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  11. ブラインドサッカー
日本大百科全書・イミダス

日本大百科全書(ニッポニカ)
ブラインドサッカー
ぶらいんどさっかー
blind soccer 英語
blind football 英語

視覚障害者のために考案されたサッカー。正式名称は視覚障害者5人制サッカーで、略称ブラサカ。競技はFIFA(国際サッカー連盟)が定めたフットサルを一部修正したルールで行われる。障害の程度に応じたB1クラス(全盲)とB2/B3クラス(弱視)の二つのカテゴリーがある。B1~B3とは国際視覚障害者スポーツ協会(IBSA:International Blind Sports Federation)が定めた障害の程度によるクラス分けで、B1は視力ゼロから光を感じる程度(ただしどの距離・方向からも手の形を見分けることができない)、B2は手の形を認識できる程度から視力0.03以下か、視野が5度未満あるいはその両方、B3は視力が0.1以下か視野が20度未満あるいはその両方となっている。
 B1クラスの1チームは7人編成で、4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパーに加え、プレーヤーに声で指示を送るコーチとコーラーで構成される。このクラスのフィールドプレーヤーは、視力の差をなくすために全員アイマスクを着用する。ゴールキーパー、コーラー、コーチはB2/B3クラスの者か晴眼者が務め、ゴールキーパーはおもに味方ディフェンダーに、コーラーは攻撃する側のゴールの裏に立ってオフェンスに、コーチはフェンス(サイドライン)の脇に立っておもにミドルエリアにいる選手に対して声のガイドを行う。また、コーチは全体の監督の役割も担う。ボールは中に鈴が入っていて音が鳴る特殊なものを使用する。サイドライン上にはクッション素材のフェンスがあり、このフェンスを利用した戦術も可能である。また、危険な接触を防ぐため、ボールを保持した相手に対し「ボイ!Voy!(スペイン語で「行く」の意味)」というかけ声をかけなければならず、これを怠ると「ノースピーキング」という反則となる。B2/B3クラスの競技は1チーム5人で、コーチやコーラーは参加しない。チームは弱視者と晴眼者の混合編成で、アイマスクは着用せず、ルールはフットサルとほぼ同様、ボールもフットサル用のものを使用する。ただしB2の選手がつねに2人以上フィールドに出ていなければならない。B2/B3クラスは視覚障害者と健常者が同じフィールドにたつユニバーサル競技としても行われている。どのクラスも試合時間は前半後半各25分の計50分間で行われ、10分間のハーフタイムがある。
 ブラインドサッカーは1980年代に考案され、ヨーロッパや南米などで盛んになった。日本でIBSAによる国際ルールが導入されたのは2001年(平成13)であるが、それ以前から盲学校などで独自ルールを設けて競技されていた。2001年に現在の日本ブラインドサッカー協会(JBFA:Japan Blind Football Association、2010年に「日本視覚障害者サッカー協会」から改称)の前身、「音で蹴るもうひとつのワールドカップ実行委員会」が発足。2003年に初めての全国大会である日本視覚障害者サッカー選手権大会が開かれた。2010年時点の国内競技人口はおよそ400人で、小中学校の教育プログラムや総合学習の授業では、仲間との交流や信頼関係を自然に学べるとし、ブラインドサッカーを授業に取り入れる動きもある。2004年よりパラリンピック正式種目。
[編集部]



情報・知識 imidas
ブラインドサッカー
blind soccer ; blind football
視覚障害者が参加できるよう考案されたサッカー。正式名称は視覚障害者5人制サッカーで、略称は「ブラサカ」。フットサルと同様のコートやゴールを使用し、前後半各25分で試合を行う。障害の程度に応じてB1クラスとB2/B3クラスの二つのカテゴリーに分けられる。B1クラスでは、音が出るように中に鈴を入れた特殊なボールを使い、4人のフィールドプレーヤー全員がアイマスクを着用。晴眼者(視力障害がない人)が務めてもよいとされるゴールキーパーとコーチや敵ゴール裏に立つコーラーが出す指示の声、ボールの鈴の音を頼りにプレーする。また、危険な接触を避けるため、フィールドプレーヤーが相手ボールを奪いに行く際は、スペイン語で「行く」を意味する「ボイ!」というかけ声を発しないと反則を取られる。B2/B3クラスではアイマスクは着用せず、ボールもフットサルと同じものを使用。視覚障害者も晴眼者も同じルールでプレーする。ブラインドサッカーは1980年代初頭に考案されてヨーロッパや南米で普及が進み、98年にはブラジルで第1回の世界選手権が開催された。また、2004年のアテネ・パラリンピックから正式種目に採用されている。日本では、02年10月に日本視覚障がい者サッカー協会(現日本ブラインドサッカー協会、JBFA)が発足し、03年9月に初めての全国大会を開いた。14年11月時点での国内の競技人口は約400人。同月には、アジア初開催となる第6回世界選手権が東京都の国立代々木競技場フットサルコートで開かれ、ブラジル代表が2大会連続4回目の優勝を達成。日本代表は過去最高の6位になった。

[イミダス編]
[2014.12]
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1. ブラインドサッカー
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