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「ちはやふる」に魅せられる!

2012-01-24

遅ればせながら、今年もよろしくお願いします!今年初のメルマガ執筆、マツオカです。年始は実家がある滋賀に帰省し近江神宮へ行ってきました。

その目的は初詣ではなく…、競技かるた「名人戦・クイーン戦」観戦!

競技かるたとは、小倉百人一首の札50枚を各25枚ずつを自陣に並べて1対1で競う競技です。自陣の札を取ったらその札が1枚減り、敵陣の札を取った場合は自陣から1枚相手に渡すことができ、先に自陣の札がなくなった方が勝利。札を払う際の激しさ、試合が長時間にわたることからしばしば「畳の上の格闘技」と称されることもある競技かるた。瞬発力、精神力、集中力を必要とされる白熱した試合は緊張感がハンパないです!しかも一部の大会を除いては、競技時の服装が自由であるためジャージにTシャツが一般的な競技スタイル。もはやこれはスポーツか?とも思いますが、いやいや確かに体力と持久力が必要ではありますが、百人一首の歌を全て覚えなければならないのはもちろんのこと、まず配られた50枚の札を試合開始時に暗記するため記憶力も不可欠。なんとも奥が深~い競技なのです。

数々の漫画賞を受賞し現在テレビアニメが放送されている競技かるたを題材にした少女漫画「ちはやふる 」により、ここ最近競技かるたは注目を集めています。実は、私もこの漫画から競技かるたの面白さに目覚めたミーハーなファンの一人です。。。

そんなわけで、競技かるた日本一が決定する大会「名人戦・クイーン戦」を生観戦したい! と近江神宮を訪れたのでした。ちなみに小倉百人一首の第1首目の歌を詠んだ天智天皇をまつっているため、近江神宮は競技かるたの聖地とされているんですね~。しかしやはり最近のブームの影響か観戦希望の方が多く、残念ながら整理券を入手できませんでした…。ガッカリ…。モニターでの観戦ではありましたが、試合の緊迫感はこちらまで伝わってくるほど!いやぁ~、来年こそはぜひとも生で観戦したいです☆

2012-01-24 written by マツオカ
「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり 今は春べと 咲くやこの花」競技かるたの試合時に序歌として詠まれる難波津の歌。平安時代に「誰でも知っている歌」の代名詞とされていたことから選ばれたそうです☆