ジャパンナレッジは約1500冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文化
  6. >
  7. 伝統芸能
  8. >
  9. 民族芸能
  10. >
  11. 題目立

ジャパンナレッジで閲覧できる『題目立』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

日本大百科全書

日本大百科全書(ニッポニカ)
題目立
だいもくたて

民俗芸能。奈良市上深川(かみふかわ)町(旧、山辺(やまべ)郡都祁(つげ)村上深川)の八柱(やはしら)神社および奈良市丹生(にう)町の丹生神社など奈良地方で行われていた中世芸能。今日では上深川だけに残っており、八柱神社の10月12日の秋祭に行われる。『多聞院(たもんいん)日記』天正(てんしょう)4年(1576)の条に題目立と記してある。名称の由来は明らかでないが、『多聞院日記』には、経論(きょうろん)に節をつけて読むというようなことが書いてあるから、仏教でいう題目を唱えることと関連して名称がつけられたと思われる。現在、上深川では『巌島(いつくしま)』『大仏供養』『石橋山』の3曲を伝え、毎年、宮座入りをした17歳の男子を中心に演じられる。立烏帽子(たてえぼし)に素袍(すおう)上下で扇を首筋に斜めに挿し、弓を持ち、特設の舞台で舞う。『巌島』を例にとると、清盛(きよもり)は素袍上下で扇以外の持ち物はなく、神主は幣(へい)を持ち、ほんさんみ、経盛(つねもり)、こまつ、くらんど、さだいじんは弓を持ち、弁才天は顔におしろいをつけ、宝冠をかむり長刀を持つ。各役それぞれ座席を占め、語物を独特な節回しで謡う。曲のなかでフシヨ舞という所作が入る。これは、1人が中央に扇を手に持って出て舞い、他の者は片膝(ひざ)をつき、扇で拍子をとり、喜びの歌をうたうものである。他の地方にない特色ある民俗芸能で、1976年(昭和51)には国の重要無形民俗文化財に指定されている。
[後藤 淑]
 また、2009年(平成21)ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。
[編集部]



都祁の題目立[百科マルチメディア]
都祁の題目立[百科マルチメディア]

国指定重要無形民俗文化財 奈良県奈良市 八柱神社(やはしらじんじゃ) ©奈良市観光協会
ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。
題目立の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 15
検索コンテンツ
1. 題目立画像
日本大百科全書
八柱神社の10月12日の秋祭に行われる。『多聞院(たもんいん)日記』天正(てんしょう)4年(1576)の条に題目立と記してある。名称の由来は明らかでないが、『多
2. 都祁の題目立[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
国指定重要無形民俗文化財 奈良県奈良市 八柱神社(やはしらじんじゃ) ©奈良市観光協会
3. 幸若舞 3 敦盛・夜討曾我他 281ページ
東洋文庫
今のところその存在が確認されていないが、奈良県山辺郡都祁村上深川に残る民俗芸能題目立にも「石橋山」があり、与一と文蔵の勇戦を主題としている。題目立は『多門院日記
4. 世界遺産
日本大百科全書
植踊」(宮城県)、「チャッキラコ」(神奈川県)、「大日堂(だいにちどう)舞楽」(秋田県)、「題目立(だいもくたて)」(奈良県)、「アイヌ古式舞踊」(北海道)、「
5. 都祁画像
日本大百科全書
る。八柱神社(やはしらじんじゃ)の秋祭に、宮座入りした17歳の男子を中心に演じられる語物芸「題目立(だいもくたて)」は国指定重要無形民俗文化財。菊地一郎 都祁村
6. 奈良(県)画像
日本大百科全書
文化財)などがある。このほか奈良市上深川(かみふかわ)町(旧都祁(つげ)村)に伝わる語物芸の題目立(だいもくたて)、十津川の大踊(吉野郡十津川村)は重要無形民俗
7. にうじんじゃ【丹生神社】奈良県:奈良市/柳生・田原地区/上丹生村・下丹生村
日本歴史地名大系
天正三年(一五七五)・文禄三年(一五九四)・慶長一一年(一六〇六)の題目立曲詞残欠(県指定有形民俗文化財)があり、「丹生飯道大明神」と記す。題目立が当社にもあっ
8. 真名本 曾我物語 1 234ページ
東洋文庫
ば秩父殿先陣とこそ聞えける」(幸若「景清」)、 「か\る祝のせんぢんは、いかに、はたけ山の 吉例成共」(題目立「大仏供養」)といった例も あるように、畠山は常に
9. 民俗芸能
世界大百科事典
福芸 (a)来訪神,(b)千秋万歳(せんずまんざい),(c)語り物(幸若舞(こうわかまい)・題目立(だいもくたて)),(5)外来脈 (a)伎楽・獅子舞,(b)舞
10. 無形文化遺産
日本大百科全書
こと早池峰神楽(はやちねかぐら)秋保(あきう)の田植踊チャッキラコ大日堂(だいにちどう)舞楽題目立(だいもくたて)アイヌ古式舞踊【2010年】組踊(くみおどり)
11. やはしらじんじゃ【八柱神社】奈良県:山辺郡/都〓村/深川村・上深川村
日本歴史地名大系
例祭は一〇月一三日で、宵宮には題目立(国指定無形民俗文化財)が奉納される。古くから上演された民俗芸能で、「多聞院日記」巻四三の天正四年(一五七六)の条に「題目立
12. ろくしょじんじゃ【六所神社】奈良県:山辺郡/山添村/峯寺村
日本歴史地名大系
改め六所大明神と称したと伝える。元禄五年(一六九二)および宝永三年(一七〇六)九月二七日の遷宮には、能や題目立を奉納した(山本平左衛門忠辰日並記)。「大和志」に
「題目立」の情報だけではなく、「題目立」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る

題目立と同じ民族芸能カテゴリの記事
万歳(改訂新版 世界大百科事典)
民俗芸能。祝福芸,門付芸(かどづけげい)の一つ。正月に家々の座敷や門口で予祝の祝言を述べたてるもので,〈千秋万歳(せんずまんざい)〉の末流と考えられる。平安時代後期成立の《新猿楽記》には〈千秋万歳之酒禱(さかほがい)〉と見え,千秋万歳はこのころすでに職能として存在
佐陀神能(世界大百科事典)
民俗芸能。島根県松江市佐陀の佐太神社に伝承される神能。9月24,25日に行われ,24日の御座(茣蓙)替神事の夜には七座の神事が,25日の例祭には御座替神事を奉祝して,七座の神事《式三番》神能がいずれも境内の神楽殿で演じられる
題目立(日本大百科全書)
民俗芸能。奈良市上深川(かみふかわ)町(旧、山辺(やまべ)郡都祁(つげ)村上深川)の八柱(やはしら)神社および奈良市丹生(にう)町の丹生神社など奈良地方で行われていた中世芸能。今日では上深川だけに残っており、八柱神社の10月12日の秋祭に行われる
民族芸能と同じカテゴリの記事をもっと見る


「題目立」は祭・祭事・イベントに関連のある記事です。
その他の祭・祭事・イベントに関連する記事
年の市(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
年の暮に立つ市で、ところによっては暮市・節季市・斎満(いみて)市・ツメマチなどと呼ぶ。年取りや正月用の飾り物、料理や材料その他盆までに必要と見越される物を売買するために立つ市。もともと、その年の収穫物の処分、年貢皆済の折目にまつわる経済上の必要性と
七五三(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
小児の年祝い。江戸時代以来、男児は三歳と五歳、女児は三歳と七歳とを主とし、十一月十五日に晴着をまとって所の氏神社に詣り、無事成育を祈願した習俗。そのため七五三の名ができた。十一月は古来の祭り月、十五日は重い式日である。元来男女とも三歳で髪置、男五歳は
酉の市(世界大百科事典・日本大百科全書・国史大辞典)
11月酉の日の鷲(おおとり)(大鳥)神社の祭礼に立つ市。この祭りを〈酉のまち〉〈おとりさま〉などともいう。露店で縁起物の熊手などが売り出されることで有名。鷲神社は武運長久の神として武士にも信じられたが,庶民の間では商売繁昌・開運の神として信仰されて
物忌(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
(一)「物忌」と書いた札を用いる謹慎行為。平安・鎌倉時代の諸記録や物語類で単に物忌とある場合の大部分は、怪異(物怪)・悪夢の際に陰陽師の六壬式占で占申される物忌期をいう。たとえば占文の「期怪日以後三十日内、及来八月節中、丙丁日也」は
天津司舞(日本大百科全書)
山梨県甲府市小瀬町に伝わる人形芸。2メートルほどの竹の心串の上部約1.3メートルが人形という杖頭傀儡形のものを用いる。4月10日前の日曜日に行われる。人形を祀る天津司神社を行列で出て諏訪神社に着き、社殿前に設けられた御船とよばれる楕円形の高幕舞台で人形を掲げながら遣う
祭・祭事・イベントに関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額600万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る