編集方針
- 本辞典は、日本の古典文学作品の語彙を理解するために必要な語を広く採録した。
- ここにいう古語とは、上代から近世末以前の文献に用いられている語をさす。
- それぞれの時代を代表する古典の用語については、つとめて採録した。同時に、それ以外の古典、および記録・文書・注釈等の用語についてもできるだけ広い範囲に渉って採録した。
- 古典を解読するに必要な、記録語・漢語・仏語および固有名詞(人名・所名・書名の類)をもある程度採録した。
- 語の解説にあたっては、単なる語義の説明にとどまることなく、できるかぎり典拠を示して、その語の文学的・時代的・生活的意味を明らかにすることに意を用いた。
- いちいちの語義に関して原典に即した確実な用例を示した。ただし、書名・人名などの項目や接頭語・接尾語の類には用例を省いた場合もある。
- 典拠のある図版を多数収録して、視覚的な理解に資するようにした。