1. イブン・スィーナー(ibn Sīnā, Abū ‘Alī al-Ḥusayn)
世界人名大辞典
〔ラ〕アウィケンナAvicenna〔980.8~1037〕 イスラーム哲学者,医学者.ブハラ(現ウズベキスタン)でサーマーン朝のペルシア人官吏の子として生まれ, ...
2. イブン・スィーナー アブー・アリー
世界文学大事典
る者という意味がある)という象徴的人名を使って同名の哲学的小説を著したが,内容的には,イブン・スィーナーの著作とは題名以外に共通点はない。 医学の著作では『医学 ...
3. イブン・シーナー
日本大百科全書
イスラム思想史を代表する哲学者、医学者。ラテン名はアビケンナAvicenna。中央アジアのブハラ近郊に生まれる。著作活動は哲学、医学、自然学、数学など多岐にわた ...
4. アヴィケンナ
世界文学大事典
→ イブン・スィーナー ...
5. エブネ・スィーナー
世界文学大事典
→ イブン・スィーナー ...
6. アリストテレス(Aristotelēs)
世界人名大辞典
よる論理学書のラテン語訳が伝わるのみであったが,12世紀にはシリア,アラビアを経由してイブン・スィーナー,イブン・ルシュドの研究が伝わり,自然学著作がラテン語訳 ...
7. アリー・イブン・アッバース・マジュースィー(‘Alī ibn al-‘Abbās al-Majūsī)
世界人名大辞典
a》,一名《王の書:Kitāb al-malik》を著す.食養学,薬物学が出色の書で,イブン・スィーナーの《医学典範》が現れるまでは盛んに世に行われた.また初め ...
8. (アル・)スフラワルディー
世界文学大事典
砦で獄死。ここからマクトゥール(殺された者)と呼ばれる。〈照明学の師〉として知られる。イブン・スィーナーの存在論をスーフィズム(イスラーム神秘主義)と結びつけて ...
9. イスラムとヨーロッパ 前嶋信次著作選 2 134ページ
東洋文庫
スコットはトレドやパレルモで多くのアラビア語文献をラテン語に訳したが、とくに有名なのはイブン・スィーナーの註釈によるアリストテレスの『動物誌』その他である。これ ...
10. イスラムとヨーロッパ 前嶋信次著作選 2 144ページ
東洋文庫
レイデス・ヒポクラテス・ガレノスその他のギリシアの学者たちと、キンディー・ラーズィー・イブン・スィーナー・ファーラービーその他のイスラムの学者たちとの双方を含ん ...
11. イスラムとヨーロッパ 前嶋信次著作選 2 421ページ
東洋文庫
ロティ霊Rおいo賦(一八五〇一一九≡二年)へとその関心は及んでいる。さらに、イブン・スィーナー一げ口ω圃愚(九八OI一〇三七年)やエジプトの知識人アフマド・ア、 ...
12. イブン・トゥファイル
世界文学大事典
得る。ついに人間たちと会うが,理解しあえず,彼らはもとの島に戻る。これらの人物の名は哲学者イブン・スィーナーの作品の登場人物から取られており,ギリシャ哲学の理性 ...
13. カーブース・イブン・ワシュムギール(Qābūs ibn Washmgīr, Shams al-Ma‘ālī)
世界人名大辞典
一時サーマーン朝に亡命した[981]が,住民の要請により復位[98].学問と詩に優れ,イブン・スィーナーの庇護者としても知られる. ...
14. ガザーリー アブー・ハーミド
世界文学大事典
いての著述を行い,また当時活動を強めていたシーア・イスマーイール派や,ファーラービーやイブン・スィーナー(ラテン名アヴィケンナ)に代表される哲学(ファルサファ) ...
15. 香辛料の世界史 110ページ
文庫クセジュ
て満足のいく知識をもたらしてくれたのは,1000年頃のアラビアの著述家アヴィセンヌことイブン・スィーナー,たぐい稀なる知性と該博な知識により「医者の王様」と異名 ...
16. シーラーズィー,クトゥブッディーン(al-Shīrāzī, Quṭb al-Dīn)
世界人名大辞典
し,同地で没.あくなき学究心,博学,気前のよさで知られ,チェスの名手でもあった.主著にイブン・スィーナーの《医学典範》の注釈,スフラワルディー・マクトゥールの《 ...
17. スコット(Scot(Scott), Michael)
世界人名大辞典
びシチリアで多数のアラビア語文献をラテン語に訳した.そのなかにはビトルージーの天文書,イブン・スィーナーの著作に含まれるアリストテレスの動物学関係の文献その他の ...
18. スフラワルディー・マクトゥール(al-Suhrawardī al-Maqtūl, Shihāb al-Dīn)
世界人名大辞典
北西部)で生まれ,マラーガ(アゼルバイジャン)やイスファハーンで哲学や神学を学んだが,イブン・スィーナーの哲学に満足できず,非アリストテレス的な哲学を独創した. ...
19. タラソテラピー 4ページ
文庫クセジュ
サモニクスは関節の治療に海水を用いた。 ―― 紀元後一〇〇〇年、アヴィケンナ(1)(イブン・スィーナー)がギリシア・ローマの論文の考証を行なった。 (1) 九 ...
20. 大旅行記 5 402ページ
東洋文庫
あり、哲学的な叡智を競う議論の席にも参加した。ある外国の人がヤークート筆による一巻本のイブン・スィーナー『治癒の書(シファーウ)』を彼のために献呈したところ、彼 ...
21. 中国とインドの諸情報 2 第二の書 193ページ
東洋文庫
アリストテレスの著作の多くは、九世紀前半の頃、アラビア語に翻訳され、キンディー(al-Kindī)、イブン・スィーナー(Ibn Sīnā)やイブン・ルシュド(I ...
22. トゥースィー,ナースィルッディーン(Ṭūsī, Nāṣir al-Dīn)
世界人名大辞典
代表する神学者で,《神学綱要:Tajrīd al-‘aqā'id》は十二イマーム派神学の集大成とされる.イブン・スィーナー哲学の復興者とも見なされる.数学者,天 ...
23. バウサーニ(Bausani, Alessandro)
世界人名大辞典
リ東洋大学,再びローマ大学で教鞭を執る.ウマル・ハイヤーム,ルーミー,イクバールの詩,イブン・スィーナーの作品の翻訳を行った.クルアーンのイタリア語訳(1965 ...
24. バグダーディー,アブー・バラカート(al-Baghdādī, Abū al-Barakāt)
世界人名大辞典
al-mu‘tabar》は,先験的知識に重きを置いた哲学的論考.自然学ではアリストテレスを,形而上学ではイブン・スィーナーを批判した.一定の力は加速度運動をもた ...
25. バル・ヘブラエウス(Bar Hebraeus)
世界人名大辞典
al-duwal》には,アラビア医学,数学に関する記録も付加する.哲学では《智恵の泉》がイブン・スィーナーやラーズィー(ファフルッディーン)の系統をひく重要な著 ...
26. バーバー・アフザル・カーシャーニー(Bābā Afz̤al Kāshānī)
世界人名大辞典
筆されたその著作には,自己の認識,霊魂の哲学的解明への強い意思が読みとれる.思想的にはイブン・スィーナーの哲学の直接的影響下にあり,トゥースィー(ナースィルッデ ...
27. ビールーニー アブー・アル・ライハーン
世界文学大事典
itāb al-ṣaidalaなどがある。またアリストテレスの自然哲学の原理に関してイブン・スィーナーと交わした往復書簡が残っている。さらに彼は,異端的な哲学 ...
28. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 274ページ
東洋文庫
鍛冶屋で医者のムクリーの店に学識ある人びとと坐って、いろいろと語り合っていた。するとある学者が、「イブン・スィーナーはなんと偉大な人物であったことか」と言った。 ...
29. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 284ページ
東洋文庫
近世の最も傑出した人物で、真理の証たるアル・フサイン・ピン・アブドッラー・ビン・スィーナー(イブン・スィーナー)は著書『医学規典』において、痩せた体では難しいが ...
30. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 287ページ
東洋文庫
この書の前で跪拝するのも当然なほどだからである。私は妙なことを聞いたが、それはある者がこの書ヒついてイブン・スィーナーに異議を申し立て、その異議を本にまとめて、 ...
31. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 288ページ
東洋文庫
ピン・ザカリーヤーの『王者の贈物』、イブン・マンドウーヤ・イスファハー二1の『充足』、イブン・スィーナーの『治療における各種の過失の防止』、サイイヅド・イスマー ...
32. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 290ページ
東洋文庫
か、その次男 ミカーイ竃ルである。 第三話 イブン・スィーナーが語る 精神療法 偉大なる学者にして真理の証たるイブン・スィーナーは『始めと戻りの書 ...
33. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 294ページ
東洋文庫
書い た。 三 ジューイ・ムーリヤーソ 第二講話、第二話の注参 照。 第五話 イブン・スィーナーの恋煩 いの治療 アブール・アッバース・マー ...
34. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 295ページ
東洋文庫
たちの保護者であった。このために多くの哲学者や学に秀でた者たちがその宮廷に集まっていた。たとえばイブン・スィーナー、アブー・サハル・マスィーヒー、アブール・ハイ ...
35. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 296ページ
東洋文庫
て、彼に仕えるようになった。 しかしスルタンの意中の人はイブン・スィーナーだった。そこで絵師でもあったアブー・ナスルにイブン・スィーナーの似顔絵を描くように命じ ...
36. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 297ページ
東洋文庫
私にはもはや望みはない。今後われらの間には魂の交流があるだけだろう」。それから彼らはさらに進んだ。 イブン・スィーナーが語るところでは、四日目に嵐が起こり、砂塵 ...
37. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 298ページ
東洋文庫
それからイブン・スィーナーは召されて、病人の枕辺に行って見ると、いとも端正な顔立ちをした若い貴公子で 体の均斉がとれて産毛の跡をとどめ、やつれ果てて臥していた ...
38. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 299ページ
東洋文庫
予のもとに連れてまいれ」と命じ、イブン・スィーナーは御前に出た。王はスルタン・マハムードが送ったイブン・スィーナーの人相書を持っていたので、彼が前に来ると、「そ ...
39. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 300ページ
東洋文庫
救われた。その後力ーブース王はイブン・スィーナーにあらゆる礼をつくした。彼はそれからレイに行き、アラーウッ・ダウラ王の宰相になった。そのことはイブン・スィーナー ...
40. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 302ページ
東洋文庫
問の保護者として知られる。アラビア語式に表記すれ ばアドドッ・ダウラとなる。 第七話 イブン・スィーナーの憂欝 症の治療 憂欝症は医師もその治療 ...
41. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 303ページ
東洋文庫
事実、アリストテレスを大臣としたアレクサンダー以来、いかなる王もイブン・スィーナーほどの宰相を持ったことがない。イブン・スィーナーは宰相の任にあった時、毎日未明 ...
42. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 304ページ
東洋文庫
食べたら、早くふとれるぞ」と言いなさい』と言いつけた。家人はイブン・スィーナーが命じた食べ物を運ぶと、病人は食べ、その後イブン・スィーナーが調合した飲み物、薬を ...
43. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 314ページ
東洋文庫
十一世紀にはいると散文学は活動期を迎えたが、前世紀と同じように歴史、科学、宗教書が主流を占めた。イブン・スィーナーとアル・ビールー二1はその代表的著作をすべてア ...
44. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 316ページ
東洋文庫
宮廷であった。アル・ビールー二1は一時彼に仕え、その名著『諸民族年代学』を捧げており、イブン・スィーナーも彼の保護を受けようとグルガーンに赴いたことがあった。カ ...
45. ペルシア逸話集 カーブースの書・四つの講話 325ページ
東洋文庫
ードに関する逸話も興味深い。医師に関する第四講話においては中世イスラムが生んだ大医学者イブン・スィーナーに関する記述が特に注目に値し、さらにラーズィーにまつわる ...
46. ムッラー・サドラー(Mullā Ṣadrā)
世界人名大辞典
新たに神智学(イルファーン)を打ち立てた.それは,師たちのイスファハーン学派を継承し,イブン・スィーナーの哲学,スフラワルディー・マクトゥールの照明哲学,イブン ...
47. ヨーロッパ中世の哲学 98ページ
文庫クセジュ
アヴィケンナとアヴェロエスである。 九八〇年に生れ一〇三七年に死去したアヴィケンナ(イブン・スィーナー)はペルシア出身であり、あらゆる問題について百余の著作を ...
48. ヨーロッパ中世の哲学 174ページ
文庫クセジュ
→イシドルス イシドルス(セビリャの) 19-20, 76 イブン・ゲビロル(ガビロル) 85 イブン・スィーナー →アヴィケンナ ...
49. ラーズィー,クトゥブッディーン(al-Rāzī, Quṭb al-Dīn Muḥammad)
世界人名大辞典
〔1290~1365〕 イスラーム哲学者,論理学者.イブン・スィーナーの伝統を引く.レイ近郊(現テヘラン南郊)出身.ヒッリー(アッラーマ)の弟子でシーア派であっ ...
50. 錬金術 57ページ
文庫クセジュ
とくに錬金術を医学に応用しようとした。アヴィケンナという西欧名のほうでよく知られているイブン・スィーナー(九八〇年 ― 一〇三七年)は、知識のあらゆる分野を探究 ...