タイトル一覧

270 件

聖徳太子 (しょうとくたいし)
坂本太郎 著
日本史上不世出の偉人。──推古女帝の摂政として不滅の足跡を残し、また仏教文化の基を築いた哲人政治家。古来聖徳太子伝は多いが、真の太子像に迫るものはない。古代史学の耆宿・太子研究の第一人者が透徹の史眼をもって史実と伝説を峻別切断し、流麗達意の筆で描く太子伝の決定版。
[飛鳥][政治家|天皇・皇族]
北条政子 (ほうじょうまさこ)
渡辺保 著
伊豆の片田舎に育ち、源家嫡統の頼朝と激しい恋愛によって結ばれたが、そこから彼女の宿命的変転がはじまる。勝気な鎌倉女性の典型であり、妻として、さらに母として、異様なまでの肉親相剋に苦悩する。本書は従来の政子観の不当な取扱いを是正し、鎌倉創業期の政治の動向を通じて、政子の行動と生活とをえぐり出した。
[平安|鎌倉][政治家|女性]
親鸞 (しんらん)
赤松俊秀 著
親鸞ほど著名な高僧はなく、かつ評価の異なるものはない。本書は、史料考証法を正しく大胆に用いて、少ない史料から親鸞の行実を再現すると同時に、その宗教の成立する過程を、親鸞の悩み、時代の動きの双方から追究して、家を持ち生産に従事しながら仏教を修行する釈尊以来の仏教の課題を解決した親鸞の生涯を明らかにする。
[鎌倉][宗教者]
淀君 (よどぎみ)
桑田忠親 著
悲運の戦国大名の家に生を受け、父母を滅ぼし弟を串刺しにした仇敵信長の部将秀吉の愛妾となり、秀頼を生んでその寵を一身に集め、太閤なき後は落日の大坂城に君臨して家康の前に節を屈せず、愛児とともに自滅して果てた勝気な女性。本書は著者の多年渉猟の史料による脚色ぬきのその生涯。興味は却って稗史や戯曲にもまさる。
[安土桃山|江戸][その他|女性]
福沢諭吉 (ふくざわゆきち)
会田倉吉 著
幕末より明治へ。──日本の近代化への脱皮の時にあたり、新時代の担い手となるべき人材と独立市民の育成に献身し、西洋事情・学問のすすめ・文明論之概略等々、めざましい著述活動によって広く西欧文明を紹介し、一世に甚大な感化影響を与えた偉大な先覚者・大教育者の生涯とその事績を、広範な資料にもとづいて最も精確に描いた。
[江戸|明治][思想家|教育家|武人・軍人]
蘇我蝦夷・入鹿 (そがのえみし・いるか)
門脇禎二 著
大化改新否定論を唱える著者が、『日本書紀』によって位置づけられてから現在まで、改新前の悪逆非道の張本とされてきた蘇我蝦夷・入鹿の人間像を、七世紀前半~中葉の国政外交等の政治状勢の動向の中に浮彫りにした。彼らの活躍の舞台である、飛鳥を中心とした新しい遺跡発掘調査の成果も縦横に駆使し真の原像を追求した、類書のない労作。
[飛鳥][豪族|官人]
徳川吉宗 (とくがわよしむね)
辻達也 著
江戸幕府中興の英主と謳われる吉宗とはいかなる人物か?享保改革とよばれるその政治の実体は?華やかな元禄時代はすでに行き詰りに達し打開・革新が翹望された。この期待を一身に負って立った新将軍。その施策は着々と効を奏し、寛政・天保両度の改革にも範とされた。本書は右の疑問に答えてはじめてまとめられた待望の伝記。
[江戸][武将・将軍]
石川啄木 (いしかわたくぼく)
岩城之徳 著
啄木研究の第一人者が、博捜渉猟した資料を厳密に吟味し、従来の研究成果を集大成して解明した、最も新しく且つ正確な啄木伝である。明治45年、近代日本の天才歌人啄木は、27年の波瀾に富む薄幸の生涯を閉じたが、その啄木のかくれた側面にも照明をあて、魅力ある文章と、多くの写真とをもって、人となりと思想・芸術とを浮彫りにした。
[明治][文化人]
持統天皇 (じとうてんのう)
直木孝次郎 著
古代国家の完成期として、また文化の興隆期として、日本史上きわめて重要な意味をもつ白鳳時代を指導した持統女帝の波瀾にみちた生涯を、愛情をもって浮彫りにした力作。とくに律令体制の形成過程に焦点をおき、天皇が、父天智、夫天武の遺業を承けついで、これを完成させるに至る栄光と苦難の半世紀を巧みに解明した好書。
[飛鳥][天皇・皇族]
10  佐倉惣五郎 (さくらそうごろう)
児玉幸多 著
芝居に講談にわが国義民の代表者として有名な佐倉惣五郎は、いままで実在の人物なのかどうかさえ疑われて来た。庶民・農民の歴史に深い関心をよせる著者が、この至難な問題に対決すべく研究を進めて遂に有力な実証史料を発見し、更に事件発生の背景をも究明したのち、改めて伝説を検討しながら謎をときほぐす異色ある伝記。
[江戸][その他]
11  西郷隆盛 (さいごうたかもり)
田中惣五郎 著
純朴で名利にこだわらず、愛情に豊かであり、生一本で太っ腹な自然児。まことに彼は変革の時代にふさわしい英雄として登場した。討幕維新の大業に軍事的主役を演じながら、やがて岩倉らの開明派と激しく対立して反動化し、賊名を負うて悠然西南に散華する。正に波瀾万丈の生涯というべく、本書はこれを描いて最も迫力に富む。
[江戸|明治][政治家|武人・軍人]
12  紫式部 (むらさきしきぶ)
今井源衛 著
『源氏物語』の名声ほど作者紫式部については知られない。本書は、その華やかな御堂関白道長の時代に生きた紫式部の生涯を、誕生から、埋もれた恋愛、不幸な結婚生活、宮廷からの追放、そして晩年に至るまでを、数多くの知見を示して、天才紫式部の特異な人間像を再現する。新装版を機に、最新の研究成果を取入れて晩年の記述を大幅に改訂した。
[平安][文化人|女性]
13  伊達政宗 (だてまさむね)
小林清治 著
奥羽の覇者“独眼竜”として、その勇名は世間周知のところ。それだけに伝説は伝説を生んで、政宗の正しい伝記は極めて少ない。本書は厳密な史料批判と透徹した理論構成とによって、その70年の生涯を余すところなく論述している。秀吉・家康との外交折衝、仙台藩の経営、南蛮への遣使など彼の生涯は多端にして多彩である。
[安土桃山|江戸][武将・将軍|大名]
14  南方熊楠 (みなかたくまぐす)
笠井清 著
生物学者・民俗学者南方熊楠は、和漢洋の学問を独学にて習得するとともに、その行動は奇行をもって知られる在野の英傑である。本書は豊富な資料を基に、南方を血の通った人間として、また日本のみならず世界の学問の水準を高めた学者としてとらえ、一代の行状を明らかにした。伝説化したその生涯を正し、真の南方熊楠伝の基礎をなす書である。
[明治|大正|昭和][学者]
15  日蓮 (にちれん)
大野達之助 著
日本仏教諸祖師のうちでも最も異彩を放つ日蓮の生涯は、二回の流罪を交えた迫害・受難の連続であった。著者は本書において、祖師伝にまつわる虚誕・俗説をきびしく批判しつつ、正確な史料と正しい仏典の解釈とによって、身命を賭しての激しい他宗排撃と、国難必至の大予言を絶叫したこの怪傑僧の真骨頂を鮮やかに解明した。
[鎌倉][宗教者]
16  井伊直弼 (いいなおすけ)
吉田常吉 著
大老井伊直弼ほど毀誉褒貶のはなはだしい人物も史上にまれであろう。井伊家は従来永く大老関係の史料を秘してきたが、戦後これを公開した。著者はこれらの新史料を縦横に駆使して、条約調印・将軍継嗣の問題、安政の大獄はもとより、学問・修養から若き日の悲恋まで、直弼の人間性を追求し、渦中の人物を美事に描き出している。
[江戸][政治家|大名]
17  樋口一葉 (ひぐちいちよう)
塩田良平 著
明治文壇の明星。若くしてこの世を去った樋口一葉は、従来それが伝説化されがちであった。本書は30年にわたる実証主義的研究により、客観的観察を重んじた最も正確な一葉伝である。下級士族の娘に生まれた一葉が長じて自己の周辺の矛盾に苦しみ、反抗し、悲しい諦観を持ち、さらに自我に生きようと努力したあとを追求する。
[明治][文化人|女性]
18  紀貫之 (きのつらゆき)
目崎徳衛 著
貫之は凡庸であり、『古今集』はつまらないというのが、明治以来の常識であった。著者はこの常識に挑戦し、彼を形成した歴史的背景から出発して、『古今集』『土佐日記』に関する諸学説を検討し、多くの史料を駆使しつつ、貫之の実生活と文学精神の変遷をも、時代背景を織り成して鮮明に浮び上らせ、近年の貫之復権の先駆をなした。
[平安][文化人|官人]
19  井原西鶴 (いはらさいかく)
森銑三 著
源氏物語と並ぶ不朽の名作「一代男」は、わが国の文学に浮世草子の新生面を開いた画期的作品である。西鶴その人の伝は不明の部分が多く、謎に包まれている。果して一代男以外、書肆の需めにも応じて濫作を続けた職業作家だったろうか。西鶴研究に独自の識見をもつ著者が、いわゆる西鶴作という諸作品をも精読して、ここに真の西鶴像を浮び上らせた。
[江戸][文化人]
20  富岡鉄斎 (とみおかてっさい)
小高根太郎 著
鉄斎はセザンヌ、ゴッホにも比すべき近代の世界的大芸術家であり、大学者でもあった。著者は鉄斎に傾倒すること20数年、一万点に及ぶ作品、数百巻にのぼる鉄斎自筆の記録、明治・大正期のあらゆる美術文献などを精査して、従来の謬説を正し、正確な鉄斎像を描き出した。鉄斎伝の決定版であり、欠くことのできない好指針である。
[江戸|明治|大正][文化人]
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