NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1900冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 自然
  6. >
  7. 植物
  8. >
  9. 草・花・木
  10. >
  11. ソメイヨシノ

ソメイヨシノ

ジャパンナレッジで閲覧できる『ソメイヨシノ』の日本大百科全書・日本国語大辞典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)
ソメイヨシノ
そめいよしの/染井吉野
[学]Cerasus × yedoensis (Matsum.) Masam. et Suzuki
[学]Prunus × yedoensis Matsum.

バラ科(APG分類:バラ科)の落葉高木。オオシマザクラとエドヒガンの雑種で、明治初年に東京・染井(現在の豊島(としま)区巣鴨(すがも)付近)の植木屋から売り出されたサクラである。初めはヨシノザクラとよんでいたが、奈良県吉野山のヤマザクラと混同されやすいので、藤野寄命(帝室博物館員)によりソメイヨシノと名づけられた。4月の初め、葉の出る前に、径3~3.5センチメートル、淡紅白色の花が開き、各地にもっとも広く植栽され、花見の主体になっている。花弁は広楕円(こうだえん)形で頂部に切れ込みがあり、萼(がく)と柄には細毛が多く、花柱には開出毛がある。葉は互生し、楕円形または広倒卵形、長さ約8センチメートルで先は鋭くとがり、縁(へり)に鋸歯(きょし)があり、裏面と葉柄には細毛がある。果実はまれにつき、5~6月に赤紅色から紫黒色に熟す。ミシマザクラ、アマギヨシノなど近縁の品種もつくられ、北アメリカでソメイヨシノの実生(みしょう)から選出した品種アメリカはアケボノともよばれ、淡紅色の花をつける。

[小林義雄]2020年1月21日



日本国語大辞典
そめい‐よしの[そめゐ‥] 【染井吉野】

解説・用例

〔名〕

バラ科の落葉高木。エドヒガンとオオシマザクラの雑種に由来するサクラ。生長が早く、花着きがよく華麗なため、最もふつうに各地で栽植されているが、樹の寿命は短い。高さ七メートルくらいになる。葉は楕円形で長さ五センチメートルくらい。花は一重、葉に先立って開き、初め淡紅色、後ほとんど白くなり、花梗や萼(がく)には若枝や若葉とともに軟毛がある。幕末に江戸染井(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋から出て、明治になって東京にひろまり、初めヨシノザクラといわれたが、吉野山には全く無いのでソメイヨシノと改名された。ヨーロッパ・アメリカにも移植されている。学名はPrunus yedoensis 《季・春》

*東京年中行事〔1911〕〈若月紫蘭〉三月暦「染井吉野(ソメヰヨシノ)の特長とも見るべきは、花が咲いてから葉が出ること、咲き立てには薄紅色を帯びて居るが、十分に咲くと真白に見えて見事で有ること」

発音

ソメ〓ヨシノ

〓[ヨ]〓(ヨ)


上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


ソメイヨシノの関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 81
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. ソメイヨシノ画像
日本大百科全書
よんでいたが、奈良県吉野山のヤマザクラと混同されやすいので、藤野寄命(帝室博物館員)によりソメイヨシノと名づけられた。4月の初め、葉の出る前に、径3~3.5セン ...
2. ソメイヨシノ
世界大百科事典
→サクラ ...
3. ソメイヨシノ[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
一重咲き 淡紅白色 花弁5枚 ©Shogakukan ...
4. そめい‐よしの[そめゐ‥]【染井吉野】
日本国語大辞典
から出て、明治になって東京にひろまり、初めヨシノザクラといわれたが、吉野山には全く無いのでソメイヨシノと改名された。ヨーロッパ・アメリカにも移植されている。学名 ...
5. 檜木内川堤のソメイヨシノ[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
檜木内(ひのきない)川沿いに続く、日本有数のサクラ並木。延長約2kmにわたり、およそ400本のソメイヨシノが植えられている。開花は例年4月下旬~5月上旬で、全国 ...
6. いそべつつみ【磯部堤】富山県:富山市/旧上新川郡地区/磯部村
日本歴史地名大系
大正三年(一九一四)の大洪水の際、大改修を行って二重堤とした。翌四年には大正天皇即位記念事業として東京からソメイヨシノの苗木を一一二本取寄せて植樹し、同七年に再 ...
7. 上野公園[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
上野の山は江戸時代からサクラの名所として知られてきた。現在はソメイヨシノをはじめとする約1200本のサクラがあり、3月下旬~4月中旬の開花期には200万人もの花 ...
8. 園芸、2018から2019へ[園芸]
現代用語の基礎知識 2019
が、従来と大きく異なるのは、生物多様性を鑑みた植栽プランの採用が増えていることだ。桜並木はソメイヨシノ一辺倒を脱しオオシマザクラやヒガンザクラなど複数種を混植す ...
9. オオシモフリスズメ
日本大百科全書
九州に生息するものは亜種nawaiとされている。早春にごく短期間しか出現しない。幼虫はウメ、モモ、ニワウメ、ソメイヨシノなどに寄生するため、果樹園や街路樹のある ...
10. 開花前線
日本大百科全書
ツバキ、タンポポ、ヤマツツジ、ノダフジ、ヤマハギ、アジサイ、サルスベリ、ススキの各開花日、ソメイヨシノの開花と満開日、イチョウの芽吹き、紅葉、落葉日、イロハカエ ...
11. かいか‐ぜんせん[カイクヮ‥]【開花前線】
日本国語大辞典
〔名〕同じ種類の植物の開花日を観測し、同じ日である地点を地図上で結んだ線。気象庁ではサクラ(ソメイヨシノ)・ウメ・ツバキを指定している。 ...
12. 開花日/満開日(サクラ)[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
て変化するが、だいたい数日から1週間程度かかる。観測対象となるサクラはほとんどがソメイヨシノだが、ソメイヨシノが生育に適さない沖縄・奄美地方はヒカンザクラ、北海 ...
13. 開花予想
世界大百科事典
てウメ,ツバキ,タンポポ,ソメイヨシノ,ヤマツツジ,ノダフジ,ヤマハギ,アジサイ,ススキの9種の,選択種目としてスイセンなど16種の開花日を観測している。ソメイ ...
14. 角館画像
日本大百科全書
伝統的工芸品に指定され、年間売上げ額も大きい。シダレザクラ(国指定天然記念物)、檜木内川堤のソメイヨシノ(国指定名勝)がある。宮崎禮次郎 ...
15. かみこまごめむら【上駒込村】東京都:豊島区地図
日本歴史地名大系
ート・フォーチュンなども訪れている(江戸と北京)。オオシマザクラとエドヒガンの交配種であるソメイヨシノ(染井吉野)は染井の植木屋が一九世紀後半以降に売出したもの ...
16. 街路樹画像
日本大百科全書
選定・植栽され、ほぼ今日の街路樹体制の基ができあがった。のちにイヌエンジュ、シダレヤナギ、ソメイヨシノ、ミツデカエデが追加され、ミズキ、アカメガシワは成績不良で ...
17. 街路樹
世界大百科事典
キ,シダレヤナギ,シナサワグルミ,シラカンバ,スズカケノキ,セイヨウハコヤナギ(ポプラ),ソメイヨシノ,トウカエデ,トチノキ,トネリコバノカエデ,ナナカマド,ナ ...
18. 季節画像
世界大百科事典
なる。しかし,その種類により気候への反応の仕方が異なるので取扱いには注意を要する。例えば,ソメイヨシノの開花日は宮崎3月25日,東京3月30日,仙台4月12日, ...
19. キマダラルリツバメ画像
世界大百科事典
かなりの産地が知られるが,中部地方以北ではきわめてまれである。低地帯のアカマツ,クロマツ,ソメイヨシノなどの古木の多い社寺の境内や城跡などに生息している場合が多 ...
20. 県花
日本大百科全書
青森のリンゴ、鳥取の二十世紀ナシ、岡山のモモ、山口のナツミカンなど特産の果樹、そして東京のソメイヨシノ、福岡のウメ、大分のブンゴウメ、鹿児島のミヤマキリシマ、沖 ...
21. こまがたじんじゃ【駒形神社】岩手県:水沢市/塩竈村
日本歴史地名大系
て古くから知られ、県の天然記念物に指定されている。若干のベニヤマザクラ(オオヤマザクラ)とソメイヨシノが交じるが、老大木はすべてヒガン系で、およそ二五〇―三〇〇 ...
22. サクラ画像
日本大百科全書
核の中に1個の種子を含む。小林義雄2020年1月21日種類サクラにはよく知られているヤマザクラ(山桜)やソメイヨシノ(染井吉野)のほかにもいろいろな種類があり、 ...
23. サクラ画像
世界大百科事典
若枝や葉,花部などに毛があり,葉を開く前に大きな一重の花が木を埋めつくして美しく咲く。ソメイヨシノの仲間には,北アメリカでソメイヨシノの実生から選出された〈アメ ...
24. さくら【桜】画像
日本国語大辞典
ミザクラ(オウトウ)の実はサクランボと称して食用にする。ヤマザクラ、サトザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、エドヒガン、ヒガンザクラなど。学名はPrunus  ...
25. 桜 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
が、金さんこと遠山金四郎景元が腕に彫った刺青の桜吹雪はソメイヨシノではありません。彼は天保年間の1840年代に活躍した人物で、ソメイヨシノが生まれたのは江戸末期 ...
26. さくら‐ぜんせん【桜前線】
日本国語大辞典
〔名〕桜のソメイヨシノの開花予想日が等しい地点を結んだ線。三月末九州から北上、五月初め北海道に至る。 ...
27. 桜前線[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
ちなみに満開日とは、標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日を指す。観測対象は主にソメイヨシノであるが、ソメイヨシノが生育しない沖縄・奄美地方では ...
28. サクラの花芽[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
ソメイヨシノの花芽(かが)。冬の低温期を越し、4月初めごろ、新葉に先だって淡紅白色の花を開く ©Shogakukan ...
29. サクラの果実[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
ソメイヨシノの果実。5~6月に赤紅色から紫黒色に熟す ©Shogakukan ...
30. サクラの品種[イミダス編 科学]
イミダス 2018
観賞用として室町時代に始まった栽培品種の品種改良は、江戸時代以降盛んに行われ、現在最も多く植えられているソメイヨシノをはじめ、フゲンゾウ、カンザン、イチヨウ、シ ...
31. サクランボ画像
世界大百科事典
サクラ類の果実は1個の核をやわらかく多汁な果肉が包みこんでいるので,多くのものが食べられ,ソメイヨシノやヤマザクラの果実も苦くて美味ではないが,子どもが遊びに食 ...
32. 植物季節
日本大百科全書
わが国では1886年(明治19)に生物季節(動物季節を含む)の観測法の基準が決められた。ウメ、サクラ(ソメイヨシノ)、ヤマツツジ、ススキの開花日、イロハカエデの ...
33. 生物季節
日本大百科全書
ることが多い。したがって、生物季節から特定の地域の気象環境を総合的に把握できる。たとえば、ソメイヨシノの開花は平均気温が10℃に達すると始まるため、開花を観測す ...
34. 生物季節観測[イミダス編 科学]
イミダス 2018
ツバキ、タンポポ、ヤマツツジ、ノダフジ、ヤマハギ、アジサイ、サルスベリ、ススキの9種目の開花、ソメイヨシノの開花と満開、イチョウの発芽、黄葉、落葉、イロハカエデ ...
35. せいぶつ‐ぜんせん【生物前線】
日本国語大辞典
る生物活動の開始時期と場所を前線ふうに地図上にあらわしたもの。また、その前線。サクラ(特にソメイヨシノ)の開花、モンシロチョウの初見など。セ ...
36. 清明
日本大百科全書
琉球(りゅうきゅう)(沖縄地方)ではこの日を清明祭といって墓参を行う。また関東以西の本土ではソメイヨシノの花盛りの時期にあたる。根本順吉 ...
37. 剪定画像
世界大百科事典
どで覆って雨水の浸入を防ぐ。萌芽力の弱い樹木(シャリンバイなど),切口から腐りやすい樹木(ソメイヨシノなど)などは剪定にあたって注意を要する。生育上不要な枝の名 ...
38. 全米桜祭り[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
トンに約3000本の苗木を贈ったのが始まり。その時ヘレン・タフト大統領夫人らが植えた2本のソメイヨシノを含む約100本は、今も風格ある姿を保っている。フェスティ ...
39. 染井
日本大百科全書
ここに染井とよぶ名泉があったことが地名の由来というが、現在その泉の所在は不明。江戸時代から植木屋が多く、ソメイヨシノとよぶ桜の品種はこの地で売り出された。また菊 ...
40. そめい[そめゐ]【染井】
日本国語大辞典
東京都豊島区駒込にあった地名。江戸時代は植木屋が多く、ツツジ、サツキ、特に菊細工で知られた。桜のソメイヨシノの発祥地。染井墓地がある。*俳諧・類柑子〔1707〕 ...
41. たけなか-よう【竹中要】
日本人名大辞典
昭和24年国立遺伝学研究所員となり,28年細胞遺伝部長。サクラの研究で知られ,交配実験によりソメイヨシノがオオシマザクラとエドヒガンとの雑種であることを裏づけた ...
42. タフリナキン
日本大百科全書
、植物の茎、葉、果実などを腫脹(しゅちょう)、変形させ、ときには枝の分岐を異常促進させる。ソメイヨシノなどのサクラに寄生するサクラのてんぐ巣病菌T. wiesn ...
43. てんぐ巣病
世界大百科事典
呼ばれる。サクラてんぐ巣病は子囊菌類の1種Taphrinaの寄生によって起こり,発病の多いソメイヨシノでは〈天狗巣ははやくも青い葉を出し〉(宮沢賢治)と歌われた ...
44. 東京[都]画像
世界大百科事典
東京都は関東地方南西部を占め,主部をなす東西に長い陸地部と,太平洋上の伊豆諸島,小笠原諸島の島嶼(とうしよ)部からなりたっている。陸地部は東京湾の湾奥部に位置し ...
45. 東京都の要覧
日本大百科全書
都庁所在地:新宿区都花:ソメイヨシノ都木:イチョウ都鳥:ユリカモメ面積:2190.93平方キロメートル面積順位・比率:45位・0.6%人口(1990年総数):1 ...
46. 特定性
図書館情報学用語辞典
索引法の用語で,個々の索引語の詳しさ,具体性の度合いのこと.例えば,「樹木」よりも「桜」「桜」よりも「ソメイヨシノ」の方が特定性が高いという.索引法では,特定性 ...
47. としまく【豊島区】東京都地図
日本歴史地名大系
以降、江戸では数度にわたって菊見が流行するが、その先駆となったのは巣鴨の植木屋たちで、またソメイヨシノは駒込染井の植木屋たちが売出したともいわれる。〔近現代〕明 ...
48. ナシカメムシ
日本大百科全書
体は黒褐色で、黄白色の小斑(しょうはん)を散布し、各脚脛節(けいせつ)に黄白色の横帯がある。サクラ(ソメイヨシノなど)、ナシ、ウメ、リンゴなどのバラ科樹木にすみ ...
49. ナショナル・アトラス
世界大百科事典
ら宇宙に及ぶ開拓史を示す地図があり,日本のナショナル・アトラスには地震の分布図や生物季節(ソメイヨシノの開花日など)の地図があるなど,各国の特徴的な事項を示す地 ...
50. 男色大鑑(井原西鶴集) 477ページ
日本古典文学全集
忘るるばかり念仏に気をうつしける折節、又戸をたたくはあやしく、立ち出 江戸桜をソメイヨシノとする説があるが、ソメイヨシノは、江戸末期、巣鴨村染井の植木屋によっ ...
「ソメイヨシノ」の情報だけではなく、「ソメイヨシノ」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

ソメイヨシノと同じ草・花・木カテゴリの記事
白露(日本国語大辞典)
(草木においた露が白く光って見えるところから)露。白く見える露。《季・秋》*万葉集〔8C後〕二〇・四三一二「秋草におく之良都由(シラツユ)のあかずのみあひ見るものを月をし待たむ〈大伴家持〉」*古今和歌集〔905〜914〕春上・二七「浅緑いとよりかけて白露を珠にもぬける春の柳か〈遍昭〉」
サクラ(桜)(日本大百科全書(ニッポニカ))
バラ科の落葉高木または低木で、おもに北半球の温帯と暖帯に分布する。サクラ属のうち、スモモ、モモ、ウメ、ニワウメ、ウワミズザクラなどの亜属を除いたサクラ亜属のものを一般にサクラと称し、花の美しいものが多く、日本の花の代表として外国にも知られている
くぬぎ 【櫟・橡・櫪・椚・椢】(日本国語大辞典)
ブナ科の落葉高木。本州、四国、九州の山野に生え植林もされる。幹は高さ一五メートル、径六〇センチメートルにもなる。樹皮は深く縦に裂け、若枝には褐色毛を密布する。葉は柄があり互生し長さ八〜一五センチメートルの長楕円形で、縁は芒(のぎ)状に鋭く切れ込む。
つばき 【椿・海石榴・山茶】(日本国語大辞典)
(1)ツバキ科の常緑高木または低木。本州中部以西の各地と本州中部以北の海岸付近に分布し、林の中に生える。観賞用に広く植えられる。まれに高さ一〇メートルを越す。葉は互生し、柄をもち厚く光沢がある。葉身は長さ約八センチメートルの楕円形ないし長楕円形または長卵形で先は
けやき 【欅・槻】(日本国語大辞典)
ニレ科の落葉高木。本州、四国、九州および朝鮮、中国の山野に自生し、庭木や並木として栽培されることが多い。高さ三〇メートル、径二メートルに達し、枝は扇状にひろがる。樹皮は灰褐色、若枝と若葉には細毛を密布。
草・花・木と同じカテゴリの記事をもっと見る


「ソメイヨシノ」は自然に関連のある記事です。
その他の自然に関連する記事
春一番(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
冬から春へと季節が移るころ、冬のうちとは風向きの異なる強風が急に吹き出すことがある。この現象を戒めたことばで、漁業従事者たちの間で、海難防止の意味合いで使われだしたといわれる。春一(はるいち)ともいう。冬のうちの北風、西風を吹かせた西高東低型の気圧
富士山宝永噴火(国史大辞典)
宝永四年(一七〇七)十一月二十三日に始まり、十二月八日まで続いた富士山南東側中腹付近での大噴火。大量の火山弾、火山灰が降ったため「宝永の砂降り」ともよばれる。被災地域は駿河・相模・武蔵三国に及び、江戸でも降灰があり雪が降るようであったという(新井白石
伊吹山(世界大百科事典・日本大百科全書・日本歴史地名大系)
滋賀県と岐阜県の県境を南北にのびる伊吹山地の主峰で,標高1377m。地質は古生代石灰岩よりなり,山麓の古生層は石灰岩が少ない。その地質構造は,巨大な石灰岩が低角度の衝上面で石灰岩の少ない古生層の上に衝上したものとされていたが,褶曲に衝上を伴ったもので
長良川(日本歴史地名大系)
県のほぼ中央部に東西に横たわる位山(くらいやま)分水嶺山脈中に位置する見当(けんとう)山(一三五二・一メートル)を源流とし、濃尾平野を経て、伊勢湾直前で揖斐(いび)川に合流する。地形的には河川争奪によって流域拡大がなされたとも考えられる大日
アルデバラン(日本大百科全書・世界大百科事典)
おうし座のα(アルファ)星の固有名。アラビア語で「後に続くものAlDabaran」の意で、同じおうし座のプレヤデス(すばる)よりも少し遅れて日周運動していることに由来する。日本でもいくつかの地方で「すばるの後星(あとぼし)」とよばれている。冬の夜空で
自然に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1900冊以上(総額850万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶