史大辞典
どの幸若舞からとった作品を語って評判となり、女浄瑠璃の祖とされている。寛永六年(一六二九)の女歌舞伎の禁令の際、女浄瑠璃も禁止されたが、あとを絶たず、万治の禁令 ...
41. 女舞
日本史年表
1629年〈寛永6 己巳②〉 10・23 幕府、 女舞 ・ 女歌舞伎 を禁止(歌舞伎年表)。 ...
42. 女役者
日本大百科全書
男優の小芝居に混じって活躍し、人気もあった。第二次世界大戦後、愛知県出身の少女たちによる「市川少女歌舞伎」という一座が生まれたが、とくに「女役者」の系統としてと ...
43. かえな‐づけ[かへな‥]【替名付】
日本国語大辞典
〔名〕芝居の劇中で演ずる役割を示すこと。また、その配役表。*浮世草子・傾城色三味線〔1701〕湊・三「女歌舞伎女郎役人替名付」 ...
44. かずら【鬘】
国史大辞典
風流の鬘巻(かずらまき)と称して花やかな布帛を畳んで鉢巻として結び垂らすことが流行し、その面影を女歌舞伎の鬘帯(かずらおび)に伝えた。また布帛を畳まずに頭髪全部 ...
45. かずら【鬘】 : 鬘/(一)
国史大辞典
風流の鬘巻(かずらまき)と称して花やかな布帛を畳んで鉢巻として結び垂らすことが流行し、その面影を女歌舞伎の鬘帯(かずらおび)に伝えた。また布帛を畳まずに頭髪全部 ...
46. 鬘
世界大百科事典
慶長年間(1596-1615)に行われた能をまねた鬘帯をつけて,中古の女性の風俗を模したが,のち女歌舞伎,若衆歌舞伎が禁止されてからは,前髪を剃り落とした野郎頭 ...
47. かつら【鬘】
歌舞伎事典
武将・公達・神体=黒垂・白垂などが使用されてきた。近世初頭、成立期の女歌舞伎では、能狂言の扮装を模倣してびなんかづらを用いた。以後、女歌舞伎、若衆歌舞伎の禁止に ...
48. かばやきちょうすじ【蒲焼町筋】愛知県:名古屋市/中区
日本歴史地名大系
遊女を置き、芝居小屋を建てた。元和三年(一六一七)説教操り人形を興行、寛永年間(一六二四―四四)女歌舞伎を上演したのもこの地という(小治田之真清水)。長者町筋の ...
49. 歌舞伎(演劇)
日本大百科全書
遊里の女たちもこれに追随して、類似の歌舞団が輩出し、女歌舞伎は全国に広まった。 しかし、この「女歌舞伎」は官能本位で遊女も兼ねていたため、「遊女歌舞伎」とも称さ ...
50. 歌舞伎
世界大百科事典
展開し,これを〈遊女歌舞伎〉と呼んだ。このころになると伴奏に新渡来楽器である三味線も加わった。彼女らは芸団を組んで続々と地方に下って巡業した。一方,地方都市にも ...