1. 出雲のお国
世界大百科事典
の名があらわれるようになり,御所や公家の邸にしばしばかぶきが招かれるようになるが,これらが出雲のお国と同一人物であるかどうかは確かめえず,2代目お国を想定する説 ...
2. 出雲のお國(いずものおくに)
古事類苑
樂舞部 洋巻 第2巻 2ページ ...
3. いずものおくに【出雲のお国】
日本架空伝承人名事典
の名があらわれるようになり、御所や公家の邸にしばしばかぶきが招かれるようになるが、これらが出雲のお国と同一人物であるかどうかは確かめえず、二代目お国を想定する説 ...
4. いずものおくに【出雲のお国】
歌舞伎事典
生没年不詳。慶長八(1603)年、京において歌舞伎踊を演じ、歌舞伎の創始者となった女性芸能者。出雲大社の巫女(みこ)と称していたが、出身地は不詳。おそらくは京 ...
5. 安土桃山時代
世界大百科事典
休によってわび数寄の茶が大成し,今井宗久,島井宗室,細川忠興,古田織部らの茶人が輩出した。出雲のお国によって始められた歌舞伎踊や隆達節も町衆の間に広まり,新しい ...
6. 綾子舞
世界大百科事典
,いずれもこの芸能が京から伝来したことをうかがわせる。ことに京で北野神社を本拠地としていた出雲のお国が,歌舞伎踊以前に名のっていた〈やや子踊〉との名称の相似も考 ...
7. あやこまい【綾子舞】
歌舞伎事典
、いずれもこの芸能が京から伝来したことをうかがわせる。ことに京で北野神社を本拠地としていた出雲のお国が、歌舞伎踊以前に名のっていた〈ややこ踊〉との名称の相似も考 ...
8. いしょう【衣裳】
歌舞伎事典
引抜き・ぶっ返り・早替りなど仕掛のある衣裳、能などの他芸能の衣裳様式を採り入れたものに大別できる。 出雲のお国以来、伊達を誇り、風流を凝らす〈かぶき者〉の血脈が ...
9. 出雲[市]
世界大百科事典
10月の神在(かみあり)祭,11月の新嘗(にいなめ)祭がにぎわう。大社の西に歌舞伎の創始者出雲のお国の墓があり,国譲り神話で名高い稲佐浜(いなさのはま)は遠浅の ...
10. 出雲阿国[文献目録]
日本人物文献目録
【図書】:1件 【逐次刊行物】:9件 『出雲のお国』吉川清『出雲の阿国』竜居松之助『出雲阿国』藤浪隆之『出雲お国 或は「名古屋山三」又は「梨のあだ花」』佐藤春夫 ...
11. 稲佐浜
世界大百科事典
高地は17世紀以降,綿作から桑園,さらに第2次世界大戦後は島根ブドウの産地として発展した。出雲のお国ゆかりの地とされる。池田 善昭 薗(その)の長浜 ...
12. お国歌舞伎
世界大百科事典
出雲のお国の創始した芸能。1603年(慶長8),京都において出雲のお国と称する女性芸能者が,当時横行していたかぶき者と呼ばれる意気がった若者たちの,茶屋女に通う ...
13. おくにかぶき【お国歌舞伎】
歌舞伎事典
出雲のお国の創始した芸能。慶長八(1603)年、京都において出雲のお国と称する女性芸能者が、当時横行していたかぶき者と呼ばれる意気がった若者たちの、茶屋女に通 ...
14. 踊念仏
世界大百科事典
しかし鎮魂舞踊の踊念仏は一方で今様や小歌の白拍子舞と結合して,娯楽性のつよい念仏踊になった。出雲のお国の創始した歌舞伎踊が念仏踊だったことは周知のごとくであるが ...
15. 小原木踊
世界大百科事典
うたったもので,中世後期からの風流(ふりゆう)踊の盛行とともに諸国に広まった。歌舞伎踊を創始する以前の,出雲のお国も踊っている。〈沈(じん)や麝香(じやこう)は ...
16. 音響効果
世界大百科事典
大衆の中に入る。下って永禄年間(1558-70)には琉球より三味線が伝来し町衆踊に使われ,出雲のお国による歌舞伎踊が流行する。やがてちょぼ(竹本)が使用されるよ ...
17. 女歌舞伎
世界大百科事典
出雲のお国が創始した歌舞伎踊をまねた,遊女や女芸人の歌舞伎をいう。お国自身の歌舞伎も女歌舞伎であるが,一般には区別している。1603年(慶長8)お国が歌舞伎踊で ...
18. おんなかぶき【女歌舞伎】
歌舞伎事典
出雲のお国が創始した歌舞伎踊をまねた、遊女や女芸人の歌舞伎をいう。お国自身の歌舞伎も女歌舞伎であるが、一般には区別している。慶長八(1603)年お国が歌舞伎踊 ...
19. かぶき
世界大百科事典
一身にたたえた異風の男どもをさす語として流布していた。 演劇としての歌舞伎の創始者といわれる出雲のお国の芸が〈かぶき〉といわれるようになったのは,その得意とした ...
20. 歌舞伎
世界大百科事典
着けず,振りをそろえて〈踊る〉舞台芸能として成立する。その最初は,出雲大社の巫女の出身と称し,出雲のお国と名のった女性芸能者が京都にのぼり,〈ややこ踊〉と呼ぶ芸 ...
21. 歌舞伎草子
世界大百科事典
これに,2系統がある。(1)お国歌舞伎で行われていた念仏踊や茶屋あそびの踊りを素材とし,これに出雲のお国・名古屋山三のはなやかな伝説を加味して,一種の絵物語に仕 ...
22. かぶきぞうし【歌舞伎草子】
歌舞伎事典
これに、二系統がある。(1)お国歌舞伎で行われていた念仏踊や茶屋あそびの踊を素材とし、これに出雲のお国・名古屋山三のはなやかな伝説を加味して、一種の絵物語に仕立 ...
23. 歌舞伎舞踊
世界大百科事典
歴史 歌舞伎舞踊は,中世末期の風流(ふりゆう)踊という民俗舞踊を母体として発したもので,出雲のお国の踊った歌舞伎踊にはじまる。お国に追随した遊女歌舞伎も,女性 ...
24. かぶきぶよう【歌舞伎舞踊】
歌舞伎事典
【歴史】 歌舞伎舞踊は、中世末期の風流(ふりゅう)踊という民俗舞踊を母体として発したもので、出雲のお国の踊った歌舞伎踊にはじまる。お国に追随した遊女歌舞伎も、女 ...
25. 賀茂川/鴨川
世界大百科事典
集め,刑場としても利用されていたが,また芝居興行の地としても知られた。かぶき踊で著名な江戸時代初期の出雲のお国の興行場所は,最初五条河原で,のち北野社などへ移り ...
26. 芸能
世界大百科事典
長い戦国の争乱ののち,徳川幕府が成立したのは1603年(慶長8)であったが,この年京の河原で名のりを挙げた出雲のお国の歌舞伎踊には,それら踊念仏や風流踊などの要 ...
27. 劇場
世界大百科事典
能様式模倣の初期歌舞伎 常設の劇場が建てられたのは,江戸時代に入ってからである。江戸時代の初期に出雲のお国が京都四条河原で歌舞伎踊を創始し,これを模倣する女歌舞 ...
28. げきじょう【劇場】
歌舞伎事典
【能様式模倣の初期歌舞伎】 常設の劇場が建てられたのは、江戸時代に入ってからである。江戸時代の初期に出雲のお国が京都四条河原で歌舞伎踊を創始し、これを模倣する女 ...
29. 興行
世界大百科事典
その際の主催者は,寺社の勧進聖(かんじんひじり)か芸能者自身であった。近世初期,歌舞伎の始まりといわれる出雲のお国が京の四条河原で〈ややこ踊〉を演じたのは,すで ...
30. こどうぐ【小道具】
歌舞伎事典
舞台芸術のあゆみとともに変化・発展してきたといえる。慶長年間(1596‐1615)に京洛に登場したという出雲のお国を歌舞伎の端緒とするならば、すでに江戸時代初頭 ...
31. ごじょうがわら【五条河原】京都市:下京区/永松学区地図
日本歴史地名大系
記されるが、五条河原も使われていた。同書には「永禄年中に江州の浪人名古屋三左衛門といふもの出雲のお国といふ風流女とかたらひ歌舞妓と名づけて男女立合の狂言を仕組み ...
32. しな‐もの【品者】
日本国語大辞典
ぼっとり者のしなものさま、おやちょいちょいとぞほめにける」*談義本・根無草〔1763〜69〕前・二「永祿の頃出雲のお国といへる品者(シナモノ)、江州の名古屋三左 ...
33. しばいまち【芝居町】
歌舞伎事典
京都には中世以来、能・田楽などが演じられて、すでに興行地となっていた五条河原、四条河原があり、出雲のお国の歌舞伎踊や、それに続く遊女歌舞伎もここから発生し、盛行 ...
34. 大道芸
世界大百科事典
が大成し,また,風流(ふりゆう)芸能,念仏踊(踊念仏(おどりねんぶつ))から京都四条河原の出雲のお国によって,〈かぶき(歌舞伎)〉が生み出されたように,今日,日 ...
35. 東海道中膝栗毛 397ページ
日本古典文学全集
お定りであった。画賛「芝居は四条鴨川の東にあり、永禄年中に、江州の浪人名古屋三左衛門といふもの、出雲のお国といふ風流女とかたらひ、歌舞妓と名付て、男女立合の狂言 ...
36. 東海道名所記 1 18ページ
東洋文庫
おくじま 奥縞。巻六にも出る。さんとめの一種。紺にたての赤糸のまじった綿織物。宍 大社の神子 出雲のお国をさすと考えられるが、出雲大社との関係は、現在、不明とい ...
37. なかむら【中村】島根県:簸川郡/大社町
日本歴史地名大系
杵築村となるが、同一四年に同村から分離した杵築北村の一部となる。養命寺の東方、山根通の南に出雲のお国(出雲阿国)の墓がある。歌舞伎の始祖とされる安土桃山時代の芸 ...
38. 名古屋山三郎
世界大百科事典
?-1603(慶長8) 安土桃山時代の出雲のお国とともに歌舞伎の始祖に擬せられ,世に〈さんざ〉〈山三〉〈山左〉〈山左衛門〉〈三左衛門〉と呼ばれた男性。父因幡守高 ...
39. なごやさんざぶろう【名古屋山三郎】
日本架空伝承人名事典
安土桃山時代の出雲のお国とともに歌舞伎の始祖に擬せられ、世に「さんざ」(「山三」「山左」)「山左衛門」(「三左衛門」)と呼ばれた。父因幡守高久(敦順とも)は織田 ...
40. なごやさんざぶろう【名古屋山三郎】
歌舞伎事典
多くのはなやかな恋愛伝説を生んだが、なかでも出雲のお国の夫・愛人・共働者などと、歌舞伎の創始と関係させた虚構の逸話によって後世にその名を残した。→出雲のお国かぶ ...
41. 男色大鑑(井原西鶴集) 461ページ
日本古典文学全集
の本地堂を営んだのが起源(三津寺八幡宮記)というので、三津寺八幡とも称した。 →役者一覧。出雲のお国の女歌舞伎であるが、太夫蔵人の元和当時は二代目お国であった。 ...
42. 日本舞踊
世界大百科事典
爆発させた。これは舞から踊りへの移行を意味した。念仏踊(踊念仏)はそのうちの主なるものだったが,出雲のお国はこの念仏踊に〈かか踊〉〈ややこ踊〉などを交えて舞台芸 ...
43. 囃子
世界大百科事典
その演奏も飄逸(ひよういつ)な感じをもつ。松本 雍 歌舞伎 歌舞伎囃子には広狭2義がある。出雲のお国の初期歌舞伎の囃子は,能楽から襲用した四拍子に鉦鼓(しようこ ...
44. 風流踊
世界大百科事典
新発意(しんぼち)太鼓 豊国神社祭礼屛風 中踊り 側踊 風流踊歌 放下 赦免地踊 綾子踊 神代踊 出雲のお国 若衆歌舞伎 ...
45. 舞台
世界大百科事典
かたちになっており,いわゆる〈張出舞台〉の一種ということができる。 1603年(慶長8)に出雲のお国が京洛に登場し歌舞伎踊を創始すると,それを模倣する遊女歌舞伎 ...
46. ぶたい【舞台】
歌舞伎事典
植えるなど、徐々に定式的な舞台様式が確立されていった。【歌舞伎の舞台】 慶長八(1603)年に出雲のお国が京洛に登場し、《当代記》が伝えるような「異風ナル男ノマ ...
47. ややこ踊
世界大百科事典
出雲のお国が歌舞伎踊を創始する以前に演じていた芸能。1581年(天正9)ごろから文献に残されている。はじめは幼い少女2人の踊りであったので,その幼さを強調して〈 ...
48. ややこおどり【ややこ踊】
歌舞伎事典
出雲のお国が歌舞伎踊を創始する以前に演じていた芸能。天正九(1581)年ごろから文献に残されている。はじめは幼い少女二人の踊であったので、その幼さを強調して〈 ...
49. 遊歴雑記初編 2 111ページ
東洋文庫
その本弐冊ありて数千枚、実これ木母寺の什宝、珍器の一品たり、其古筆には、貞徳・宗鑑・貞室・小野のお通・出雲のお国・宗祇・宗朝・長嘯子・一条兼良公・近衛信ヂ公・お ...
50. 遊歴雑記初編 2 1ページ
東洋文庫
1-76,77石河土佐守 1-49石橋弥兵衛 1-270出雲のお国 2-111伊勢屋小兵衛 1-296一 ...