1. 枝豆画像
日本大百科全書
初冬にかけて収穫する抑制栽培も多い。星川清親食品陰暦9月13日の月を豆名月ともよび、古くから枝豆を供える習慣があった。枝豆のことを月見豆ともいう。もともとはその
2. 枝豆
世界大百科事典
するほか,すりつぶしてあえ物に使い,煮つけにもする。枝豆だけでつくる枝豆豆腐は色も美しく味もよい。18世紀の末ごろから夏になると江戸には枝豆売りの姿が見られた。
3. えだ‐まめ【枝豆】
日本国語大辞典
爪いたむまで引は枝大豆(エダマメ)〈林門跡〉」*雑俳・柳多留‐一〇〔1775〕「枝豆でつっぱって来る重のふた」*随筆・奴凧〔1821〕「夏の頃、枝豆をありきなが
4. えだまめ【枝豆】
数え方の辞典
●莢、▲個、●粒、●袋、●山、▲把、●
5. えだまめ【枝豆】[方言]
日本方言大辞典
植物(1)らっかせい(落花生)。 鳥取県一部030農作物の地方名(農林省統計調査部)1951(2)だいず(大豆)。 和歌山県690和歌山県方言(和歌山県女子師範
6. えだまめ【枝豆】[標準語索引]
日本方言大辞典
はじきまめ / はんずきまめ / ぼんまめ / ゆでさや / ゆでさやまめ / ゆでまめえだまめ:枝豆や大豆の料理じだ / じんた / じんだ / じんだん
7. 枝豆(だだちゃ豆)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
枝豆は未熟なダイズを収穫して食用にする。だだちゃ豆は山形県鶴岡(つるおか)市で産するダイズの銘柄で、いくつかの品種がある ©Shogakukan
8. えだまめ‐うり【枝豆売】画像
日本国語大辞典
〔名〕枝豆を売り歩くこと。また、その人。*雑俳・川傍柳〔1780~83〕一「文使(ふみつか)ひ枝豆売とすりちがひ」*随筆・俗事百工起源〔1865〕下・枝豆売のは
9. えだまめ‐どうふ【枝豆豆腐】
日本国語大辞典
〔名〕枝豆をゆでてすりつぶし、水に溶いた葛粉(くずこ)を摺りまぜて練り、冷やし固めたもの。エダマメドーフ
10. ゆで‐えだまめ【茹枝豆】
日本国語大辞典
〔名〕茹でて塩を振り掛けた枝豆。*洒落本・大抵御覧〔1779〕「ゆで枝大豆(ヘダマメ)に唐もろこし」
11. あいたほ【英多保】岡山県:英田郡/作東町
日本歴史地名大系
職安堵状」同文書)。なお弘治三年(一五五七)仮託の美作国献上記(美作古簡集)では、英多保として枝豆一〇枡を磯部利益が進上している。
12. あおまめ‐どうふ[あをまめ‥]【青豆豆腐】
日本国語大辞典
〔名〕青豆をゆでて、すりつぶし、くず粉を混ぜて豆腐の形に練り固めたもの。枝豆豆腐。*俚言集覧(増補)〔1899〕「あをまめどうふ 生豆粒を擂り豆腐の形に作り凝め
13. あおまめ‐めし[あをまめ‥]【青豆飯】
日本国語大辞典
〔名〕枝豆をゆでて、表皮を取り、米に混ぜ塩を加えて炊いた飯。*名飯部類〔1802〕諸菽飯「青大豆飯(アヲマメメシ) 炊法、黄大豆飯に同じ」
14. あこだ【阿古陀】
日本国語大辞典
候了、瓜(あこた五)、白瓜〈十〉、干瓜〈卅〉」*俳諧・誹諧通俗志〔1716〕時令・七月「盆供 枝豆〈略〉あこた 祭る供るとすれば盆也」(2)「あこだがた(阿古陀
15. あぜまめ【畔豆】[方言]
日本方言大辞典
(田の畔あぜに栽培するところから)大豆。枝豆。 新潟県一部030農作物の地方名(農林省統計調査部)1951 富山県一部030農作物の地方名(農林省統計調査部)1
16. あぜ‐まめ【畔豆】
日本国語大辞典
〔名〕田の畔に栽培する大豆。枝豆。《季・秋》*俳諧・韻塞〔1697〕乾「畷(アゼ)豆を引手にはづむ螽(いなご)かな〈為有〉」《あぜまめ》新潟県一部030 富山県
17. あま[市]
世界大百科事典
る名古屋を市場とする野菜栽培が盛んで,明治初期にはナスの温床栽培が始められた。現在もキュウリ,枝豆などの野菜類やカーネーションなど花卉の温室園芸が盛んであるが,
18. あめ‐おこし【飴


】
日本国語大辞典
一服一銭の口取菓子、一山三文の薩摩芋」*洒落本・通気粋語伝〔1789〕上「やきもちがしに、やきだんご、枝豆、すいくは、あめをこし、土手につらなる、やたいみせ」
19. アルティショ
日本国語大辞典
)「アーチチョーク」に同じ。*にんげん動物園〔1981〕〈中島梓〉二三「アルティショ(朝鮮あざみ)だって、枝豆、ソラ豆だって、あーた、大してウマいもんじゃないよ
20. いい‐そび・れる[いひ‥]【言─】
日本国語大辞典
言いはぐれる。言いそそくれる。*十三夜〔1895〕〈樋口一葉〉上「再び言(イ)ひそびれて御馳走の栗枝豆ありがたく頂戴をなしぬ」*それから〔1909〕〈夏目漱石〉
21. イカ画像
世界大百科事典
《料理物語》(1643)に吸物,なます,刺身,かまぼこ,煮物,青あえなどが見られる。青あえは,枝豆をすって調味してイカをあえるものであった。現在では,肉の厚いア
22. うで‐たまご【茹卵】
日本国語大辞典
卵うで卵」*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉電影・七「亀之歳や利久酒を絮玉子(ウデタマゴ)や枝豆と一緒に陳(なら)べた葦簾張の腰掛茶屋が出来て」*赤光〔191
23. edamame[新語流行語]
イミダス 2018
日本のおつまみの代表格、枝豆を意味する英語。近年アメリカで枝豆がヘルシーフードとしてブームになっているが、2008年7月6日、アメリカの出版社メリアム・ウェブ
24. 絵本江戸風俗往来 153ページ
東洋文庫
に供う。柿・栗・葡萄・枝豆・里芋の衣かつぎを三方盆にうず高く盛り上げたり。団子は大は経三寸五分位より小さきは二寸余とす。この団子に尾花・女郎花等を添えたり。当日
25. 絵本江戸風俗往来 160ページ
東洋文庫
見ると、吉原で勝手に都合のよいことを唱え出したらしく思われる。十三夜の月見には、きぬかつぎ・栗・枝豆・すすきを供え、船で月見をする者もあった。六間堀神明宮の祭は
26. 燕京歳時記 北京年中行事記 154ページ
東洋文庫
みな月餅や果物類をたがいに贈答する。十五夜の満月ともなれば、瓜や果物を庭に陳列して月に供え、同時に枝豆と鶏頭花をも捧げる。このときは皓々たる満月が中空にかかり、
27. 大岡政談 2 139ページ
東洋文庫
孝心怠り無く、夏秋は枝豆を売り歩き、あるいは母が手業の助けとなり、または使いに雇われてその賃銭を貰い請け、朝な夕なの孝行は、見る人聞く人感じける。 しかるにある
28. 大岡政談 2 201ページ
東洋文庫
孝養を尽くしまかり在り、その身は母の助けに相成るべくと、毎日晴雨をいとわず未明より起き出でて、枝豆その外時の物を自身売り歩き、難渋をもいとわず孝行尽くし候段、幼
29. おとこ‐れん[をとこ‥]【男連】
日本国語大辞典
*社会百面相〔1902〕〈内田魯庵〉電影・八「二階座敷を明放して一家の男連(ヲトコレン)を集め、薫腿(ハム)と
枝豆を

(さかな)に麦酒を酌んでゐた
30. おとす【落】[方言]
日本方言大辞典
(2)動物を殺して料理する。 滋賀県蒲生郡612近江八幡地方方言集(山本小太郎)1932(3)枝豆や紫雲英げんげの種を棒でたたき落とす。 富山県西礪波郡400五
31. おと・す【落・貶】
日本国語大辞典
《おとす》愛知県知多郡570 滋賀県彦根609 (2)動物を殺して料理する。《おとす》滋賀県蒲生郡612 (3)枝豆や紫雲英(げんげ)の種を棒でたたき落とす。《
32. 甲子夜話続篇 7 331ページ
東洋文庫
是も元来伝る所あらん。 『琉球志略』云。馬高者絶少。善山行。上二下沙 礫中→不レ見一顛騒岨終歳食レ青、不レ識二枝豆4故 聾一村戸下貧→亦多畜レ馬。『伝信録』云。
33. かまがやし【鎌ヶ谷市】千葉県地図
日本歴史地名大系
回しながら百万遍念仏を唱える。なおボンデンにさしてあった幣束は虫除けになるといわれ、各自持帰り、梨畑や枝豆の畑などにさしておく。
34. 季語
日本大百科全書
つ)・十五夜・今日の月] 旧暦8月15日の月。いわゆる十五夜の月。仲秋の満月のこと。芋、団子、枝豆、薄(すすき)の穂などを供えて月見をする。芋名月という。 名
35. きざみ‐ずるめ【刻鯣】
日本国語大辞典
*夜明け前〔1932~35〕〈島崎藤村〉第二部・下・九・四「季節がらの胡瓜(きうり)もみ、青紫蘇(あをじそ)、枝豆、それにきざみずるめなどを酒のさかなに」
36. 近世俳文集 431ページ
日本古典文学全集
て、久かたの雲のうへにも御盆供を備へ給ひ、あまさがるひな人までもあたり〳〵の持仏の前にわさ米・枝豆・根芋など所せきまでたてまつり、檜破子・くぎやう様の物調へて、
37. 岐阜(市)画像
日本大百科全書
れない。上島正徳産業市北西部などの近郊農業地域では、集約的な園芸農業が発達し、とくにダイコン、枝豆、ホウレンソウなどの栽培が盛んで、おもに関西市場向けに出荷され
38. 岐阜(県)画像
日本大百科全書
多彩な生産が営まれている。地区別では、西濃では米を中心に、温室やビニルハウスによるイチゴ、トマト、ホウレンソウ、枝豆などの野菜と養鶏(鶏卵)が多く、また県内他地
39. くまのじんじゃ【熊野神社】奈良県:宇陀郡/榛原町/下檜牧村
日本歴史地名大系
には、境内に杉・檜で葺いた御仮屋を造り御幣が納められる。神饌は甘酒・餅・新穀の飯・豆・栗・柿・枝豆・魚・神酒・野菜・水・塩などで、栗の箸を添える。この前で式典が
40. 黒豆画像
日本大百科全書
「丹波篠山(ささやま)(兵庫県)の黒豆の煮しめ」は名物とされた。おもな用途は煮豆用であるが、未熟なうちは枝豆にもする。星川清親食品黒豆の煮豆は、正月のおせち料理
41. 藝文おりおり草 52ページ
東洋文庫
集香居は茶酒だけを売る店であるから、もとより居酒屋の常として、料理などのあろうはずはない。夏ならば枝豆か蚕豆、冬ならば煮こごりか白菜の二杯酢、そんなものを肴とし
42. 好色五人女(井原西鶴集) 371ページ
日本古典文学全集
然草十九)による。「みそはぎ」は田野に生ずるミソハギ科の宿根草。精霊に水をたむけるのに用いる。枝豆を棚に折り掛けることと、折掛灯籠とをかけた。「折掛灯籠」。四角
43. 慊堂日暦 6 316ページ
東洋文庫
調せしむ。文偉と荘居界を巡視す。一奴をして辟一二尺を文らしむ。家人は供月餅を作る(白団子.白芋.柿.枝豆・草花)。東風、午熱甚だし。晩涼、月出でて赤松上に光る。
44. こきおとす【扱落】[標準語索引]
日本方言大辞典
さびる / もらす枝豆をこきおとす:扱落のに用いる、石うすに立てた割った竹わりばし桑の葉などをこきおとす:扱落のに、普通と逆に下から上へ向かってすることさるこき
45. 作物
世界大百科事典
採るために栽培すれば工芸作物中の油料作物に分類され,家畜の餌に利用すれば飼料作物となる。また未熟な豆を枝豆として食べる場合には,野菜の果菜類に分類される。現実的
46. さけ の 肴(さかな)
日本国語大辞典
つ」*夜明け前〔1932~35〕〈島崎藤村〉第一部・上・一・一「酒のさかな。胡瓜もみに青紫蘇。枝豆」
47. サトイモ画像
世界大百科事典
〉としてずいきの名が見え,それらが売買されていたことが知られる。《本朝食鑑》(1697)には,八月十五夜には枝豆とともにゆでて食べ,九月十三夜には皮をつけたまま
48. さやまめ【莢豆】[方言]
日本方言大辞典
本安市)1950《さえ》 山形県西置賜郡139山形県方言辞典(山形県方言研究会)1970(2)枝豆。 大阪※116浪花聞書 1820頃 神奈川県中郡320大野誌
49. さや‐まめ【莢豆】
日本国語大辞典
の付いたままの豆。《さやまめ》大阪†116 徳島県810 《さえ》山形県西置賜郡139 (2)枝豆。《さやまめ》大阪†116 神奈川県中郡320 富山県砺波39
50. ざぜんまめ【座禅豆】[方言]
日本方言大辞典
方言(和歌山県女子師範学校)1933(3)植物だいず(大豆)。《じゃぜんまめ》 香川県木田郡(枝豆)054方言(雑誌)1931~1938《じゃぜまめ》 和歌山県