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  10. 赤色袍
国史大辞典

国史大辞典
赤色袍
あかいろのほう
束帯の袍の一種。

(一)

黄櫨(はじ)と茜(あかね)を染材とする赤白の橡(つるばみ)の袍をいう。位袍でないので、天皇・上皇以下、諸臣の参議以上が時宜によって着用した。天皇は内宴の際に、上皇は束帯を着用するときの尋常の料。諸臣は特殊の行幸啓の供奉に用いた。地質は織物・綾の類で、文様は位袍と同様を普通とするが、上皇は〓(か)中に竹桐や八曜菊を用い、裏は蘇芳(すおう)を例とした。

(二)

諸臣の四位・五位の当色(とうじき)とする緋(あけ)の袍をいう。四位の深緋(こきあけ)は茜に紫草、五位の浅緋(うすあけ)は茜だけで染めるが、正暦のころから位色の混乱が目立ち、三位・四位の袍の色が同一になって、深緋は五位の当色となり、蘇芳染めが普通となった。近世一般にいう赤色袍は、この五位の位袍をさす。ただ位色の過差を取り締まる検非違使の五位は、旧習を守って浅緋を用いたが、浅緋と呼ばずに朱〓(しゅふつ)の袍と称し、紅花(べにばな)染めが普通となった。
→赤(あか)
[参考文献]
荷田在満『装束色彙』(『荷田全集』七)、田中尚房『歴世服飾考』八(『(新訂増補)故実叢書』五)
(鈴木 敬三)
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1. あかいろのほう【赤色袍】
国史大辞典
三位・四位の袍の色が同一になって、深緋は五位の当色となり、蘇芳染めが普通となった。近世一般にいう赤色袍は、この五位の位袍をさす。ただ位色の過差を取り締まる検非違
2. 赤色袍(あかいろのほう)
古事類苑
服飾部 洋巻 第1巻 258ページ
3. あか【赤】
国史大辞典
移菊・花菊・櫨・赤櫨・櫨紅葉・紅葉・捩紅葉・楓・落栗・竜胆・檀・朽葉・赤朽葉・蒲萄・薫丹」→赤色袍(あかいろのほう) (鈴木 敬三)
4. あかいろ の 袍(ほう)
日本国語大辞典
、〈略〉此日摂政着〓赤色袍〓、尋
5. あかいろのほう【赤色袍】 : 赤色袍/(二)
国史大辞典
三位・四位の袍の色が同一になって、深緋は五位の当色となり、蘇芳染めが普通となった。近世一般にいう赤色袍は、この五位の位袍をさす。ただ位色の過差を取り締まる検非違
6. だいいち の 人(ひと)
日本国語大辞典
93〕正月二二日「此日摂政着〓赤色袍〓、尋
7. 法衣
世界大百科事典
,上体に袍(ほう),下体に裳(も)を着る様式。奈良時代からあり,天台宗・真言宗に用いられた。赤色袍裳,香袍裳,黒袍裳,布袍裳の別がある。なお平安時代から,絹で仕
「赤色袍」の情報だけではなく、「赤色袍」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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赤色袍(国史大辞典)
束帯の袍の一種。(一)黄櫨(はじ)と茜(あかね)を染材とする赤白の橡(つるばみ)の袍をいう。位袍でないので、天皇・上皇以下、諸臣の参議以上が時宜によって着用した。天皇は内宴の際に、上皇は束帯を着用するときの尋常の料。諸臣は特殊の行幸啓の供奉に用いた
装束(日本大百科全書)
朝廷や貴族が用いる調度や威儀具などの一そろい。また衣服、武具、馬具、輿車(よしゃ)などの様式にかなった装いの組合せ。装束は元来、御帳(みちょう)台、椅子(いし)、床子(しょうじ)、茵(しとね)、畳などの座臥(ざが)具、御簾(みす)、壁代(かべしろ)
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太上天皇(国史大辞典・日本国語大辞典)
譲位した天皇の称。「だいじょうてんのう」とも訓む。略して上皇あるいは太皇ともいい、また御在所を意味する院の称も用いられ、さらにその御在所を神仙の居所に擬して仙院・仙洞・藐姑射山(はこやのやま)・茨山(しざん)などとも称された。
上皇(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
譲位した天皇の尊称。正式には太上(だいじょう)天皇と称する。中国の太上皇(たいじょうこう)、太上皇帝の称に始まり、太上は最上または至上の意。日本では697年(文武天皇1)譲位した持統(じとう)天皇が初めて太上天皇と称し、大宝令(たいほうりょう)
昭和天皇(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
一九〇一 - 八九 一九二六―八九在位。明治三十四年(一九〇一)四月二十九日午後十時十分、東宮御所に生誕。皇太子明宮嘉仁親王(のちの大正天皇)と皇太子妃節子(のちの貞明皇后)の第一皇子。五月五日明治天皇より裕仁(ひろひと)と命名され
大正天皇(国史大辞典・日本大百科全書・日本人名大辞典)
一八七九 - 一九二六 一九一二―二六在位。明治十二年(一八七九)八月三十一日午前八時十二分、東京青山御所内御産所にて生誕。明治天皇第三皇子、生母権典侍柳原愛子。九月六日、嘉仁(よしひと)と命名、明宮(はるのみや)と称した
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