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  11. 韮山反射炉
日本歴史地名大系

日本歴史地名大系
韮山反射炉
にらやまはんしやろ

[現]韮山町中

鳴滝なるたきにある幕末に築造された反射炉。国指定史跡。一九世紀ヨーロッパにおいて高炉が発達し、銑鉄の大量生産が可能になると、銑鉄を溶融して大砲を鋳造するために反射炉が考案された。天保(一八三〇―四四)末年オランダより入った技術書により研究を進めた江川英龍は、肥前佐賀藩に技術供与しながら大反射炉建築の機会を待った。嘉永六年(一八五三)六月のペリー来航により品川しながわ台場(現東京都港区)築造が始まると、備砲製造が江戸湯島桜馬場ゆしまさくらばば(現東京都文京区の東京ドーム)において開始されたが、青銅砲のため幕府の財政を圧迫した。同年一二月幕府は英龍に反射炉築造を命じた。品川台場への輸送の便、耐火度一千八〇〇度のレンガ用白土が天城あまぎ山南麓の賀茂かも梨本なしもと(現河津町)より産出したことから、同郡本郷ほんごう(現下田市)に築造が開始された。しかし翌七年三月二七日下田に入港したペリー艦隊の乗組員が建築現場に立入ったため、田方郡なか村字鳴滝の現在地に移転した。安政地震や安政二年(一八五五)の台風などの災害を受けたため、佐賀藩技師の来援を仰ぎ、同四年三月に一八ポンド砲の製作に成功した(以上「韮山町史」)。現在は連双二基の炉(高さ一六メートル)のみが残されているが、当時は工場群を併設した砲兵工廠であった。

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1. 韮山反射炉[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
江戸時代末期、伊豆代官江川英龍(ひでたつ)が大砲鋳造のため韮山(にらやま)に建設した反射炉。耐火れんがをアーチ形に組んだ天井に炉の熱を反射させて鉄を溶かした。煙
2. にらやまはんしゃろ【韮山反射炉】静岡県:田方郡/韮山町/中村
日本歴史地名大系
[現]韮山町中 字鳴滝にある幕末に築造された反射炉。国指定史跡。一九世紀ヨーロッパにおいて高炉が発達し、銑鉄の大量生産が可能になると、銑鉄を溶融して大砲を鋳造す
3. にらやまはんしゃろ【韮山反射炉】
国史大辞典
⇒反射炉(はんしゃろ)
4. 赤松則良半生談 幕末オランダ留学の記録 251ページ
東洋文庫
伊豆韮山の代官、名は英竜。高島秋帆に砲術を学 び、ペリi来航に際し勘定吟味役となり、品川砲 台、韮山反射炉を築き、海防についてしばしば幕 府に建言した。その家臣
5. 伊豆の国(市)画像
日本大百科全書
また、戦国時代の武将北条早雲の築いた韮山城、幕末に江川英龍(ひでたつ)(太郎左衛門)が建造した韮山反射炉などもあり、歴史探訪に訪れる人も多い。文化財も豊富で、南
6. いずのくに【伊豆国】画像
国史大辞典
あるいは船改番所もおかれた。幕末期には開明的代官として著名な江川太郎左衛門があらわれ、農兵取立ての建議や韮山反射炉の構築(安政三年完成)など、海防問題にかかわる
7. いずのくに【伊豆国】静岡県
日本歴史地名大系
反射炉には砲車・台座・火薬などを製造する付属工場があり、後年の砲兵工廠に相当する。鉄は近代産業の基礎であり、韮山反射炉は現存する唯一のものである。開港場下田は嘉
8. 江川太郎左衛門
世界大百科事典
問わず多数の人材を育成した。忠邦の失脚もあって一時退くが,ペリー来航もあって幕政に復帰し,台場の設置,韮山反射炉の建設等にあたるが,事業中途にして病没。英竜の構
9. 江川太郎左衛門英竜[文献目録]
日本人物文献目録
のこと』平野鈔『坦庵江川太郎左衛門先生の伝』樵廻舎主人『技術の人 16 坦庵江川太郎左衛門韮山反射炉とその背景』窪田蔵郎『坦庵と瑞山の遺墨に就て 』西村南岳『反
10. 江川英龍画像
日本大百科全書
たが、まもなく安政(あんせい)2年正月16日、江戸・本所の屋敷で没した。業績としては、伊豆韮山反射炉(国指定史跡)、品川台場の築造、戸田(へだ)の造船、種痘の支
11. 韮山画像
日本大百科全書
治めた。江川邸は国指定重要文化財であり、幕末に江川英龍(ひでたつ)(太郎左衛門)が築造した韮山反射炉(国指定史跡)とともに有名である。川崎文昭
12. 幕末外交談 1 4ページ
東洋文庫
高島秋帆に入門して砲術を学び,小反射炉を設置,ペリーの来航に際し勘定吟味役となり,品川砲台,韮山反射炉を築いた。また海防について,しばしぽ幕府に建言した。 榎本
13. 明治日本の産業革命遺産[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
鹿児島エリア(鹿児島市)の旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝、韮山エリア(静岡県伊豆の国市)の韮山反射炉、釜石エリア(岩手県釜石市)の橋野鉄鉱山・高炉跡、佐賀エ
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