六.語釈
- 語釈は、現代仮名遣によって記した。
- 常用漢字表中の漢字については原則としてその字体を用いた。
- 意味区分を示すために、以下の記号を用いた。
- 一二…は、文法機能の別を示すほか、普通名詞と固有名詞の別を示す。
- 12…は、一二…の下位区分を示す。
- ㋑㋺…は、12…の下位区分を示す。
- 語釈の冒頭に、以下の表示をした。
- 漢籍・仏典に使用例のある語には、それぞれ「漢語」「仏語」と表示し、典拠は特に示さない。なお、字音語の場合、漢音以外の発音には適宜、「呉音」「唐音」などと表示する。
- 固有名詞の表示。
- 地名・山川名などは、「所名」と表示する。
- 人物名については、実在した人物には「人名」、物語などに登場する架空の人物には「仮人名」、人間以外を人間に見立てた呼称は「擬人名」とする。
- 天皇は「天皇名」とし、天智天皇以前に限り『皇統譜』の代数を示す。
- その他の固有名詞については、適宜、「書名」「姓氏名」「寺名」などと、その種類を表示する。
- 必要に応じて、「鳥名」「植物名」「官職名」などの表示を用いる。
- 特殊な位相語や専門用語の類は、適宜、「ことわざ」「枕詞」「女房詞」「連俳用語」「上方語」などと表示する。
- 外来語(漢語を除く)には、可能なかぎり原語のつづりを示す。
- 同義語のある場合には、『「…」に同じ』、『「…」の略』などと表示し、語釈は「 」内の語に委ねて省略を原則とする。
- 語釈中の( )および「 」は以下の意味で用いた。
- 漢字表記に平仮名歴史的仮名遣で( )に包んで読み仮名を施したものは、その該当項目の立項してあることを示し、ジャパンナレッジではリンクを設けた。ただし、漢字を当てない語については、平仮名歴史的仮名遣を「 」に包んで、その該当項目の立項してあることを示す。
- 語の構成・転化を説明する場合に、平仮名歴史的仮名遣により「 」に包んで示すことがある。また、漢字の字音の説明などに、片仮名を「 」に包んで示すことがある。
- 漢字表記に片仮名現代仮名遣で( )に包んで読み仮名を施したものは、単なる読み方を示す。
- 語釈本文の補助的説明を( )に包んで示す場合がある。
- 年号は和年号、所名は旧国名を用いるのを原則とした。ただし、年号について西暦紀元を、所名について現行行政区画名(書籍版刊行時)を、それぞれ( )に包んで示すことがある。度量衡は初め尺貫法で示すことを原則としたが、現代的にメートル法で示したところも多い。
- その他、以下の記号を用いた。
- 「・」は並列を示す。
- 「~」は数値の幅を示す。
- 「=」は外来語の複合語の区切りを示す。
- 「→」は音韻や語形の変遷などを示す。
- 書名・作品名は『 』に包んで示した。また、語釈本文中にその典拠を( )に包んで示すことがある。
- 引用文は「 」に包み、頭に例のラベルを付けて示した。その表記は七.用例 3. ~ 8.にならう。
また、引用文の後に〔 〕に包んだものはその出典名である。
- 語釈の末尾に、以下の表示をした。
- 季語は、「季語、春」の形で示す。
- 対義語は、『「…」の対』の形で示す。
- 同義語のある場合は、『「…」とも』と表示し、その同義語が立項されていることを示す。ただし、『「…」ともいう』と表示して、その用例を見出し語の用例中に含めて掲げることもある。