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  11. 題目立
日本大百科全書

日本大百科全書(ニッポニカ)
題目立
だいもくたて

民俗芸能。奈良市上深川(かみふかわ)町(旧、山辺(やまべ)郡都祁(つげ)村上深川)の八柱(やはしら)神社および奈良市丹生(にう)町の丹生神社など奈良地方で行われていた中世芸能。今日では上深川だけに残っており、八柱神社の10月12日の秋祭に行われる。『多聞院(たもんいん)日記』天正(てんしょう)4年(1576)の条に題目立と記してある。名称の由来は明らかでないが、『多聞院日記』には、経論(きょうろん)に節をつけて読むというようなことが書いてあるから、仏教でいう題目を唱えることと関連して名称がつけられたと思われる。現在、上深川では『巌島(いつくしま)』『大仏供養』『石橋山』の3曲を伝え、毎年、宮座入りをした17歳の男子を中心に演じられる。立烏帽子(たてえぼし)に素袍(すおう)上下で扇を首筋に斜めに挿し、弓を持ち、特設の舞台で舞う。『巌島』を例にとると、清盛(きよもり)は素袍上下で扇以外の持ち物はなく、神主は幣(へい)を持ち、ほんさんみ、経盛(つねもり)、こまつ、くらんど、さだいじんは弓を持ち、弁才天は顔におしろいをつけ、宝冠をかむり長刀を持つ。各役それぞれ座席を占め、語物を独特な節回しで謡う。曲のなかでフシヨ舞という所作が入る。これは、1人が中央に扇を手に持って出て舞い、他の者は片膝(ひざ)をつき、扇で拍子をとり、喜びの歌をうたうものである。他の地方にない特色ある民俗芸能で、1976年(昭和51)には国の重要無形民俗文化財に指定されている。
[後藤 淑]
 また、2009年(平成21)ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された。
[編集部]



都祁の題目立[百科マルチメディア]
都祁の題目立[百科マルチメディア]

国指定重要無形民俗文化財 奈良県奈良市 八柱神社(やはしらじんじゃ) ©奈良市観光協会
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1. 題目立画像
日本大百科全書
八柱神社の10月12日の秋祭に行われる。『多聞院(たもんいん)日記』天正(てんしょう)4年(1576)の条に題目立と記してある。名称の由来は明らかでないが、『多
2. 都祁の題目立[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
国指定重要無形民俗文化財 奈良県奈良市 八柱神社(やはしらじんじゃ) ©奈良市観光協会
3. 幸若舞 3 敦盛・夜討曾我他 281ページ
東洋文庫
今のところその存在が確認されていないが、奈良県山辺郡都祁村上深川に残る民俗芸能題目立にも「石橋山」があり、与一と文蔵の勇戦を主題としている。題目立は『多門院日記
4. 世界遺産
日本大百科全書
植踊」(宮城県)、「チャッキラコ」(神奈川県)、「大日堂(だいにちどう)舞楽」(秋田県)、「題目立(だいもくたて)」(奈良県)、「アイヌ古式舞踊」(北海道)、「
5. 都祁画像
日本大百科全書
る。八柱神社(やはしらじんじゃ)の秋祭に、宮座入りした17歳の男子を中心に演じられる語物芸「題目立(だいもくたて)」は国指定重要無形民俗文化財。菊地一郎 都祁村
6. 奈良(県)画像
日本大百科全書
文化財)などがある。このほか奈良市上深川(かみふかわ)町(旧都祁(つげ)村)に伝わる語物芸の題目立(だいもくたて)、十津川の大踊(吉野郡十津川村)は重要無形民俗
7. にうじんじゃ【丹生神社】奈良県:奈良市/柳生・田原地区/上丹生村・下丹生村
日本歴史地名大系
天正三年(一五七五)・文禄三年(一五九四)・慶長一一年(一六〇六)の題目立曲詞残欠(県指定有形民俗文化財)があり、「丹生飯道大明神」と記す。題目立が当社にもあっ
8. 真名本 曾我物語 1 234ページ
東洋文庫
ば秩父殿先陣とこそ聞えける」(幸若「景清」)、 「か\る祝のせんぢんは、いかに、はたけ山の 吉例成共」(題目立「大仏供養」)といった例も あるように、畠山は常に
9. 民俗芸能
世界大百科事典
福芸 (a)来訪神,(b)千秋万歳(せんずまんざい),(c)語り物(幸若舞(こうわかまい)・題目立(だいもくたて)),(5)外来脈 (a)伎楽・獅子舞,(b)舞
10. 無形文化遺産
日本大百科全書
こと早池峰神楽(はやちねかぐら)秋保(あきう)の田植踊チャッキラコ大日堂(だいにちどう)舞楽題目立(だいもくたて)アイヌ古式舞踊【2010年】組踊(くみおどり)
11. やはしらじんじゃ【八柱神社】奈良県:山辺郡/都〓村/深川村・上深川村
日本歴史地名大系
例祭は一〇月一三日で、宵宮には題目立(国指定無形民俗文化財)が奉納される。古くから上演された民俗芸能で、「多聞院日記」巻四三の天正四年(一五七六)の条に「題目立
12. ろくしょじんじゃ【六所神社】奈良県:山辺郡/山添村/峯寺村
日本歴史地名大系
改め六所大明神と称したと伝える。元禄五年(一六九二)および宝永三年(一七〇六)九月二七日の遷宮には、能や題目立を奉納した(山本平左衛門忠辰日並記)。「大和志」に
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題目立(日本大百科全書)
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