1. アクィナス トマス
世界文学大事典
イタリアのスコラ神学者,哲学者。南イタリアのアクィーノ近郊の城主の子,モンテカシノの修道院で初等教育をうけ,ナポリ大学入学(1240),ドミニコ会入会(44), ...
2. トマス・アクィナス
日本大百科全書
中世のスコラ神学者。稲垣良典2015年1月20日生涯と著作南イタリアのナポリに近い、ローマ教皇領とフリードリヒ2世領の境界に位置するロッカセッカ城で生まれ、5歳 ...
3. トマス‐アクィナス
日本国語大辞典
(Thomas Aquinas )イタリアの神学者、哲学者。ドミニコ会所属。スコラ哲学の完成者。アリストテレス哲学と神学、すなわち理性と信仰の調和をはかり、実在 ...
4. トマス・アクィナス(Thomas Aquinas)
世界人名大辞典
〔イタ〕Tommaso d'Aquino〔1225(-27)~74.3.7〕 イタリアの盛期スコラ学最大の神学者,哲学者,聖人.アクィーノ伯家に生まれる.モンテ ...
5. トマス・アクィナス
世界文学大事典
→ アクィナス ...
6. アウグスティヌス(アンコナの)(〔ラ〕Augustinus de Ancona)
世界人名大辞典
1298~1328)の顧問となる.哲学的・神学的な著作においてアエギディウス・ロマヌスを通してトマス・アクィナスに傾倒.一方で,後世に影響を及ぼすことになった教 ...
7. アエギディウス・ロマヌス(Aegidius Romanus)
世界人名大辞典
Columna〔1247~1316.12.22〕 イタリアの神学者.アウグスチノ会修道士となり,パリでトマス・アクィナスに学び,パリ大学教授となる.のちブールジ ...
8. アヴェロエス
世界文学大事典
これらの注釈は,多くラテン語に訳され,盛期スコラ哲学に大きな影響を与えた。アルベルトゥス・マグヌス,トマス・アクィナスなどが批判・反駁というかたちではあるが,彼 ...
9. アリギエーリ ダンテ
世界文学大事典
擁するフランチェスコ会である。ダンテは前者の修道会に通って,アルベルトゥス・マグヌスやトマス・アクィナス(イタリア名はトンマーゾ・ダクィーノ)のスコラ哲学に精通 ...
10. アリストテレス(Aristotelēs)
世界人名大辞典
どをめぐり,キリスト教神学にも課題を突きつけた.13世紀以降〈哲学者〉の代名詞となり,トマス・アクィナスはじめスコラ哲学の成立に影響を与えた.〖全集〗 岩波書店 ...
11. アリストテレス学派
日本大百科全書
アラビア世界に多数の優れた注釈者を生んだ。これが西欧に伝えられ、アリストテレス主義は13世紀のトマス・アクィナスによってカトリック教会公認の哲学となり大いに栄え ...
12. アルベルトゥス・マグヌス
日本大百科全書
新プラトン哲学やイスラムのアビケンナ(イブン・シーナー)に由来する要素と混在している。彼はその弟子トマス・アクィナスにみられるような、体系的に一貫した独創的な形 ...
13. アルベルトゥス・マグヌス(〔ラ〕Albertus Magnus)
世界人名大辞典
223],神学をドイツで研究し,パリ大学で神学の教鞭を執り[45-48],ついで弟子のトマス・アクィナスを伴ってケルンに赴き,ドミニコ会高等研究学院を設立して教 ...
14. アルベルトゥス・マグヌス
世界文学大事典
ドイツのスコラ哲学者,司教,神学者,自然学者,注釈家,聖者。トマス・アクィナスの先駆者にして,師。博識と多方面にわたる学的関心をもつ学者として影響力が強い。〈わ ...
15. アレクサンデル(ヘールズの)(〔ラ〕Alexander Halesius)
世界人名大辞典
ィヌス学派の学説の集成で,これにアリストテレスの学説を加味したもの.彼の総合的方法は,トマス・アクィナスに継承されて,スコラ学的方法として確立された. ...
16. アンセルムス(カンタベリーの)
世界文学大事典
か』Cur Deus Homo(98)などの著書がある。ガウニロ,ボナヴェントゥーラ,トマス・アクィナス,ドゥンス・スコトゥス,デカルト,カント,ライプニッツな ...
17. アンセルム・ド・ラン
世界文学大事典
多く導入して,命題集の編纂を手がけた。これはのちにペトルス・ロンバルドゥスの『命題集』を経て,トマス・アクィナスの『神学大全』に至る。彼はこの面でスコラ学の創始 ...
18. 安楽死
日本大百科全書
人間が人の生命を奪うことは神の意思に反するという考え方(これは聖アウグスティヌスに始まり、トマス・アクィナスにより集大成された)を前提として、安楽死も殺人の一種 ...
19. アンリ・ド・ガン(Henri de Gand)
世界人名大辞典
Gandavo〔1213頃~93.6.29〕 フランスのスコラ神学者.アウグスティヌスを支持してトマス・アクィナスに反対し,ドゥンス・スコトゥスやW.オッカムに ...
20. イスパノアメリカの征服 126ページ
文庫クセジュ
飽き飽きするほど繰り返し主張されている。これは、信じるという行為はひたすら自発的意志に発するという、聖トマス・アクィナスが高らかに断言した良識が生きつづけていた ...
21. イスパノアメリカの征服 171ページ
文庫クセジュ
学校の教授をつとめ、二〇年も以前から聖トマス・アクィナスの『神学大全』を注釈講義していた。彼は衰退したスコラ学に反発して、天使的博士(トマス・アクィナス)が見事 ...
22. イスラム哲学
日本大百科全書
さらに彼の著作の主要なものはラテン語に訳されたため、中世ヨーロッパのスコラ哲学に深い影響を与えた。トマス・アクィナスの存在の形而上学や超越概念論はイブン・シーナ ...
23. イスラムとヨーロッパ 前嶋信次著作選 2 63ページ
東洋文庫
このとき、答礼使としてカイロにきたのがアクィノのトマス伯爵という人で、キリスト教神学の大立物聖トマス・アクィナスの父親にあたる人らしい。聖トマスが生まれたのは一 ...
24. イスラムとヨーロッパ 前嶋信次著作選 2 136ページ
東洋文庫
想家イブン・ルシュド(アヴェ・エス)(一一ま6。。)の神学がイタリアのキリスト教神学者トマス・アクィナス(旨謡-謹)に及ぼした影響、また同じくイスパニアのムルシ ...
25. イスラムとヨーロッパ 前嶋信次著作選 2 138ページ
東洋文庫
学生たちに教えさせた。またこれらの文 献をパリやボローニャなどの諸地方にも送らせたが、前文中でふれたトマス・アクィナスなど も、このナポリ大学で学んだ一人だった ...
26. イタリア哲学
日本大百科全書
発展させたボナベントゥラ(13世紀)、アリストテレス哲学を大胆に受容してスコラ哲学を大成したトマス・アクィナス(13世紀)など優れた思想家が輩出した。ついで近代 ...
27. イタリア文学
世界文学大事典
おいて,文章語としてのラテン語の伝統が深く培われてきた。 いま,一例として,ラテン語名トマス・アクィナスのことを思い出しておこう。中世神学を統合し,神の存在論証 ...
28. 異端審問 86ページ
文庫クセジュ
大な金も、慈善事業や教会の事業にみな注ぎこんでしまうのである。こうして彼は、アビラに聖トマス・アクィナス修道院を建て、セゴビアのサンタ・クルス(聖十字)僧院を拡 ...
29. イブン・ガビーロール(ibn Gabīrōl, Solomon ben Judah(Jehudah))
世界人名大辞典
vitae》を通して13世紀にフランシスコ会のスコラ学者たちに大きな影響を与えた一方で,トマス・アクィナスの批判を受けた.その他に著した倫理学的書はユダヤ世界に ...
30. ウィリアム・デ・ラ・メア(William de la Mare)
世界人名大辞典
Glorieux編, 1927)において,フランシスコ会の主意主義的なアウグスティヌス主義を基盤に,トマス・アクィナスの主知主義的なアリストテレス主義の哲学の1 ...
31. 永遠
日本大百科全書
生成した世界は永遠ではなく、創造者である神のみがアエテルニタス(永遠である)とされる(アウグスティヌス、トマス・アクィナス)。ただし、キリスト教では、神の子であ ...
32. 永遠主義教育
日本大百科全書
もって教育の目的とし、この目的はただ「自由教育」、すなわち、プラトン、アリストテレス、トマス・アクィナスなどの著作を中心とする「偉大なる書物」Great Boo ...
33. エゾテリスム思想 46ページ
文庫クセジュ
ゲーベル(3)のものとされる著作の集成『錬金術大全』である。また『夜明け』は聖トマス〔トマス・アクィナス〕の手になるという伝説もあった。さらに挙げておくべき名は ...
34. エーコ
日本大百科全書
イタリアの評論家、美学者、記号論者、小説家。トリノ大学で美学を専攻。『トマス・アクィナスにおける美的問題』(1956)、現代芸術の新しい傾向を「開かれた作品」と ...
35. エーコ(Eco, Umberto)
世界人名大辞典
2.19〕 イタリアの作家,記号学者.ピエモンテ州のアレッサンドリア生まれ.トリノ大学でトマス・アクィナスの美学を研究.イタリア国営放送勤務の後,記号論・中世美 ...
36. エーコ ウンベルト
世界文学大事典
家。ピエモンテ州アレッサンドリア生まれ。トリーノ大学で美学,哲学を専攻し,卒業論文『聖トマス・アクィナスにおける美学的問題』Il problema esteti ...
37. オナニズムの歴史 26ページ
文庫クセジュ
それは埒外のものでしかない。こうしたふしだらとか淫乱といった観念の起源として、理性を優位に据えた聖トマス・アクィナス(一二二八~七四)の道徳が引き合いに出される ...
38. オプス・デイ 33ページ
文庫クセジュ
いて思索を深めることはなかった。そして、肉体労働は必ずしもする義務はないと断言した。聖トマス・アクィナスは世俗的な仕事は観想の邪魔になると説き、聖ボナベントゥー ...
39. オプス・デイ 37ページ
文庫クセジュ
だという対立を生じさせることになった。(c) 宗教の徳は超自然的な徳であると同時に、聖トマス・アクィナスによると、自然的な徳でもあるけれども、この種の霊性では一 ...
40. オプス・デイ 136ページ
文庫クセジュ
この教育は、教会の教導職および第二ヴァチカン公会議と聖座の規範に従ってなされ、その内容は聖トマス・アクィナスの教えを踏襲している。オプス・デイは、固有の教説をも ...
41. カエタヌス
日本大百科全書
トマス・アクィナスの注釈家として著名なイタリアの神学者、哲学者。ドミニコ会士、枢機卿(すうききょう)。1518年教皇権と信仰義認についてルターと論争し、宗教改革 ...
42. カエタヌス(Cajetanus)
世界人名大辞典
ルターと義認論について論争した[18].宗教改革時代の最大のカトリック神学者で〈第2のトマス・アクィナス〉と言われる.〖主著〗 聖トマスの神学大全注解:Comm ...
43. 科学哲学 11ページ
文庫クセジュ
さて、トマス・アクィナス(一二二五~七四年)はアリストテレス的科学の信用をキリスト教に持ち込もうとして、アリストテレスの形而上学を聖書の意味に合わせて再編成し ...
44. カトリシズム
日本大百科全書
文化的活動の意味に限定される。 思想としてのカトリシズムは、中世を通じてしだいに形成され、トマス・アクィナスによって古典的に完成された。神を頂点とし、すべての存 ...
45. カトリック神学入門 5ページ
文庫クセジュ
「カトリック」以外の形容詞をつけずに語れるようになった。長い間それは、中世の偉大な教父たち、とくにトマス・アクィナスの遺産を受け継ぐものとして認識されてきた。こ ...
46. カトリック神学入門 13ページ
文庫クセジュ
この二つの表現もかなり広く用いられた。これらの呼び名を用済みにはしないまでも、「テオロギア」という語が、トマス・アクィナスをはじめとする十三世紀の偉大な神学者た ...
47. カトリック神学入門 19ページ
文庫クセジュ
体論』(XV, 28, 51))と語り、この言葉は長く語り継がれることになる。いっぽうトマス・アクィナスは、「信じようとする従順な意志に促されて、人間は自分の信 ...
48. カトリック神学入門 20ページ
文庫クセジュ
考えながらである……思考のない信仰はありえない……」(『聖人たちの宿命』(II, 5))。トマス・アクィナスはアウグスティヌスのこの定義を踏襲し、同意による確信 ...
49. カトリック神学入門 21ページ
文庫クセジュ
fidei)は教義を進歩させる要因であるが、それは何よりもまず神学の発展の源泉であり、トマス・アクィナスのいう自分の信じる真理への愛を含むものである。しかしそこ ...
50. カトリック神学入門 27ページ
文庫クセジュ
である『諸原理について』(『ペリ・アルコーン』)の著者としての彼は、アウグスティヌスとトマス・アクィナスと肩を並べうる、初代教会唯一の人物である。 ...