- 見出し語の品詞などの表示には略号を用いた。(
「記号・約物一覧」参照
)
- 名詞は品詞の表示を省略した。ただし、同一項目の中で他品詞の用法もあるときには、それと区別して[名]と示した。固有名詞については表示を省略した。
ぜん‐たい【全体】[名]…
[副]…
じ‐ゆう〔‐イウ〕【自由】[名・形動]
- 動詞は、活用する行と活用の種類とを示した。
かえ・る〔かへる〕【返る/▽反る】[動ラ五(四)]
か・える〔かへる〕【変える】[動ア下一][文]か・ふ[ハ下二]
- 「する」が付いてサ変動詞となるものには、もとの品詞に「スル」を添えて示した。
けん‐てい【検定】[名](スル)
うっとり[副](スル)
- 形容詞・形容動詞の文語形には活用の種類を示した。
かる・い【軽い】[形][文]かる・し[ク]
こころ‐はずか・し〔‐はづかし〕【心恥づかし】[形シク]
あき‐らか【明らか】[形動][文][ナリ]
しょう‐ぜん〔セウ‐〕【昭然】[形動タリ]
- 文語のタリ活用の形容動詞で、口語においては「-と」の形で副詞に、また「-たる」の形で連体詞に用いられるものは、品詞表示を[ト・タル]とした。
へい‐ぜん【平然】[ト・タル][文][形動タリ]
- 助詞は、格助詞・接続助詞・副助詞・係助詞・終助詞・間投助詞・並立助詞・準体助詞の別を示した。
- 助動詞には、語義解説の前に活用する語形を掲げた。
れる[助動][(れ|れ|れる|れる|れれ|れろ(れよ))]
- 連語については、名詞を格助詞「の」「つ」でつなげたような、体言型のものには〔連語〕の表示を省略した。