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  10. 日吉山王祭
国史大辞典

国史大辞典
日吉山王祭
ひよしさんのうさい
近江坂本(滋賀県大津市)日吉大社の祭礼のこと。各地の山王祭はこの祭の伝わったもの。平安時代以来日吉祭、近世には山王祭または日吉山王祭とよばれる。古来、四月の中の申の日を中心に午から酉の日まで四日間行われた。平安時代から多くの書物にみえるが、詳細の知られる近世の形をみると、次のとおりである。まず午の日夕刻から午の神事がある。東本宮とその妃神の樹下神社の荒御魂を祭る背後の八王子山山上の社殿から、甲冑姿の武者に警固された神輿二基を荒々しく下ろし、麓の二宮拝殿に安置し、闇の中で神事がある。翌未の日には、境外の大政所(お旅所)に二宮系の四社の神輿を並べ、献茶祭のあと京都下京の南山王社より献上の御供(この中に幼児の玩具が数点ある)を神輿に供える(未の御供)。その日の夕方から大政所で宵宮落し(よみやおとし)があり、神輿を荒々しく振ったのち、大宮(西本宮)拝殿に移す。次の申の日は祭の中心で、主に大宮の行事がある。数日前に大津の四宮神社に運び入れてあった大榊(おおさかき)の行列渡御や、鎧姿の幼児たちによる花渡りもある。大宮の神前においては大祭が行われ、桂の奉幣や天台座主の五色の奉幣がある。この日午後には、七社の神輿が湖上に出て船渡御(ふなとぎょ)があり、この時唐崎の沖で膳所(ぜぜ)地区より献上の粟津(あわづ)の御供四十九膳が供えられて湖水に投ぜられる。酉の日に大宮神前で酉の神事があって祭を終える。以上のように複雑な形をとっているが、午・未両日は二宮系の神事、申・酉両日は大宮系の祭である。室町時代までは申の日には勅使の参向があり、公卿の日記にもしばしばみえる。明治以後は祭儀にも変遷があったが、現在は新暦四月十二日から十五日の間に行われている。なお、日吉臨時祭は平安時代から十一月の二の申の日にも勅使奉幣が随時行われ、建保元年(一二一三)より恒例化し、室町時代まで続いた。
[参考文献]
日吉大社編『官幣大社日吉神社大年表』、『日吉山王祭礼新記』(『神道大系』神社編二九)、『日吉御祭礼之次第』(同)、『日吉社神役年中行事』(同)、秋里籬島他編『近江名所図会』(『日本名所風俗図会』一一)、景山春樹『神体山』、同「日吉社の祭礼と歌謡」(『芸能史研究』一三)、同「日吉社祭祀考」(『神道史研究』一三ノ三)、嵯峨井建「『日吉社祝詞口伝書』―公刊とその考察―」(同二八ノ三)
(岡田 精司)
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日本歴史地名大系
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日本歴史地名大系
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参道の両側は穴太衆積みの石垣が続き、里坊が並ぶ。延暦寺への登り口になる道が分岐する辺りには日吉山王祭の際、延暦寺三塔の僧侶が見物するための桟敷が設けられている。 ...
9. さわら ば 冷(ひ)やせ
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氏の神山王ごんげんもせうらんあれ」*譬喩尽〔1786〕六「障(サハ)らば冷(ヒ)やせとて江州日吉山王祭〈四月中申日申刻〉抜刃供奉(ぬきみぐぶ)荒き神事なり」(2 ...
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故事俗信ことわざ大辞典
氏の神山王ごんげんもせうらんあれ」譬喩尽(1786)六「障(サハ)らば冷(ヒ)やせとて江州日吉山王祭〈四月中の申の日申刻〉抜刃供奉(ぬきみぐぶ)荒き神事なり」〔 ...
11. 日本史 4 キリシタン伝来のころ 310ページ
東洋文庫
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12. ひよしたいしゃ【日吉大社】滋賀県:大津市/北部地域
日本歴史地名大系
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13. ほうりんじ【法林寺】
国史大辞典
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日本歴史地名大系
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