1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文学
  6. >
  7. 古典文学
  8. >
  9. 和歌
  10. >
  11. 玉葉和歌集
日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典

日本大百科全書
玉葉和歌集
ぎょくようわかしゅう

第14番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。20巻。京極為兼(きょうごくためかね)撰。第92代伏見(ふしみ)天皇は為兼の革新的歌風を好み、在位中の1293年(永仁1)為兼、二条為世、飛鳥井雅有(あすかいまさあり)、九条隆博(たかひろ)の4名に勅撰集撰進を命じたが、98年為兼佐渡配流、天皇退位、続いて隆博、雅有も没して事業は中絶した。1308年(延慶1)花園(はなぞの)天皇が践祚(せんそ)、伏見院はふたたび為兼独撰による撰集を企図した。為世はこれに異議を申し立て、為兼との間に『延慶両卿訴陳状(えんきょうりょうきょうそちんじょう)』として知られる大論争を繰り広げ、冷泉為相(れいぜいためすけ)も撰者を希望して事態は紛糾したが、結局11年(応長1)5月3日為兼独撰が下命され、翌12年(正和1)3月28日奏覧、なお補訂を加えて13年10月に完成した。
 歌数は二十一代集中もっとも多い2801首、撰歌範囲は古代から当代に至るが、とくに京極派歌人詠とその先蹤(せんしょう)となった万葉歌、新古今歌人詠に重点を置き、大覚寺統、二条派は軽視する。主要作者は、当代では伏見院、永福門院(えいふくもんいん)、為兼、従三位(じゅさんみ)為子、西園寺実兼(さねかね)。前代では藤原俊成(しゅんぜい)、藤原定家、西行。新たな角度、照明による感覚的叙景歌「宵のまの村雲(むらくも)づたひ影みえて山の端(は)めぐる秋の稲妻」(伏見院)、非具象的観念歌「木の葉なき空(むな)しき枝に年暮れて又めぐむべき春ぞ近づく」(為兼)、心理分析的恋歌「音せぬが嬉(うれ)しきをりもありけるよ頼み定めてのちの夕暮」(永福門院)などに特色を示すが、伝統歌風支持派からは『歌苑連署事書(かえんれんしょのことがき)』などで激しい非難を被った。
[岩佐美代子]



改訂新版・世界大百科事典
玉葉和歌集
ぎょくようわかしゅう

〈二十一代集〉中第14番目の勅撰和歌集。20巻。伏見院の院宣により1312年(正和1)に京極為兼が撰進。《玉葉集》と略称。後の《風雅和歌集》とともに,京極派の歌風を中心とする勅撰集として,《新古今集》以降の勅撰集のなかで異彩を放っている。当時の歌壇における二条・京極・冷泉3家の対立を背景に,本集の成立には複雑な経緯があり,伏見院ははじめ在位中の1293年(永仁1)に勅撰集の撰定を二条為世,京極為兼,飛鳥井雅有,六条隆博に諮問した(雅有は不参)が,撰定方針等をめぐり為世と為兼の間に対立を生じ,おりからの為兼の配流,隆博・雅有の物故もあり,この企図は中絶した。二条為世はその後,後宇多院の院宣により単独で《新後撰和歌集》を撰進した。伏見院は1311年(応長1)に再び,今度は京極為兼ひとりに勅撰集の撰定を命じ,翌年奏覧されたのが本集である。このおりの為世と為兼の再度の争いは《延慶両卿訴陳状》にくわしい。特徴としては,古歌の尊重のほかに,〈よひのまのむら雲つたひかげ見えて山のはめぐる秋の稲妻〉(伏見院),〈しほりつる風はまがきにしづまりて小萩がうへに雨そそくなり〉(永福門院)のような,明暗の変化を時間の推移のなかで凝視した叙景歌等に新境地をひらいていることがあげられる。後の和歌史のなかでは異端視されることが多かったが,近年再評価されている。
[光田 和伸]

[索引語]
伏見院 京極為兼 玉葉集
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のオンライン辞書・事典サービスです。国史大辞典、日本国語大辞典、日本大百科全書、日本古典文学全集、日本歴史地名大系などを利用することが出来ます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る
玉葉和歌集の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 476
検索コンテンツ
1. ぎょくえふわかしふ【玉葉和歌集】
全文全訳古語辞典
[書名]第十四番目の勅撰和歌集。二十巻。伏見院の院宣により京極為兼撰。一三一二年(正和元)成立。二条家による勅撰集の続く中で、『風雅和歌集』とともに清新な風があ ...
2. 『玉葉和歌集』
日本史年表
京極為兼, 『玉葉和歌集』 を奏覧(増鏡)。 1313年〈正和2 癸丑〉 10・‐ 京極為兼撰『玉葉和歌集』成る。 1553年〈天文22 癸丑①〉 4・2 言継 ...
3. 玉葉和歌集
日本大百科全書
第14番目の勅撰(ちょくせん)和歌集。20巻。京極為兼(きょうごくためかね)撰。第92代伏見(ふしみ)天皇は為兼の革新的歌風を好み、在位中の1293年(永仁1) ...
4. 玉葉和歌集
世界大百科事典
〈二十一代集〉中第14番目の勅撰和歌集。20巻。伏見院の院宣により1312年(正和1)に京極為兼が撰進。《玉葉集》と略称。後の《風雅和歌集》とともに,京極派の歌 ...
5. ぎょくようわかしゅう[ギョクエフワカシフ]【玉葉和歌集】
日本国語大辞典
鎌倉後期の勅撰和歌集。二〇巻。伏見院の命により京極(藤原)為兼が撰。正和元年(一三一二)成立。勅撰和歌集の一四番目。伏見院、従三位為子、永福門院、藤原俊成・定家 ...
6. ぎょくようわかしゅう【玉葉和歌集】
国史大辞典
勅撰集としては最大である。部立は春上・下、夏、秋上・下、冬、賀、旅、恋一―五、雑一―五、釈教、神祇。『玉葉和歌集』の成立は永仁元年(一二九三)に持明院統の伏見院 ...
7. 玉葉和歌集(ぎょくようわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 311ページ ...
8. あか‐つき【暁】
日本国語大辞典
ばかりうき物はなし〈壬生忠岑〉」*源氏物語〔1001〜14頃〕葵「あか月深くかへり給ふ」*玉葉和歌集〔1312〕雑二・二一三一「里々の鳥の初音は聞ゆれどまだ月た ...
9. あかはし-ひさとき【赤橋久時】
日本人名大辞典
引付頭人(ひきつけとうにん)をへて嘉元(かげん)2年寄合衆兼官途奉行(かんとぶぎょう)。「新後撰和歌集」「玉葉和歌集」などに和歌がおさめられている。徳治(とくじ ...
10. あき‐くさ【秋草】
日本国語大辞典
8C後〕二〇・四三一二「秋草に置く白露の飽かずのみ相見るものを月をし待たむ〈大伴家持〉」*玉葉和歌集〔1312〕秋上・五二〇「村雨のはるる日影に秋草の花野の露や ...
11. あき‐ざま【秋様】
日本国語大辞典
「見し人びとの都別ると聞きし秋さまのこと、とかく言ひても思ひても心もことばもおよばれず」*玉葉和歌集〔1312〕雑・一・二〇二一・詞書「亀山院かくれさせ給ひて次 ...
12. あき の 朝明(あさけ・あさあけ)
日本国語大辞典
月影供歌合〔1203〕「露分けむ秋のあさけは遠からで都やいくか真野のかや原〈藤原定家〉」*玉葉和歌集〔1312〕秋上・五八八「むらむらの雲の空には鴈なきて草葉露 ...
13. あき の 愁(うれ)え
日本国語大辞典
秋のさびしい気配にさそわれて起こる、もの悲しい気分。《季・秋》*玉葉和歌集〔1312〕秋上・四八五「風に聞き雲にながむる夕ぐれの秋のうれへぞたへずなり行く〈永福 ...
14. あき の 半(なか)ば
日本国語大辞典
になりぬべらなり」*公任集〔1044頃〕「山里の紅葉は時はわかぬかな秋の半に色深くみゆ」*玉葉和歌集〔1312〕雑四・二三二八「八月の頃はらからに後れて侍りける ...
15. あけ‐しら・む【明白】
日本国語大辞典
〔自マ四〕夜が明けて、あたりが明るくなる。明け方になる。*玉葉和歌集〔1312〕雑一・二〇一六「明けしらむ波路の霧は吹きはれて遠島みゆる秋の浦風〈藤原景綱〉」* ...
16. あ・げる【上・揚・挙】
日本国語大辞典
*平家物語〔13C前〕五・五節之沙汰「一人をば討ちとり、一人をば生けどって、後代に名をあげたりし物にて候」*玉葉和歌集〔1312〕雑三・二二八二「道を譲る君にひ ...
17. あさ‐あけ【朝明】
日本国語大辞典
みん」*金槐和歌集〔1213〕冬「まきの戸を朝あけの雲の衣手に雪をふきまく山おろしの風」*玉葉和歌集〔1312〕秋上・五二一「月残り露まだきえぬ朝あけの秋の籬( ...
18. あさぎり‐の【朝霧─】
日本国語大辞典
「旦霧(あさぎりの)八重山越えてほととぎす卯(う)の花辺から鳴きて越え来ぬ〈作者未詳〉」*玉葉和歌集〔1312〕秋上・五九四「秋風の寒くしなれば朝霧の八重山越え ...
19. あさじ=が[=の]月(つき)
日本国語大辞典
*新古今和歌集〔1205〕秋下・五二一「長月もいく有明に成りぬらんあさぢの月のいとどさびゆく〈慈円〉」*玉葉和歌集〔1312〕秋下・六五一「露をみがく浅茅が月は ...
20. あさづく‐ひ【朝付日】
日本国語大辞典
87頃〕五・服飾「あさづくひむかふつげ櫛なるれどもなすろも君がいや珍しき〈柿本人麻呂〉」*玉葉和歌集〔1312〕秋下・七四四「秋霧の絶えまをみれば朝づく日むかひ ...
21. 排蘆小船(近世随想集) 306ページ
日本古典文学全集
化し、夫婦を和すること、和歌より宜しきは莫し」。日常的立ち居ふるまい。詠歌の代表的風物。『玉葉和歌集』雑五、永福門院「こころうつるなさけいづれとわきかねぬ花時鳥 ...
22. 排蘆小船(近世随想集) 363ページ
日本古典文学全集
と教へらるるなり。その教へはよけれども、その人の歌を見れば、正風にあらずして、その嫌はるる処の玉葉、風雅に近き風なり。これはもと、玉葉、風雅の悪風を改めて、頓阿 ...
23. 排蘆小船(近世随想集) 374ページ
日本古典文学全集
おしわたして大抵同じふりなる物にて、中古以来世間普通の歌のさまこれなり」。「件の二集」とは、『玉葉和歌集』『風雅和歌集』のこと。ひとかど。とくに優れたところ。目 ...
24. 排蘆小船(近世随想集) 376ページ
日本古典文学全集
毘沙門堂と号。為教の男、母は三善雅衡女。権中納言。元弘元年没、七九歳。持明院統の伏見上皇に親任され、『玉葉和歌集』を撰進、清新な詠風で歌壇に旋風を起こすが、政争 ...
25. 排蘆小船(近世随想集) 377ページ
日本古典文学全集
萩原上皇とも称。後深草天皇の第二皇子。母は玄輝門院愔子。文保元年没、五三歳。和歌を嗜み、為兼に宣下して『玉葉和歌集』を撰進せしめた。また上代流の書蹟をもって知ら ...
26. 排蘆小船(近世随想集) 385ページ
日本古典文学全集
風雅のやうにはあらねど、古へには及ばず。もとより新古今の比には遥かに劣りて、中々及ぶべきことにあらず。尤その後の少し衰へたる頃の歌よりは、今は勝りたるやうにも見 ...
27. あじき‐な[あぢき‥]【味気無】
日本国語大辞典
」*源氏物語〔1001〜14頃〕朝顔「つねなき世にかくまで心おかるるもあぢきなのわざや」*玉葉和歌集〔1312〕恋三・一五八八「あぢきなや誰がため思ふことなれば ...
28. あずさ‐ゆみ[あづさ‥]【梓弓】
日本国語大辞典
梓弓(あづさゆみ) 声(おと)に聞きて 言はむ術(すべ) 為むすべ知らに〈柿本人麻呂〉」*玉葉和歌集〔1312〕夏・四〇六「梓弓矢田のひろ野の草茂み分けいる人や ...
29. あだし‐いろ【徒色】
日本国語大辞典
〔名〕うつりやすい色。はかない色。変わりやすい色。*玉葉和歌集〔1312〕春下・一七五「あだし色に猶うとまれぬ桜花まつも惜しむもものをこそ思へ〈藤原兼季〉」 ...
30. あだし‐ことのは【徒言葉】
日本国語大辞典
〔名〕「あだしことば(徒言葉)」に同じ。*玉葉和歌集〔1312〕恋三・一五四五「なほざりのあたし言の葉たのまじと思ふものからまたぞ慰む〈小兵衛督〉」 ...
31. あのく‐ぼだい【阿耨菩提】
日本国語大辞典
」*正法眼蔵〔1231〜53〕弁道話「諸仏如来、ともに妙法を単伝して、阿耨菩提を証するに」*玉葉和歌集〔1312〕釈教・二六二六「何もみな厭はぬ山の草木には阿耨 ...
32. あまつ 雁(かり)
日本国語大辞典
空を飛ぶ雁。飛んでいる雁。《季・秋》*玉葉和歌集〔1312〕雑一・一八六四「霧わけて秋は越路の天つ雁帰る雲居もまた霞むなり〈後伏見院中納言典侍〉」*俳諧・曠野〔 ...
33. あまつ 日(ひ)
日本国語大辞典
天の日。太陽。日。*玉葉和歌集〔1312〕雑五・二五九三「天つ日のひかりは清く照らす世に人の心のなどか曇れる〈後伏見院〉」*読本・椿説弓張月〔1807〜11〕続 ...
34. あら‐がき【粗垣・荒籬】
日本国語大辞典
之由〓」*玉葉和歌集〔1312〕神祇・二七二七・左注「天照らす月の光は神垣や引くしめ縄のうちとともなし この歌は ...
35. あらち‐お[‥を]【荒男】
日本国語大辞典
五四「あらちおの狩(か)る矢の先に立つ鹿(しか)もいと我ばかり物は思はじ〈柿本人麻呂〉」*玉葉和歌集〔1312〕雑三・二二七四「荒ちをの狩りゆく野辺の草高み引く ...
36. あり‐す・ぐ【有過】
日本国語大辞典
〔自ガ上二〕そのままで、月日が経過する。*玉葉和歌集〔1312〕雑二・二一四四「あだなれど今日の命もあり過ぎぬいつを限りぞ入相の鐘〈藤原雅有〉」*新千載和歌集〔 ...
37. あるもの‐がお[‥がほ]【有物顔】
日本国語大辞典
*新撰六帖〔1244頃〕二「みどりこのたぶさの中の紅葉ばをある物がほにしるもはかなし〈藤原家良〉」*玉葉和歌集〔1312〕釈教・二六八八「かりそめに心の宿となれ ...
38. いえ ば 世(よ)の常(つね)
日本国語大辞典
さね)などの乱れあひて、こなたかなたにわたりなどしたる、いでさらに、いへばよのつねなり」*玉葉和歌集〔1312〕恋三・一五二三「いへば世の常の事とや思ふらん我は ...
39. いかなれ や
日本国語大辞典
*新古今和歌集〔1205〕哀傷・八〇四「神な月しぐるる比もいかなれや空に過ぎにし秋の宮人〈相模〉」*玉葉和歌集〔1312〕恋四・一六八〇「うちたえで君にあふ人い ...
40. いく‐むかし【幾昔】
日本国語大辞典
*建礼門院右京大夫集〔13C前〕「あせにけるすがたの池のかきつばたいくむかしをか隔てきぬらむ」*玉葉和歌集〔1312〕雑五・二五八六「人も世も思へばあはれいく昔 ...
41. いず-もりつぐ【伊豆盛継】
日本人名大辞典
−? 鎌倉時代の歌人,神職。代々伊豆三島神社(静岡県)の祠官(しかん)。「新後撰和歌集」「玉葉和歌集」に歌がのる。 ...
42. nbsp;いそま の 浦(うら)
日本国語大辞典
8〕恋二・八二七「煙だにおもひはかりはしるべせよいそまの浦のあまのもしほ火〈藤原行能〉」*玉葉和歌集〔1312〕冬・九二六「冬の夜は潮風さむみ神島のいそまの浦に ...
43. いそやま‐あらし【磯山嵐】
日本国語大辞典
〔名〕磯辺の山から吹きおろす嵐。磯山颪(おろし)。*玉葉和歌集〔1312〕秋下・七一四「雲はるる磯山あらし音ふけて沖つ潮瀬に月ぞかたぶく〈藤原冬平〉」*太平記〔 ...
44. いちじょうてんのう・さんじょうてんのうかそうづか【一条天皇・三条天皇火葬塚】京都市:北区/大北山村地図
日本歴史地名大系
各々が現在比定地をさしていると考えられる。岩陰の烟を霧にわきかねて其夕くれの心地せし哉 (玉葉和歌集)とは天皇を野辺に見送る藤原資業の歌である。「古々路能志留部 ...
45. いで の 下帯(したおび)
日本国語大辞典
*新撰六帖〔1244頃〕五「今さらにむすぶ契りもたのまれず人にとけけるゐでの下帯〈藤原為家〉」*玉葉和歌集〔1312〕恋二・一四二八「ときかへし井手の下帯ゆきめ ...
46. いとま を 申(もう)す
日本国語大辞典
*岩瀬本大鏡〔12C前〕五・道長上「南に向きて拝せさせ給ふ。春日(かすが)の明神に暇申させ給ふなりけり」*玉葉和歌集〔1312〕雑五・二四六七・詞書「鳥羽院に出 ...
47. い‐まじ・る[ゐ‥]【居交】
日本国語大辞典
*宇治拾遺物語〔1221頃〕三・一八「人ゐまじり苦しかるまじき所にては、物いひなどはしながら」*玉葉和歌集〔1312〕恋三・一五四〇・詞書「せちに覚えける女の、 ...
48. いり‐しお[‥しほ]【入潮】
日本国語大辞典
遙に過れば、朝には入塩にて魚に非ずは游(およ)ぐべからず。昼は塩干潟馬を早めて急ぎ行く」*玉葉和歌集〔1312〕雑二・二一〇五「浦あれて風よりのぼる入潮におろさ ...
49. いろ 添(そ)う
日本国語大辞典
ふ松にこととへば来むと言ふなる万代の春〈藤原雅縁〉」(2)物事の味わいや度合が深くなる。*玉葉和歌集〔1312〕雑四・二三四四・詞書「物申しける女のもとより、前 ...
50. うえすぎ-しげあき【上杉重顕】
日本人名大辞典
上杉清子の兄。扇谷(おうぎがやつ)上杉家の祖。伏見院新宰相の蔵人(くろうど)をつとめる。「玉葉和歌集」にその歌がある。 ...
「玉葉和歌集」の情報だけではなく、「玉葉和歌集」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る

玉葉和歌集と同じ和歌カテゴリの記事
後撰和歌集(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典・国史大辞典)
『古今和歌集』に次ぐ第二の勅撰和歌集。略称「後撰集」。951年(天暦5)、村上天皇の命により昭陽舎(梨壺に撰和歌所が設けられ、別当に藤原伊尹、寄人に大中臣能宣、清原元輔、源順、紀時文、坂上望城のいわゆる「梨壺の五人」が任ぜられて、『万葉集』
なが‐うた 【長歌・長唄】(日本国語大辞典)
和歌の一体。五音、七音の二句を三回以上続け、最後に七音を添えるもの。ちょうか。*古今和歌集〔905〜914〕雑体・一〇〇二・詞書「ふるうたたてまつりし時のもくろくのそのなかうた」*源氏物語〔1001〜14頃〕行幸「なかうたなどの心ばへあらむを、御覧ぜむには
やまと‐うた 【大和歌・倭歌】(日本国語大辞典)
わが国固有の歌。多く、唐歌(からうた)に対して和歌をいう。*古今和歌集〔905〜914〕仮名序「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」*後鳥羽院御口伝〔1212〜27頃〕「やまと哥を詠ずるならひ、昔より今にいたるまで
旋頭歌(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
歌体の一つ。「みじかうた」「みそひともじ」ともいう。形式は五・七・五・七・七の五句体、三十一音。五句を分けて、五・七・五の三句を上の句、七・七の二句を下の句、さらに第一句を初句・頭句・起句、第二句を胸句、第三句を腰句、第五句を結句・尾句・落句などと呼ぶ。
こんぽん‐か 【混本歌】(日本国語大辞典)
和歌の歌体の一つ。古今集の真名序に「混本」と見えるが、どのような歌体をさすか、未詳。旋頭歌に同じく六句体の歌であるとする説(喜撰式、宣長、守部など)、四句体の歌とする説(奥義抄、八雲御抄など)、片歌や五・七音を連続させる、結句のない偶数形式の歌とする説(五十嵐力)
和歌と同じカテゴリの記事をもっと見る


「玉葉和歌集」は古典文学に関連のある記事です。
その他の古典文学に関連する記事
東歌(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
東国地方の歌の意で、『万葉集』巻14と『古今集』巻20の、「東歌」という標題のもとに収められた和歌の総称。万葉集東歌、古今集東歌と、単独ででもいう。[遠藤 宏]万葉集東歌 全部で230首(異伝歌のうち一首全体を記すものを加えると238首)あり、遠江国、信濃国以東の駿河
義経記(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
著者未詳。八巻。『判官物語』『義経双紙』『義経物語』などとも呼ばれ、これらの名称が物語るように、群雄の行動を軸に時代の変革を描く叙事詩としての軍記物語というよりは、源義経個人の数奇な生涯を描いた伝奇物語というべきもので、琵琶法師がその語り物として語った。
花鳥余情(改訂新版・世界大百科事典)
室町時代の《源氏物語》注釈。30巻。著者は一条兼良(かねら)。1472年(文明4)に成る。古くは〈かちょうよせい〉とも呼ばれた。四辻善成の《河海抄(かかいしよう)》のあとをうけて,その遺漏を補い,誤りを正すことを意図した書。《源氏物語》のみならず広く和漢の学に通じ
応仁記(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
応仁・文明の乱を題材とした室町時代の戦記文学。著者は明らかでないが、成立の時期は応仁・文明の乱の直後、それも文明五年(一四七三)からさほど時間を経ないころの作と考えられる。内容は三巻からなっているが、各巻とも何々事という見出しを付したいくつかの話にまとめられ
竹林抄(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
連歌撰集。宗祇編。春(二百三十三句)・夏(八十三句)・秋(二百五十一句)・冬(百十三句)・恋上下(二百五十九句)・旅(百十九句)・雑上下(四百九十句)・発句(二百八十八句)の十巻。文明八年(一四七六)五月の成立(序文は一条兼良作)。東国において東常縁から
古典文学に関連する記事をもっと見る
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額550万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題のオンライン辞書・事典サービスです。国史大辞典、日本国語大辞典、日本大百科全書、日本古典文学全集、日本歴史地名大系などを利用することが出来ます。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る