NHK大河ドラマ「光る君へ」特集
ジャパンナレッジは約1700冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
➞ジャパンナレッジについて詳しく見る
  1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 文学
  6. >
  7. 古典文学
  8. >
  9. 世界の古典
  10. >
  11. 宋書

宋書

ジャパンナレッジで閲覧できる『宋書』の国史大辞典・日本大百科全書のサンプルページ

国史大辞典
宋書
そうじょ
中国南朝劉宋の正史。著名な文人官僚沈約撰。百巻、約百四十万字。巻末自序に編纂経緯を伝え、それによれば宋の徐爰らの『国史』などに多く拠り、斉の永明五年(四八七)春勅命を受けて撰集に従い、翌年二月、紀十巻・列伝六十巻を完成奏上、のち志三十巻を続成した。志は司馬彪『続漢書』を引き継ぎ、魏・晋―宋を対象に律暦・礼・楽・天文・符瑞・五行・州郡・百官を含む。詔勅奏議など、駢文の原資料を豊富に採録し史料価値は高い。一部欠失しており、現行テキストは北宋校訂本に由来する。南宋紹興中江南重刊北宋監本が百衲本・仁寿本二十四史中に影印され、明の南監本による志村〓幹訓点の宝永三年(一七〇六)和刻本もあるが、実用には中華書局標点本が広く使用される。『日本国見在書目録』『通憲入道蔵書目録』に著録。「倭国伝」には讃・珍・済・興・武五王の遣使を伝え、特に武(雄略天皇)の上表(昇明二年(四七八))は日本古代史の貴重な遺文として名高い。
[参考文献]
岡崎文夫「梁の沈約と宋書」(『歴史と地理』三一ノ一)、張沢咸「魏晋南北朝史史料」(陳高華・陳智超編『中国古代史史料学』所収)、孫〓・男鼎宜「宋書考論」(『国立北平図書館館刊』九ノ一―四)、顔尚文「沈約的宋書与史書」(『台湾師大歴史学報』一〇)
(池田 温)


日本大百科全書(ニッポニカ)
宋書
そうじょ

中国、南朝宋一代の紀伝体の歴史書。正史の一つ。100巻からなる。著名の文人沈約(しんやく)(441―513)が487年、南斉(せい)武帝の勅命を奉じて編纂(へんさん)、本紀10巻と列伝60巻は先行の稿本を基にわずか1年で完成したが、志30巻の稿了には十数年を費やした。父の沈璞(しんはく)を殺した孝武帝とその功臣に悪口を書き連ねるなど、古来、曲筆が批判されている。しかし、人物、事柄の個別性、ものごとの豊饒(ほうじょう)さを重んじた南朝貴族の精神を反映して叙述は詳細で、詔勅、上奏文、私信、文学作品を数多く採録し、また志は、諸制度の変遷を漢や三国時代にさかのぼって跡づけていて、貴重である。ただ唐以降、簡潔な歴史叙述が尊ばれると、李延寿(りえんじゅ)『南史』、司馬光『資治通鑑(しじつがん)』の出現もあってあまり読まれなくなり、一部が散逸した。夷蛮(いばん)伝の倭国(わこく)の条に倭五王の記事がある。

[安田二郎]

上記は、日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書サービス「ジャパンナレッジ」のサンプル記事です。

ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。
すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
パソコン・タブレット・スマホからご利用できます。


宋書の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 1133
※検索結果は本ページの作成時点のものであり、実際の検索結果とは異なる場合があります
検索コンテンツ
1. 宋書
日本大百科全書
中国、南朝宋一代の紀伝体の歴史書。正史の一つ。100巻からなる。著名の文人沈約(しんやく)(441―513)が487年、南斉(せい)武帝の勅命を奉じて編纂(へん
2. そうじょ【宋書】
日本国語大辞典
中国の正史。一〇〇巻。南朝梁の沈約(しんやく)ら奉勅撰。二十四史の一つ。永明六年(四八八)完成。何承天・山謙之・蘇宝生・徐爰らが相ついで撰述したものに沈約が若干
3. そうじょ【宋書】
国史大辞典
・男鼎宜「宋書考論」(『国立北平図書館館刊』九ノ一―四)、顔尚文「沈約的宋書与史書」(『台湾師大歴史学報』一〇) (池田 温)
4. 【宋書】そうじょ
新選漢和辞典Web版
書名。南北朝の宋の正史。梁の沈約(しんやく)の著。
5. 宋書(著作ID:4374397)
新日本古典籍データベース
そうしょ 沈約(しんやく) 撰 
6. 宋書倭国伝
世界大百科事典
中国の《宋書》夷蛮伝の東夷の条に属している倭国伝をいう。この夷蛮伝は他の中国史書の外国伝と異なり,風土,産物,制度,歴史といった各国の固有のものに関する記述はほ
7. えんこくぶん【袁克文】(Yuán Kèwén)
世界人名大辞典
の人.袁世凱の次男.室名の後百宋一廛は百宋一廛と称した黄丕烈(こうひれつ)に倣ったもの,また皕宋書蔵は盛昱(1850~1900)旧蔵など多数の宋本を集めたことに
8. えんしゅく【袁淑】(Yuán Shū)
世界人名大辞典
1首のほか,鶏やろばに帝位を与える文が残り,《俳諧文, 10巻》の一端を今に伝える.〖文献〗 宋書70.南史26.〖参考〗 興膳宏編:六朝詩人伝, 2000.
9. おうげんりょう【汪元量】(Wāng Yuánliàng)
世界人名大辞典
ものを捉え,〈詩史〉と評した.著作に《湖山類稿, 5巻》《水雲集, 1巻》がある.〖文献〗 南宋書62.全宋詩3664-69.全宋詞5.宋詩紀事78.
10. おうこう【王弘】(Wáng Hóng)
世界人名大辞典
太保に昇った.その生活様式や書法,文体は後人によって模倣され,王太保家法と呼ばれた.〖文献〗 宋書42.
11. おうそうたつ【王僧達】(Wáng Sēngdá)
世界人名大辞典
の意を損ね,高闍(†458),釈曇標(†458)らの謀反に結託したとして死を賜った.〖文献〗 宋書75.南史21.
12. おうちょ【王著】(Wáng Zhù)
世界人名大辞典
臨書し,智永《真草千字文》の欠字数百字を補ったが,ともに絶妙であったといわれる.〖文献〗 宋史269.皇宋書録中.東観余論.書史会要6.
13. おう【王微】(Wáng Wēi)
世界人名大辞典
0日)後に没した.孝武帝(劉駿)が即位すると,秘書監を追贈された.文集は伝わらない.〖文献〗 宋書62.南史21.
14. しょうてん【何承天】(Hé Chéngtiān)
世界人名大辞典
めぐる論争では,儒教的知識人の立場からその存続を否定した.〖著作〗 何衡陽集.達性論.〖文献〗 宋書64.南史33.
15. がんえんし【顔延之】(Yán Yánzhī)
世界人名大辞典
は,隋書に《宋特進顔延之集, 25巻》とあるがすでに失われ,明代の輯本のみが伝わる.〖文献〗 宋書73.南史34.
16. こうりんし【孔琳之】(Kǒng Línzhī)
世界人名大辞典
羊欣(ようきん)の真書,孔琳之の草書」とほめたたえ,二王亡きあとの第一人者とされた.〖文献〗 宋書56.南史27.書断(妙品).
17. えつ【呉説】(Wú Yuè)
世界人名大辞典
る意味究極の連綿草になるもので,日本の有鄰館にその代表作が収められる.〖文献〗 宋史翼28.皇宋書録下.書史会要6.〖参考〗 中田勇次郎:中国書論集, 1970
18. きょ【呉琚】(Wú Jū)
世界人名大辞典
の書を完璧に修得し,しばしば米芾の書と彼の書は見誤られることがあった.〖文献〗 宋史465.皇宋書録下.書史会要6.
19. せん【呉潜】(Wú Qián)
世界人名大辞典
作にも優れ,《履斎先生詩余》に256首が伝わっている.〖文献〗 宋史418.宋史新編152.南宋書47.全宋詩3155-58.
20. さいけい【蔡京】(Cài Jīng)
世界人名大辞典
得意とし,《大観聖作碑題額》《元祐党籍碑》などが知られる.〖文献〗 宋史472.東都事略101.皇宋書録中.宣和書譜12.書史会要6.
21. しゃけいれん【謝恵連】(Xiè Huìlián)
世界人名大辞典
のをはじめ,辞賦や連珠といった美文において評価された.《詩品》では中品に品第される.〖文献〗 宋書53.〖参考〗 興膳宏:六朝詩人伝, 2000.
22. しゃそう【謝荘】(Xiè Zhuāng)
世界人名大辞典
(りゅういく)(465/72)のとき散騎常侍,光禄大夫.容儀と才能に恵まれた名門の貴公子で,《宋書》によれば,その文章400首余が世に行われたという.《詩品》は
23. しゃれいうん【謝霊運】(Xiè Língyùn)
世界人名大辞典
.仏教学者としての一面も備え,梵語を学んで漢語との異質性を追求,悉曇学の祖とされる.〖文献〗 宋書67.南史19.〖参考〗 小尾郊一:謝霊運―孤独の山水詩人,
24. しゅとんじゅ【朱敦儒】(Zhū Dūnrú)
世界人名大辞典
たが伝わらない.《樵歌, 3巻》に詞246首を収める.〖文献〗 宋史445.宋史新編171.南宋書25.全宋詩1478.全宋詞2.
25. しょうさん【蒋璨】(Jiǎng Càn)
世界人名大辞典
作が知られ,日本の東福寺の《大聖等持普照明覚大師之伝》は彼の作という.〖文献〗 宋史173.皇宋書録下.負喧野録上.宝晋斎法書賛22.
26. しょうしいん【向子〓】(Xiàng Zǐyīn)
世界人名大辞典
.詞作にも優れ,《酒辺集, 2巻》に176首を収める.〖文献〗 宋史377.宋史新編137.南宋書25.全宋詩1646.全宋詞2.
27. しょうしわ【蕭思話】(Xiāo Sīhuà)
世界人名大辞典
篆書は,おのおの一時の絶妙である」とほめ称えた.二王以後の,行書の第一人者であった.〖文献〗 宋書78.王僧虔:論書.書断(能品).
28. しょうとん【章惇】(Zhāng Dūn)
世界人名大辞典
即位後,弾劾・左遷された.書は王羲之風の伝統派を学んだ.〖文献〗 宋史471.東都事略95.皇宋書録(中).書史会要6.〖参考〗 宮崎市定:水滸伝―虚構のなかの
29. しんやく【沈約】(Shěn Yuē)
世界人名大辞典
のあらましが知られる.歴史家としての業績にも大きなものがあり,その第一には《宋書, 100巻》の執筆がある.《宋書》は,南斉の永明5年[487],勅命によって執
30. じゅんきょく【荀勖】(Xún Xù)
世界人名大辞典
重んじたのに対し,荀勖の笛律は理論に傾きすぎ,広く用いられるには至らなかった.〖文献〗 晋書16,39.宋書11.
31. せつしょうこう【薛尚功】(Xuē Shànggōng)
世界人名大辞典
ころが多く,欧陽脩《集古録跋尾》で始まった宋代の考古学,古代文字学の最高峰になる.〖文献〗 皇宋書録下.書史会要6.
32. せつしょうほう【薛紹彭】(Xuē Shàopéng)
世界人名大辞典
うに古法の復興に専念した人もあり,その中では薛紹彭が最もすぐれていた.〖文献〗 宋史328.皇宋書録中.米芾:書史.書史会要6.
33. せんらくし【銭楽之】(Qián Lèzhī)
世界人名大辞典
360に分割する音律を得るもので,純粋に律学上・占卜上の理論であり,音楽的な実用性はない.〖文献〗 宋書23.隋書16.
34. そうしょうし【巣尚之】(Cháo Shàngzhī)
世界人名大辞典
家.魯国(現,山東省)の人.官は黄門侍郎・新安太守に至った.書は行書に巧みであった.〖文献〗 宋書94.述書賦.書小史.
35. そうへい【宗炳】(Zōng Bǐng)
世界人名大辞典
をみな家の壁に画いて鑑賞したといわれ,六朝山水画の始祖とされる.〖著作〗 画山水序.〖文献〗 宋書93.弘明集3.
36. たくばつとう【拓跋燾】(Tuòbá Tāo)
世界人名大辞典
通称:太武帝〔408[天賜5]~52.3.11[正平2.2.5]〕 中国北魏第3代の皇帝[423/52].《宋書》によれば字は仏狸.明元帝(拓跋嗣409/23)
37. ちょうこうしょう【張孝祥】(Zhāng Xiàoxiáng)
世界人名大辞典
作品に《小天童山宏智禅師妙光塔銘》《黄庭堅伏波神祠詩巻跋》などがある.〖文献〗 宋史389.皇宋書録下.
38. ちょうそくし【張即之】(Zhāng Jízhī)
世界人名大辞典
れ,東福寺ほか京都五山の寺などには多数の書蹟が存在する.〖文献〗 宋史445.宋史身辺71.皇宋書録下.書史会要6.
39. とうえんめい【陶淵明】(Táo Yuānmíng)
世界人名大辞典
関心も強く,《山海経を読む》13首や《桃花源記》などによく発揮されている.〖文献〗 晋書94.宋書93.南史75(いずれも隠逸伝).蕭統:陶淵明伝.〖参考〗 鈴
40. とうけいきゅう【湯恵休】(Tāng Huìxiū)
世界人名大辞典
が,その後における評価は伸びず,梁の鍾嶸(しょうこう)《詩品》では下品に品第される.〖文献〗 宋書71.〖参考〗 興膳宏:六朝詩人伝, 2000.
41. とうこうせん【鄧光薦】(Dèng Guāngjiàn)
世界人名大辞典
れ,その次子を教えたが,後に解放された.著作に《文丞相督府忠義伝, 1巻》がある.〖文献〗 南宋書60.宋史翼34.宋元学案88.宋詩紀事79(鄧剡).
42. はいしょうし【裴松之】(Péi Sōngzhī)
世界人名大辞典
釈である《集解》を,曽孫の裴子野(はいしや)は宋王朝の編年史である《宋略》を著した.〖文献〗 宋書64, 南史33.〖参考〗 吉川忠夫:裴松之のこと, 2010
43. はんよう【范曄】(Fàn Yè)
世界人名大辞典
ったものの,孔熙先(†445)がたくらんだ謀反事件に連座して刑死,一家は族滅された.〖文献〗 宋書69.南史33.〖参考〗 吉川忠夫:范曄と『後漢書』, 201
44. りょう【傅亮】(Fù Liàng)
世界人名大辞典
る.《続文章志, 2巻》があったが,散佚.〖著作〗 応験記(観世音応験記), 1巻.〖文献〗 宋書43.南史15.
45. ほうしょう【鮑照】(Bào Zhào)
世界人名大辞典
きらう見方もあるが,近くは艶詩の祖とされ,また李白をはじめとする後代の詩人に大きな影響を与えた.〖文献〗 宋書51.南史13.〖参考〗 興膳宏編:六朝詩人伝,
46. ぼくしゅう【繆襲】(Miào Xí)
世界人名大辞典
勲に至る.その代表作《挽歌詩》は《文選》にも収録され,六朝挽歌詩の先声として知られる.また,《宋書》(楽志)には彼の作った魏の楽府,鼓吹曲12編が収められている
47. ようきん【羊欣】(Yáng Xīn)
世界人名大辞典
宋の中ごろ散佚したという.その書は隷・行・草にすぐれ,書論に《古来能書人名》がある.〖文献〗 宋書62.南史36.世説新語.虞龢:論書表.書断(妙品).
48. りゅうぎけい【劉義慶】(Liú Yìqìng)
世界人名大辞典
]を経て,南兗州刺史[40],開府儀同三司を加官された.その後まもなく建康にて病死.〖文献〗 宋書51.〖参考〗 世説新語, 1975-78(新釈漢文大系76-
49. りゅうぎりゅう【劉義隆】(Liú Yìlóng)
世界人名大辞典
を廃そうとしたが,これを察知した劉劭に先手を打たれて弑逆(しいぎゃく)された.〖文献〗 宋書5.
50. りゅうしゃく【劉鑠】(Liú Shuò)
世界人名大辞典
われたが,《文選》《玉台新詠》に《擬古》計4首が収められて,作風の一端を今に伝える.〖文献〗 宋書72.南史14.
「宋書」の情報だけではなく、「宋書」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶

宋書と同じ世界の古典カテゴリの記事
史記(世界文学大事典・世界大百科事典)
中国の史書を代表する歴史の名著であり,かつ伝記文学の傑作。全130巻。前漢の司馬遷の著。前91(武帝の征和2)年ころ完成。もと『太史公書』と称された。〈太史公〉は司馬遷とその父司馬談(しばたん)の官職太史令を自称したもの。司馬遷は父談の意志を継承して
漢書(世界文学大事典・国史大辞典・世界大百科事典)
中国の史書。後漢の班固の撰(せん)。漢の高祖から王莽(おうもう)政権の崩壊に至るまで,十二代,230年間の前漢の歴史を記述する。中国の正史の一つ。本紀12巻,表8巻,志10巻,列伝70巻からなり,合わせて100巻。後漢の明帝の永平年間(58−75)に
三国志(世界文学大事典・国史大辞典・世界大百科事典)
中国の三国時代(220−280)を描く歴史書。晋(しん)の陳寿の撰(せん)。65巻。後漢末の黄巾(こうきん)の乱(184)以後の混乱はやがて収束し,中原の地を占める魏(ぎ),淮水(わいすい)以南を支配する呉,四川省を本拠とする蜀(しよく)の三国鼎立
晋書(国史大辞典・世界大百科事典)
中国、晋朝の正史。帝紀十・志二十・列伝七十・載記三十、計百三十巻。唐太宗の勅命(貞観二十年(六四六)閏三月)により、司空房玄齢・中書令遂良以下三十余名の高官・学者が参加し三年たらずで完成奏上された。一般に十八家晋書と総称される先行史籍を総括し
宋書(国史大辞典・日本大百科全書)
中国南朝劉宋の正史。著名な文人官僚沈約撰。百巻、約百四十万字。巻末自序に編纂経緯を伝え、それによれば宋の徐爰らの『国史』などに多く拠り、斉の永明五年(四八七)春勅命を受けて撰集に従い、翌年二月、紀十巻・列伝六十巻を完成奏上、のち志三十巻を続成した
世界の古典と同じカテゴリの記事をもっと見る


「宋書」は古典文学に関連のある記事です。
その他の古典文学に関連する記事
野白内証鑑(日本古典文学全集)
野白内証鑑一之巻目録自分の行状の弁解をした野郎の話秘密の色遊びはばれたが、始めより末に至って情勢が好転した野郎の大臣。その相手は羽ぶりのよい撞木町の女郎。悪性をささやいてすすめる耳塚の駕籠屋。客に肌を見せない白人の話 外面は菩薩のようだが内情は
豊後国風土記(日本古典文学全集)
豊後の国。郡は八所、〔郷は四十、里は百十〕駅は九所、〔みな小路〕烽は五所、〔みな下国〕寺は二所〔一つは僧の寺、一つは尼の寺〕である。

豊後の国は、本、豊前の国と合わせて一つの国であった。昔、纏向の日代の宮で天下をお治めになった大足彦の天皇
魯迅 その文学と革命(東洋文庫)
中国近代文学の父であり,偉大な思想家でもある魯迅は,知識人としての苦悩のなかで,中国の「寂寞」を見つめ,自らをも傷つける「革命」を志向する。著者会心の魯迅伝。1965年07月刊
論語徴(東洋文庫)
秦・漢以前の古文辞に対する確固たる自信から孔子の言論を読みとく,論語の注釈のなかでもっとも論争的な注釈書。卓抜した孔子論を展開するとともに,徂徠自身の思想も開陳する。第1巻は,学而,為政,八佾,里仁,公冶長,雍也,述而,泰伯。1994年03月刊
近世和歌集(日本古典文学全集)
年内立春 去年と今年の二本の緒で縒り合わせて掛けて同じ年が一本にまとまらないように、こんがらがってなかなか理解できない春はやって来た。やや趣向倒れの感がある。長嘯子としては機知を働かせたのだろうが。鶯 軒端の梅が咲いていて、一晩中鶯の到来を
古典文学に関連する記事をもっと見る


ジャパンナレッジは約1700冊以上(総額750万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る▶