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本場の味を求めて

2019-12-10

例年に比べ今年は11月も暖かく季節の進みもゆっくりでしたが、ついに本格的な寒気がやってきて毎朝布団から出るのも億劫になってきました。
この季節になると毎年どうしても温かくて辛い食べ物を欲してしまいます。
というわけで、先日お休みをいただき本場の韓国料理を味わうためソウルへ行ってまいりました。

新潟と同緯度のソウルはすでに最低気温が氷点下となる真冬並みの寒さで、辛いものを食べるにはうってつけ。現地でニット帽や手袋を調達し防寒対策バッチリで、朝から晩まで美味しいものを求めあちこち動き回りました。
とくに今回のお目当ては‟本場の韓国料理”だったので、観光客向けの店ではなく現地の人が行くようなローカルな食堂などに足を運びました。
日本でもおなじみのビビンバや豚の三枚肉を焼いたサムギョプサルなどのほか、韓国式の手打ちうどん「カルグクス」なる初めての韓国料理にも挑戦。
なかでも最も楽しみだったのが前々からずっと食べてみたかった‟ご飯泥棒”の異名をもつ「カンジャンケジャン」!

新鮮な生のワタリガニを醤油ダレに漬け込んで熟成させた料理で、カットされた蟹の脚を持って豪快に身にかぶりつきます。トロッとした甘みのある蟹の身がたまらなく美味しい逸品。そして最後は、甲羅にご飯を少し入れて残った身や濃厚な蟹みそをからめていただきます。
まさに‟ご飯泥棒”の異名をもつだけあって、めちゃくちゃご飯がすすむ料理なのです。
日本では食べられる店が限られているうえに値段も高くて、なかなか手が出せない「カンジャンケジャン」。心ゆくまでたっぷり堪能しました!

また韓国では料理を注文する前に、キムチやナムルや海苔などたくさんのおかずが小皿で出てくる店が多いんです。このおかずとご飯だけでお腹がいっぱいになりそうなほど。
ローカルな食堂では、このようなおかずとメイン全部合わせても大体1000円以下で食べられます。
ちょっと勇気を出して、日本語も英語も通じず観光客が1人もいないようなお店に入ってみるのもオススメです。

2019-12-10 written by マツオカ
韓国では可愛いカフェや屋台のスィーツ食べ歩きもしたかったのですが、ひとつも甘いものを食べていないことに気づきました。ついつい白飯や酒に合う可愛げのない食べ物ばかりチョイスしてしまうマツオカなのでした…。